『井の頭線気まぐれ散歩』その8。竪穴式住居の実物大模型を見学したあと、隣を見ると少年野球場があり、またに試合中。子供達はもちろん審判や親たちも真剣にプレーしている。その横にはちょっとした池、そして菖蒲が植えられ、黄菖蒲や紫の菖蒲が今盛りである。
鎌倉街道まで戻り、少し坂を登り、左に曲がると柏の宮公園。実は元の興銀グラウンドで坂の下には小さな田んぼが2枚、その隣にはハスが植えられている。まだ、田植えはされておらず、鳩やモズなどが盛んに何かの実を啄んでいる。
坂を少し登ると元のグラウンド。手前にかつてあったプールは完全に埋められ、水生生物の池となり、シオカラトンボが飛び交う。その前には興銀グラウンド時代からあるクラブハウスがそのまま残されていて、かつて支店の野球大会やプール、運動会などで使った思い出が浮かんでくる。
さらに公園の中を歩くと、たくさんの親子が木陰で遊んだり、日光浴をしている。確かに今の方がたくさんの人が利用できて良かったのかもしれないとも思う。
公園を出て浜田山駅まで歩き慣れた道を歩く。左側にはかつての新日鉄グラウンドの名残であるテニスコート、その周りには高級マンションがならぶ。
しかし、道沿いにある家はかつてグラウンドに行った頃とあまり変わってはいない。井の頭線沿線随一の高級住宅地は健在であった。