hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

何が足りないのかを分かっているの?〜阪神ファンの戯言

2022-03-31 05:00:00 | 阪神タイガース
いったい、何をやっているのか。昨年は同じヤクルトとの開幕戦、神宮球場で3連勝、一方で今年は大阪ドームで3連敗。初戦は采配ミス、2、3戦は相手投手陣が良かったこともあるが2試合とも得点0。それにしても阪神タイガースのファンは疲れる。

というのも今年は開幕4連敗、それ自体を非難したい気持ちはあるが、それ以上に首脳陣の準備不足、危機管理能力の無さにガックリ。というのも私は既に開幕前3月24日に感じたのである。

それは一軍登録の投手陣である。一軍投手は11人を登録したが、まず先発(予想)の藤浪、桐敷、小川は理解した。救援は岩崎、浜地、斎藤、湯浅、石井、渡邊、小野の7人、クローザーはケラー。先発は青柳が外れたのはコロナだからやむを得ない。

疑問を持ったなは救援投手。前年の一軍登板数を見ると、岩崎の62回以外は大した実績のある投手がいない。石井18回、小野12回、斎藤19回程度。特に浜地4、湯浅3、(渡邊は移籍組)と殆ど勝ち試合の経験がない。オープン戦も小野は決して良くなかったし、石井はコントロールが甘いのも昨年4月と変わらない。昨年勝ち試合に投げた岩貞、及川、アルカンタラ、馬場と言った救援投手が1人も一軍にいない。どこに行ったんだ。

怪我や調整不足はあるかもしれないが、揃いも揃って誰もいないのは投手コーチの責任である。

さらにクローザーだが、昨年42セーブのスアレスが抜けた。阪神全体で43あったセーブのうち42を稼いだ投手がいなくなった穴を誰に託すかも必ず議論されているはずだ。まあ、ケラーならと思っていたとしても、ケラーがダメだった時のセカンドプランは必ず必要。しかし、29日の広島戦ではその形跡の微塵も感じなかった。この試合の8回の岩崎はよかった。開幕戦と違いちゃんと修正できていた。

問題は最終回、ケラーは空振りが取れない。広島・マグブルームにヒット、代走の曽根に2塁に走られ、會澤は打ち取ったが上本に四球。12球も粘られてである。1死1、2塁で代打長野を打ち取ったがケラー自体がほぼエラー、満塁となる。ここでベンチは堪えきれずに湯浅にチェンジ。確かに湯浅投手の好投がヤクルト戦の僅かな成果だったことは認める。しかし、唐突すぎる。

湯浅投手にはやはり経験不足は否めない。西川に1球目の際どいフォークを選ばれ、やむなく投げた2球目ストレートをライトオーバー、万事休す。これでは勝てない。まず、捕手の坂本が西川の早打を知らないことも問題。ケラーの実践登板不足に加えて、ここでクローザーとしてマウンドに向かった湯浅には荷が重すぎる。ヤクルト戦の状態を見たらケラーを8回、岩崎が9回が最低ライン。こうすればケラーが点を取られても攻撃が1回残っているのだ。しかもクローザーのリスクシナリオの練習をオープン戦で十分にできていない意識の低さにはガッカリした。

簡単に試合が終わらないことは9回打切りだった昨年ですら分かっていたはず。しかも今年は延長は12回まであるのである。もし、同点で9回終わっていた後はどうするつもりだったのだろう。
打つ方も佐藤の脆弱さはあまり変わっていないが、打線の組み替えは可能、それより投手をどう使うのか、福原・金村コーチと矢野監督に掛かっているのである。

まだ、3月、これからの数試合をどうするかが今シーズンの命運を決めると言っても過言ではない。投手の起用法を改めてもらいたいと考える。(脱稿3月29日)

海南鶏飯 天鶏〜神保町ランチグルメ

2022-03-30 05:00:00 | グルメ
神保町でランチとなった。餃子で有名な『三幸園』は直前で入ったおじさんで満席となり、『さぼうる』も混んでいる。すずらん通りも『スヰートポーズ』『キッチン南海』は閉店と知った店には入れずウロウロ。横丁に入ったところに目立つ緑色の看板『海南鶏飯 天鶏』を見つける。



店の周りにカラー写真付きのメニューが並び『カバオ』『海南鶏そば』『海南まぜそば』『タイランチ』など。シンガポール料理かと思いきや、インドネシア、タイと東南アジアならなんでもありである。

