hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

夢の大橋

2017-09-30 05:00:25 | 日記

『ぶらり橋巡り』その59。湾岸部の東京テレポート駅から周辺に広がる橋を渡ってみたい。観覧車の前を行くと先の方に橋が二本見えてくる。

道なりに行くと欄干が出てくる人道橋が『夢の大橋』である。

有明西運河を跨ぐ橋で橋幅60m、全長360mと大規模であり、日本一幅広い歩道橋である。竣工は1990年であり、いかにもバブル期に作られたと思わせる無用な規模を誇り、昼休み時間であっても橋にはバラバラとしか人がいない。

上からみると左右に2箇所ずつ半円形のバルコニーのように飛び出した部分があり、その用途も分からない。ただ、専門家内では評判が高いらしく1995年には土木学会田中賞を受賞している。

橋の先には右側にホテルトラスティ東京ベイサイドの門のような不思議な建物、左側には東京都水の科学館が見えてくる。

並行してあけみ橋、有明橋などがあるが、すぐ横の橋はなかなか行きづらそうなので気になって行ってみることにする。(以下次回)

めとろ庵〜鉄道会社対抗立食いそば食べ比べ(東京メトロ編)

2017-09-29 05:00:57 | グルメ

鉄道会社対抗立食いそば食べ比べ。第7弾は東京メトロの子会社メトロプロパティズが経営する『めとろ庵』。現在は大手町、新木場、西船橋、そして今回お邪魔した錦糸町駅に展開している。銀行勤めだったころ、忙しい時は何回か大手町の店にはお世話になったが、当時は昼メシにありつければよく、あまり美味しさを求めてはいなかったが、はっきり言ってまずかった。最近はどうなったか楽しみである。


半蔵門線錦糸町駅を降りてすぐ左手に店はある。椅子のあるカウンターが10席、2〜3人用のテーブルが5つと結構座ることができる。入口の自販機で食券を買うが、たぬきそば380円は高い。というのはかき揚げそばが400円とあまり変わらないからである。

厨房横のカウンターに食券を渡し、3分ほどでたぬきそば完成。見た目はまずまずだが、器がメラミンはあまり感心しない。

七味をかけて食べるが、具はいわゆるスーパーで売っている揚げ玉と刻みネギのみ。麩もワカメもない。

まずはツユから、甘めだがしつこくなく、昆布の味がする。蕎麦は太めの茹で蕎麦、ややゴワゴワというか、ブヨブヨというか、とにかく食感が良くない。レンゲでツユを啜りながら食べ進めるが、どうもこの蕎麦はあまり好みではない。それでも何とか完食。

ツユはまあまあ美味いのに残念である。これは揚げ玉しか具がないたぬきそばだったからかもしれない。肉蕎麦やかき揚げ蕎麦などでもう一度チャレンジしてみる価値はあるかな?

☆評価
全体3.1、蕎麦2.8、出汁3.4、サービス3.2、量3.1
コスパも悪く、蕎麦がイマイチでした。(これはあくまで私の感想です。悪しからず。)

井の頭公園駅

2017-09-28 05:00:27 | 日記

『井の頭線気まぐれ散歩』その12。今回は井の頭公園駅あたりを歩いて見る。その前に井の頭公園駅についての基礎知識から。

《その1》今では吉祥寺の1つ手前の駅としか認識されていないこの駅も1933年8月に帝都電鉄が開業した頃は渋谷〜井之頭公園であり、翌年に吉祥寺まで開通するまでは終着駅であった。(その証拠ではないが、横浜の原鉄道模型博物館にある井の頭線開業日切符は井之頭公園駅のものである。氏がまだ小さい頃に開業1番切符を買いに行った際に先頭に並んだにも関わらず1番切符が関係者に渡るかとに苦情を言って結果この切符を手に入れたエピソードがあった。)

《その2》京王はテレビドラマやCMに画像が使われることを早くから許可する関東では珍しい鉄道会社であるが、日生のCM『丘の上公園駅』に使われたのは井の頭公園駅である。今でもユーチューブで2006年に改築される前の姿を見ることができる。

