hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

シェ・アンドレ・ドゥ・サクレール

2014-10-31 05:00:41 | グルメ

今日は娘と居酒屋ではなく、フランス家庭料理アンドレ・ドゥ・サクレールに食事に。この店はフランス人のマダムがそのご両親が経営されているパリのモンマルトルでやっているカフェを再現すべく2008年にオープンしたお店。何度か足を運んだが、居心地の良さと味の良さ、コスパもなかなかと気に入っている。

娘は初めての訪問なので今日は店の定番を注文。ビールで乾杯のあと、まずはこの店の名物スープ、優しい野菜が溶け込んだポタージュでホッとする。これが200円かという旨さ。


つぎにパテ・ド・カンパーニュ、豚肉のパテだが、店のおすすめどおり、辛子を少し付けてフランスパンと食べるとワインが進む。

アジのマリネもあまり酢がたたず、粒入りマスタードと赤コショウがアクセントになっている。盛り付けも綺麗でなかなか。

そして、名物のキッシュ。割に大きいが、フンワリしていてまったく重くない。日本で言えば出汁巻きかな?これは娘には最も受けたようだ。

メインはビーフストロガノフ。肉は薄切りでなく、生姜焼き(勿論、ビーフだが)くらいのしっかりした厚さがあり、食べ応えのあり。玉ねぎの甘さと付け合わせのマッシュポテトを合わせて口に入れると幸せ一杯。もうこれでお腹一杯。

デザートはプリンとコーヒー。甘さ控えめで美味しい。酒はビールの後、赤ワインをデキャンタで頼んで大1枚でお釣りが来る、さすが人形町である。

日曜日はお休みだが、家族でいきたいお店である。ただ、ラストオーダーが、8時と早いので遅くとも7時には入店したい。

シェ・アンドレ・ドゥ・サクレール
中央区日本橋人形町1ー8ー5
0362281053

第二次動植物国宝切手

2014-10-30 05:00:21 | 日記

切手シリーズ その35。第二次動植物国宝シリーズが発行されたのは1952年3月に発行された35円金魚の図案の切手。前回も述べたが、このシリーズから全て円単位になった。

第一次シリーズから図案は変えずに銭単位→円単位となったのが、1円前島密、10円観音菩薩像(法隆寺壁画)、14円姫路城、24円平等院鳳凰堂、50円弥勒菩薩像の6種類。図案は変わらなかったが、額面が変わったの1種類(0.8円→4円 石山寺多宝塔)であった。また、24円の平等院鳳凰堂は同じ図案で金額30円(色違い)追加になった。



新たに加わったのが、2円秋田犬、3円ホトトギス、5円オシドリ、8円カモシカ、20円中尊寺金色堂、35円金魚、45円日光東照宮陽明門、55円マリモ、75円オオムラサキ、100円鵜飼、500円八つ橋蒔絵と11種類にも及んだ。特に2円の秋田犬などは53年8月に発行され、図案変更される89年4月まで35年も使われたロングセラーもある。


また、50円の弥勒菩薩像は51年5月に銭単位・茶色で初お目見え、52年6月に円単位(色は変更なし)、66年12月に赤茶に色変更、67年7月に赤に色変更、76年1月に緑に色変更し、94年1月に今のメジロの図案に変わるまで5回も変更されて42年間も発行されたものもある。


この辺りの切手になるとかなり親しみ深い切手が増えてくるが、特に珍しい種類の一枚の適正貼りなどは封筒のままオークションに出すととてつもない金額になるものもあるのでよく調べてみたい。特に第3種、第4種、海外郵便などは貴重である。


『蔵』と『倉』

2014-10-29 05:00:26 | 日記

『改めて知る漢字』シリーズ その1。漢字というのを見ると改めて面白いことを感じることがある。それは人の苗字だったり、音読み・訓読みだったり、漢字の成り立ちだったり。そんなことを徒然に駄文をしたためてみたい。
ご存知の通り、漢字は表意文字であり、音しかないひらがなやカタカナとは一線を画する。その中に同じ読みの漢字でほぼ同じものを指すが、実はその細かい意味を知らず使っているものは多い。

例えば『蔵』と『倉』、どちらもクラと読むが、意味が違う。『蔵』は大事なものを人目につかないようにしまっておく建物をいう。特に土壁で塗り込められた土蔵などはその典型で酒蔵もその一つ。

一方、『倉』は米や穀物などを納める建物でいわゆる保管庫を指す。

つぎに『さかな』。漢字では『魚』と『肴』。今はどちらもサカナと読むが意味が違う。実は昭和48年の当用漢字の改正までは『魚』の読みは『ギョ』と『うお』の2つしかなかった。だから小生は実際に漢字のふりがなのテストで魚という字のふりがなに『さかな』と書いて間違えたことがある。実はそもそも『うお』と『さかな』は別物で『うお』は水の中を泳いでいる生き物をいう。

