hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

肉の万世(カレーコーナー)〜新宿ランチグルメ

2019-06-30 05:00:26 | グルメ

どんどんモダンな店が増える中で子供の頃から変わらない食堂というのは妙に落ち着く。新宿の小田急百貨店B1にある『メトロ食堂街』などもその一つ。

実際に行くとまず驚かされるのは天井の低さ。入っている店は永坂更科、追分だんご、高野フルーツパーラー、つな八など名店揃いである。特色は殆どの店にイートインスペースがあること。例えば永坂更科の場合は座って食べる方は天ざるは2千円超、しかし、立食いは肉天そばが800円とかなり差がある。もちろん、立食いの800円はかなり高いが。

今回は万世がやっているカレーの店に入る。ちゃんと席も8つあり、券売機で購入した食券を渡すシステム。メニューは色々あるが、やはり万世らしい『パイコーカレー』(1050円)にする。

注文して約2分でカレー登場。机の上にある福神漬を乗せて食べる。ルーはやや辛い程度だが、中々スパイシー。驚くのはルーの中にもたっぷりと薄切りの肉が入っていること。型抜きされたご飯を崩しながら食べる。

パイコーはいつものパイコーでしっかり味付けされていていわばチャーシューの天ぷらのような感じ、カレーとの相性もいい。ただ、辛味が足りないなあと思いテーブルを見るとカレーホット(ハウス製)がある。

この赤い液体を掛けると途端にカレーが辛くなる。カレーホットを掛けながら頂くと汗が吹き出してくる。カレーはやはり辛くないとね。

周囲の人もパイコーカレーが1番人気、厚みのあるパイコーはカツカレーとはまた違った旨さを感じた。ご馳走さま。

肉の万世(カレーコーナー)
新宿区西新宿1ー2ー1小田急百貨店B1
0334330553

携帯電話の局番について調べてみたら

2019-06-29 05:00:30 | 日記

固定電話の番号は地域の番号、東京ならば局番である03、大阪ならば06からはじまり、そのあとは8桁と決まっている。それでは携帯電話でおなじみの090などの番号はどのように運用されているのだろうか。

これは明確に決まっているのである。010は国際電話の際の番号、020は以前はポケベルに使用されていた番号、090は1999年から割り当てられた携帯電話の番号、これが足りなくなって080が2002年、070もかつてはPHSに割り振られていたが、2013年にPHSの利用者が減ったこともあり、現在では携帯電話に割り振られている。それでも070がなくなった時は060が使われることになりそうだ。

一方、050はIP電話の番号で、どの地域からかけたものかは分からない。企業のサポート電話や国の機関の問い合わせ窓口などでも使われていて、食べログなど経由でかける場合によく使われるようになってきたから一概に怪しいとは言えない。価格が安いから使われているからである。

ただ、怪しいセールスにもよく使われているために注意をする必要はある。気になるならばパソコンの検索サイトにナンバーを入れてみるとよく分かる。

それでは020と030は何に使われているのだろうが。正解は現在は割り振られておらず、今後携帯電話の番号がなくなった際に使われるのであろう。これだけで2億番号分あるのでまだまだなくなるこたとはないだろう。

それならば携帯電話の番号だけでキャリアがどこなのかを判別できるのはご存知だろうか。09010で始まるのはdocomo、09012はau、090013はソフトバンクなどである。これはネットの『携帯電話番号検索』というサイトを見れば全てがわかるのである。一度自分の電話番号をしらべてみると面白い。

サンテオレ〜勝田台ランチグルメ

2019-06-28 05:00:30 | グルメ

ハンバーガーが日本人に浸透してから48年が経過、マクドナルドが銀座に店を作り、歩きながら食べるという習慣を作った。しかし、日本では他にもハンバーガーチェーンは次々と現れ、ロッテリア(ロッテ)、ファーストキッチン(サントリー)、ウェンディズなど、現在ではフレッシュネスバーガーやモスバーガーも台頭してきている。

ただ、マックが2890店、モスが1326店、ケンフラが1129店に対し、ロッテリアは354店、ファーストキッチンは128店と大手3社の寡占状態。

その中で忘れられつつあるチェーンもある。森永がやっていたラブは2001年に消滅、ダイエーがやっていたドムドムは31店舗のみ。ウェンディズはファーストキッチンを買収して再上陸、A&Wは沖縄だけに残っている。

