hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

麺屋海神〜吉祥寺ランチグルメ

2024-07-09 05:00:00 | グルメ
時々食べたくなるのが、塩ラーメン。一時に比べ、かなり見直されている。真っ赤なドロッとしたスープや太い麺はあまり私は好まない。もちろん札幌ラーメンや辛ラーメン、台湾ラーメンなど例外も多いのだが。そこでちょくちょく足を運ぶのが吉祥寺と新宿に店を構える『海神』さんである。

井の頭通り沿いの丸井のほぼ向かい側、ビル2階に店がある。店に入り、窓際に陣取ると向かい側のバス停など外がよく見える。(1階にはうどんの名店おにやんまになっていました。)



メニューには看板メニューのしおらぁめん(800円)、へしこおむすび付(950円)、ピリ辛しおらぁめん(850円)。他にもハマグリラーメン(1300円)とアサリラーメン(1200円)もあり、悩むがやはり塩ラーメンとなる。やはり魚のあらを丁寧に炊き上げたスープは珠玉、これを飲みたくて、塩ラーメンとした。



待つこと7、8分、ラーメン到着、澄み切ったスープにこだわりがある。さらに具は海老すり身を練り込んだピンクのつくねと鶏肉と軟骨を叩いて作った鶏つくね、個人的にはこの海老のツミレが大好きである。

薬味の白髪ネギ、糸唐辛子、大葉、針生姜、茗荷が入っている。麺は極細のストレート麺、低温熟成のため、しっかりとしたコシもある。



麺を食べ終わるとへいこいりの焼きおにぎりを投入、これをほぐしながら頂く。初めは少し塊のまま、やがて雑炊のようにして食べる。



へしこが入っているからかスープも味変する。最後は七味唐辛子を加えて頂くが、これもいい。

何回も味が変わる不思議なラーメン、あっさりとしているように感じつつ、インパクトのあるラーメン。吉祥寺の町を眺めながら食べられるのもいい。ご馳走さまでした。


麺屋海神
武蔵野市吉祥寺南町1ー5ー9熊本ビル2階


カミヤ酒場〜飲み放題は酒の選択が難しい

2024-07-05 05:00:00 | グルメ
この歳になってと言われるかもしれないが、いつものメンバーの飲み会で銘酒が飲み放題の店があると言われ、参加した。何本入っているかは分からないが、ガラス張り3段入る冷蔵庫2つにびっしりと日本酒(主に一升瓶)が入り、3時間飲み放題(これは金曜日のみで他の曜日は時間制限すらない)という店に来てしまう。


(以前のお店)

店の名前は『カミヤ酒場』。コロナ前には『博多どんたく』という九州料理を出す居酒屋でランチには博多うどんを提供してくれる馴染みの店が閉店、その後に居抜きで入ったお店。

店に入るとMくんがすでに待っていた。スタートは18時だが、1人を除き4人は集合、まずはビールと赤星をお願いした。

日本酒もたくさん種類が合って選ぶのが至難の業。私は久々に『新政、Earth-産土2021』(秋田県)を冷蔵庫から引っ張り出して頂く。陸羽132号(愛山×亀の尾)で作られた酒、当たり前のように酸っぱ甘く、香りはいいが、コクがない好みではない味だった。


お通しはクラゲの酢の物、ひじきの煮付けと普通、珍しさは全くない。サラダが続くが、日本酒に合いそうもないのでパス。



『赤武(あかぶ)翡翠』(岩手県)を次に飲むが、爽やかで果実味がある夏酒。普段飲んでいる赤武とは違う透明感があるライトテースト、アルコールは13度だからかもしれない。



刺身盛り合わせは予想以上の旨さ、イサキもカンパチもいいが、この中トロは凄かった。さらに海老すり身フライとカキフライ、ガッツリ系の登場である。

『磯自慢、純米大吟醸』(静岡県)、これも美味いがサラッとしすぎの感があった。やはり純米酒くらいがいいのかも。

ここで誤って『風の森、アルファ』(奈良県)などを飲む。これも新政と同じで私には頼りない。やはり低度数の酒は甘酸っぱく感じてしまうのか。

つまみは豚肉の味噌漬、肉は柔らかく、特に脂が美味い。飲み放題のメニューにしては味がいいのである。このお店の酒のラインナップは淡麗であまり辛くない酒が多いのかもしれない。

イワシのつみれ汁、ツミレや大根ももちろん美味いがスープが堪らない。ご飯に掛けてもいいのではないか。


『加茂錦、播州愛山』(新潟県)、『雪の茅舎、純米酒』(秋田県)などを続けたが、だんだん酔ってきてついにラベ買い気分でビキニのお嬢さんがついた『ナツノコトブキ』。これは栃木県の松の寿という銘柄のシャレで爽やかな夏酒につけたようだ。



こちらは度数も15.4度あり、パンチはきいている。サラッとした飲み口だった。



ここでつまみがなくなったので漬物とモツ煮を注文。私はもう食べるのも飲むのも堪能したので喋ることに徹して参加。それでも出された瀉樂(福島県)は少し飲む。最後に締めのそばを食べたところで3時間が経過、お開きとなった。