一方、『さかな』はどうなるのか。『さかな』は『さか』=酒、『な』=おかずを合わせた言葉で『酒のあて』を表したもの、つまり元は魚でなく、湯豆腐もおひたしも『さかな』であった。それが昭和初期頃には酒のあてには魚が一番美味しいため、さかな=魚になった説、これは江戸時代頃から言われていたいう説があるが、いずれにしても『酒のつまみには魚が合う』ことから転じて、今の呼び方になったとは面白い。


もう一つは『みどり』。『緑』と『翠』と『碧』この違いは何となくイメージできるかもしれないが、『緑』は糸偏が付くだけあって元はみどりの糸の意味があるという説がある。その後、新芽の色の意味になり、今は草木の色、草木の葉の色ということになっている。

一方、『翠』は純粋に通じ、混じり気のないという意味で色に混じり気のない羽の鳥からカワセミの雌を意味している。因みに翡翠の『翡』はカワセミの雄を表している。

最後に『碧』は光沢のある玉のような石、青緑の石を表しており、碧玉のことである。つまり、大枠の色は同じでも個別の表すものは『緑』は草木、『翠』はカワセミ、『碧』は宝石とそれぞれ違うということである。
僅か3例だが、これだけ見ただけでも漢字はなかなか面白い。

セリーグのデータ分析2014

2014-10-28 05:00:58 | 日記

いま日本シリーズ真っ盛り。しかし、今年のセントラルリーグのペナントレースは巨人の優勝で幕を閉じた。そこで、阪神・巨人・広島のデータを比較してみて、せっかくなので阪神の問題点を洗い出して見た。

まず、ペナントレース全体をみると、優勝した巨人の勝敗は82勝61敗で貯金(勝越数)は21。一方、2位の阪神は75勝68敗で貯金はわずか7。3位広島は74勝68敗で貯金は6となる。これだけ見ると、やはり、ダントツに巨人が強いことになるが、交流戦を除く勝ち負け、つまり、セントラルリーグ内での勝敗を見てみたい。すると巨人が66勝53敗で貯金が13。阪神は66勝53敗で同じく貯金は13、広島の貯金は12となる。

これはあくまで『たら』の話であまり意味がなく、交流戦がなくなれば阪神だって優勝できたんだ、という稚拙なことを言うつもりはない。逆にこの結果をもっと重視して、阪神と広島が覇権を取るための条件は最低でも『交流戦は勝ち越す!』ことになり、さらに補強の際にこの辺りをもっと徹底すべきだろう。もちろん、阪神も対策としてパリーグ捕手の元楽天の藤井、元オリックスの日高などの補強はしたのだが、実はあまり効果は出ていない。

次に対戦成績を調べると、セリーグ内では巨人は対DeNAに2つ負け越し、阪神は巨人に2つ負け越し、しかしておらず、苦手球団はない。一方で広島は阪神と巨人に計7つも負け越している。しかし、交流戦は巨人がパリーグチームに負け越しているのはオリックスだけ。しかし、阪神は勝ち越しチームが皆無なのである。

また、投手成績の比較では巨人が防御率3.58、セーブ数41、失点552でトップ。一方、阪神は防御率は5位の3.88、セーブは呉がいたので39で2位だが、失点も614で5位とかなり水を開けられた。守備も同じで巨人が失策71でトップ、阪神は失策85で3位に甘んじている。(2位は中日)

最後に打撃成績では1位ヤクルトで打率.279に対し、阪神は3位.264、巨人は5位で.257となっている。では巨人が何が強いのか。まずは盗塁、巨人102(1位)に対し、阪神55(最下位)。次にホームラン、巨人144(2位)に対し阪神94(5位)。ホームランはホーム球場の大きさもあり、やむを得ない部分もあるが、やはり盗塁の決断力とデータに裏打ちされた情報量が差がある。今後の強化分野は『積極走塁』である。

データだけから分かる部分は少ないのかもしれないし、来年、選手が変わることによりあてにならない部分があるかもしれないが、次のシーズンは『交流戦対策の徹底』『投手力アップ、特に先発投手』『積極走塁』この3点は最低見逃さず阪神タイガースには頑張ってもらいたい。

