日本橋を歩いていたらまた坦々麺の店を発見した。この店は本店が長崎市にあるようで水餃子は『長崎水餃子』とネーミングをしている。お店の名前は『老李(ラオリ)』という。看板メニューは坦々麺と麻婆豆腐、珍しいところでは焼きチャンポンなどもある。
まだ、早かったためかカウンターに1人、ボックスに3人が先客、サービスメニューである『坦々麺+水餃子』(1320円)を頼む人が多いようである。カウンター内にはフロア担当兼雑用の若い人と調理人が2人、中華街のような店作りである。目の前には大きな紹興酒の白い壺、中身は飲めるようである。
店の奥では麺を茹でたり、スープを作ったりしている。このタイプの店で券売機がないのも最近では珍しい。私も坦々麺+水餃子にしたが、サービスで杏仁豆腐かライスが付くというので杏仁豆腐をチョイスした。
少し待ってやってきた口が広い大きな丼、辛そうなスープの上には叩いた豚肉と炒めた味噌。さらに糸唐辛子、青梗菜が乗っている。
まずはスープを一口、複雑にスパイスがはいり、辛味も強い。ただ、味噌の部分は甘く、全体でバランスが取れている。
麺は極めて細い、干した麺なのかもしれない。素麺を彷彿させる細い麺はスープによく絡み、熱い。食べていくうちだんだんスープの旨みにハマりだす。
水餃子はネーミングの割には普通。味が付いていてラー油のみで頂く。
杏仁豆腐は上にきな粉かきび砂糖かが振ってあったが、これに咽せて味がよく分からなかった。
日本橋・人形町は坦々麺の激戦地ではあるが、流石に10年以上ここに店を構えているだけのことはある。ご馳走さまでした。
老李
中央区日本橋室町1ー11ー5
05054570581