《その3》花見のシーズンは乗降客が増加するため、吉祥寺行きの急行が臨時停車するが、以前は臨時出口を設けて対応していた。

この後は今もホームに残り、また、ホームにも3本ほどのソメイヨシノの木が生えている。


井の頭公園駅を降りるとすぐ前にはコンビニが幅を利かせているが、そのならびには昔からの寿司屋(亀井鮨)や喫茶店(宵待草)などもあり、しっとりとした雰囲気がある。


駅は改札口は一ヶ所、しかも吉祥寺に向かって左側にしかも出口はない。その横には井の頭公園入口があり、すぐ公園となる。電車は吉祥寺方面に向かうとすぐに鉄橋を渡るが、この鉄橋は竹内清鐵工所により1932年に架けられた歴史のあるもので高さ制限も2.6m(自動車は通れない)である。


もう少し行くと神田川の源流に行き当たる。神田川は井の頭池から流れ始め、両国橋で隅田川に合流する。流路延長24.6kmのスタートの地点である。

最近は法政大学高校も開校し、平日は生徒たちで賑わう。また、晴天時は公園に行く人も多い。ただ、井の頭線というと井の頭公園ぎわを通るようであるが、公園が見えるのはこの駅前後の100m程度である。

神田川の橋(井の頭池〜三鷹台駅)

2017-09-27 05:00:02 | 日記

『ぶらり橋巡り』その58。神田川源流である井の頭池から三鷹台駅まで神田川に架かる橋を巡ってみる。


最初は井の頭池の東端に近いところにある『ひょうたん橋』から。この橋は厳密には井の頭池に架かる橋であり、ちょうど池の端のくびれた部分に架けられたため、この名前になっている。橋の上からはザリガニ取りをする親子が絶えない。


次がすぐ横にある『水門橋』。この橋が井の頭池と神田川の分岐点にあたる。水門があって神田川が勢いよく流れ出している。


神田川最初の橋が『夕やけ橋』、コンクリート橋に木製の欄干が付いている。まだ、神田川はまだ小川でそばには柳が植えてあり、春にはキショウブの花を楽しむことができる。


次の『神田上水橋』からが行政が管轄する橋になるいわば井の頭公園の入口にある橋。単なるコンクリート橋である。


『あしはら橋』は橋自体は神田上水橋とよく似ている。天気が良くないので人も殆ど通らないからかシラサギが川で身体を休めている。

これをみていたら川下から1羽鳥が飛んで来たが、はっきりと瑠璃色の羽がみえる。何とカワセミもこの辺りにはいるようだが、早くてとても写真に収まるはずもない。

(このような姿を上から見たもの)


その先には水草か、葦が茂っており、その中をカモが7羽隊列を組んで泳いでいた。雨の川では色々な鳥に出会える。


そして、三鷹台駅のところにある橋が『丸山橋』。ここで一旦、神田川沿いの遊歩道は終わり、ただ、少し行くとまた復活する。

雨の散歩も色々なものと出会えて楽しいものである。


クレオメ(風蝶草)

2017-09-26 05:00:30 | 日記

前にもこのブログに書いたが、我が家の斜め向かいには素晴らしいお庭のあるお宅があった。春にはモクレンやボケ、ウメなどが咲き、夏にはジャスミンが咲いていい香りがした。しかし、主である奥様がなくなり、売りに出され、あっと言う間にお庭は重機で更地に。そして約半年、庭だった野原にはエノコログサなどの雑草に混じり色々な花が咲き始める。

その中でひときわ目立つピンクの花、何だろうと調べてみた。クレオメという熱帯アフリカ原産の一年草で日本にやって来たのは明治初期らしい。別名を『フウチョウソウ(風蝶草)』『スイチョウカ(酔蝶花)』とも言うが、なるほどオシベが長く、花びらが風に舞う蝶のように見えるからその名前が付いたようだ。

可憐な花で、また、花の咲き始めは色が濃いピンクまたは紫色に見えるが、徐々に白っぽくなっていく。風に舞っている姿は美しい。

一年草で種を蒔くと日がさせば良く咲くようなので種を取り、来年は我が家で咲かせてみることにしたい。

豪徳寺

2017-09-25 05:00:22 | 日記

『古刹を巡る』その42。久々のこのシリーズ、今回は世田谷区にある豪徳寺を訪問。アクセスは小田急線豪徳寺駅からでも良いが、最も近いのは東急玉川線宮の坂駅、そこからは歩いて5分程度である。