色んな酒をあまり気にすることなく飲むことができるし、つまみも美味いし、いいお店。ただ、つい飲む私があまり深く考えずに軽い酒、甘い酒を飲みすぎた感もあった。

参加者の中には最初から義侠(愛知県)の辛さ縛りで飲んでいたS君の終始一貫した姿勢に頭が下がる。これは次回への反省点としたいところである。ご馳走さまでした。

もう雨も止んで満月を見ることができた。

カミヤ酒場
中央区日本橋大伝馬町3ー9
05055705527


岩本町スタンドそば〜岩本町ランチグルメ

2024-07-03 05:00:00 | グルメ
神田駅付近で用事があり、岩本町駅近くの立喰そばに行くことにした。時間が11時20分、秋葉原にも店があるこだわりの立喰そば『みのがさ』さんの前まで来たが、開店は11時半と言われて周りをウロウロ。

前回もこうして違う店を見つけて入ってしまったのだが、食べログでは閉店となっていた『岩本町スタンドそば』(これは食べログの表記で店の看板には名前はなく、表札が出ているのみである)に暖簾がかかっているのを発見、入店してしまった。

店に入るとすぐのところに券売機らしきものがあり、お札を入れようとしたら店主の方に『お席について頂き、ご注文を承ります』と言われて、お冷をとって入口の奥、階段手前の1階席に座る。店主さんに『生姜天そば、あったかいの』とオーダー、『わかりました。2番目に作ります。』と言われて待つ。1分ほどで茹でそばを温めて、汁を入れ、カウンターから生姜天を取り出して乗せ、ネギを入れて渡してくれる。

この店は椅子があり、カウンターに並ぶ体裁。七味唐辛子を降り、早速頂く。麺は茹でそばだから特徴もないが、やや太めで黒っぽい。汁はやや甘めで私好み。



生姜天は厚みもあり、しっかりと揚がっている。紅生姜の他に玉ねぎが入っていてマイルド、東京の生姜店は酸っぱいことが多いがこのお店はそんなことはなく、美味い。

次のお客さんが『かき揚げ丼』というと『今朝、パートのおばちゃんがギックリ腰で来れず、ワンオペなのでサイドメニューはミニカレーしかできないんです。すみません。』とのこと。おじさんはかき揚げそばにミニカレーに変更した。結構、お客さんが入るので店主さんはかなり忙しそうでお客さんもゆっくりでいいよと声をかけるほっこりしたお店でした。帰る時には『お待たせしてすみません。また、お待ちします。』と丁寧に送り出して頂きました。ご馳走さまです。




岩本町スタンドそば
千代田区岩本町3ー10ー8


MARU〜吉祥寺グルメ

2024-07-01 05:00:00 | グルメ
吉祥寺の『MARU』に久しぶりに行った。野口伊織氏の作られたお店はジャズ喫茶の『Fanky』をスタートにケーキの『レモンドロップ』、バーの『Dray』『オールドクロウ』、居酒屋の『蔵』など数えきれない。1986年創業の『MARU』もその一軒である。

聘珍楼などがある路地の地下1階、入口には大きく『MARU』と書いた紫色の布があるので場所はすぐにわかる。古いビルの階段を降りると黒で統一された渋くて落ち着いた店がある。靴を入口で脱いで奥の方の席に案内される。庶民派と高級派の間よりは少し高級なお店でカウンターの前にはオープンキッチンがある。

メニューを貰うが、とにかくメニューは豊富。スタンダードメニュー、季節の料理、鰻やウニなどを使った土鍋など数えるとキリがない。しかも冷菜と温菜があり、いつも通りなかなか決まらない。まずはハートランドの中瓶を頼んで時間稼ぎをする。
お通しはトマトのゼリー寄せ、上にはオクラ、夏らしい。インパクトのあるルビーレッドの固体だが、ザ・トマトという風味である。

5品ほど頼んでじっくり待つ。まず出されたのは『マグロの葉ワサビ和え』、赤身かなと思ったが、中トロもたくさん入っていて醤油メインのタレ、葉ワサビ、ヒビノリと頂く。もちろん美味い。



これを頼むと酒なしではいられず、飛露喜(福島県)を1合もらう。酒がすぐくるのは嬉しい。瓶を見て思い出した。コロナが最も厳しいタイミングで酒税法の緩和があり、この店で廉価に飛露喜の1升瓶を安く売ってもらったこと。あの特別純米酒は美味かった。

『カニと三つ葉の蟹味噌和え』はシンプルだが、私もズワイガニを解体する時によく作る。ただ、これに三つ葉を加えただけで上品な仕上がりとなるのは参考になる。

『鴨の胸肉(冷製)』は少し甘めのタレで煮て、薄切りにした逸品。この二つとも日本酒のあてにはたまらない。

一合の酒はすぐに無くなり、乾坤一(宮城県)は‘夏祭り‘ラベル。うす濁りでやや甘いかなと飲むと喉越しで味が変わる。複雑な旨みを楽しめる夏酒。

ラベルも楽しく、提灯には色々な絵柄、真ん中には乾坤一とある。『白エビの唐揚げ』にはよく合った組み合わせとなった。

いよいよ『鯛のかぶと煮』、メニュー上は鯛のカブト蒸しなのだが、無理を言って煮付けに変えてもらう。

以前、と言っても2015年と9年も前だが、その味が忘れられずお願いしてしまう。これだけ大きなカブトは食べるところも多く、大袈裟でなく、我々2人で食べるとかなり腹が膨れた。

(タイのタイ〜どの部位な骨でしょう?)

