hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

仏教に由来する言葉の色々

2023-09-30 05:00:00 | 日記
『改めて日本語について考える』その44。普段使っている言葉に仏教に由来するものは多い。

寿司屋に行った時に米のことを『舎利』というが、よく考えると気持ちが悪い。舎利はサンスクリット語のシャーリーラの音から来ている。シャーリーラの意味は『骨、骨組み』という意味で真っ白なお米がお釈迦様の遺骨である仏舎利のようだということに由来している。

人形町に『喫茶去』とついた老舗の喫茶店がある。この喫茶去とは『お茶を召し上がれ』の意味だが、元は中国・唐の時代の禅僧・趙州従諗の言葉にある『お茶を飲みに行け、お茶を飲んで目を覚ましてこい』という意味であった。

よく落語のまくらに使うのだが、賭け事の言葉にも仏教の言葉が多く使われている。『ご開帳』『てら銭』『道楽』『坊主になる』『鉄火場』などがこれにあたる。
まずご開帳だが、仏像などを寺で公開することを指す一方で賭場で博打を始める時にも使う。ご開帳とは元々寺社の修復等を行うために寺宝である仏像を時期を限って大衆に見物をさせ、これにより寄進を得ることを指した。このため、賭場を開く時も同じように使ったものであろう。

道楽は元々は修行により得られた悟りの楽しみのことを指すが、『道を求めようとする願い』→『それにより得られた楽しみ』となり、これに堕落が転じた『道楽』が加わり、よく使われる『道楽』『道楽者』となったらしい。因みに仏教の修行により得られた悟りの楽しみのことは『道楽(どうぎょう)』と言う。

テラ銭は博打や賭場で場所を提供する者に支払う金銭のことを言うが、これは江戸時代に町奉行の管轄外であったお寺で賭場が開かれ、博打による儲けの一部をお寺に寄進したことに由来するとの説もある。

普段から知らずに使う言葉の中に仏教に由来するものの多さには驚いた。言葉の由来は知ると面白い。


そば割烹稲田〜日本橋ランチグルメ

2023-09-29 05:00:00 | グルメ
COREDO室町1の3階に入っている『そば割烹稲田コレド室町店』にお邪魔した。この店は米子市の造り酒屋が経営する店で酒のブランドは「稲田姫」。

稲田姫はクシナダヒメ(櫛名田媛)とも呼ばれ、ヤマタノオロチ伝説で8人の娘のうち一番最後まで残り、スサノウノミコトにより櫛に変えられ、この櫛をスサノウが髪に刺し、ヤマタノオロチを退治するという伝説がある。


夜は店名の通りそば割烹の店だが、ランチも美味い。メニューは色々とあるが、『カツ丼+かけ・もりそば』『天丼+かけ・もりそば』が通常1600円(税込)のところが1430円(同)とお得になっている。他のメニューも美味そうだがついついお得に負けて、今日はカツ丼のセット(かけそば)をお願いした。

カウンターの中には板前さん、キビキビと仕事をこなしている。周りを見ているとやはりサラリーマンやOLが多く、お得メニューを注文する人が多い。

5、6分でランチ到着。蕎麦にはミツバとゆずの皮、さらに別皿には振りネギが入っている。ネギを振り、七味をかけてまず一箸。

喉越しの良い蕎麦、少し濃いめの関西風の出汁も美味い。まずは綺麗に蕎麦を完食、ツユは吸い物として楽しむ。

カツ丼は肉が4切れ、玉子でいい感じに綴じて、ご飯に載せてある。玉ねぎは底にあり、木製の匙で頂いていく。揚げたてなのか、衣がカリッとして好みのタイプ。

タレもやや甘め、先程の蕎麦のツユも挟みながら、少しずつ頂くように努力する。どうもカツ丼は1〜2分で完食してしまう癖があり、ゆっくり味わいながら食べる。

とはいえ右側のおじさんより後に来たのに完食してはいたが。さすがに割烹と付けるだけサービスもよく、味も値段も少しいい。ご馳走さまでした。



そば割烹稲田コレド室町店
中央区日本橋室町2ー2ー1COREDO室町1
05055715441

信濃町駅付近の坂②

2023-09-28 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その189。信濃町駅付近の坂巡り②、安珍坂は左右に曲がりながら降っていく。一旦、坂を降り、再び反対側に坂が現れたが、これが『鮫河橋坂』。