この寺はすぐそばにある公園同様に中世の武蔵吉良氏の居城『世田谷城』の一部と言われ、1480年に吉良政忠が伯母弘徳院のために『弘徳院』という庵を結んだのが始まりと言われている。その後、1633年に彦根藩主井伊直孝が井伊家の菩提寺として伽藍を創建、その後直孝が没すると直孝の戒名から取った豪徳寺という名前に改めたもの。

寺は彼岸中日ということもあり、訪れる人も多く、山門を入ると花や線香が売られていた。入ると左手には立派な三重塔、彼岸だからか中の三尊像も拝むことができた。


真ん前には仏殿、大権修利菩薩椅像をはじめ多くの仏像が並んでいる。


左手に向かうと井伊直弼(大老、十三代藩主)をはじめとする井伊家の子息子女たちの墓所があるが、なぜか井伊直弼の墓だけに花が供えられていた。

元に戻り、松福庵に向かう。ここには伝説の招き猫が祀られている。その伝説とは、井伊直孝が、鷹狩りで付近を通った際に寺の猫が手招きしていたので何だろうと寺の中に入り、お茶を飲んだ。すると急に雷雨となり、雨にずぶ濡れにぬらずすんだことを喜び、縁と思いこの寺を菩提寺としたエピソードから招き猫が生まれた。そのため、松福庵には大小沢山の招き猫が飾られているが、なかなか壮観である。


次に本堂にお参りをして、寺務所で招き猫を買って帰るのがこの寺の参詣順路のようである。境内には楓が多くもう少し秋が深まると美しい紅葉が見ることができそうである。



因みに彦根のゆるキャラも同じ猫のひこにゃんである。

新代田駅

2017-09-24 05:00:22 | 日記

『井の頭線気まぐれ散歩』その11。井の頭線の途中駅は15しかないから、もうかなり後半となってきた。今回は新代田駅、井の頭線開通時(1933年8月)に帝都電鉄代田二丁目駅として開業、その後の住居表示変更もあり、1966年に現在の駅名となった。

同じく環七通り沿いには小田急の世田谷代田駅がある。1945年5月の東京大空襲により永福町検車区が被災し、車両の大半が焼失した際に世田ヶ谷中原(現在、世田谷代田)駅〜代田二丁目駅に代田連絡線を敷設し、車両の搬入をした歴史もあるが、1952年に撤去され、痕跡も殆どない。


この辺りは井の頭線でも特に駅間が短く、隣の東松原駅も下北沢駅も肉眼で確認できる。


新代田駅は改札口を出ると前に環七通りが走っており、周辺には商店街はない。出て右に行くとバスの折返し場がある。

都営バスが宿91系統(新代田駅〜新宿駅西口)、東急バスが森91系統(大森操車場〜新代田駅)を運行している。実は元は1つの路線で両社が共同運行していた。現在も両社のバスが仲良く並んで停まっているのは面白い。


今度は反対に歩くとすぐのところに『香家』という担々麺の専門店、その先には『二郎ラーメン』、『ラーメン麺通』、反対側には『九州一番』というとんこつラーメン。かつては『なんでんかんでん』の本店もあったほどラーメン店が並んでいる。しかし、少し飲み屋がある程度で他には殆ど店がない面白い場所である。

もう少し先に行くと世田谷代田駅だが、その手前を左に入って行くとお屋敷が見えてくる。


その鬱蒼とした森の先には『白鬚のシュークリーム』という店がある。かつては高井戸に店を構え、『トトロのシュークリーム』で有名だった。

現在は1階が洋菓子店、2階がカフェとして営業、もちろん『トトロのシュークリーム』も買うことができる。


今年の新作は『桃の上のポニョ』、写真でしか見たことがないが何層にもゼリーが重なり、上にはポニョがいる。もちろん、欲しかったのだが、朝早く並ばないと入手困難だとか。残念である。




大崎橋、ふれあいK字橋

2017-09-23 05:00:11 | 日記

『ぶらり橋巡り』その57。今回の橋は目黒川に架かる大崎橋。と言ってもJR山手線五反田駅から降りてすぐの所にある。

なんとなく五反田駅を降りた目の前に大崎橋というのも違和感がある。もちろん、その両岸とも西五反田である。まあ、目黒駅が上大崎にあり、品川駅が港区にあるのだから、あまり堅いことは言わないのかもしれないが。