その中でサンテオレはどうなったのか。こちらは明治がやっていて一時は100店舗以上あったのに姿を見ることがなくなってしまった。いやいや、まだ関東・新潟県には7店舗残っていたのである。

ということで物珍しさもあり、勝田台駅構内(エキソト)にあるサンテオレ勝田台店に入ってしまいました。隣が立ち食いそばの都そば。何ともレトロな雰囲気。ランチセットも2種類、その中でコロッケバーガーセット(500円)を選択、店内は12時過ぎだがガラガラ。

セットにはコロッケバーガーと飲み物、フライトポテトかオニオンリングが付く。両方食べたかったのでオニオンリング(200円)を追加、すぐに品物も頂く。

席は壁沿いにカウンター、奥にはボックス。味はというとコロッケバーガーはコロッケにマヨネーズソース、とんかつソースがかかり、千切りキャベツが挟んである、まあ丸いコロッケサンド。ケチャップは取り放題でオニオンリングに付ける。4つが袋に入っているが味は中々。フライトポテトはやや塩がきついが量は多目。全てを平らげると満腹になる。

カウンターの女性の愛想も良く、またバーガーの種類もサイドメニューもなかなか充実。HPも全く更新されておらず、やはり絶滅危惧種かも。それでも頑張ってもらいたいものです。ご馳走さまでした。

サンテオレ勝田台店
八千代市勝田台1ー8ー1京成勝田台駅B1
0474857076

神泉〜代官山周辺の坂巡り(1)

2019-06-27 05:00:35 | 坂道

『東京の坂、日本の坂』その113。今回は井の頭線神泉駅から山手通り・旧山手通り周辺の坂道を歩き、東急東横線代官山駅を目指す坂巡り。まずは井の頭線渋谷の次の駅、神泉で下車、改札口を右に降りて右のほうに歩き、旧山手通りを越えて山手通りを左折、次の交差点が松見坂の頂上となる。


松見坂は淡島通りにあり、登っている。1番高いところにレリーフがあり、和田義盛の後裔大和田道玄とその手下がこの辺りにあった松から見下ろし、追い剥ぎのようなことをしていたのでその名があるという説がある。


しかし、坂を少し降りたあたりにある松見地蔵があったため、とも言われている。松見地蔵はそばに祀られていた。


山手通りを反対側に渡り、少し行くと左側に伸びて行く細い道がある。この坂道が大坂である。ぐねぐね曲がりながら246号線(厚木街道)に向かう急坂。

厚木街道の坂の中で最も急な坂道であったため、この名前がついた。バス停にも大坂上というのがある。


国道246号線を歩道橋で渡り、降りた前の道を少し行くと右手に急な細い坂道が現れたがこれが相の坂。由来は大坂(厚木街道)と新道坂(駒沢通り)のあいだにあるから、あいの坂と言われたらしい。


相の坂を降りて菅刈小学校に沿って歩き始める。すると左側に菅刈公園が現れた。西口から中に入ると和館、そして復興された池を囲む庭がある。


この辺りは西郷従道邸があった場所で明治天皇の行幸の記録もある。池の周りには大きな合歓の木があり、ちょうど桃色の花をつけていた。(以下、次回)

パーラーキムラヤ〜新橋ランチグルメ

2019-06-26 05:00:32 | グルメ

『喫茶店でランチをしよう』第4弾。高田馬場、人形町、御徒町と来たこのシリーズ、やはり昭和レトロと言えば新橋、それも新橋駅ビル1号館にはそれにピッタリの店が。

地下鉄の駅から入ってすぐのところにあるのが『喫茶キムラヤ』、看板のロゴがとにかくいい。ランチセットは2種類あるが、ナポリタンと海老ピラフからの選択。今日は海老ピラフ(サラダ、コーヒー付で1000円)にしてみる。


私が入店したのが12時10分前、結構ランチセットを選ぶ客も多い。もちろん、喫煙は全席可能。ただ、席での携帯電話は禁止である。私が入ってから立て続けにランチが出るため、入店客に食事は出るのに20分かかると説明する状態。


まずはミニサラダから。レタスの上にキュウリ、トマト、ゆで卵スライスが乗り、ごまドレッシングがかかっているが、中々美味い。

すると海老ピラフが登場。一口食べるとワインと塩で味付け、上品で小エビがちゃんと入っている。具は玉ねぎ、あさつき、人参のみじん切りだけだが、優しい味付けでペロリと完食。


