hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

亀鶴庵〜日本橋ランチグルメ

2018-08-31 05:00:56 | グルメ

兜町あたりをウロウロ、12時前のため、たかねは入れないなあと思ったら案の定長蛇の列。少し前に比べてひどくなった気がする。それならばと『亀鶴庵』という蕎麦屋のメニューを見ると季節メニューの中に『メゴチ天ざる』を発見、珍しくて思わず訪れた。

店は証券取引所ほぼ正面のビルを地下に降りていく。店に入ると思いのほか大きく、奥の2人用の座敷に通される。幸い、掘りごたつのためゆったり。注文はもちろん『メゴチ天ざる』(950円)、その後しばし待つ。

やってきたのは天ぷらがメゴチ2本、茄子、かぼちゃ、ピーマンとたっぷり。これに細めに打ったもりそばが付いてくる。嬉しいのは天つゆと蕎麦つゆが別々になっていることである。


まずは蕎麦を一箸、コシがあって香りもいい。蕎麦つゆはやや辛目だが、塩辛いわけではない。天ぷらはメゴチから、揚げたてで薄衣、カリッと揚がっている。天つゆは蕎麦よりやや甘め、大根おろしとともに食べる。野菜もからりとうまく揚がっていて、特にかぼちゃの甘みが際立っていた。

やや、ランチにしては少ないかと思ったが、量的にも大満足。ただ、周りの人たちの注文は『丼+もりそば』のランチのよう、こちらも色々と種類がある。夜も行けそうななかなか楽しみなお店、最後は蕎麦湯をいただき、ご馳走さまでした。

亀鶴庵(きかくあん)
中央区日本橋茅場町1ー6ー17
05058696402

防府市内をめぐる②〜夏旅行(3)

2018-08-30 05:00:19 | 旅行

防府市めぐりの続き。国分寺から俊乗房重源ゆかりの阿弥陀寺を目指すが、その途中に毛利家庭園・博物館の横に出る。これは見ない手はないと車を停めて炎天下、庭園を目指す。ところがさすが毛利氏、駐車場から池に沿って広い道を歩くと門があり、その横を歩くと橋がある。その先が開けて、ようやく入口にたどり着くが、これが遠い。

左側に博物館、右側に庭園があるが、時間がないので庭園のみにする。入場券を買って中に入るが、パンフをみて驚く。とにかく、広いのである。

まずは目の前に池、その奥には築山が設えてあり、磯庭園と並ぶくらいの大きな石灯籠が作られている立派な庭園。前に立つ元毛利家の屋敷も規模が大きい。しかし、これだけでは終わらない。


左手奥に池を発見、ひょうたん池と名付けられていて、現在はスイレンの花が美しく咲いているのだが、この池が大きい。結局、一周回るのに20分以上かかってしまう。さらに炎天下ひいひい言いながら駐車場に戻る。

毛利家庭園から阿弥陀寺は少し距離がある。ひっそりとした入口には石で『周防阿弥陀寺 東大寺別院』と書かれている。門をくぐる際に仁王像を見るが、不在で説明板には金剛力士像は修理のため宝物館にあるとのこと。すると突然、竹を叩くような音がするが、これはししおどし。


その先、右手には2つ石が置かれているが、左の石は重源が座った霊石、右の石は阿弥陀菩薩が立った影向石らしい。ただ、霊石は尖っていてよく重源が座れたなあと思う。さらに階段を登り、本堂に到着。


もちろん、本堂は誰もいないが、中には秩父34霊場の寺の故事が書かれた絵などもあり、面白い。朱印をもらうついでに宝物館への見学を申し出ると住職に説明していただけることに。宝物館には国宝の水晶製の仏舎利の他、重文の重源坐像、後白河院坐像などが並んでいる。仏舎利はとてもそれだけ時間が経過しているとは思えない透明感のある水晶でできていて美しい。また、重源は東大寺再興を60歳代後半に引き受け、周防国で木材を集め、大仏殿を建てたという偉業を行なったのだが、まさに70歳代頃と言われている重源坐像は東大寺のものより若く、まだ、大仏殿完成前の厳しさを感じさせる。60代などと言っている自分のことを考えると重源のバイタリティと比較して、とにかく恥ずかしいことこの上ない。