店に入ると東南アジア系の女性が元気な声で『イラッシャイマセ』と迎えてくれる。海南鶏飯(700円)をお願いする。

まずはお冷とスープを持って来てくれる。鶏スープだが、予想通りかなり熱い。しかし、味はしみじみ旨さを感じる。



鶏飯もすぐ運ばれてくる。皿の左から刻みキャベツ、茹でた鶏肉、長粒の香り米と並んでいて鶏肉にはソースもかかっている。ソースは2つ、チリソースと醤油ソース。醤油ソースは黒砂糖のようなら香りもする。



ライスに乗ったパクチーをどかせて鶏肉と共に頂く。水分が少ない長粒米は上手く食べないと口の中で詰まりやすい。鶏肉はしっとりしていてチリソースともよく合う。スープも飲みながら頂く。



突然、女性がコーヒーを持ってきてくれ、これはサービスです、熱いので気をつけてね、と言われる。さすがに少し味に飽きたので醤油ソースをご飯に掛けて頂く。香り米はジャスミンのような香りが鼻に抜ける。完食したが、満腹となった。

サービスのコーヒーを食後に頂くが、これは薄くてあまり・・・。まあサービスだからやむを得ない。ご馳走さまでした。

海南鶏飯 天鶏
千代田区神田神保町1ー17ー3

神田川に沿って〜お茶の水橋→水道橋

2022-03-29 05:00:00 | 川と橋
『ぶらり橋めぐり』その111。お茶の水駅の側には神田川に架かる大きな橋が2本ある。神田駅寄りの聖橋は歌詞にも出るほど有名だが架橋されたのはお茶の水橋の方が古く、初代は1889年に架けられた鉄橋であった。1904年には甲武鉄道お茶の水駅の開設、東京市電錦町線の開通などが行われた。しかし、関東大震災で焼失、震災復興事業として1931年に今の橋が架けられた。

お茶の水駅があるため、『お茶の水』はこの辺りの地名かと思いきや、二代将軍秀忠が近くにあった高林寺の湧水で淹れた茶を気に入ったことから付近を『お茶の水』呼ぶことになっただけである。因みに山手線内の駅で地名によらない駅はお茶の水駅と鶯谷駅しかない。

駅のお茶の水橋口から向かいに渡った交番の左手に『お茶の水』の由来が書かれた石碑があり、先程の由来に付いて彫られている。



お茶の水橋を渡り、水道橋方向に歩く。この辺りは江戸時代より谷が深く、橋は水道橋しかなかった。



坂を降りながら左手を見ると河岸には椿やヒガンザクラ、ハクモクレンなどが植えられていて美しいがかなり下の方に咲いている感じがする。



しばらく坂を下り、昭和第一高校の向かいあたりに『神田上水懸樋(掛樋)跡』という石碑が出てくる。これは江戸時代神田上水が神田川を跨ぐ地点に設置されていた掛樋のことで当時は今ほど神田川の川幅は広くなかったとはいえ、石碑にある絵図にある通り、レベルの高い土木技術があったことがわかる。



さらに少し行くと『お茶の水分水路』の石碑がある。お茶の水分水路は江戸川橋分水路、水道橋分水路、高田馬場分水路と同様に大量の水が流れ込んだ際にこれを分け、外堀通りの下に水路を作る。これは川幅が広げられないため、地下に水路を掘る工法で、丁度この石碑の下あたりに呑水口がある。地下に設けられた水路を経て1.3km先の昌平橋で神田川と再び合流する。



坂をさらに降りると春日通り、その向こう側に水道橋駅がある。私も水道橋を渡るが、側面に当時の錦絵が描かれている。



神田川に架かる水道橋の中央からお茶の水駅方面を見るが,都会で渓谷美を楽しむことができるスポットであった。




モツ兵衛〜御徒町ランチグルメ

2022-03-28 05:00:00 | グルメ
私はどうも九州の味に弱いような気がする。仲御徒町駅近くでランチの店を探していると『博多もつ鍋・炭火もつ焼き モツ兵衛』と言う店の前を通りかかった。ランチをやっているようだが、どうせカレーや焼き魚だろうと見るとメニューには『長崎ちゃんぽん』『皿うどん』『紅辛ちゃんぽん』とあり、さらに皿うどんの下にはウスターソースで一味プラスと書いてある。



皿うどんにウスターとは九州の流れを汲む店だと確信、店に入った。カウンターに座り、並ぶ焼酎の一升瓶を眺める。ちゃんぽんに柚子胡椒が付いてくることを確認した上で『ちゃんぽん+半チャーハン』(税込980円)をお願いする。

