銀座と言っても三原橋近くでランチタイムとなった。正月モードがまだ続く銀座は観光客、インバウンド客がまだ多く、ランチタイムは店に列が出来始めている。
さすがにお節料理ばかり食べていたため、少し和食は食傷気味。かと言ってラーメンや蕎麦は挨拶回りの時間がない中で続いたこともあり、今日はパス。井之頭五郎ではないが、今自分の腹は何を食べたがっているかと相談するとなぜか大昔のCM『おせちに飽きたらカレーもね』というフレーズを思い出し、無性にカレーが食べたくなった。偶然、目の前に地下食堂街の地図を発見、中に『Yellow Spice』というスープカレーの店が入っていた。
地下に降りるとランチ営業はスープカレーとラーメンの2軒のみ、雰囲気のあるカレーの店に早速入店した。
店はそれほど広くないが店の奥に大きな象のキャラクターの絵が描かれている。メニューはまずカレーを選ぶらしく、チキン・野菜・ハンバーグ・ベーコン・あさり・角煮・挽肉とチーズなど10種類ある。
次にスープは黄色(デフォルト)の他に白(豆乳)、赤(トマト)、黒(とんこつ)、濃黄(カレー粉とココナッツを増量)の5種類、辛さは10段階(但し5までは無料)、ご飯の量(小、普通、大)、トッピングと続く。
全ての可能性を考えると何通りあるか分からないが、これを手元のスマホで注文するから簡単。私はほぼデフォルト(チキン、黄色スープ、辛さは4)を注文した。
待つこと5、6分。カレースープとターメリックライスが到着する。
カレーは骨付き鶏が売り切れのため骨なしである。肉片と後は野菜、ゆで卵半分。野菜はじゃがいも、インゲン、牛蒡、ニンジン、玉ねぎ、カボチャ、茄子、水菜など多種類。水菜を除いてはほぼ素揚げしてあり、牛蒡は煮込んていて特に美味かった。
辛味は4でもそれほどのことはなく、心地よい辛さ、鶏のスープと野菜の甘み、スパイスと辛さが複雑に絡み合って美味い。また、紙エプロンが頂けるのはサラリーマンとしては有り難い。
最近スープカレーの店が中々見つからない中で、ふと入った店がこれほど当たりだと嬉しいこと極まりない。少し『井之頭五郎氏』になった気分で足取りも軽く店を出た。ご馳走さまでした。
Yellow Spice
中央区銀座6ー12ー12東京銀座ビルディングB1
0362806626