他にも木材切り出しの人々を癒した風呂用の大きな鉄製の湯船(重文)などもあった。その際に住職からは寺の入口近くに石風呂があり、サウナのように使うのだが、現在も日を決めて一般の人も入ることができることを教えてもらう。

また、門のところにあった金剛力士像も宝物館の中で修理中だが、もうすぐ完成だという。2m以上ある像は東大寺南大門のものとよく似ていて、これも慶派の作品らしい。小ぶりだが、その迫力がすごい。また、完成後は見れなくなる後ろ姿をしみじみ見せてもらうが、2つの像でかなり異なる。さすがに東大寺別院だけのことはある。このあと、石風呂などを観て阿弥陀寺を後にした。

ガヴィアル〜神保町ランチグルメ

2018-08-29 05:00:27 | グルメ

食欲のなくなる残暑の中の外回り、それも今年は強烈過ぎる。ほぼ毎日ざるそばや冷やしたぬきなど冷たい蕎麦ばかり食べているが、せっかく神田神保町まで来たのだからとカレーの店を探す。まだ11時半だったのでボンディに行ったが、何と階段の下までもう列ができている。これはとても待てないと『ガヴィアル』に向かう。ちょうど神保町交差点向かい側のビルの2階にある。

メニューはランチが『牛肉と野菜カレー』『ホタテと野菜カレー』1100円とお得だが、今回はポークカレー(1500円)を選択、辛さは甘口・中辛・辛口とあるが、辛口を選ぶ。


すると2分ほどでカレーが運ばれてくる。皿に敷き詰められ、溶かしバターがひと回しされたライス、蒸したジャガイモ2個、バター、そしてカレーが入ったグレービーポートが運ばれてくる。まずはジャガイモの皮を剥くが、熱いの何の。それでもなんとか1つむいて、皿に乗せる。カレーには大きめの肉片が6個、まずは1つ取り、ルーをかける。

一口、ルーはまずは甘く、じわじわと辛味が出てくる。まあ、欧風カレーなので辛さは大したことはないが。肉は煮込まれてトロトロほどまでは煮込まれておらず、結構食べ応えがある。

途中でジャガイモを切って食べるがこれがまた美味い。ライスはそれほど多くはないが、ジャガイモ2個を食べると満腹。それにしてもホールの店員はキビキビ、水を飲むと注いでくれ、ルーをかけ終わるとグレービーポートを引いてくれる。

店は徐々に人が増えるがゆったりとした席の配置のため、あまり気にならない。ゆったりと座っていたが、やはりカレーはすぐに胃袋に消えてしまった。ご馳走さま。


ガヴィアル
千代田区神田神保町1ー9稲垣ビル2階
0363737148

防府市内をめぐる①〜夏旅行(3)

2018-08-28 05:00:07 | 旅行

夏旅行第3弾。初日は下松市にある笠戸島に宿を取る。笠戸島といっても橋が架けられていて市内からは車で10分ほど。


名物はヒラメ、夏は季節外れだが、刺身を始め、しゃぶしゃぶ、骨の唐揚げなどを満喫する。

翌日はまずは防府市を目指す。防府(ほうふ)市はあまり馴染みがらない地方都市かもしれないが、奈良時代には周防国の国府や国分寺が置かれるような中心都市であった。まず訪れたのは防府天満宮、太宰府や大阪、京都北野など天満宮は沢山あるが、この天満宮が最も古いらしい。入口の鳥居側には『うめてらす』という市の観光案内施設もあり、土産物も買うことができる。