左手にはみなみもと町公園が広がるが、入口近くの説明板には『公園一帯は昔から低い土地でヨシなどが繁る池沼があり、周囲の土地から湧き出す水をたたえ、東南方向に流れて鮫河となって赤坂の溜池に注いでいた。(中略)鮫河には橋が掛かっていて鮫河橋と呼ばれていました。この付近一帯を鮫河橋と言った時代があり、いまでもみなみもと町公園前の坂に『鮫河橋坂』という名前を残しています。』とある。



今では高級住宅地だが、江戸時代から関東大震災前までは東京三大貧民窟(他は下谷山伏町、芝新網・1899年横山源之助著の日本の下層社会)と呼ばれた有名なスラムがあったらしい。今は全く面影もない。

鮫河橋坂を登ると迎賓館西口の前を通るが、ここを左に曲がると上り坂となる。



(下にみなみもとまち公園)

この坂道が『薬缶坂』、みなみもと公園の脇を上って行くが、昔は更なる急坂だったらしい。由来はやかん職人が住んでいた、地面の赤土が銅やかん色に似ていたなど幾つかの説があるがはっきりとはしない。

その先は『朝日橋』という首都高とJRの線路が並ぶ上に架かる橋となる。特にJRは総武緩行線と中央線のトンネルからすぐのところにあり、オレンジ色とレモン色の電車がひっきりなしに通っている。なぜか外国人4人組が熱心に写真を撮っていた。



このトンネルは御所トンネルで四谷側は煉瓦造り、中央線で最も古いトンネルである。(以下、次回)


獅子林(再訪)〜人形町ランチグルメ(皿うどん編)

2023-09-27 05:00:00 | グルメ
長崎由来と言えば『チャンポン』『皿うどん』となるが、今日は『皿うどん』の話。有名チェーン店リンガーハットでは皿うどんと注文すると細い麺をパリパリに油で揚げた麺を皿の上に乗せ、その上にトロッとした餡をかけたものが『細麺』。一方、チャンポン麺を油で炒め、餡と混ぜ合わせた『太麺』の2種類が今でこそあるが、東京の店には以前は細麺しかなかった。

ところが、長崎県、特に大村市や佐世保市などでは太麺の方がメジャーで皿うどんと言うと太麺のことを言う。揚げた細麺を食べたい時はわざわざ『細麺』または『揚げ麺』と頼まなくてはならないのである。



また、味変としてウスターソースを投入するのが一般的。長崎ではチョーコー醤油というメーカーが作る金蝶ソースがベストと呼ばれている。



今日お邪魔した『獅子林』は神戸発祥の中華料理店、東京は初進出である。ランチメニューはチャンポンと皿うどんがメイン。ふとよく見ると皿うどんのデフォルトは『太麺』、いわゆる細麺は『パリパリ皿うどん』となっている。長崎と一緒である。

注文をすると5分程度で到着。太麺を炒めてその上に餡がかかっている。具はイカ、エビ、アサリといった海鮮、かまぼこ、野菜はキャベツ、もやし、玉ねぎ、ニンジンなどである。

シャキシャキのもやしとキャベツが美味い。餡の味付けはリンガーハットほど甘くなく、さっぱり。食べ進むとまずはソースを投入して味変、これが王道の旨さ。

さらに酢を掛けるとマイルドに、ラー油を掛けるとピリ辛にと色々楽しめる。さすがに神戸のNo.1町中華と言われるだけのことはある。

1回目はチャンポン、2回目は皿うどんと頂いたが、メニューにあるミニルーロー飯も気になった。次回は試してみたい。ご馳走さまでした。
獅子林
中央区日本橋人形町1ー19ー5エムズクロス人形町3階
0356140601