今年は最大の弱点である短期決戦のCSでは一度も負けず『短期決戦に弱い阪神』の名をようやく払拭したのだから。

日本橋高島屋

2014-10-27 05:00:10 | 日記

日本橋にある重要文化財に指定された有名な建物がある、といってすぐ高島屋日本橋店を思い出す人はかなりの日本橋通である。

この建物は1933年(昭和8年)に日本生命館として建設され、メインテナントとして高島屋が東京に店を開いた。その後、1963年には日本生命が退館し、一棟一街区を形成している。高橋貞太郎が東洋風現代建築を旨とする様式を求めたこの建築を手掛け、重厚な西洋建築の端々に和風が顔を覗かせる見事な建物に作り上げた。さらに戦後になり、村野藤吾による増築を重ねているが、実は彼は旧日本興業銀行本店を建築したことでも知られる建築家である。

また、この建物は外見だけでなく、建築時から全館冷暖房完備という時代の最先端をいく建物であった。

一階のエントランスには『水飲み場』が2つ配され、天井や鉄製の鎧戸、窓の装飾が素晴らしい。中に入ると吹抜けになっており、中央部分は地下1階から2階まで見上げることができる。入り口には大理石製の天使像が置かれ、ライオンが座っている三越とは好対照である。


一階のエスカレーターの手摺のそばには1959年から高島屋のキャラクターであるローズちゃんが黒いスーツでお出迎えしてくれる。また、一階から二階に上がる踊り場にある喫茶室は薔薇窓という名前でやはりバラの百貨店を売りにしており、包装紙にバラを用いたのも1950年と歴史を持つ。


屋上に上がると庭園や噴水がある。昔、ここに1950年にタイから譲り受けたゾウの高子がやってきて4年にわたり住み続け、『ゾウのいる百貨店』とアメリカの雑誌に紹介されたこともある。


僅かな時間で見ただけでも建物のところどころにあるちょっとした装飾に発見があったり、建築の素晴らしさを垣間見ることができるが、一度買い物以外でゆっくり見て歩く価値のある百貨店である。


2014-10-26 05:00:55 | 日記

日本では菊の花は特別なものである。これはいうまでもなく、皇室の家紋、16枚の花弁を持つ菊を表しているからである。


そのため、戦前の切手には必ずこの紋章があっただけではなく、補助通貨の50円玉には菊花がついていたり(全ての50円玉についている)、勲章では大勲位菊花大綬章が最高位のものがあったり、とにかく菊花は日本では特別な花である。


しかし、もともとは菊を田んぼの近くに植えるとちょうど刈り取りの時期に美しく咲くから日本ではポピュラーな植物であったらしい。また、日本では珍しく花や葉を食する園芸植物で花は山形県の『もってのほか』が有名、葉も少し菊と種類は違うが、春菊としてポピュラーな野菜である。

残念ながら、最近は町歩きをしていてもなかなか菊に出会うことは少なくなった。菊には似ているマーガレットやコスモスの花はよく見るが、単純な中花の黄色の菊を植えている家は少ない。

実際に高井戸の近くのボサ菊や蕾の菊の鉢植え、近くの都営住宅の花壇、そして我が家のボサ菊くらいしか見ることができずがっかり。

菊は在来種もあり、植物としても強い。また、花の時期も長い菊の花をじっと眺めて愛でるのも10月にはもってこいの暇つぶしである。

謎の赤い実(アンサー篇)

2014-10-25 05:00:19 | 日記

『謎の赤い実』のブログを10月20日にアップしてから一週間、友人T氏の懸命な探索により、その正体が分かったのでご報告。

名前が『ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)』でナス科の多年生植物。ツル性の草本で、葉の形状は朝顔に似た三裂のものと卵状のものがある。花は晩夏に大きく反り返った白または紫の花弁を持つ。

草の名前はヒヨドリがこの実を好んで食べるから名付けられたとするが、実際には特に好んで食べる訳ではないらしい。冬に鮮やかな赤い実が残っていることも多い。また、実にはソラニンいうジャガイモの芽に含まれるアルカロイド系の毒素が含まれ、人間の食用にはならない。
実の中には種が多数入っており、その周りを液体が包んでいるため、鮮やかな赤い実となっているようだ。

何となく気になっていたことが分かるとスッキリ、 それにしても味見はしなくて良かった良かった。

日本シリーズを考える

2014-10-24 05:00:22 | 日記

野球ネタを一つ。阪神がクライマックスシリーズで巨人に4連勝して日本シリーズに挑戦できるとは阪神ファンの小生も思いもつかなかった。滅多にないこともあり、日本シリーズについて調べてみた。

いよいよ、25日から始まるが、日本シリーズの正式名称は『日本選手権シリーズ』で2リーグ制となった1950年以来今年で65回目となる。

今までのデータを見るとセリーグが35勝、パリーグが29勝とセリーグが6つ勝ち越しているのは意外である。

勿論、最多優勝は巨人でシリーズに34回出場して22回も日本一になっている。次が西武(西鉄も含む)で21回出場、13回日本一である。次に多いのは南海を前身に持つソフトバンクとヤクルトで日本一が5回。残りやねセリーグ4チームだが、広島が3回、DeNAと中日が2回、どん尻の我が阪神は1回のみと寂しい結果、更に日本一から最も遠ざかっているのも阪神である。(1985年に西武を破り日本一)

