hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

東伏見稲荷神社

2015-12-31 05:00:31 | 日記

正月を迎える前の東伏見稲荷神社にお参りした。東伏見駅と西武柳沢駅のほぼ中間にある神社であり、その名前の通り京都の伏見稲荷大社の分霊をして1929年に創建された比較的新しい神社で新東京百景にも選ばれている。

実はここには戦前、中島飛行機の研修所があった跡地であり、中島飛行機の戦争での犠牲者の慰霊碑もある。

東伏見駅(元は上保谷駅であったが、この神社が出来て1929年に改名した。)を降りて所沢方向に線路に沿って歩くとすぐに大きな鳥居が迎えてくれる。


これをくぐり、しばらく歩くとまた左手に鳥居が出てきてこれを曲がり、まっすぐ行くと広い道に出るが、それを渡ると東伏見稲荷神社に到達する。

春には桜が満開となり、社殿も美しくなかなか絵になる神社である。正月に向けて色々な露店が駐車場から本殿前の境内まで並び、準備を着々と始めていた。

こちらは大勢の人が来る前に来年の幸運を祈り、参詣を終了した。ちなみに大祓式と言って12月31日にはお稲荷さんに油揚げを供えたり、茅の輪くぐりをできたりするので人の少ない大晦日も狙い目かもしれない。


谷や~人形町ランチグルメ

2015-12-30 05:00:43 | グルメ

年末に向け、蕎麦を食べる機会が増えるので被らないように今日のランチは讃岐うどんを食べに行く。店の名前は『谷や』、水天宮の交差点を少し浜町方面に向かった左側。

店は清潔感溢れる白木のカウンターで目の前にはグラグラと湯が沸かされ、ウドンが茹でられている。注文は初訪問ということもあり、メニューの最初にあるかしわ天つけうどん(1000円)をお願いする。店員さんから熱いのにするか、冷たいのにするかを聞かれ、あまり腰が強すぎないのが好みのため、熱いのにする。また、麺の量は小盛(200g)、中盛(300g)、大盛(400g)から選べるが、中盛にする。

来店客は年寄りから子連れ、サラリーマンと多様だが、1人での来店が多い。店の方針は『打ち立て』『切りたて』『湯がきたて』らしい。5分ほど待ってかしわ天つけうどんが登場。

大きな皿を覆い尽くす天ぷら、かしわ天が3つ、野菜天(えのき茸、いも、かぼちゃ)が乗っている。まずはうどんを一箸、あまり腰が強すぎず、麺つゆもカツオなのかよく出汁が効いていて美味い。えのき茸の天ぷらから食べるが揚げたてに加え、パリッとしていて好みのタイプ。見ていると天ぷらを揚げる職人はうどんの茹り具合を見てあげており、先ほどの『3たて』に加えて『揚げたて』でもあるようだ。
うどんが太く、やや捌きにくいのが難点。その対応として最初に一箸うどんをつゆに入れてから、天ぷらを食べ、そしてうどんを啜る。かしわ天も周りはサクサク、中はしっとりとしていて、大きいのに味は繊細である。

小生はおろし生姜がある方が良かったが、ついていないので七味唐辛子でがまん。他にもメニューは豊富で様々なうどんに各種天ぷらなどのトッピングも出来るらしく、隣の人の注文した卵天入りカレーうどんは旨そうだった。また、小丼も充実しており、ランチには最適な店である。


谷や
中央区日本橋人形町2ー15ー17
0356953060

赤坂周辺の坂(2)

2015-12-29 05:00:10 | 日記

『江戸の坂・東京の坂』その62。今回は赤坂周辺の坂道の続き。豊川稲荷東京別院にお参りをしたあと、赤坂警察署前の交差点を渡り、青山通りの反対側に。弾正坂の続きを見にいくが、その横にあった虎屋黒川のビルは建て替え工事中。しかし、その現場を囲う鋼矢板にはお菓子のデザインが。ほっとする演出である。


少し赤坂見附駅方向に歩き、工事現場を右に折れると緩い坂となっているが、これが『牛鳴坂』。実はこの道が赤坂から青山に抜ける厚木道、つまり青山通りの旧道で路面が悪く車を引く牛が苦しんで鳴いたことからこの名前が付いた。


牛鳴坂の頂上は二股に分かれるが、左の方に行くと先で車道は右に折れるが、直進すると階段坂になっている。これが『丹後坂』で階段は64段あるが、この坂は元禄元年に開かれたとされる。当時、東北側に米倉丹後守の屋敷があったため、この名前が付いた。