残念な⁈優勝〜日本の国技について考える

2023-09-26 05:00:00 | 相撲
たまには相撲ネタ。9月24日に大相撲9月場所は貴景勝と熱海富士の優勝決定戦の結果、貴景勝が引き落としで勝ち、4回目の幕内総合優勝を納めることで終幕した。

大関vs前頭15枚目の争いとなった訳だが、胸を出して然るべきである大関が注文相撲(決り手ははたき込み)を行なったことに賛否両論。読売新聞は比較的貴景勝に好意的な記事を書いていたが、朝日新聞などは本当に優勝したのかと思えるほど切り捨てる記事。

何しろ大きな題字に『動いた貴景勝 はたいてV』と何か悪いことでもしたように書いている。優勝インタビューで『絶対負けられない。強い気持ちでやりました。』と答え、拍手は起きたがそれまでは場内はため息とどよめきに包まれていたとある。

また、審判部長の元関脇琴ノ若は『(決定戦で)ああいうのは見たくなかった』とこき下ろし、八角理事長に至っては『本割で精魂尽きたってところだろう』と発言している。

しかし、いずれも日本相撲協会の本音ではないだろう。3月場所で霧馬山が優勝し、大関に上がり、7月場所で豊昇龍も優勝し、大関に上がった。それなのに今場所大関が優勝できなければどうなっているのか批判されかねない。残る大関は霧島が9勝6敗、豊昇龍に至っては最後の2日連勝して8勝7敗とギリギリの勝越しである。

千秋楽の取組を見てみると3敗の熱海富士が元大関の朝乃山、4敗の北青鵬(前頭11)が大関豊昇龍、高安(前頭7)が大関霧島、どう考えても北青鵬と高安が負け、熱海富士vs貴景勝となることは見え見えである。

あまり報道されていないが、実は大関貴景勝はとにかく決定戦に弱い。2019年9月場所では貴景勝(当時関脇)は御嶽海(同)に敗れ、2021年5月場所では照ノ富士(横綱)に敗れ、2022年11月場所では巴戦になり、阿炎(当時、前頭9)に敗れ、3連敗中だったのである。

協会がバックアップして大関貴景勝の優勝の道を作ってやり、苦手な決定戦に勝ち、横綱に再挑戦とのイメージ作りを仕掛け、これがハマったのである。ただ、決定戦であのような相撲で勝つことは計算外であったが。
おかしな点は他にもある。以前某NHK解説者が『(貴景勝は)唯一の日本人大関なのだから皆で盛り上げないと』と発言したことを聞いたことがある。しかし、大相撲は世界に門戸を開いているはずで、如何にモンゴル人力士ばかりになってもいまさら何をいうのかとしか考えられない。

ウルトラマンのように1番取っただけでカラータイマーが点滅するような大関を協会が無理に応援しようであれば、ますます大相撲の将来は暗いとしか言いようがない。もし、大相撲解説者の北の富士さんが解説していたら今回の優勝決定戦を何と評しただろう。気になるところだ。

むろまち鳥や〜日本橋ランチグルメ

2023-09-25 05:00:00 | グルメ
日本橋は焼鳥屋の名店が多く、ランチの『焼鳥丼』は激戦区。人形町の『おが和』『江戸路』『久助』、小伝馬町の『伊勢廣』など烈ができる店でも結構ある。今日は飲み仲間に教えてもらった『鳥や』という店である。



COREDO室町から程近い路地にあり、ランチメニューは焼鳥定食(串5本、1200円)、焼鳥丼(串4本、1200円)、醤油ラーメン+焼鳥小丼(串3本、1200円)、塩ラーメン+鳥小丼(串3本、1200円)とほぼ値段は1200円均一。季節メニューとして鶏冷やしラーメン+焼鳥小丼やそぼろ丼などもある。私は塩ラーメンのスープに期待して塩ラーメンセットにした。

