『ぶらっと橋めぐり』その28。レインボーブリッジの前回の続き。はじめから4番目の橋脚P30までで285m、かなり上り坂を歩いたつもりだが、まだ吊り橋部分までも半分程度にしかならず、全て歩ききるまでは何と1238m残っていることが判明する。やはり、大きな構築物である。
左手下には第三台場(台場公園、現在は陸続き)が見える。よくみると人が散歩しているのが小さく見え、そんなに高いのかと改めて認識する。因みに橋桁の高さは52mなので、この辺りでも30mはある計算になる。また、第三台場の先には旧防波堤が小さな無人島のように残されている。
この辺りからだんだん風が強くなり、左側から転落防止のネットに囲われるが、ネットの風切り音がうるさい。
さらに10分程度写真を撮りながら歩くとようやく台場側のアンカレッジに到着する。一瞬、室内に入ると風がないことのありがたみを感じる。かつて有料だった頃には展望施設にも入れたらしいが、今は閉鎖されている。
吊り橋部に入ると次第に揺れているのに気がつく。右手にはゆりかもめ(鉄道)と車が通るが、一瞬何もいないこともある。するとミシミシという音が聞こえる。
吊り橋部も真ん中あたりに来ると対岸が開けて海の科学館の向こうに大きなブイ、さらにその先に房総半島であろうか、低い山が連なるのが肉眼でもわかるようになる。そして、芝浦側の車道部分がループになっているのがよく分かる。鉄道やマイカーでは全く見えない絶景を見ることができるが、ここで初めて人とすれ違う。ただ、彼はランニングをしていたが。
ただ、だんだんこちらも同じような風景に飽きて早足になる。そして芝浦側のアンカレッジに到着。こちら側はエレベーターで降りることができて楽ちん。もう少し長いかと思ったが、芝浦側はダラダラ坂がない分は楽である。
そして、地上に降り立ち、レインボーブリッジを見上げるとまた、橋やアンカレッジなどの大きさに感動する。5分も歩けば芝浦ふ頭駅。
完歩は其れ程大変ではないが、真夏はやめた方が良さそう。橋は歩いて渡るのが一番を実感することができるオススメスポットである。