丹後坂の階段を降り、すぐ先の細いクランクを行くと広い道に出る。するとすぐ前に二階建ての古い日本家屋、近寄ると小さな『梅吉』の行燈。どうやら割烹らしいが、ぐるなびにも食べログにも他のグルメサイトにも採点はおろか口コミも一つもない。いや、不思議な店である。

右手に歩いて行くと目の前に『円通寺坂』が見えてくる。


坂の下には『円通寺坂公園』、さらに目の前には赤坂パークビルの姿が見える。円通寺坂はその名前の通り、坂の上には円通寺がある。

以前に訪れた際には反対側から降りてきたが、見る方向によっても坂の風景は大きく変わることを実感した。

門松あれこれ

2015-12-28 05:00:56 | 日記

年末の買い物に吉祥寺まで出かけたが、もう既に立派な門松が方々に建てられていた。門すらない小生の家では輪飾りを飾るくらいだが、立派な家や集合住宅、商店街などでは門松が両端に2つ建てられている。

そもそも門松は正月に神が宿るとされる常磐木の中でも松をおめでたい木として祀る風習で、松は『祀る』に繋がるとされている。そもそもは平安時代の貴族の風習から来ているらしいが、実際に門松飾りを始めたのは室町時代とのことである。

小生が以前から気になっているのは竹を斜めに切るパターンと横に切っただけのパターンがあることである。調べると斜めに切った方を『そぎ』、真横に切ったものを『寸胴』というが、元は全て『寸胴』だったらしい。

そして『そぎ』の方は徳川家康が始めたものと言われ、武田信玄に敗北した三方ヶ原の戦いの後、信玄に対し、次は斬るぞと念を込めたものらしい。

さらに調べると『逆さ門松』と言って松を下向きに飾るもの、松を使わないものもあるらしい。
因みに飾る期間だが、12月13日以降ならいつでもいいらしいが、クリスマス明け、29と31は避けて飾り始め、1月7日または15日までが一般的とのことである。

久我山周辺にも大きな屋敷には門松が飾られはじめている。この値段はわからないけれど門松の価格は4万円くらいからのようである。うちで買うとすればせいぜいミニ門松がいいところだが。

赤坂周辺の坂道(1)

2015-12-27 05:00:13 | 日記

『江戸の坂・東京の坂』その61。赤坂周辺の坂道は以前に3回取り上げたが、さすがに坂のつく地名だけあり、まだまだ坂道はある。今回は豊川稲荷周辺の坂道を2回に分けて歩く。


赤坂見附駅から青山通りを渡り、かつてのサントリーのビルを廻るように歩く。国道246号と外堀通りに挟まれた道は意外に静かで有名な割烹の辻留の前を通りまっすぐ行くと左に曲がる坂道となる。

これが『九郎九坂(くろぐさか)』で江戸時代の一ツ木村の名主、秋元八郎左衛門の先祖である九郎九が住んでいたためこの名前が付けられた。近くに鉄砲の練習場があったため、鉄砲坂とも言うらしい。この坂を上って行くと青山通りに出るが、反対に行くと次の坂の途中に出る。

この坂は長く、急な坂であるが、なんと青山通りを越して赤坂警察署の方まで伸びている。この坂が『弾正坂』である。


因みにこの坂の反対側は東宮御所となっている。


坂道の名前の由来だが、西側に吉井藩松平氏の屋敷があり、代々弾正大弼(だいひつ)に任じられたことから付けられた。


坂道の頂上近くに東宮御所の門、反対側には豊川稲荷東京別院がある。これは愛知県豊川市にある豊川稲荷妙巖寺の唯一の別院であり、稲荷なのにお寺である。しかも奥の院の手前には鳥居もある。

この別院はあの大岡越前守忠相が豊川稲荷から荼枳尼天(だきにてん)を勧請し、屋敷稲荷として自邸で祀ったのが由来とされる。その後、信徒の要望で妙巖寺が忠相の屋敷の4分の1程度を借り受けて建立したものである。先ほどの奥の院は忠相の屋敷稲荷なのである。


狭い境内だが、七福神をはじめ縁切り専門の叶稲荷、お金を増やす銭洗弁天などもある。本殿の前には狛犬の代わりに狐が鎮座している。(以下、次回)

歳の市

2015-12-26 05:00:25 | 日記

25日から31日まで人形町通りでは歳の市が行なわれる。もう、12月上旬には提灯が350も飾り付けられて雰囲気を盛り上げており、25日の朝からは業者や店を開く鳶の若い衆が作業に入っており、しめ縄やミニ門松、ゆずり葉、お供えものなどを並べ始めていた。


人形町では夏の陶器市、秋の人形市と並ぶイベントであり、夜まで賑わう。25日はまだまだ開いている店は少ないが、それでも夜になると煌々と提灯が灯る中で年越しに欠かせない品物を売る。