実は日本シリーズには5回も出場しているが、1985年の日本一以外ら1962年に東映、1964年に南海、2003年にダイエー、2005年にロッテに敗れている。特に2005年はロッテに4連敗と一つも勝てずに負けているため、このリベンジは是非今回してもらいたいところ。

ちなみに初戦に使用する球場は西暦の奇数年はパリーグの球場、偶数年はセリーグの球場という申し合わせがあり、今年は偶数年のため、阪神甲子園球場で開催される。前2回は奇数年のため、敵地で開催、何れも2連敗のスタートとなったが、今回は阪神ファンの絶大な応援の中で試合できる有利さがある。

甲子園でまず2つ取り、何とか29年ぶりの日本一を目指してもらいたいものだ。

地上を走る地下鉄

2014-10-23 05:00:36 | 日記

鉄道シリーズ その83。地上を走る地下鉄について取り上げる。
子供の頃から地下鉄に乗る機会が多くあったが、特に地下鉄丸ノ内線はよく地上に出る珍しい路線。

新宿から池袋方面に向かうと最初に四谷駅直前から地上を走り、上智大学の運動場の横を通る。四谷駅を出ると直ぐに地下に戻るが、つぎは御茶ノ水駅直前、神田川を渡る鉄橋で外に出る。

さらに後楽園駅直前に白山通りを渡る跨線橋で外に出て、後楽園駅から茗荷谷駅までは地上を走り、ようやく茗荷谷駅を出ると地下に戻ると3回も地上を走る地下鉄は珍しい路線。

私鉄乗り入れ駅は代々木上原、品川、中野、西船橋などは地上にあることが多いためこれを除くと(関東の地下鉄に限る)他には東西線の南砂町以東、千代田線の北千住~綾瀬~北綾瀬、日比谷線の南千住~北千住、都営新宿線の東大島~船堀、都営三田線の志村三丁目~西高島平の5区間になる。

地下鉄が地上を走る理由は色々あるが、1番大きい理由は地上を走らせた方がコストが安いケースである。例えば、都営三田線の志村三丁目~西高島平などは施工時点ではまだ都市化が遅れており、高架で建設する方が低コストであったからと思われる。


また、車両基地を近くに作るため、地上を走っているケース(千代田線北綾瀬、丸ノ内線茗荷谷など)、地形的な理由で地下駅ができないケース(御茶ノ水駅周辺、四谷駅周辺......特に丸ノ内線は完成が古く、現在主流のシールド工法など大深度地下建設ができなかった頃に開削工法で比較的浅い地下に作られたため、道路がない場合や谷がある場合はできなかった)などがある。

それにしても小生は子供時代から地下鉄が地上を走ると急に明るくなり、真っ暗な窓から急に外が見えるのが大好きで、いまだに四谷駅を通ると楽しくなってしまう。

朔旦冬至

2014-10-22 05:00:32 | 日記

秋になると日の出が急に遅くなり、夕方の日の入りは早くなり、なんか損をしているような気がする。いつも5時半には起きている小生だが、だんだん真っ暗な中で起きることになり、あまりスッキリした起床にならない。因みに今日(10月21日)の日の出は5時52分、日の入はちょうど16時59分である。

今年の冬至は12月22日で日の出は6時47分、日の入は16時32分となり、昼の時間は9時間45分しかない。もちろん日中の時間は冬至が最も短いが、実は日の出時刻は冬至を過ぎてもさらに遅くなる。

そして最も遅い1月2~13日は6時51分である。一方、日の入も1番早いのは11月29日~12月13日の16時28分であり、これを境に日の入は遅くなる。つまり、日の出が最も遅いのも日の入最もが早いのも、いずれも冬至の日ではない。小生は56年も生きてきて、こんなことにようやく気がついた。

また、一般にはあまり聞き覚えはないかもしれないが今年の冬至は『朔旦冬至』と言って19年に一度のオメデタイものらしい。昔中国では冬至が一年の始まりであり、その名残で暦の基準となっている。陰暦の11月1日がちょうど新月となる年の冬至の日、すなわち『太陽の復活する日』と『月の復活する日』が重なる日が『朔旦冬至』となる。かつてはこの日を盛大に祝う風習もあったと聞く。朝廷では宴を開いて、公卿たちには賀表が配られ、田租を免じたりした。

そんなことを考えると日の短い冬至も少しは楽しくなるのではないか。