hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

神田で稲荷社巡り(2)

2017-11-30 05:00:53 | 日記

『神田をぶらり』その17。一八神社から元の道を戻る。そして表通りに出る手前、庄之助最中の裏にある小さな『豊潤稲荷神社』からスタート。昔はこのあたりに青果を扱う神田市場があった。

この辺りは旧連雀町だが、『連雀』とは行商が背負う荷を体に固定する道具のことを言い、これが転じて行商人のことを連雀衆と読んだ。この稲荷は大正12年に神田市場の崇敬者により作られた比較的古いお稲荷さん。2005年に現在の社殿に建て直されている。

さらに歩道橋で外堀通りを渡るとりそな銀行の支店あたりに出るが、このビルの横には『延壽稲荷神社』。一坪くらいしかなく、殆ど祠と言ってもいい規模。

ただ、なぜかこの狭い境内(?)には立派な銀杏の木がある。

さらに外堀通りを左に曲がり、蕎麦で有名なまつやの前を通過して、次の道を左に曲がると『出世稲荷神社』。


今までの神社に比べるてちゃんと境内もある。この神社は元は連雀町の総鎮守として祀られていたが、火事で焼失、水森神社に合祀された。その後明治時代に地元の人により再興が決まり、本殿建設を控えた大正12年9月に関東大震災が発生。しかし、本璽は神田川に係留された船の中にあり、無事昭和3年に社殿ができ、その後は火事除けなどのご利益もあったのか空襲等の被害もなく、現在に至っている。ちなみに隣はアンコウ料理の老舗『いせ源』である。

以上、前回の3社、今回の3社全て回っても40分くらいの近さにある。まだまだ、神田の稲荷神社はあるので、改めて回ってみることとしたい。

食べ處 いちむら〜豊洲ランチグルメ

2017-11-29 05:00:54 | グルメ

店を選ぶ時に『魚屋がやっている和食屋の刺身定食』『果物屋がやっているフルーツパーラーのパフェ』といった決め台詞には弱い。今日お邪魔した豊洲の『食べ処 いちむら』はまさに肉屋さんが経営している定食屋兼居酒屋である。

場所は豊洲駅から5分も歩かないところ、有名なポイントとしてはセブンイレブン1号店の向かい、因みに一階は肉屋と弁当屋である。

開店は11時、ほぼ開店同時に店に入るが、先客は2人、席に着きメニューを見るが、沢山のランチメニュー。なやんで『メンチカツ定食』(850円)を選択。

それから続々とスーツの1人客ばかりやってきて、7人中生姜焼きとハンバーグが各1名、残り5人はメンチカツであった。最後の客は『牛カツ、生ビール』、なんでこんな早くから呑めるんだろう。
12分後にメンチカツ定食が一斉に運ばれてくる。

真ん中にドミソースがかけられた大きなメンチカツ、下にはキャベツの千切りとケチャップで炒めたスパゲティ。他に小鉢2つ(切り干し大根のしらす添え、もやしのナムル)と白菜の味噌汁である。

白菜の味噌汁を一口、そのあと、メンチカツを切って食べる。周りはカリカリ、中はしっとりしていて中々美味い。これではメシがいくらでも食べられるようか気がしてくる。

その上に小鉢も二つ共かなり美味い。メンチカツは大きいため、ビザパイのように6等分しながら食べていくが、長い時間かけて揚げているために中心部はなかなか冷めることがない。肉の割合が多く、しっかりしている。

私の次のサラリーマン風の客がご飯は少なめにといった理由がよく分かったが、やはりこのメンチカツはご飯が進みすぎる。さらに斜め前のボックス席に陣取ってビールを飲みながらうまそうにメンチカツを食べるおじさんは正直羨ましかった。
夜はつまみも冷奴120円からシラスおろしやマグロの刺身など種類も豊富で夜は地元の人で混雑しているのが容易に想像がつく楽しい店であった。御馳走さまでした。

食べ處 いちむら
江東区豊洲4ー2ー2
0335348395

玉川上水〜井の頭公園、晩秋の散歩(2)

2017-11-28 05:00:49 | 日記

井の頭公園の散歩の続き。神田川沿いに歩いて行くとちょうど紅葉は見頃、井の頭公園駅手前あたりを歩くと強くなってきたら風に枯葉が舞い、美しい風景を演出する。公園内ではその風景を家族とともに記念撮影する人がたくさん。最近は男同士でも写真を撮り合うのが普通らしい。

池を見るとスワンボートは総出演、天気も良いのでいつもにも増した人出となっている。実は本来、10月21、22日に予定され、荒天で中止となった井の頭100祭を1日に限って再開催することとなったためである。