不思議なことに水天宮から人形町に向かって左側はしめ縄など正月飾りを売る店が並び殆どが鳶の人である。


一方、右側は干し柿やワカメ、干物などの食品、枕や布団、来年の暦やカレンダーなどを商う店とベビーカステラ・七味唐辛子などのお祭りの露店がならび、お飾りを商う店は全くない。


また、暮れの光景は有名な鶏肉店や精肉店、魚の味噌漬の店などは行列ができている。正月を迎えることを大切にする日本人らしさがある市である。ただ、今年は暖かすぎて何となくいつもの年とは違った感じもしたが。

年賀状あれこれ

2015-12-25 05:00:11 | 日記

年賀状のシーズンである。小生は夫婦連名の大人しい図案以外に『翌年の干支が入った駅』『訪れた酒蔵』『訪れた鉄道』『その年の旅行の風景』などの図案を盛り込んだ年賀状、さらに妻の年賀状と最低6種類の年賀状を作成する。だいたい構想は春ころからスタート。それから、出かけて写真を撮りに行くことから始める。

来年の年賀状のネタばらしをここで全てしてしまうのも面白くないため、紹介は一つにしておく。先ほどのテーマの中でいつも困るのは『干支の入った駅』であり、早めに候補を調べることからスタート。

昨年の午年は東京に幾つも馬のつく駅があり、馬喰町駅のスタンプに加え、駒場東大前駅、高田馬場駅などすぐに集まった。


しかし、今年の未年は大弱り。というのは『羊』『未』の漢字が入った駅は日本には全く無く(中国にはある)、色々調べてようやく出てきたのが『羊神社』と『山羊坂』。羊神社は群馬県か愛知県までいかなくてはならないため、横浜にある山羊坂を訪問して急場をしのいだ。


そして、申年だが、これは猿橋駅(山梨県)しかないだろうと4月にわざわざこのためだけに訪問。日本三奇橋の一つ猿橋も訪ねることができ、いい思い出となった。

聞くところによるとお年玉付年賀状も2003年の44.6億枚がピークで2015年は30.2億枚まで、つまり三分のニに減ってきているようである。人口あたりの年賀状も34.9枚(2003年)から23.8枚(2015年)となっている。そんな減少傾向にあるお年玉付き年賀状の薀蓄を最後に。

年賀状の金額が書かれた『料額印面』には遊び心がある。2015年の羊の『料額印面』には羊がマフラーを巻いているイラストが付いているが、実は12年前の2003年では羊が編み物をしているイラストが描かれている。つまり、12年経ってマフラーが完成したストーリーらしい。

2016年は2匹の親子の猿が温泉に入っている。では2004年は、と見ると猿が1匹だけが温泉に入っているイラストである。つまり、12年経って子供と仲良く温泉に入っているストーリーである。(しかも、そのイラストの下に描かれた桶まで1つから2つになっている。)知らなくても困らないけど知っておくと面白い。

ここまで知ると、もう2017年のイラストが楽しみになってくるのではないだろうか。(写真は2005年の料額印面で鶏が鳴いているイラストである。)鶏がひよこを乗せて鳴くのかな?

まい泉青山本店~青山ランチグルメ

2015-12-24 05:00:58 | グルメ

久しぶりに表参道に行ったので今回こそはと『まい泉青山本店』にランチを食べに行く。実は昨年の同時期この店に行ったが、到着時間が11時55分であったためか、長蛇の列ができており、諦めた経緯がある。今年は心持ち早めに到着したら、すぐに案内してもらい、まずはほっとする。

注文は入店前からロースカツ定食(980円)に決めており、さらに黒豚豚汁(120円プラス)を普通の味噌汁に変えてお願いする。

それほど待つこともなく、料理が運ばれてくるが、期待に違わぬカラッとあがったカツが5切れ。

好みの甘い方のソースを掛けてまずはキャベツから食べる。シャキシャキ感は残っており、合わせたソースが美味い。次にカツを一口、肉は柔らかく、衣はサクサク、これは美味い、これだからロースカツは止められない。

次いで豚汁を一口、追加料金を取るだけに黒豚が何切れも入っており、いや、美味い。付いている白菜の漬物まで山椒が効いて美味い。
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ということなしで、キャベツを食べ終わり、お代わりをもらう。ロースカツは食べるほどに美味く、どんどん早飯になる。流石に小生はごはんのおかわりは我慢したが、一緒した若手はごはんが進むこと。