ここから参道を上がっていくとまず見つけたのは酒垂神社(さかだるじんじゃ)である。まず驚いたのは賽銭箱が酒樽なのである。

由緒は俊乗房重源が東大寺再興が成したのは天満宮(当時は松崎神社)のご加護のおかげと社殿の造営を行った際に人夫たちが流れていた水を飲んでいたところ、これが美酒に変わったという故事から来ている。ともかく、私は酒の神社ときいて長くうまい酒が飲めるように深く祈りを捧げた。


階段を上がると美しい朱色の本殿が見えてくる。さらにその右隣には『扶桑菅廟最初』つまり、この天満宮が最初という碑が建っていた。ここでは孫たちが勉学に励むようにお守りを購入する。(まだ2歳にもならないのではあるが。)


さらに奥に行くと『春風楼』という大きな建物、これが少し高いところにあり、大きな講堂のように見える。実は萩藩主10代毛利斎煕が五重塔を建設しようとしたが、断念した跡とのこと。

建物の中からは防府市内がよく見え、さらに風も通る絶好の休息ポイントである。

元の階段に戻り、門に向かうと参道がどこまでも続いて行くのがよくわかる。

次に訪れたのが、周防国分寺。天満宮からは車で5分もかからない。ここも立派な門と本堂が聳えている。

流石に周防国分寺だけのことはあるが、残念ながら本堂参拝は休業日のため、中には入れず、外からの参拝に終わる。かなり立派な仏像が多数あると聞いていただけにがっかりである。(以下、次回)

錦帯橋〜夏旅行(2)

2018-08-27 05:00:54 | 旅行

夏旅行第2弾。宮島ではあなご飯と厳島神社は足を伸ばし、宮島口まで船で戻る。次の目的地は岩国市にある錦帯橋、錦川にかかる素晴らしい橋である。日本三大奇橋として徳島県のかずら橋、山梨県の猿橋と並び称せられることもあるが、規模的には最も大きい。

山陽道を岩国ICで降りて、錦川沿いを走ると見えてくる。夏の時期は河原の駐車場は無料でそこに車を置き、河原を歩く。まずは錦帯橋の下に行って構造を見てみるが、 見事に木材が組み合わされて弧を描き出している。

川幅が200m、これを5つのアーチ橋でつなぎ、4つの石で作られた土台で支えられている。現在の橋は2001〜3年に架け替えられたもの。また、アーチは真ん中の3つは大きく弧を描き、端の2つはそれほどでもない。これを江戸初期に岩国藩主吉川広嘉が架けたというのだから、当時の技術力の高さがわかる。


料金を支払って橋を渡る。大きい方の橋は浮世絵の日本橋のように階段状になって登るのだが、段があまり気にならないように上手く作られている。橋の真ん中あたりから川を見ると清流がゆっくり流れ、鮎釣りをしている人や川遊びをする人もいる。


対岸まで渡ると吉香公園となっていて吉川広嘉像や佐々木小次郎像もある。


しかし、ここで有名なのがソフトクリーム、武蔵屋と佐々木小次郎商店という2軒が沢山の種類で張り合っていた。ここでも巌流島の戦いが行われていたのだが、ここでも武蔵が優勢なようである。

まめたぬき〜宮島ランチグルメ

2018-08-26 05:00:56 | グルメ

宮島名物といえば『もみじ饅頭』『牡蠣』『穴子』であろう。

参道には色々な種類のもみじ饅頭、餡に工夫をしてクリームや抹茶、チーズなどを入れてあるのは勿論、揚げもみじやモミジ餅など驚くほど。また、真夏でも焼き牡蠣、牡蠣フライなどを出す店も多い。その中で今回はあなご飯にしてみた。

あなご飯といっても焼いた穴子をスライスして丼に盛り付けたものが主流。もう少しフンワリしたあなご飯が食べたいなあと調べて旅館が併設している『まめたぬき』を調べておいた。弥山に登り腹が減ったタイミングで店に入るが、幸い空き席が。早速、あなご飯(1900円)をお願いする。周りを見渡すと中年女性のグループと年配の夫婦が多い。