池の淵には公式キャラクターのはなこ(ぞう)やひゃくぞうなどを模した看板があちらこちらに建てられて雰囲気を盛り上げる。


ステージではコンサート、その近くのテントではかいほり隊の報告で綺麗になった池に住む筋エビなどが展示、また、井の頭公園の歴史のパネル展やクイズ、アートマーケッツや買い物スタンプイベントなどが行われていた。


特に井の頭池には昔は天然のプールが設けられ、それが井の頭公園駅近くに移り、さらに釣り堀となったり、昭和30年代には毎年井の頭池で花火大会が開催されていたなどという新しい発見もあった。


先週は天皇陛下の行幸もあった井の頭公園は紅葉に色づいた池が桜の頃とと同じくらい素晴らしい姿を表していた。もうすぐ冬という晩秋を楽しめるイベントとなったようである。

玉川上水〜井の頭公園、晩秋の散歩(1)

2017-11-27 05:00:53 | 日記

11月も末近くなってようやく天気も良くなり、今日は自宅から玉川上水沿いにしばらく歩き、神田川まで移動、100周年イベントを行っている井の頭公園を目指した。

我が家から10分ほど歩くと人見街道そばの長兵衞橋に到着、そこから玉川上水沿いの道を行く。この辺りは道も細く、木が鬱蒼としているので夏の間は暗いが、木の葉がだいふ散って日が差し込むようになってきている。玉川上水はかなり下の方を水量も少なく、流れているが、花筏ならぬ『落ち葉筏』になっていて風流である。

木も楓や桜のように赤くなるもの、クヌギや銀杏のように黄色くなるもの、まだ緑のものの3種類が混じっていてこの季節はいい。


また、良くみると赤い実がなる木や草が多い。その中でも透明感のある美しい実をたくさんつけているのがヒヨドリジョウゴ、この美しい実は人は食べることは毒があり、難しいが、ヒヨドリが好んで食べるためその名が付いた。

その先の土手には南天がたわわに実をつけている。この赤色も遠くからみることができる。
さらにピラカンサは黄色と赤があるがたくさん集まっているために目を惹く。


これらを見ているうちに東橋を通り越して宮下橋に出る。このまままっすぐ行っても良いのだが、ここを右に曲がり、三鷹台駅の方に向かう。踏切を越えるとすぐに神田川にかかる丸山橋があり、これを左手に曲がる。神田川では鯉と鴨が近くの住人の投げるパンを取り合っていたが。やはり鴨勝ちであった。

その先の電線を見ると白い鳥、何と白鷺が電線にカラスのように止まっている。不思議な光景である。(以下、次回)

神田で稲荷社巡り(1)

2017-11-26 05:00:02 | 日記

『神田をぶらり』その16。このシリーズは昨年6月以来超久しぶり。以前から知ってはいたのだが、神田の街を歩くと神社、特にお稲荷さんが多いことに気がつく。今日は神田多町や須田町あたりを歩いてみたい。

多町通りにある『松本家住宅主屋』からスタート。この家屋は1931年に神田多町問屋街に残る震災復興町家で青果店の店舗兼住宅。3階建てで北側は窓の少ない防火建築。国の登録有形文化財に指定されている。


その先を左に曲がるとすぐに『松尾神社』。稲荷とはついていないが、稲荷神を祀る神社であり、明治に神田神社の兼務社となったものである。


その先にあるのが、『和光稲荷神社』。これはベビーフードやウェットティッシュなど衛生商品で有名な和光堂本社ビルの屋敷神。ただ、2011年にアサヒビールの子会社化、さらに2017年にはアサヒグループ食品に吸収されて会社は解散してしまった。現在は本社ビルを西鉄が買い取ったため、周りがフェンスに覆われて、中には入ることができない。この神社の運命はどうなるのかが気になるところである。

松尾神社まで戻り、右手に曲がる。その先に千代田小学校が見えて来たらこれを左に曲がると『一八稲荷神社』。江戸初期に伏見稲荷の分霊を勧進したのが起源で戦前は新銀神社と呼ばれていた。

防災盗難避けの御神徳が高く、事実、太平洋戦争の空襲で東京中が火の海となった中、多町は焼失を免れたのだから、霊剣あらたかなのである。現在は地元の人が金を出し合いコンクリート造りの小さいながら立派な社殿を構えている。(以下、次回)

船堀駅(2)

2017-11-25 05:00:14 | 日記

『メトロに乗って』その71。中川の流れと垂直に大きな櫓と水門の遺構が見えてくる。火の見櫓はかつての灯台をフューチャーしたモニュメントが西水門広場に2010年に造られ、週末は中に入ることができる。


