久しぶりに水族館に行くこととなった。今回訪れたアクアワールド・大洗の前身は昭和27年にできた大洗水族館だが、その後昭和45年に建て替えられ、さらに今の建物となったのは平成14年のことである。私は2代目には行ったことがあったが、規模はかなり大きくなっていた。
海岸に面した場所に位置し、入口で入場券を購入。大人は2000円、これが安いか高いかは中に入ってのお楽しみ。
入ってすぐにイワシが円筒状の水槽に入ってキラキラと光らせながら泳ぎ回り、そこにはカレイがぺったり。
隣にはもう少し大きな魚たち、よく見るとカマスやメジナなどがいる。イソギンチャク、クマノミ、ケヤリムシなど小さな生き物がいる水槽も並ぶ。
さらに奥に行くと巨大な水槽にエイやサメ、ウツボなどとイワシやアジなどの小魚が共存している水槽が出てきて、ダイバーが餌をやりながら特徴を教えてくれる。この間、チコちゃんも言っていた通り、ちゃんと餌をやっていれば魚たちは他の魚を食べることはないようである。
癒しの水槽の中には色々なクラゲ、深海の水槽にはアンコウ、アマゾンの水槽、さらには北海の水槽の中ではオオカミウオが怖い顔をして睨みつけられる。
なぜかエトピリカやゴマフアザラシの水槽もあり、おっさんがいちいち感心しながら見て回る。
面白かったのはマンボウの水槽にて餌付けのシーンに出会したのだが、飼育員は個体のことをよく覚えてそれぞれのマンボウが食べる餌の量を10g単位で把握、特にあるマンボウが食べ損ねた餌を他の個体が食べた場合にはちゃんと全体量に反映させなくてはならないというお話。そうしないと消化器の弱いマンボウは弱ってしまうそうである。
珍しい魚としてはクリオネやダンゴウオ、タツノオトシゴなども身近にみることができた。ダンゴウオは図鑑にある通り、緑の綺麗な色をしているが、団子の絵の横にいるのはやや可哀想であった。
イルカやアシカのショーは遅かったので見逃したが、ペンギンもみることができる大満足。出口に近いショップにはよくこれだけ作れるなあと感心するほどのぬいぐるみや小物があった。しかし、一番面白かったのはその横に回転寿司コーナーが設置されていること、やはり魚のことは食べないと分からないのかもしれない。でも、動物園には同種の施設はあまりないけれど。