5分くらいして到着。この店のあなご飯は磁器の四角の容器にタレをかけた飯、その上に穴子を乗せて、蒸したもの。


蓋をあけると湯気の下にはフンワリ穴子、たっぷりと山椒を振って一口。味のついた飯と穴子を食べるが、結構熱い。しかし、まろやかな味付けに柳川のせいろ蒸しを思い出す。この容器、かなり熱いが冷えにくい。そのため、あなご飯は最後までホカホカでこれは美味い。


小鉢のひじき、大きなあさりが2つも入った味噌汁、漬物が付いていて十分満腹できる。メニューを見ると地酒も豊富でたのしい店である。名物にうまいものあり、ご馳走さまでした。

なお、入口にタヌキの可愛らしい看板があるのですぐわかります。

まめたぬき
廿日市市宮島町1133錦水館内
05055712006

弥山に登る〜夏旅行(1)

2018-08-25 05:00:18 | 旅行

恒例の夏旅行第1弾。毎年夏に4、5日は旅行に行くが、行く場所を決めるのが難しい。まずはいつ休みが取れるかによるが、とにかく旅行好きのため、普段行くような場所は数回は行ったことがある。そのため、数年来ある地域(これは県単位が多いが)を集中的に行くことにしている。昨年はやや異例で今年世界遺産に登録された五島と長崎外海地区を中心に企画した。今年はあるポスターを見て山口県にしたのである。

とはいえ、山口県だけではと思っていたら、私の連れ合いが宮島、特に後ろの弥山に行ったことがないと言い出し、そこをスタートにした。朝早い便で広島空港に8時半に到着、そこから旅がスタート。ところが、広島空港は実は三原市にある。そこから廿日市市にある宮島までは結構遠い。しかも、高速道路を走ると先日の西日本豪雨の爪痕は沢山残っていて、遊んでいいのかと自責の念にかられかけるが、年一回の旅行にはそんなことばかり言っていられない。SAでたこ焼きを食べてから宮島口に到着。

宮島は西日本豪雨のあとは旅行客激減の話は当てにならず、フェリー乗り場近くの駐車場はほぼ満車。しかし、ようやく一つ見つけて停める。

そこからフェリー乗り場までは5分、フェリーは松大汽船にする。別にJRが嫌いな訳ではなく、弥山(みせん)へのロープウェイとのセット券があるからの選択である。フェリーは乗るとすぐ出発、すぐに桟橋に到着する。次はロープウェイを目指すが、少し歩き、紅葉山公園の下で無料送迎バスを見つけ、定員ギリギリで乗り込む。バスは細い山道をガタガタ言わせながら5分ほど登り、ロープウェイ駅に。ここではまず8人乗りの小さなロープウェイに乗る。その後、やや、大きめなロープウェイに乗換え、さらに谷を超える。そうしてようやく獅子岩駅に降り立ったのが11時半、ここから山登りスタートである。

案内図には30分と書いてあり、どうせ宮島の裏山くらいの気分で登り始めた。まずは下り道、しかし全体図をみると始め300mは下りだが、その後頂上まではずっと登り、しかも道は下っていても結構滑りやすい。麓から登ってくる道と合流する地点から登り始める。

最初は勾配がある程度だが、足元には大きめな石がゴロゴロ、その上に乗りながら登って行く。投入堂ほどではないが、暑さも厳しく、汗を拭きふき登る。階段が出てくるとようやく弥山本堂・霊火堂に到着する。

弥山本堂の開基は弘法大師により806年にされ、またここで修行したという。その向かいにある霊火堂には『消えずの霊火』があり、弘法大師が護摩を焚いた頃から1200年火を絶やされていない。また、『大茶釜の湯』があり、万病に効くらしい。