店内はモツ鍋、もつ焼きなどのポスターが貼られていてカウンターに並ぶ人が4人ともちゃんぽんを食べている。



待つこと7分ほど、ちゃんぽんセット到着。まず驚くのは嵩高くる盛られた野菜、キャベツ、もやし、玉ねぎ、ニンジンなど。

キャベツは大きめにカット、よく煮えたところとまだシャキシャキなところが混在。齧ると甘い。最初に野菜から食べて行くが結構腹が膨れる。

麺の量もいかゲソ、アサリ、紅白のかまぼこ、もちろん豚肉もたっぷりと入っていて中々美味い。ニンニクの香りもするが、あっさりとしたトンコツ味、量は多くても食べられてしまう。



半チャーハンも比較的暖かく、特徴はキクラゲがふんだんに使われていること。

チャーシュー、玉子も入り、しっかりとした味付け、多少の時間はかかったが完食した。ご馳走さまでした。

モツ兵衛御徒町店
台東区上野5ー15ー15
05055936597

球審の謝罪の是非を考える

2022-03-27 05:00:00 | 阪神タイガース
いよいよ野球の季節となってきた。選抜高校野球が始まり、25日にはプロ野球が始まった。そこでいつも気になるのが『正しい判定』である。

ぼんやりと選抜高校野球を見ていたら、滅多にないシーンを見ることができた。大会2日目(3月20日)第一試合敦賀気比(福井県)vs広陵(広島県)、4回広陵の攻撃で無死1塁の場面、打者大山くんが1塁側にバントしたがこれがイレギュラーしてフェアゾーンに。1塁手が捕球して1塁カバーの2塁手に送球して1アウト、打者走者は1.2塁間に挟まれ、2アウト。ダブルプレイが成立した。

しかし、広陵側は2塁審判がファウルのゼスチャー(誤り)をしたため1塁走者がストップしたと抗議。審判団は集まり、球審は『二塁審判がファウルのゼスチャーをしてしまいました。私たちの間違いでしたので2塁に(1塁走者を)進めてプレイを再開します。大変申し訳ございません。』と謝罪したのである。

その後、この時の尾崎球審の判断は素晴らしいという投稿が幾つもあった。今までも明らかに誤りの判定はあったが、謝罪のコメントを聞いたのは私は初めてである。野球でもサッカーでも行い、せっかく盛り上がった試合を台無しにした例は幾つもある。

このため、プロ野球では『リクエスト』制度が始まり、何回も判定が覆る例を見ているし、サッカーはVAR、ラグビーでもTOMが普通のものになってきている。
しかし、高校野球では基本的に異議を唱えることは難しく、確認することしかできないが、誤った判定をした場合に審判団が謝罪して判定を覆し、試合を続行させる勇気には感動を覚えたのは私だけでは無かったはずである。もちろんビデオ判定の導入もいいとは思うけど。

更里〜浅草橋ランチグルメ

2022-03-26 05:00:00 | グルメ
浅草橋駅近くでお昼になった。この街はバリエーションが多く、洋食、ラーメン、日本蕎麦、中華料理、天ぷら、何でもある。ただ、11時45分では焼きカレーのストーンやあんかけ焼きそばの水新菜館などは行列必至である。

JR浅草橋駅周辺をぶらぶら歩くととにかくホルモン酒場ばかり。ランチをやっている店もあるが、スーツが油臭くなりそうで諦めた。すると一本道を入ったところにスタンドアローンの渋い蕎麦屋さんを発見。やや高そうだが、とりあえず入店。

店の名前は『更里』、さらりと読むのだろう。外観は昔ながらの蕎麦屋さんの造りで立派な木の一枚板の看板が出ている。
中に入るとまだ無人、人の良さそうな女性が蕎麦茶を出してくれる。暖簾を見ると築地の布恒更科から送られたもの。

メニューを見ても良く似ていて季節のわかさぎの天もりからスタートする。これは天ぷらは当たりと『穴子天盛り(大盛)』(1900円)をお願いした。海老天、わかさぎ天は同じ値段、かき揚げは100円増し、ごぼう天は100円引きである。

店には胡麻油のいい香り、油の入った鍋に天ぷらを投入する音まで聞こえて来る静けさ。先日、布恒更科にお邪魔した時と同様甘みがない蕎麦つゆを想像していた。

やってきた蕎麦はまあまあの盛り、ご飯を食べないなら大盛にしないと午後お腹が空く程度である。まずは蕎麦から行くが、確かにそばつゆは甘みはない。しかし、しっかりと出汁の香りがしていて塩辛いとは感じない。