食後はアイスコーヒー、ガムなしとガムありが選べる。クリームは定番のクリーム入れに入って出てくる。いや、懐かしや。


周りを見渡すと週末の競馬予想をスポーツ紙と首っ引きになっているおじさん、化粧を直すご婦人、共通しているのは皆タバコをふかしていること。これもオフィス禁煙の反動かな。店内には水槽、本物の昭和レトロである。ご馳走さまでした。
パーラーキムラヤ
港区新橋2ー20ー15新橋駅前ビル1号館B1
0335732156


渋谷川の橋をめぐる(2)

2019-06-25 05:00:31 | 川と橋

『ぶらり橋めぐり』その85。渋谷川に沿って歩いてきたが道がなくなり、やむなく並行する明治通りに出る。このあたりには中々面白そうな飲食店が多く、小さな築地直送のマグロ料理店や辛そうな麻婆飯専門店、しかし、『うさぎのしっぽ』とあるからジビエかなと思ったが、実はうさぎと遊べる店であった。


次の交番を曲がると氷川橋、これは明治通りを挟んで坂を登ると氷川神社があるのでここから付けられた名前である。


少し先には神社の参道と思われる道があり、左右に灯籠の台座の石が残されていた。


次の角を曲がるとすぐ前に都バス渋谷車庫が出てくるが、その手前の橋が上智橋。親柱の名前が中々見つからなかった。さらに道の左側には今は使われなくなったバス停がずらりと4つ、手前から広尾高校前、記載なし、比丘橋、國學院大学前。


コレはいったいと反対側から見ると『安全運転』と書かれていた。出庫する運転手向けのサインと納得。


次の橋は先程のバス停にもあった比丘(びく)橋、寺が近くにあって、出家したお坊さんがよく通ったためについた名前であろうと想像される。


そして庚申橋、橋のたもとに古い庚申塔があり、仏像が彫ってある。ちょうど近所のおばあさんが花を替えて、長いことお祈りをしていた。地元に根差した信仰である。



ここからは川沿いの道を行くが大きな木がいくつも生えている。少し川から離れながら山手通りにぶつかるが、ここにあるのが渋谷橋である。ここまでくればもう恵比寿も近くなる。


山手通りを渡り、渋谷橋を越えて少し行くと恵比寿公園に向かう小さな歩行者用の橋がある。名前は書いていないが人道橋らしい。


公園の中を通り、次の橋へ。この橋は一本橋、これも細い橋である。これを反対側に歩くともうJR恵比寿駅まではほど近い。雨の中、濁る川を見ながらの橋めぐり。次回は天気のいい日にここから天現寺橋を目指すことにしたい。


巨人ソフトバンク3回戦(交流戦優勝決定戦)観戦記

2019-06-24 05:00:44 | 日記

交流戦も6カード目、東京ドームでは首位のソフトバンクと2位の巨人の直接対決。しかも一昨日はソフトバンク、昨日は巨人が共に大勝しており、その雌雄を決める試合となった。そこになぜか阪神ファンの私が観戦に行くことに。

ドームに到着したのは12時過ぎ、試合開始まではあと約1時間となっていて、水道橋駅も大混雑。まずは売店で弁当を探るが、人形町今半のすき焼き弁当(2000円)を見つけて購入。


ビールと共にソフトバンクの選手の守備練習を見ながら頂く。包みを開けると美味そうな肉が3切れも入っていてほかに味玉、しらたき、シメジ、玉ねぎなどちゃんとすき焼きである。

肉は広げると大きくなり、かじりつくがこれが柔らかく、辛口の江戸の味がする。いや、これは飯が進む。しかし、肉の量が半端なく満腹に。

と言っているうちにプレイボール、1回表ソフトバンクの攻撃は福田から。巨人の菅野は慎重に入るがカウント2ー2から高めの球を振り抜いて右中間スタンドに先頭打者ホームラン。

このおかげで菅野は慎重に行きすぎて2番上林に四球、3番内川はサードゴロに仕留めたが1死2塁。4番デスパイネはまた四球で1.2塁。5番グラシアルがショートに内野安打で満塁。6番松田がまたショートにゆるいゴロ、これを3塁に坂本が悪送球。デスパイネまでホームイン。さらに7番甲斐がセルフティースクイズ、巨人1塁の大城はホームに投げればアウトにもかかわらず、1塁に投げずまた1点と4点も先取点を取られる。