ふと気がつくと外国人の比率の高さにはびっくり、店員さんも英語が上手い。あっと言う間に満員になったが、この店の人気はやはり味であろう。期待通りのランチには大満足である。レジにはクリスマスバージョンのカツサンド、これも美味い。

まい泉青山本店
渋谷区神宮前4ー8ー5
0120428485

CoCo壱番屋のスープカレー

2015-12-23 05:00:17 | グルメ

毎年恒例が年末年始にかけて増加する。先日のブログに書いた浅草への買い物で翌年の干支の手拭いを買うとか、1月に開催される正月2日のラグビー大学選手権を見に行くとか、京王百貨店で開催される駅弁大会に行くとか、結構数多くある。
そんな中でここ数年楽しみにしているのが、CoCo壱番屋の年末名物『スープカレー』である。今年も年明け1月16日までの限定でやっているが、その味もさることながら、野菜がそれほど大きくなく、特にキャベツが食べやすいこと、トッピングがCoCo壱番屋は種類が多く、チキンやソーセージだけでなく好きに決められることから楽しみにしている。

今年もようやく食べることができた。頼み方は普通のカレー同様、ベースに何をトッピングするかとご飯の量を決めるだけ。味は辛口のみである。(辛さの度数が変えられるかは知らない。)

今回はトッピングにメンチカツをお願いする。するとスープカレー、ご飯、メンチカツが別々の皿で登場。メンチカツをスープに入れるとフニャとするかららしい。

いつものカツカレーならばすぐに登場するのだが、スープカレーに時間がかかることはよく知っているので辛抱強く待つ。カウンターのかなり渋めのおじさんがフライドチキンカレー、甘めでと注文するのを聞いて雰囲気と合わないなあなんて考えながら缶ビールを飲んだ。

すると10分はかからなかったか、スープカレーが登場。先ほどお姉さんがいったとおり3皿別々に登場。まずは味見をして飛び辛スパイスを加え、辛味を調整する。スープの中の少し大ぶりなキャベツが美味い。ご飯をスプーンに載せ、スープに浸して食べるが、あまり派手でないスパイスも好み。しばらく、キャベツ、ポテト、人参とともにライスを食べる。そして、メンチカツに少量のソースをかけて、これもスープカレーに浸して食べるが、ソースの味がまたいい。

ご飯には福神漬を取り、箸休めに食べるが、この福神漬がCoCo壱番屋に通う要因。また、野菜に戻り、スタンダードにたべ、メンチカツ戻り食べる。あっと言う間に完食。

ちなみにベースのスープカレーは641円、メンチカツは258円で合計899円。フライドチキンならば238円、チーズインハンバーグなら308円である。こうした組み合わせのできるスープカレーは最高である。

1月16日までにはもう一度行きそうである。

上池台付近の坂(2)

2015-12-22 05:00:49 | 日記

『江戸の坂・東京の坂』その60。前回に続き上池台付近の坂道を歩く。蝉坂から一本戻り、左折2本目を左に曲がると出てくるのが『鸛(こう)の巣坂』。

これも蝉山と同様に鸛の巣があったことから『鸛の巣山』と呼ばれていた。そのため、坂にもつけられたもので、坂下に残る水路も『鸛の巣流れ』と呼ばれている。この坂も急坂だが、自転車で上る人が。よく見るとこの辺りの人々は皆アシスト付きの自転車に乗っている。



元のバス通りに戻り、信号を渡ると『稲荷坂』の下に出る。これは坂上に玉倉稲荷が祀られているからつけられたものである。そばの東急バスの停留所も稲荷坂であった。


バス通りを右に曲がると緩く長い真っ直ぐな坂になっているが、これが『貝塚坂』。これは付近にある馬込貝塚から取ったもので、大森区史(東京35区時代の区で蒲田区と合併して大田区になった。)に書かれている。また、稲荷坂の次のバス停は貝塚坂である。


ダラダラと坂を上り、頂上まで行くが、その先は下り坂になる。この坂が『夫婦坂』で環七までは下り坂でそこから先はまた上っており、対になった坂のため、この名前がある。

少し戻り上池台4丁目の信号を右に曲がるとこちらも急に下り坂、そしてその先は蝉坂や鸛の巣坂と平行に上り坂になる。この坂が『庄屋坂』。


これは付近に庄屋の屋敷があったため名付けられた。こうしてみると名前は単純なものが多い。しかし、坂道は中々急であり、上ったり下ったりするとよい運動になる。しかし、3つ続けて坂道の名前のバス停が続くのも珍しい。

庄屋坂を後にして環七を越え、さらに真っ直ぐ行くと東急池上線の線路に辿り着く。右に曲がると荏原町駅、左に曲がると旗の台駅である。これだけ歩くと結構しんどい。