たまにはプロ野球の話。あまり、真剣には観ていなかったが、珍しく大阪ドームで開催された巨人対DeNAの2連戦、連続して巨人がサヨナラ勝ち。29日は亀井のサヨナラ2ラン、30日は鈴木のサヨナラタイムリー。
ここまでならばよくある話だが、両方同点で、しかも2試合ともセットアッパーのエレラが回の最初から投げて負けている。
これは小生の見方だから、異論があるかもしれないが、なぜ調子の良いストッパーの山崎康から使って行かないのだろうか。かつて阪神にJFKと呼ばれた勝ちパターンがあった。それは最初に変則左腕のウィリアムズ、次に球の早い藤川、最後の抑えは球の重い久保田というリレーで勝利の方程式と言われた。
しかし、打者の左右の並び方で変えた方が良い場合もあったのに、拘った監督がいた。これは今年のヤクルトのロマン・オンドルセク・バーネットとも似ている。どうも日本の監督は方程式を使いたがるようである。
しかし、後半戦がはじまって10日が経過し、山崎康が投げたのは阪神に勝った7月25日の試合のみ。一方でエレラは4試合にも投げている。昨日まではまだ分かるが、今日の試合は9回表に追いついてさらに押せ押せの時に代走が2塁ベースをオーバーランで逆転のチャンスを潰して水を差し、さらに前日のサヨナラ負け投手が出てくるとは。
まあ、あまりよそのチームの批判はしてもしょうがないが、阪神ファンだからこうなるのではと予測がついてしまうのは第三者的な冷静な目で見ていたからだろう。
ペナントレースに目を転じると前半は1~6位のゲーム差が4しかない団子レースのセリーグだったが、7勝2敗のヤクルト、6勝2敗の阪神、6勝3敗の巨人の3チームと1勝8敗のDeNA、1勝6敗の中日の2チーム(広島は4勝4敗)と両極端に分かれつつあり、ゲーム差が8まで拡大した。勿論、まだまだ波乱はあるが、オールスター明け10試合がかなり大きな影響を与えると言われているが、今度はどのようになってだろう。セリーグから中々目が離せない。