少し上に上がると三鬼堂、ここには鬼の神が祀られている。家内安全、商売繁盛に利益があるとのこと。もう暑くてあまり詳しくは見なかったのである。ちなみに伊藤博文の信仰は厚く、掲額の字も博文公の自筆とのこと。


文殊堂と観音堂までくるといよいよ岩山らしくなってくる。大きな石の間を何とかくぐり抜けて先に行く『くぐり岩』あたりではその岩の大きさにびっくり。

ここも宮島なんだなと再確認する。実はこのあたりまで来ないと弥山はあまり眺望が良くないのである。


そしてようやく山頂、レストハウス。2階はゆっくりできるスペース、3階からは360度の眺望が開け、真昼なのに風が通り、案外涼しい。特に2階ではゴロッとなれるため、靴と靴下を脱ぎリラックス。少し休むと疲れも吹っ飛んだ。


下りはもう一つの道を降り、干満の岩、舟岩、大日堂を通過しながら降りるが、降りる方は早く、さらにこちらの道の方が日陰が多い。

ただ、最後ロープウェイ獅子岩近くはまた登りではあるが。宮島は修行の島、仏の島であることを3回目にしてようやく理解できたのである。また、ロープウェイより上は自販機はない(弥山本堂には高い飲み物はあるが)から必ず持って行った方が良い。

どん亭〜成増ランチグルメ

2018-08-24 05:00:30 | グルメ

立食い蕎麦屋にも色々なカテゴリーがあり、①立食い蕎麦専門のチェーン店、②鉄道系のチェーン店、③こだわりの立食い蕎麦屋、④昔からある立食い蕎麦屋の4つに勝手に分類すると①②はまだまだら増殖中、③は多くはないが特色を持って頑張っている。しかし、④に関しては家族経営の店は加齢などで数が減りつつある。

今日お邪魔したのは東武東上線成増駅前③と④の中間に当たる店。というのも成増駅は立食い系のなかなかの激戦区で改札内には②、改札外には①のラーメン店があり、わざわざ駅から出ないとこの店にたどり着けない。店の名前は『どん亭』、れっきとした立食い蕎麦屋である。

しかし、特徴とボリュームを出すために看板は焼肉ライスになりつつあり、券売機のボタンも大きい。先客は3人、うち2人は焼肉ライスである。ただ、私はあくまで麺類にこだわり、『ゴボ天うどん』(400円)を選択した。

食券を受け取ったおばさんは一瞬不思議な顔をしたが、すぐうどんを作ってくれる。うどんを温め、ゴボ天をザルから取り出して載せ、ツユをかけ、ネギを振る。しかし、私は夏の暑さを甘くみていた。出汁は関東風でやや辛いが、うどんはあまり腰のない茹でうどん。天ぷらも出汁に浸すといい感じ、ただ、すごく熱い。丼が持ち上げられないほど熱く、やむなく机に置いてうどんをすする。味は好きだが、熱くていっぺんにたくさん食べられない。さらに額からは汗がダラダラ。

タオルで顔を拭きながら、机に置いたうどんをすするなんて格好もかなり悪い。それでもようやく器を持てるようになり、完食。きがつくと私より後に来たおじさんも焼肉ライスは食べ終わっていた、大盛なのに。夏とうどんのあつさを甘くみてはいけない。

どん亭
板橋区成増2ー14ー5
0339393639



練馬駅

2018-08-23 05:00:35 | 区役所

『メトロに乗って』その92。今回は都営地下鉄大江戸線練馬駅を降りて歩いて見る。練馬駅は1915年に武蔵野鉄道(現、西武池袋線)の駅として開業、1927年には豊島線開業。


しばらく間があって1991年には大江戸線の光が丘〜練馬開業、1994年に新桜台〜練馬の西武有楽町線が開業、そして1997年に現在大江戸線(当時は都営12号線)練馬〜新宿が開業して現在の形となった。つまり、西武鉄道は池袋・有楽町・豊島線の3線、都営地下鉄大江戸線が乗り入れている。

