hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

霊岸橋

2016-12-31 05:00:07 | 日記

『ぶらっと橋めぐり』その25。今回は霊岸橋を渡ってみる。場所は茅場町1丁目の交差点を八丁堀方向に向かったあたりにある橋で日本橋川から亀島川に分かれてすぐのところにある。茅場町と新川を結ぶ橋で江戸後期にはもうあった橋らしい。

霊巌島とは現在の新川地区をさすが、元は1624年に幕府から霊巌上人に下賜され、これを埋立たのちに霊巌寺を建立した。この隅田川、日本橋川、亀島川に囲まれた地区を霊巌島と呼んだのである。

霊巌寺は明暦の大火以降に深川に移り、その後には町家が増加、関西方面から来るいわゆる下りものを扱う瀬戸物や酒を扱う問屋が多かった。

現在の橋は1985年に建て替えられたものだが、長さが53m、幅が33mある。橋のたもとには何とも味のあるビルが残り、現在はビアホールとして営業している。また、日本橋川から分かれてすぐの所には日本橋水門があり、水位の監視をしている。

霊巌島という名前は1948年に新川が埋立られ、完全に陸続きとなり、さらに1971年に住居表示により、新川1、2丁目となった。このため、現在は霊巌島の名前はなくなり、わずかに霊岸橋にその名前を残すこととなってしまった。

とん㐂〜銀座グルメ

2016-12-30 05:00:23 | グルメ

どうして暮れになると無性にカツ丼が食べたくなるのだろうか。一昨年の12月30日も銀座の梅林の記事を載せている。いつも同じ店ではと同じ銀座ではあるが、『とん㐂』にお邪魔した。

店は西銀座通りから一本入った銀座6丁目、能楽堂ビルを地下に降りたところにある。戸を開けるとカウンター、反対側に4人、6人、2人のボックスシートがある。

もちろんトンカツ屋なので通常のロースカツやエビフライもあるが、かなりカツ丼に自信を持っているようでメニューにも当店自慢と書いてある。

カツ丼も並と上、定食と単品があるが。今日はカツ丼上定食(1620円)をお願いする。夜は空いているようで私以外はカップルが1組、後で常連さんが1人来たのみでキッチンに2人、フロアに2人いるが、手持ち無沙汰である。

カツ丼には四谷の名店『鈴新』の親父さん曰く、3種類ある。これをカツ丼3兄弟と言っているのだが、はじめに『煮カツ丼』、これは揚げたてのカツを玉ねぎとタレで煮て卵でとじるが、カツの衣は柔らかい。次が『かけカツ丼』、これはご飯の上に揚げたてカツ、さらに玉ねぎをタレで煮て卵でとじたものをかけるが、カツの衣はサクサク。もう一つが『ソースカツ丼』、これはご飯の上にキャベツ、揚げたてカツ、ソースとかけたもの。この分類からするとこの店のカツ丼は『かけカツ丼』である。


まずは漬物。カブ、キュウリの浅漬け、柴漬けが乗っている。次に豚汁、熱いが中にはいちょう切りの大根、人参、ネギ、豚が入った具沢山。

そしてカツ丼登場。丼は大きめ、カツはロース、厚みは肉は8ミリ程度。パリっとした衣がいい。その上に卵でとじた玉ねぎが載せられている。刻み海苔が載せられているのが特徴かな。カツは割に細かく切られ、食べやすい。タレはやや甘めの醤油味、あまりつゆだくでないため、カツの感触が素晴らしい。

もちろん、肉は柔らかく、どんどん食べ進む。合間には漬物、豚汁で箸を休めながらも食べ進む。アッと言う間に完食、ゆっくりカツ丼を味わうことは私は不得意なようだ。値段は若干高いが、銀座ということもあり、満足。ごちそうさまでした。

なお、年末31日と元旦は休み、2日からはランチのみの営業とのことである。

とん㐂(とんき)
中央区銀座6ー5ー15
0335720702

色々な鳥のつく駅

2016-12-29 05:00:44 | 日記

『鉄道シリーズ』その157。前回に続き、駅名に隠れる鳥たちについて。日本の地名には多くの鳥が出てくる。鳥の種類別にあげてみたい。

ウグイス(鶯)は鶯谷(山手線)、鴬の森(能勢電鉄)、鶯野(田沢湖線)、鶯巣(うぐす、飯田線)。
カラス(烏)は烏丸(阪急京都線)、烏丸御池(京都市地下鉄)、烏江(養老鉄道)、千歳烏山(京王本線)、烏山(JR烏山線)。