一方、ソフトバンクの和田は亀井レフトフライ、坂本三振、丸セカンドゴロと万全な立ち上がり。2回表は9番和田からだが、何と滅多に打席に立たないパリーグの投手に四球、ここで菅野は降板。これで流れは完全にソフトバンク。和田は最後は球がやや高くなってきて、4回先頭の岡本に甘い初球をバックスクリーンにホームランされたものの他は抑えて81球の見事な投球。
一方で和田が初球に簡単に変化球でストライクを取りに来ていることを見て、これを狙った岡本はやはり素晴らしい。

巨人は2回以降は大江、大竹、野上とゼロに抑えたが7回に高木がまた福田にその回の先頭打者ホームランでまた4点差。ソフトバンクは嘉弥真、椎野、モイネロと繋ぎ、チャンスもあまり作らせず抑えの甲斐野に。

9回の甲斐野が圧巻。東洋大からドラフト1位で入団しただけのことはあり、150km以上の球を続け、最速156km。これには代打阿部もトップフライ。つまり、途中からはあまり盛り上がるタイミングがない試合となった。

ソフトバンクの強力打線、内川はイマイチだが、福田、デスパイネ、松田、そして今日は4ー4だったグラシアルは投げるところがないほど。

阪神が絡まない試合は3年ぶりだが、じっくり1人1人の対戦を楽しむことが出来て大変楽しかった。菅野の不調は残念とは言いつつ、これから調子が上がらないことを阪神ファンとしては有難く感じたのである。

渋谷川の橋をめぐる(1)

2019-06-23 05:00:08 | 川と橋

『ぶらり橋めぐり』その84。今回は渋谷川にかかる橋を巡りながら渋谷〜恵比寿を歩いてみたい。橋や川の好きな私にとって渋谷川にフューチャーした『渋谷ストリーム』開業は実に喜ばしい。

渋谷川は山手線に沿うように流れていて、現在は渋谷駅より上流は元は隠田川といい、渋谷駅あたりで宇田川と合流していたが東京オリンピックの頃には暗渠となっている。その頃は現在のみずほ銀行渋谷支店の脇を流れ、このあたりには宮益橋があったが、今ではその面影すらない。


渋谷駅からまずは渋谷ストリームを目指すが駅周辺は道が何回も付け替えられ、鋼矢板に囲まれてまるで迷路のようになっている。外を回る道をやっと見つけて、歩道橋で玉川通りを渡る。


そして、降りると親柱と欄干が残る稲荷橋、この先を見ると渋谷川が地表に現れている。遊歩道を歩くと川の右手は新たに出来上がった高層ビル、左手は昔からの雑居ビル、その対照的な風景の間を渋谷川は流れている。


少し歩くとすぐに次の橋、金王橋。左に行くと金王神社があるためについた名前である。


次が八幡橋(はちまんばし)、東横線が地上を走っていた当時はこの上を通過していた。

今ではその頃の風景を表したベンチ、天井には線路が走り、また、記念のレリーフもある。すぐ先にある橋自体は小さな古い橋である。


この遊歩道には色々な施設があるが、カラフルなコンテナを使ったショップが3つ並び、Tシャツなどを販売していた。

今日は残念ながら強い雨が降っているため、人通りも少なく、スタッフも手持ち無沙汰でぼんやり外を眺めていた。その先にあるのが徒歩(かち)橋、名前と異なり車も通行できる橋。


その先には2本の橋、手前が並木橋、先の車道の方が新並木橋である。実は昭和20年までは渋谷を出た東横線の最初の駅は並木橋駅であった。


また、新並木橋を渡るこの道は鎌倉道と呼ばれる古道である。川沿いの遊歩道はここまで、渋谷川に沿っている明治通りに出ることにする。(以下、次回)



いし井〜日本橋グルメ

2019-06-22 05:00:05 | グルメ

今日は何度かランチにお邪魔して魚が美味かったお店に伺った。日本橋の裏通り、中々探すのが難しく、しかも地下にある『季節料理いし井』というお店。昼はカレイの煮付け、鯖の塩焼き、ブリの照り焼き、天丼、刺身定食などが1000円以下で食べられるため、大人気。しかもご飯と味噌汁が美味いのである。