練馬駅を降りてまずは南側に歩く。目の前に大きなビルが見えるが、これが20階建・高さ94mの練馬区役所である。23区の区役所では文京区役所に次ぐ高さがある。

せっかくだから、20階の展望室に登るが、エレベーターはあまり早くない。登ると周囲に高い建物がないこともあり、船堀タワー同様見通しは良い。天気さえ良ければ富士山や筑波山も見えるらしいが、夏はガスがかかっていて東京スカイツリーが微かに見える程度。

ただ、豊島園が豊島城址の風情をよく残すことなどはよくわかる。展望レストランもあり、しっかりとした食事を景色を眺めながら取ることができる。

区役所を降りて目白通りを左に曲がると『はなみずきのこみち』と名付けられた並木道に出る。蝉の音は相変わらず喧しいが、影と風があるのは盛夏の散歩には大助かり。

突き当たりの信号を右に曲がると南蔵院が見えてくる。真言宗豊山派の寺で山号が瑠璃光山。

開基ははっきりしないが良弁僧都が1357年に再興したと伝えられる。


山門を入ると右側には立派な石灯籠、長屋門、その先には首つぎ地蔵。入母屋造、浅瓦葺の本堂、閻魔堂と続く。


立派な境内には人影もなく、蝉が鳴いているのみ。奥には鐘楼門もある風格のあるお寺であった。なお、豊玉小学校は1876年にこの本堂を使って開校したのである。(以下、次回)

フランス料理の基礎知識〜メニューを見て困らないために

2018-08-22 05:00:51 | 日記

私は居酒屋がホームグラウンドではあるが、たまにはフランス料理に行くこともある。しかし、行くと苦労するのがメニュー、例えば①砂肝のコンフィ、②人参のラペ、③豚肉のリエット、前菜だけでも素材は分かるのだがその料理法がこれだけ分からない。

(ラペ)
解説すると①コンフィは低い温度の油で煮るという調理法、②ラペは人参で作ることが多いが、スライサーなどで千切り(刺身のツマの大根のようにする)をドレッシングで和えたもの、③リエットはパテに似た調理法で豚肉を細かく切り、強めの塩をしてラードの中でゆっくり加熱、脂肪分がペースト状になるまで冷やした料理でうさぎやガチョウ肉を使うこともある。

(ビスク)
次にスープ・メイン料理だが、①オマール海老のビスク、②白身魚とホタテのクネル、③サーモンのミキュイ、④ステーキフリット、⑤豚のケークサレ、⑥牛肉のポワレ、⑦天使のエビのフリール、⑧仔羊のラグー、いずれもよく分からない。もちろん、聞けば教えてくれるが、恥ずかしくて全ては聞きにくい。

(ミキュイ)

(ケークサレ)
また、解説すると①ビスクは甲殻類を裏ごしにしたクーリと呼ばれるソースに野菜や玉ねぎ、魚の出汁と共に煮詰め、生クリームを加えたスープ、②クネルはすり潰した魚肉に小麦粉、バターなどを練り合わせ、球あるいは俵形にして蒸したり、茹でたりしたもので日本のハンペンに近い、

③ミキュイは食材の中まで微妙に火を通した調理法で鮭でよく作られる、④フリットは衣をつけて揚げた料理、フライのこと、⑤ケークサレは直訳で塩ケーキ、つまり野菜やチーズ、ベーコンなどを入れた食事向きのパウンドケーキ、

(ポワレ)
⑥ポワレはフライパンなどに油を引いて魚などの表面をパリッとするまで焼く調理法、⑦フリールはたっぷりの油で揚げた料理、⑧ラグーはシチューのように堅い肉を柔らかくなるまで煮込む調理法、となる。これだけ知っていてもまだ足りないかも知れないが、最低限は理解できるであろう。フランス料理は難しい。

(ラグー)