また、側の遺構は西水門の一部がその場所を示すため残されたのだが、かなり大きなものである。


現在の水門も近くにあり、その横には西水門橋、やや太鼓橋のように高くなっている鉄橋であり、その下を新川が流れている。新川は1590年に徳川家康が千葉県行徳までの塩などを運搬するための船路開削を命じ、小名木川などと同様に開削された運河である。


最初はいわゆる五十石船、明治になり蒸気船になったがその模型も川沿いに置かれている。現在は水門で仕切られているため船の就航はないが、貴重な水辺として護岸の耐震補強・環境整備が行われ、2キロ上流まで整備されている。


流れがゆっくりしている新川沿いには桜が植えられていてさぞや春は美しいだろう。川には江戸情緒を残すために架けられた木でできた人道橋が2つ並んでいて手前から櫓橋、擬宝珠橋と名付けられている。その名前の通り擬宝珠が欄干についており、風情がある。


400mほど歩くと宇喜田橋、その上には船堀街道が通っている。新川はこの先にも渋い橋が並んでいるようだが、宇喜田橋を左に曲がる。


すると船堀小学校、並木道になっており、黄色や赤色に葉が色づき美しい。この道を歩くと船堀駅南口に、そしてその奥には船堀タワーが臨むことができる。

秋の午後ぶらぶらとまさに気まぐれ散歩になった。

美珍香(Bee Cheng Hiang)

2017-11-24 05:00:05 | グルメ

シンガポールの名つまみ、バーベキューポークをご存知だろうか?現地では有名で美味しいことは知られているが、肉類のため現地で購入しても入管にこっそり持ち込まないと持って帰ることの難しい商品であった。私が初めてこれに出会ったのはかれこれ40年以上前のこと、親父がシンガポール旅行の帰りにシンガポールからこっそり持ち帰ったもの。しかし、その後は一度もお目にかかることはなかった。

ところが、銀座のすずらん通りを歩いていたら目新しい店の前で東南アジア風の女性が『バーベキューポーク如何ですか?』と試食販売をしているではないか。食べて見ると赤っぽく着色したあの干し肉そのもので、店員さんの話を聞くとシンガポールの老舗ブランド『美珍香(Bee Cheng Hiang)』が日本に最近進出してきた、そしてパクワという名前で売っていて、しかも今なら10パーセント引きとのことであった。

店の中に入るといくつかの種類があり、先程食べた甘いスライスポーク、ミンチから作ったミンチポーク、辛いチリポークがメインで肉の部位もロースとバラ肉があり、それぞれ試食したが、いずれも美味い。また、焼きたての物は更に美味いが、1週間しか保たないため、真空パックもあると言う。

これは買わねばとロースとバラ肉のスライスポークの盛り合わせ(グルメパクワ)を購入、130gで870円であった。食べ方は食べる直前に電子レンジで少し温めた方がいいと店員さんに教えてもらう。

早速、日曜日に試してみる。バーベキューポークは冷たい時は艶もないが、15秒ほど温めると艶も出て、一口食べるとスパイスが効いた甘い味が後を引く。少し噛むとまた旨味が出てきて、ビールや焼酎にはぴったりのつまみである。
(冷蔵庫から出した直後)

(レンジで温めた後)

ポークジャーキーはシンガポール以外に中国、香港、台湾、インドネシア、韓国、フィリピン、マカオ、タイ、ベトナムそして日本など12か国に店を持つ。いや、あのポークジャーキーが日本でいつでも買えるとは嬉しい話である。

美珍香(Bee Cheng Hiang)
中央区銀座5ー6ー9
0362726489

嵯峨谷〜浜松町ランチグルメ

2017-11-23 05:00:56 | グルメ

テレビの番組『マツコの知らない世界』の立ち食いそばの回で取り上げられていた『嵯峨谷』の前を偶然に通りかかって、12時過ぎであったが列もなかったので早速入店した。

入口に食券の自販機、飯ものも食べたかったので『親子丼セット』(620円)を選ぶ。セットは他にカレー、タレカツ丼、アジご飯、ハラスご飯などもある。出汁の味も試したいので蕎麦は『たぬきそば』を選択。店に入り、カウンターで食券を渡すと席で待つ形式。

5分程度で出来上がり、席に座って食べる。厳密には立って食べるスペースがないので立ち食いではないのだが。

最初に蕎麦からいただくが、流石に蕎麦粉100パーセントだけにしっかりとコシのあるやや太めの蕎麦。ツユもこれに負けていない。天かす、ナルトの細切りとネギが添えられ、ワカメは取り放題。ただ、ネギがやや寂しい。また、細い蕎麦も選べると書いてあった。