今日は夜の部、かなり期待を込めて入店。まずはビールで乾杯。言い忘れたが夜の部は6000円(料理のみ)のお決まり一本勝負。ちょうど6月のメニューになったところだと伺う。まず突き出しはトロロを寒天で固め、梅ソース、上にはミニトマトと海ぶどうが乗り、カリカリに煎ったジャコの食感の対比がいい。まずは夏を先取りした涼しげな一品。


次にハモのお椀、卵豆腐と生麩があしらわれている。初物のハモを食べると梅雨入りを実感、やはり出汁が素晴らしい。


この辺りで日本酒、まずは石鎚(愛媛県)の純吟から。スッキリ爽やかな一杯。次は刺身、氷の上にはサーモン、ヒラメ、スミイカ、中とろ。特にヒラメをポン酢、これは美味かった。


酒も宗玄(石川県)の純酔無垢に変える。この酒は宗玄にしては優しい仕上がり。

続く八寸は時計回りにもずく酢、冬瓜のカニあんかけ、そら豆とエビ、そして稚鮎の一夜干し。

特に青蛙に見立てたそら豆、傘に見立てたエビ、シソの花でアジサイを表現するなど、実に手が込み。また可愛らしい、花札にもある小野道風を思い出させてくれる。稚鮎の一夜干しは頭からバリバリと。こちらも至福な時である。

この時にちょうど、下北沢の秋刀魚サンドの話題をしたら何と『しめ鯖サンド』が登場。薄いトーストの間にしめ鯖、さらにタルタルソース。酒のあてには最高。酒はいずみ橋(神奈川県)を頼む。ラベルにはちゃんとトンボが、これも夏らしいね。


揚げ物はキンメの揚げ出し、魚はもちろん旨いし、添えてある揚げ茄子も九条ネギまでいい感じ。

締めは土鍋で炊いたトウモロコシご飯、その甘さに驚かされる。酒も締めで水芭蕉(群馬県)、いやはや飲み過ぎである。もちろん、赤だしも香の物も美味かった。


それでもデザートまでいただき、大満腹、大満足で大団円となりました。さすが日本橋36年、板さんの腕が光り、誠に季節を感じさせる料理でございました。ご馳走さまでした。


いし井
中央区日本橋2ー2ー15 B1
0332713056

上野駅(6)〜無縁坂と旧岩崎邸

2019-06-21 05:00:21 | 日記

『メトロに乗って』その110、不忍池を回っていると不忍通りの先に煉瓦塀が見えてきた。池からはわずかな距離であるため、歩いて行くと煉瓦塀に沿ってゆるい坂道となっている。


これをしばらく上ると坂の標識があり、『無縁坂』とある。無縁坂は坂の上に無縁寺という寺があったために付いた名前だが、その後に森鴎外の小説『雁(がん)』の主人公岡田青年が散歩したことから有名となった。さだまさしの歌の『無縁坂』もこの坂を歌ったものである。

この煉瓦塀は旧岩崎邸のものであり、そちらに回る。100mほど行くと入口があるが、そこからまた150mほどゆるい坂道を登ってようやく洋館の前に出る。日がだんだんきつくなり、汗が滴る。


この邸は現在は都営の公園となっていて建物も重要文化財となっているが、岩崎弥太郎から数えて3代目の岩崎久弥がイギリス人の建築家コンドルに明治29年に建てさせたもの。洋館の部分と和館の部分に分かれていて、和館はその一部のみが残されている。


現在、外壁工事中のため、半分しか見えないが左右非対称のイギリス・ジャコビアン様式を基調にバルコニーなどはコロニアル様式も用いた建築であり、中を見ることができる。中に入ると階段や柱、壁紙など重厚かつ華麗な姿に驚かされる。


特に木材を多用して作られたため、石で作られた海外の建物とは違う柔らかみがある。しかし、木製の建物を100年以上維持する難しさも感じる。


2階を巡り、渡り廊下で和館に入るが、急な変化に驚く。大広間しか残されていないが、橋本雅邦が描いた富士の壁紙を見る。また、襖の戸や金具にも岩崎家の文様が使われていてその徹底ぶりにも関心した。


庭は大きな灯篭がある以外は芝生だけで、先日、大河ドラマで見た『いだてん』の中で三島家が開いたガーデンパーティの会場のような場所だったのかなあと想像された。また、スイス風の山小屋のような造りの撞球場が作られていて本館から地下道で繋がっているらしい。


これだけのものが全て残されていることだけで感銘を受けることができた。外装工事が終わった姿を是非見たい建物である。