『鉄道シリーズ』その263。『東京メトロスタンプラリー〜20年ありがとう』⑥終。スタンプラリーも3日目、最終日に残ったのが東西線の2駅。

まず、茅場町駅で乗り換えて東西線妙典駅に向かう。妙典駅は開通時は信号所であったが、2000年1月に開業した新駅である。


駅のスタンプは東西線15000系の車両が描かれている。東西線は90年代に乗降客の増加に伴い、それまでの主力車両05系の扉をワイドにした車両を増備したが、これに変わる車両として15000系が2010年より増備された。当初10編成を製造したが、2017年に3編成増備されている。

東西線のカラーはブルーのため、ブルーラインが描かれたオールアルミ車両でリサイクル性も同一合金を使用することで高くなっている。


特色は元の05系のドア幅が1300mmであったのに対し、改造後の05系と15000系は1800mmと開口部が広くなり、よりスムースな乗降を目指している。

再び東西線に乗り、葛西駅で下車した。ここは地下鉄博物館の下車駅であり、ここで最後のスタンプを押印したのちに地下鉄博物館がゴールとなっている。


スタンプのデザインは東西線07系車両である。元は1993年の有楽町線ダイヤ改正に伴う増便のため、10両2編成、さらに1994年に4編成が増備された。2009年より東西線にての運用開始がなされ、現在東西線は15000系、07系、05系の3種類の車両で運用されている。



ようやく20個のスタンプが揃ったのでお隣にある地下鉄博物館に行く。今回で入館は4回目となるため、よく知ってはいるが、銀座線1000系や丸ノ内線300系の勇姿を見るとついゆっくりみてしまう。


特に銀座線のポイントが変わるところを通過する際に車両の電気が消えるため、点灯した補助ライトや、丸ノ内線の掴みにくいバネ式の吊り革など懐かしむ。



館内では東京メトロ20年の歩みと題した企画展が行われていて東京メトロ開業時に使われたヘッドマークをはじめ、駅で使われたマーク、珍しいところでは南砂駅改良工事の際に使われたタブレットなどが展示されていた。


さらに先日東京地下鉄株式会社がプライム市場に上場した際の写真なども添えてあった。また、『マナーポスター』がずらりと並べて貼ってあるのは圧巻である。


そしていよいよ最後の記念スタンプを押印することができたのである。受付に持って行くと『TOKYO METRO』ノートブックと缶バッジ、東京メトロのクリアファイルなどの記念品を頂くことができた。


スタンプラリーは大好きだが、デザインに自社車両のみを使い、さらにインクを路線のカラーに統一したことは斬新で面白かった。