大崎橋は旧中原街道にあるもので最初に架けられた時期ははっきりとしていない。今の橋は平成10年頃架け替えられたものだが、すぐ横には旧大崎橋の親柱が残されている。


東急池上線の橋梁を潜った先にある人道橋があるが、なかなか珍しい造りである。

ちょうど歩道橋のようになり、15段程度階段を上ると川と垂直に橋がある。

しかし、その横には橋の力を補助するように湾曲した柱があり、上から見るとアルファベットのKのように見えることからついた名前が『ふれあいK字橋』。なるほどそのままである。


蛇足ですが、大崎橋を渡った東急線のガード下には新しいお店が並んだ『五反田桜小路』という飲食街がある。その一番端の店が『みやたこです』というたこ焼きバー、そう最近世間を騒がせている雨上がり決死隊の宮迫さんの店のようでした。

残念ながら夜のみの営業のようでした。

大崎広小路駅

2017-09-22 05:00:46 | 日記

『鉄道シリーズ』その182。今回も『始発駅の次の駅』第4弾。東急池上線大崎広小路駅で降りてみる。

東急池上線はJR山手線からは直結した乗り換え口(改札口は別)があるが、都営地下鉄などで行くと一旦JR五反田駅の中を通過して歩道橋を登り、東急プラザの4階まで上がり、ようやく改札口にたどり着く。雨の日は傘がいる。


それにしてもスーパーのエレベーターを上がると改札口というのは違和感がある。高架駅のホームに行くと3両編成の蒲田行が常に止まっている。五反田駅を出るとすぐに大崎広小路駅のアナウンス、乗っていた時間は約1分。

大崎広小路駅は山手通りを越えたところにあり、下車する人もちらほら。下車して山手通りに沿って右の方に歩くと1分で立正大学品川キャンパス、その先は大崎警察署である。


駅の歴史は古く、1927年10月に前身の池上電気鉄道桐ヶ谷駅から当駅まで延伸、その後1928年6月に五反田まで延伸、全線開通するまでは始発駅であった。

五反田駅から一駅とはいえ、出発直後には『次は大崎広小路』というアナウンスが聞こえ、出発後55秒で電車のドアは開く。距離としては僅か0.3km、途中は目黒川と山手通りを高架で越えたところに駅。それでも有人駅である。

現在の1日平均輸送人員は7977人と池上線だけでなく、東急電鉄では最も少ない。まあ、わざわざ五反田駅から乗換えて来る乗客は少ないだろう。


セイコーミュージアム

2017-09-21 05:00:04 | 日記

『東京の博物館を訪ねて』その1。町歩きをしていて東京には色々な博物館があることに気がつく。例えば京橋の警察博物館、九段の昭和館、四谷三丁目の消防博物館など今までこのブログに載せたものも多数ある。それを今回からはシリーズ化することにした。

第1回はセイコーミュージアムである。場所が実はかなり行きにくい。東武スカイツリーライン東向島駅から8分、浅草からはタクシーで10分である。白鬚橋の西詰そばにあり、気をつけないと見過ごす。歴史は古く1981年にセイコー100周年事業として開館したものである。

2フロアに分かれ、1階はエントランスのほか、日時計に始まる時計の進化の展示が多い。日時計といっても色々な種類があり、一般的なコマ形の日時計だけでなく、半球型、垂直型など創意が加えられたものも。

さらに砂時計、香盤時計などから、振り子式時計、ウエストミンスター時計の仕組みなどセイコーというより、時計の歴史が中心。

隣の部屋はスポーツと時計の進化の展示が多く、オリンピック毎の進歩がよく分かる。

2階はセイコーが如何に世界を追い掛け、追い付き、追い抜いたかという歴史が中心。また、和時計の展示も多い。新たな技術は難しく良く分からないが、かつて自ら持っていたピラミッドトークや12万円もするからくり時計など丁寧に見ると時間がいくらあっても終わらない。

何の気なしに入った博物館だが、昨年取り壊し前に行ったソニービルの記念展示同様、自らがその中にいた進歩、例えば『ゼンマイから自動巻』『自動巻からクオーツ』といった変化を実感できて楽しかった。

セイコーミュージアム
墨田区東向島3ー9ー7
0336106248
月曜日休館・入場無料