スズメ(雀)は雀宮(JR東北本線)雀田(JR小野田線)。メジロは目白(山手線)、モズは中百舌鳥(大阪市地下鉄ほか)、百舌鳥(JR阪和線)、百舌鳥八幡(南海高野線)。ハト(鳩)は鳩ノ巣(青梅線)、鳩ヶ谷(埼玉高速鉄道)。

ワシ(鷲)は鷲津(東海道本線)、鷲津針原(えちぜん鉄道)、鷲別(JR室蘭本線)。タカ(鷹)は三鷹(中央本線)、鷹取(東海道本線)

ツル(鶴)は鶴ヶ峰(相鉄線)、鶴瀬・鶴ヶ島(東武東上線)、鶴巻温泉・鶴川(小田急線)、鶴ヶ丘(JR阪和線)、西舞鶴(小浜線)、鶴舞(名鉄)、上総鶴舞(小湊鉄道)、鶴見(JR京浜東北線)、京急鶴見(京浜急行線)、鶴崎(JR日豊線)、鶴見緑地(大阪市地下鉄)、鶴岡(JR奥羽本線)、鶴ヶ島(東武東上線)、鶴橋(JR大阪環状線)、真鶴(JR東海道本線)などかなり多い。

サギ(鷺)は前述以外に鷺沼(東急田園都市線)、白鷺(南海高野線)。ウ(鵜)は鵜沼(JR高山線)、鵜住居(JR山田線)ガン(雁)は雁ノ巣(香椎線)、シギ(鴫)は鴫野(JR片町線)、カモ(鴨)は鴨居(横浜線)、鴨宮(東海道本線)、クイナ(水鶏)はくいな橋(京都市地下鉄烏丸線)


ヒシクイ(鴻)は鴻ノ巣(JR高崎線)、鴻野山(JR烏山線)、コウノトリ(鸛)はコウノトリの郷(京都丹後鉄道)。

まだまだあるかもしれないが、これだけでも17種類。調べればあるものである。

錦糸橋

2016-12-28 05:00:02 | 日記

『ぶらっと橋めぐり』その24。今回は横十間川に架かる錦糸橋を渡る。松代橋から川沿いを歩くとすぐ左側に亀戸水上公園がある。この公園は船着場を備えており、水上バスの停船場や非常時の退避等に利用できることになっている。近くでは暖かい冬の日を受けて井戸端会議なのか、おばさん達が盛り上がっていた。


また、公園から川の方に向かうと真ん中がかなり高くなっている錦糸橋を見ることができる。この上を通るの道を北斎通り通り呼んでいるが、実はこの道は錦糸堀(本所南割下水)であり、それを埋め立てたものである。



駅に向かって歩くと錦糸公園、少し前まではポケモンGOで珍しいポケモンが出現するスポットとして知られていた。手前には少年野球場、奥には芝生と下町らしくフラットで広い。


公園の中央部には噴水があるが、これがなかなか複雑な動きをする。周りから水が出たり、小さい噴水から水があがったり。クライマックスでは中央の噴水が地上4〜5mほどの高さまで水流が上げる。ちょうど3歳くらいの男の子がその姿を見たいのかお母さんにぐずりながら待っている姿が微笑ましかった。


奥にはスカイツリーが大きく見えるが、手前の再開発ビルも高さでは負けていない。遠近で面白い風景になるものだ。

歳の市2016

2016-12-27 05:00:49 | 日記

今年も人形町の歳の市が25日に始まった。すでに20日には350もの提灯が飾られていたが、しめ飾りや門松などを売る店が軒を並べる。


なぜか不思議なのは水天宮から人形町に向かって左側、つまり大観音側にはお飾りを売る鯔背な法被姿のトビの人たちが経営する店が並ぶ。


朝の通勤時には既に新たな商品を並べ出している屋台もある。競合するのではと側から見て思うのだが、あまり、呼び込みはしていない。

反対側にはベビーカステラ・七味唐辛子・中国の餅など食べ物の屋台、植木や枕・敷物・箸などを売る店、干物やワカメ・干し柿など乾物を売る店などが並んでいて、干物の魚を焼く匂いが立ち込めている。