天ぷらを食べるためにそばつゆに大根おろしを加え、穴子天を齧る。やはりかなり水準の高い天ぷらで美味い。生臭さがこれっぽっちもなく、次いで蕎麦をたぐると堪らない。

これだけカリッとあげながら、穴子がふんわりと仕上がるのはかなりの腕の様である。厨房のお爺さんと運んでくれる女性は夫婦のような気がした。

量的にはまだざるなら一枚いけそうだが、今日はこのくらいにしておいた。中々の名店、ただ、現在は昼のみの営業みたいである。ご馳走さまでした。店を去る時には店のお二人から『ありがとうございました、またお待ちしておりますとの声』、嬉しいものである。

更里
台東区浅草橋1ー11ー3
0338636288

駅のアナウンスを考える

2022-03-25 05:00:00 | 鉄道
『改めて日本語を考える』その37。今回は鉄道で聞くアナウンスについて考える。毎日通勤しているとたまに駅のアナウンスの不思議さが気になって仕方がないことがある。

現在、利用しているのは井の頭線。この路線には普通(各駅停車)と急行しかない。吉祥寺方面であれば渋谷を出た急行は一本前に出た普通を途中の永福町駅で追い越す。その際に急行が発車した後の普通電車に『永福町まではこの電車が最も速く到着致します』というアナウンスが必ずある。しかし、急行と普通しかないのだから『各駅停車が永福町までは先の到着になります』で済むはずである。

もう一つ不思議に思うのは電車が発車する際に『ドアが閉まります』と必ずいうが、『閉まります』は何もせず、勝手にドアが閉まることを指す。本来ならば(私が)『ドアを閉めます』のはず。車掌がドアを閉める役割なのであり、勝手にドアが閉まってしまう訳ではないのである。

最後に2月のある金曜日、東京モノレールに乗車していた際の若い車掌さん。親切心を持って『明日の土曜日には雪が予定されておりますので不要不急の外出はなさらないようご注意下さい』とのアナウンス。始めは私も尤もなことを言っているなと聞いていたが、何かおかしい。



それは『雪が予定されている』という表現なのである。『マラソン』のような行事が予定されているのは分かるが、『雪』は天気予報が出ているに過ぎず、予定ではない。本来ならば『雪が降る虞があります』と言わなければおかしい。

やはり、これが日本語の難しさなのかもしれない。

鮒よし〜人形町ランチグルメ

2022-03-24 05:00:00 | グルメ
日本橋には老舗ばかりでなく、昔ながらのチェーン店もまだまだ健在。先日伺った『六文そば』『吉そば』なども盛業中。その中で浅草発祥の居酒屋チェーン『鮒忠』の流れを汲む『鮒よし』にお邪魔した。実は昨夏までは『鮒忠人形町店』だったが、今は名前を変えたのである。

店は人形町通りから一本入ったところにあり、コロナ禍に対応するためにテイクアウト(お弁当)を充実させていて、入店すると店で食べるのか、お弁当かを聞かれる。



1人のため、カウンターに案内されるが、隣とはアクリル板が設置してある。メニューは盛りだくさん、定番の唐揚げ、トンカツ、焼き魚、煮魚、肉豆腐などの定食。鰻丼、刺身盛り合わせ、幕内定食などやや豪華な定食などがラインナップ。私はボリュームたっぷりの『竜田揚げ定食』(850円)を注文。

店はお弁当の人も店内で食べる人も多く大盛況。12時前なのにほぼ満員である。それでもすぐ出てくるのが定食屋、トレイに竜田揚げ、小鉢、漬物、味噌汁が乗っている。

まずはドレッシングをお願いすると3種類(胡麻だれ、サウザン、和風)が登場する。皿の上にはたっぷりの千切りキャベツ、大きな肉の塊が5つ、レモンも添えられている。

まず一つ目に齧り付くが塊がおおきいこともあり、とても一口では食べきれない。鶏がジューシーで甘辛い味付けのため、ご飯が進む。キャベツの千切りが結構たっぷり、ドレッシングを掛けて頂く。

小鉢のひじきにはニンジンやさつま揚げなどが入っているが、居酒屋らしく甘くない味付け。

さらに味噌汁は値段高騰のアサリの味噌汁、貝も6個も入っていて美味い。浅漬けの白菜も箸休めにちょうどいい。






5つもある竜田揚げだが、焼き鳥発祥の店らしく鶏肉がとにかく美味しい。もちろん、これだけたっぷりではあるが、食べきれてしまう。これではまたしばらく蕎麦の毎日が続きそうである。ご馳走さまでした。
鮒よし
中央区日本橋人形町1ー16ー1
0336618286

多磨駅・多磨霊園

2022-03-23 05:00:00 | 日記
是政橋の往復に思っていたより時間がかかり、是政駅に戻ったのが16時17分、21分の武蔵境行に飛び乗って多磨駅に向かう。競艇場前駅からはボート帰りのお客さんがパラパラ、やはりスポーツ紙を持っている。