店に入るとコの字カウンターと4人席が3つ、こじんまりしていてカウンターの中には調理担当が4人、配膳担当が2人とギューギュー詰。さらに焼いたばかりの焼鳥の串がいくつも並んでいる。

中では一生懸命に働いているが、やってくるお客さんの数の方が多く、10分ほど待たされた。まずは焼鳥丼が到着、3串でもも、ムネ、つくねでいずれも串を抜いた状態。

山椒と紅生姜を載せて頂く。ややぱさついてはいるが、東京にしてはやや甘めのタレが丼に向いていて美味しい。

特につくねはよく仕込んであり、中々の逸品。

塩ラーメンは追って到着。麺の上にはうずら卵、割いた鶏肉、メンマ、ネギ。まずはスープ、味はちょうどいいがもう少しコクのあるスープを期待しただけに残念。麺もうまく茹でればいいのだろうが、かなり固い目に茹でられていてあまり好みではない。もう少しこっくり煮込み、柔らかなストレート麺の方がいいのではと勝手に納得した。

ラーメンのセットが人気かと思ったが、焼鳥丼や焼鳥定食が人気がある。焼鳥の色々なバリエーションが楽しめばた。ご馳走さまでした。食べ終わるころにはすでに列ができ始めていた。



むろまち 鳥や
中央区日本橋室町1ー5ー13
0332415288




祝、阪神優勝。次はCSだ!〜阪神ファンの戯言

2023-09-24 05:00:00 | 阪神タイガース
阪神が9月14日に11連勝して18年ぶりのセリーグ優勝を決め、オリックスが9月20日にパリーグ3連覇を決めた。これで両リーグとも覇者は決まった。ただ、CS(クライマックスシリーズ)が始まった2004年(セリーグは2007年)以降はそのまま日本シリーズとはいかないのである。

阪神が前回優勝したのが2005年で当時はセリーグにはCSはなかった。阪神がCSを下剋上を目指した敵地の戦いで見事勝利したのは2014年1回のみである。この時は1stステージで広島とあたり、甲子園で阪神の1勝1分で勝利、さらに優勝した巨人と2ndステージでまさかの4連勝(アドバンテージで巨人1勝)で日本シリーズに進んだ。しかし、対戦相手のロッテの猛打にあっけなく1勝もできずに敗れたのである。

今回、CSに向かうにあたり、不安要素もある。というのは①阪神が優勝を決めたのが9月14日であり、残り15試合も残していること、②2ndステージが始まるのは10月18日とまだ1カ月近くあり、選手のコンディションを維持するのが難しいこと、③セリーグ6球団で出場回数は10回と巨人に次ぐ回数であるが、1stステージ突破が3回、2ndステージ突破が1回、勝率は13勝22敗の.371でセリーグ最下位であること、と短期決戦にはあまりいい成績が残せていないことなどが挙げられる。



もちろん、シーズンを通した防御率や勝率、勝利数は抜群にいいのがわかってはいるが、タイガースファンとしてはやはり気になってしまう。

それでは対戦相手がどこになるのか、どこが有利なのかという点だが、現在2位の広島は今シーズンの対戦成績が14勝8敗1分で勝率は.636と悪くない。特に大竹は6勝0敗防御率0.57と抜群の成績、伊藤将も2勝0敗防御率1.17と得意にしている。

他に村上2勝、西勇・青柳・才木各1勝などとなっている。3位のDeNAはシーズンの対戦成績が13勝11敗と5球団の中で最も悪い。投手別には青柳が5勝1敗、ほかには伊藤将が2勝、才木、大竹、西純矢が各1勝などとなっている。この比較に加え、最近のDeNA戦で牧にHRを浴びる回数も多いことから広島の方が有難いように思う。ただ、一昨年のような横浜の今永や広島の森下も特に苦手意識はないのでいずれがでてきても大丈夫とは思うが。

もちろん、今4位の巨人には対戦成績で18勝5敗1分と最もよい対戦成績ではあるが、先発投手の活躍が乏しく、1stステージまで行き着くのも中々厳しいのではないか。

とにかく短期決戦は投手力、守備力の良いチーム有利と言われている。ローテーションが確立している阪神にはかなりのアドバンテージはあるとは思うが、油断することなく、準備を行なってもらいたく、また、残りの消化試合で怪我をしないように期待したい。