屋台は全部で30軒ほどで人形市や瀬戸物市に比べるとやや規模は小さいが、これが並ぶと今年も終わりだなあとしみじみ思う風物詩である。31日まで開催している。

花畑大鷲神社

2016-12-26 05:00:43 | 日記

来年の干支に因み、花畑大鷲神社に参拝する。この神社はお酉様の発祥とされるが、足立区の北のはずれにあり、結構不便。


東武スカイツリーライン谷塚駅下車。谷塚は草加の一つ手前である。ここから桑袋団地行きのバスで4つ目、草加記念体育館で下車。毛長川に向かって7分程度歩くと到着。


神社の前にはお正月向けなのか沢山の奉納された提灯が並べられ、鳥居を入ると植木屋さんが準備を始めている。それほど大きくはないが、参道右手には池を配した庭もあり、歴史を感じる。

創祀は日本武尊東征の報恩として祠を奉斎したこととされ、源義光が後三年の役の奥州征伐の際に戦勝祈願をしたとされる。平安後期か鎌倉時代には毎年11月の酉の日に例祭を斎行するようになって、市がだったのが酉の市の起源とされる。

最初は農具や切り餅を売っていたが、農具の熊手に『福を掻きこむ』としてお多福の面を付けたり、簪や稲穂をつけた守礼などの縁起物を工夫したことから評判を呼び、参詣人が増えたとのこと。


二つの鳥居をくぐると狛犬がいる。拝殿は1624年造営の印があり、欄間の細工は登り龍が彫られているなど立派な仕上がり。手を合わせて来年の運を祈願した。



花畑大鷲神社
足立区花畑7ー16ー8

松代橋

2016-12-25 05:00:54 | 日記

『ぶらっと橋めぐり』その23。今回は松代橋を渡ってみる。この橋は錦糸町駅から出て、国道14号を左に曲がり、少し行った横十間川に架かる橋である。

横十間川は江戸時代に掘られた運河で北十間川から別れ、南に下るもので一部で墨田区と江東区の区界にもなっている。『横十間』の名前は江戸城に対して横に流れる幅十間の川という意味を表している。


国道14号を歩くと左側に都営バスの江東営業所。都営バスの運行系統が減少する中、錦糸町駅発着のバスは多く、都07(錦糸町駅〜門前仲町・東陽町)、錦18(錦糸町駅〜新木場)、急行05(錦糸町駅〜日本科学未来館)、東22(錦糸町駅〜東京駅丸の内北口)これらはこの営業所である。(他にも大塚駅、青戸車庫、日暮里駅、晴海埠頭、深川車庫、南千住東口、小岩駅、築地駅、臨海車庫などもあるが、これらは他の営業所)と都営バスファンにはたまらない。とくにSー1系統の『東京夢の下町』は銀色のかっこいい車体を使用している。

話はそれたが、松代橋はその先にある。橋の名前は昔この辺りの地名が本所松代町といっていたためつけられたもの。

かなり変わっているのは橋の幅が40mあるのに対し、長さが39mとほぼ正方形の橋ということ。運河のため、川の流れは緩やかで区内では最大の広さを誇る。

国道14号は交通量も多いが、川沿いに曲がると何とものんびりした風景になる。

クリスマスツリー

2016-12-24 05:00:33 | 日記

やはり、この時期の話題としてクリスマスツリーは外せない。昨年も色々なツリーを見てきたが、営業でホテル、オフィスビル、駅、デパートなどを歩いていると素晴らしいもの、面白いものに出会える。