次の白糸台駅では交換のため停車する。何気なくホームを見ていると左の方から自転車を押すおじさん、違和感がある。なるほど、サイクルトレインは地元の人も使っているんだと変な感心をした。



多磨駅に到着、この駅は1929年前身の多摩鉄道多磨墓地前駅として開設、2001年に多磨駅に改称した。似たような名前に京王線多磨霊園駅があるが、元の名前の通り多摩墓地の最寄り駅は多磨駅である。改名したのは南側の旧米軍キャンプ跡に東京外大を始め、警察大学校、さらに榊原記念病院の移転を機に『墓地前』を取ったのである。
駅舎は2020年12月に改築されたもので2002年に移転してきた東京外大前が副駅名となっている。

西口を出ると周辺は府中市が保有する公有地となっていてその周辺には昭和30年代を彷彿させるマーケットが存在する。その中を抜け、人見街道まで出るが道幅は何とか車がすれ違えるほど狭い。この辺りに来ると周囲は石材屋ばかり。広い間口の店もあるが、建物はかなりの年代ものである。
ジグザグ道を歩くと多磨霊園の壁に突き当たる。ここまで5分程度であるが、正面に周るまでが遠い。

派出所の前を通り、墓地内は碁盤の目に加え斜めの道が整備されていて地図の上では分かり易い。私としてもお参りしたい方々、例えば向田邦子、高橋是清、有島武郎、江戸川乱歩、平沼騏一郎などのお墓もある。しかし、ここで5時の鐘。やむなく日を改めることにしたのである。



元きた道を戻り、多磨駅に到着。あれ!路線の名前は『多摩川線』なのに駅名は『多磨駅』と『ま』と発音する字が違うではないか。まあこれは以前のブログに書いたので今回は省略としたい。



多磨駅は単線の非離合駅のため、上りと下りの電車が交互にやってくる。あまり単線の路線に普段乗らないため、やや違和感を感じた。やがて武蔵境行の旧西武鉄道色に塗装された新101系ワンマンカーで戻ることにした。






好成軒〜日本橋ランチグルメ

2022-03-22 05:00:00 | グルメ
日本橋には老舗の洋食店が数多くある。中には洋食店というよりフレンチを思わせる高級店もあれば、近所の人が普段使いする店もある。今日お邪魔した『好成軒』は創業大正8年(1919年)だから100年を超える老舗だが、全く気取ったところのないお店である。

先日お邪魔した『レストラン桂』の少し先、COREDO室町の向かいにある。店は細長い造りで1階は20人ほど入れる。

メニューはランチが3種類、店のおばさん曰く、Aランチ(ハンバーグ、クリームコロッケ、ハムカツ・日替り)がおすすめらしい。Bランチ(カキフライ)、Cランチ(トンカツ)は固定、いずれも1050円である。他にも色々あるが、今回はふわとろオムライスを選択、オムライスのみで1050円、250円増しでエビフライ2尾付である。もちろんエビフライ付を選んだ。



私が入店したのがら11時45分、先客は2組3人だった。しかし、私が注文した直後に女性8人連れ、さらに2人連れが2組と入店してきてあっという間に1階は満員となった。先客は1人は食べていて、残りの男女のうち女性はAランチですぐ到着。しかし、男性の分は出てこない。次は男性の順番のはずなのにまずは私のオムライス、次いで8人団体のAランチと続き、男性はおあづけを食らっていた。

やってきたお盆にはたっぷりとドミソースの掛かったオムライス、レタスサラダの上にエビフライ2尾、カップスープという内容。まずはオムライスを少し削って口に運ぶが作りたてで大変熱い。

ただ、美味いドミソースとケチャップライスがよくマッチ、玉子はトロトロまでは柔らかくないが、私はこちらの方が有難い。

レタスサラダにはドレッシングがかけられていて結構量がある。その上にエビフライが2尾、揚げたてだが、少し揚げすぎ?と思う衣の色。ちゃんとタルタルソースがかかっているが、ない部分にはソースを掛ける。このソースは優しい味、食べると海老は柔らかく美味しい。



オムライスのご飯はたっぷり、十分満腹になりました。それにしてもおばちゃんが面白い。食べ終わるとすぐ食器を下げたはいいが、またやってきて注文取ったかな?などと聞いてくる。今食べたの、美味しかったよというと喜んでくれた。



ご馳走さま、気取らず楽しく、しかも安い、いいお店です。
好成軒
中央区日本橋室町1ー13ー4
0332410613