次に親子丼、炭焼きと書いてあっただけに鶏肉は香ばしく、卵もちょうど良い加減のフワフワ。こちらも出汁がいいから美味い。このセットが620円は素晴らしいコスパである。

入口のおじさんはいちいち食券を読み上げるため、何を頼むかはわかるが、セットはアジご飯が一番人気。また、トッピングにかき揚げを選ぶ人が多いが、130円であれば納得がいく。気がつくと満席、やはり美味いものは皆よく知っている。御馳走さま。


嵯峨谷浜松町店
港区浜松町2ー3ー22

船堀駅(1)

2017-11-22 05:00:03 | 日記

『メトロに乗って』その70。今回は都営新宿線船堀駅で降りてみる。都営新宿線は東大島で一旦地上に出て、中川を渡り、船堀駅に到着する。かつてはここが終点だったこともあり、周辺では最も乗降客数が多い。

改札口には本日場外発売中とあるが、江戸川競艇場の最寄駅である。

北口に降りると目の前にタワーホール、その上には船堀タワー115mがそびえ立つ。

建物の中に入ると一旦7階に登り、そこから展望エレベーターに乗ると書いてある。7階で降りてまっすぐいくと展望エレベーター乗り口とある。女性係員が1人、エレベーター乗降の世話をしていて、エレベーターにも職員が乗務している。少し遅いが、無事に展望室に到着。一般客は上の展望室らしい。

展望室から周りを見るとまず目に飛び込んでくるのが東京スカイツリー、新大橋通り、船堀橋の先に見える。


360度見渡せるが、周辺に高いビルがないために遠くまで展望でき、東京ゲートブリッジやディズニーランドの山、みなとみらいのビル群などよく見える。早朝などは富士山もみえるようである。


じっくり眺めた後、また、船堀駅に戻り、船堀橋を目指す。まずは船堀一丁目住宅と名付けられた団地、大規模なゴルフ練習場、温浴施設などが立ち並び変わった居酒屋さんもある。


その先の船堀橋は歩道橋を登りようやく到着する。橋を渡ると東大島駅に行くが、地上に戻り、中川沿いの道を歩く。

しかし、なぜか川には出ることができず、公園の横を通ってようやく土手に上がれる階段に到着。


それを登り、中川のゆったりとした流れと船堀橋を見ることができた。(以下、次回)

TOYO〜日本橋ランチグルメ

2017-11-21 05:00:49 | グルメ

日本橋らしい洋食屋というと先日お邪魔した『紅花別館』、鉄板焼きのパフォーマンスで有名である。そして、オムライスで有名な『たいめいけん』。しかし、忘れてならないのが寝具の西川の向かいにある『レストラン東洋』である。この店は先に紹介した2店に比べ大衆的とは聞いていたが、取り敢えずランチにお邪魔した。


1階はガラス張りで喫茶コーナー、2階に階段で上がると踊り場にはランチメニューが貼ってある。2階に上がると人数と喫煙・禁煙の希望を聞かれ、禁煙というと窓のない方に案内される。

320席もあるだけとにかく広い。おばあさんに近いウェイトレスに注文を聞かれる。ドイツ風オムライスやドライカレーも良さげだが、ランチメニューから考え、取り敢えずBランチ(税込1000円)をお願いする。

驚いたのはその後、件のウェイトレスが下がり、すぐにBランチを運んでくる。この間、わずか1分、ランチは作ってあるらしい。

内容は目玉焼きが乗ったハンバーグ、海老フライ、イカフライとポテサラ、下にはスパゲティ、盛りがいい千切りキャベツにはドレッシングと盛りだくさん。それにライスが付いてくる。

フォーク、ナイフもあるが、殆ど箸でOK。見るからに昔のデパートの食堂そのものである。スープや味噌汁がないのは画龍点睛を欠く。まずはイカフライから、ウスターソースを掛けて食べるが、付いてきたレモン汁(小さなパック入り)も掛ける。温かく、揚げてからそれほど経過していない。ハンバーグは目玉焼きを潰しながら食べるが、肉がたっぷり使ってあり、なかなか美味い。

海老フライも揚げたてで敷いてあるタルタルソースをつけて食べる。サラダもとりたててすごく美味いわけではないが、予想通りの味。安心してこれるところも昭和のデパートの食堂である。10分ほどで食べ終わるが、次々とお客様が来店、賑やかなところも我々世代には懐かしい。創業が1957年と私より1歳上だが、ファミレスやコンビニがなかった頃に三越や高島屋、東急に出かけた家族づれが昼飯にやってきたレストランかなと思った。

TOYO(東洋)
中央区日本橋1ー2ー10
05058191631