まずは日本橋三越の正面にある2つのツリー。屋外に置かれているので高さもあり、豪華でしかも電飾が素晴らしい。

次に東京スカイターミナル、箱崎の空港アクセスの拠点だが、クリスマスのみならず七夕やひな祭りなどにも飾られている。隣に飾られているサンタクロースも可愛らしい。


次はホテル、最初は帝国ホテルのツリー。目を引いたのはスカーレットのバラで作られたもの。一体何本のバラがつかわれているのだろうか。

次が新高輪プリンスホテルのもの。やや写りが悪いが、広々としたところに置かれ、迫力は十分。


上野駅に置かれたツリーも素晴らしい。さすがに上野だけあり、パンダがたくさんぶら下がっている。

これは吉祥寺駅前にある巨大ツリー。夜に見るとロマンチックである。


面白いのはビニール風船でできたミニオンズのツリー2つ。とくに前の方はツリーの真ん中からミニオンズが顔を出す。これはインパクト大。

これは我が家のツリー。ライトをつけたところを撮ったが、携帯ではこれが限界。玄関脇のモミの木が主役になるシーズンである。

最後に今回のベストツリー。品川インターシティの入口に置かれているが、色合い、デザインともに斬新でエレガントと感じた。あくまで個人的な感想だが。

尾張屋支店〜浅草ランチグルメ

2016-12-23 05:00:27 | グルメ

店の名物には時々無性に食べたくなるものがあるが、私にとっては尾張屋の天丼などはまさにその部類だ。雷門近くには『葵丸進』『三定』など老舗天ぷら屋も数多いが、私はこのシンプルな天丼がこのみである。

店は11時半開店だが、少し前から客をいれたのか、11時35分で概ね満席。私は横2人だけの席に通される。天丼だけでも車海老の天丼上(2300円)、中海老のみを乗せたもの、卵でとじたものなどあるが、シンプルには天丼(1600円)に決める。

すぐにお茶とおしぼりが出てくる。お茶を啜っていると、前のおじさんは酒と天せいろを注文。横2人席のため、前の席がよく見えるが、燗酒にそば味噌と寒い昼にはもってこい。うらやましいと見ていると天丼到着。

トレイに乗り、蓋をした丼から海老の尻尾が飛び出している。あとは結びかまぼこと麩が入ったお吸い物。香の物はキュウリ3切れ、沢庵2切れ、柴漬け少々。丼の蓋を開けると名物の大きな海老が2匹、車海老だと700円増しだが、重箱になるようだ。

早速、丼のエビを持ち上げひと口、少し辛目のタレが塩梅よく掛かり、揚げたてのパリっとした衣、甘い身の調和がいい。ご飯もかなり熱いがタレが程よくしみて美味い。あとを引く味で熱中してついかきこんでしまう。

香の物も浅漬けのキュウリがサッパリ、箸休めにはいい。早飯にならないように心掛けても箸が止まらない。

あっという間に完食。やはり美味い、自分にとって3大丼の『尾張屋の天丼,梅林のかつ丼、あった蓬莱軒の鰻丼(ひつまぶし)は外せないが、特にここの天丼は好きである。たまには車海老にもお目にかかりたいものだ。

尾張屋支店
台東区浅草1ー1ー3
0338418780

千住大橋

2016-12-22 05:00:05 | 日記

『ぶらっと橋めぐり』その22。隅田川で最も最初に架けられた橋は永代橋でも両国橋でもない。最初に架けられたのは千住大橋、元は大橋と呼ばれた。これはゴルフの全英オープンを“The Open”と呼ぶのと同じである。

場所はJR北千住と南千住の間、アクセスは京成線千住大橋駅からが最も近い。千住大橋駅の改札を出て、まっすぐアーケードを行く国道4号線に出るが、これを右折、信号を渡ると目の前に幅の広い鉄橋が見える。よく見ると上りと下りの2本の橋だが、右側が旧橋、左側が新橋となっている。

サイズは旧橋が長さ91.6m、幅24.2mで1927年竣工。新橋は次の交差点をオーバーパスするところまで入れて502m、竣工は1973年である。

橋の歴史は古く、1594年つまり江戸幕府が開かれる9年前に造られた。鉄橋になったのは関東大震災後の1927年である。


旧橋の袂には『奥の細道矢立始め』の碑があり、芭蕉が奥の細道を始めたことを記してある。

さらにその横から隅田川まで降りることができるが、ちょうど散歩やマラソンに向いているようで人も多い。川岸からみる『大橋』はダイナミックであり、また、橋の下に千住小橋を作り、道の反対側にでることもできる。

ここから上がり、南千住方向に歩くが、このあたりは隅田川もゆったりと流れ、風景もいい。幹線のため、車の通行量もかなり多い。橋の上にはやはり『大橋』と書かれ、江戸で最古参ということを主張しているかのようである。