日勝亭(再訪)〜人形町ランチぐるめ

2023-09-23 05:00:00 | グルメ
昼時に暑い中、水天宮前まで歩いてうどん屋さんを訪ねたが、何と閉店済。ショックを受けてウロウロしていたら、かなり以前にお邪魔した老舗洋食店『日勝亭』の前に出た。

以前にお邪魔した時は『やきめし』を頂いたが、今日は洋食店らしい『メンチカツ』(ライス、スープ、サラダ付1200円』をお願いした。



日勝亭は1925年創業の老舗ではあるが、店は新しく、それほど広くない。4人席が5つ、2人席が1つ、つまり定員は22人。私が入店した時は先客は4人だったが、すぐに混み始めた。

お客さんは近所のサラリーマンが多く、ほぼサービスランチ(この日はローストチキン、1000円)を注文する。サービスランチはすぐに提供されることもあるようだ。



7、8分してまずはスープとサラダが登場。フレンチドレッシングのかかったグリーンサラダとチキンコンソメである。

少し経ってメインのメンチカツとライスが登場。揚げたてのメンチカツにはドミソース、付け合わせはニンジンのグラッセと茹でたインゲン、さらに細めの炒めたパスタが付いている。

メンチカツをフォークで切って一口、肉汁がじゅわと出る。もちろん牛肉がたっぷり、ドミソースは時間をかけて作られた甘みの少ない、しかしコクのある逸品。普通に丁寧に作られたものだろうが、とにかく肉の比率が高く、美味い。



付け合わせ、特に細いパスタを炒めた単純なものだが、これが美味い。ソースを少し絡めて頂く。



この店のランチメニューは不思議なことに単なるビーフカレーやビーフシチューはない。ドライカレーはあるが。また、ビーフカツとハンバーグはあるが、トンカツ(ポークカツ)やチキンカツはない。やはり牛肉メインが中心なのだろうか。

他にもメンチカツを売りにする店は多数あるが、食べた後の充実感が違うように感じた。とにかく落ち着いた、控えめなお店だが、料理の手間の掛け方が違うことを実感。たまの贅沢、本当にご馳走でした。

日勝亭
中央区日本橋蛎殻町1ー32ー2
0363191077

信濃町駅付近の坂巡り①

2023-09-22 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その188。信濃町駅付近の坂巡り①、前回この辺りの坂道を歩いたのが2016年1月。久しぶりにまた、以前は行かなかった坂道も含め歩いてみた。



信濃町駅を降りて権田原方面に向かうとすぐに右に道が分かれて下り坂となるが、これが『千日坂』。有名人の葬儀がよく行われる千日会堂に向かう坂だが、坂の途中にある一行院千日寺に由来する。



坂下の案内板には『但し、1906年に道の付け替えが行われていて今の道は新道。この坂道は言わば新千日坂である』と書かれている。



坂を降りると左に行く道もあるが、私は反対側の上り坂をあがる。この辺りには立派な住宅が点在する。

権田原交差点を左に曲がる。権田原の地名の由来には代官・権田隼人の屋敷地だった、あるいは権田丈之助、権田小三郎とその組下の組屋敷があったなど諸説がある。



明治記念館の角を曲がると東宮御所に繋がる並木道となるが、場所柄制服を着た警察官が多い。その中、写メを撮っていると何故か睨まれているような気がする。

この通りは途中から下り坂となるが、これが『安珍(鎮)坂』。ちょうど東宮警察事務所向かいあたりに標識がある。



それによると名前の由来はかつて坂の前にあった安藤左兵ヱの屋敷内に安鎮大権現の社があったことに由来し、後に安珍坂と書くようになったとある。1994年にビートたけしがこの坂下でミニバイクを運転中に自損事故を起こし、重傷を負ったばしょでもある。(以下、次回)