あとは酒のつまみ2品、『鶏ハツ元の焦がし醤油焼き』『エイヒレ』。


酒は蒼空(京都府)、綺麗で吟醸香漂う逸品。気がつくとあっという間に空いてしまっていた。

ただ、以前ならば何か締めの一品をお願いするところだが、お腹いっぱい。予想通り鯛のカブトが大きかったからかもしれない。



いつも出てくるものは美味く、店の方のあしらいも素晴らしい。いい店である。ご馳走さまでした。
MARU
武蔵野市吉祥寺本町1ー13ー6
0422211569


きよ川〜日本橋ランチグルメ

2024-06-29 05:00:00 | グルメ
今日のランチは兜町方面に歩く。帝都自動車の営業所の並びにある『きよ川』というお蕎麦屋さん。いつ行っても周辺のサラリーマンで混み合っている人気店である。

店に入るとカウンターがほぼ一杯で4人席のテーブルを離して作った2人席に案内される。ただ、一番通路よりに加え、その通路をお姉さんたちが行き来するのであまり落ち着かない席ではあるが、昼飯時贅沢は言えない。



人気はランチ、Aランチはシラス丼と蕎麦(冷・温/蕎麦・うどんから選択、1050円)、Bランチはかやくご飯と蕎麦(Aランチと同じ、870円)他に季節メニューとして『冷やしたぬきつね』、『生あおさそば』や通常の蕎麦・丼メニューもある。ただ、かなりの人がランチを選ぶようで私もBランチを注文した。

待つこと5分、ランチ登場。蕎麦、かやくご飯の他に蕎麦の薬味、高菜の油炒め、沢庵がついてくる。

まずは蕎麦から頂く。麺は二八蕎麦、よく締めてあり、コシが強い。タレはやや辛め、天かすと海苔が乗っていていわゆる冷やしたぬき蕎麦である。暑い時には美味い。

かやくご飯は具が油揚げ、山菜、牛蒡などを炊き込んだご飯。量は多めで蕎麦とかやくご飯を食べると炭水化物たっぷりで満腹となる。



添えてある高菜の油炒めと沢庵が単調になりがちな味付けご飯には嬉しい。

気がつくとあっという間に完食、いつもゆっくり噛んで食べようとは思っているのだが、なかなか実行できない。



グルメサイトには京風うどんも美味いと載っており、こちらも食べてみたいものである。ご馳走さまでした。

きよ川
中央区日本橋1ー21ー4
0332718435

日式台湾食堂WUMEI〜八重洲ランチグルメ

2024-06-27 05:00:00 | グルメ
東京駅八重洲口の飲食街グランスタがリニューアルして地下が黒塀横丁、1階が八重北食堂、2階が北町酒場となり、賑わっている。今日は八重北食堂に来た。以前、dancyu食堂にお邪魔したが、このフロアはいかにも食堂というお店が多い。

レストラン街をウロウロしていると奥に多国籍ゾーンと名付けられた6軒の食堂がある。韓国酒場『コッキオ』、インド料理『バンゲラス』、カジュアルイタリアン『SHTTERS』、和食居酒屋『アテニヨレ』、餃子専門店『芭莉龍』と本日お邪魔した『WUMEI』である。

WUMEIとはたぶん『うめい=うまい』に掛けてあるのだろう。ルーロー飯を中心に台湾料理を出す店でメニューは担々麺や餃子などと組み合わせたセットメニューが推しのようである。『ルーロー飯と担々麺セット』(1080円)をお願いする。目の前には厨房があり、女性のシェフが腕を振るっている。
最近流行りのQRコードをスマホに取り込むタイプ、個人的には違和感はなくなった。

お冷とおしぼりを持って来てくれる。テーブルには調味料が全くないのは中華料理店としては珍しい。麺が茹で上がるとすぐに提供された。  



トレイの上には担々麺、小さなルーロー飯、じゃがいもの揚げ物3つが付いてきた。まずは麺から食べる。できればラー油でも足そうかと思い一口食べると肉味噌が辛いのか、辛味が結構ある。細麺ストレートで喉越しがいいが、調子に乗って飲むと咳込みそうになる。

スープは胡麻の香りがしっかり、とろみあるがあるが、さっぱり味。
ルーロー飯は八角がしっかり効いたトロトロの餡がご飯に乗っている。青梗菜とうずらの卵が一つ、久しぶりに食べたが、美味かった。

前回食べたのはコロナ禍で店の休業が多く、恵比寿のバーが出していたルーロー飯、もちろん今はランチはやっていないだろうが、あのマスターが俺はルーロー飯は得意と言っていた事を思い出した。

じゃがいもは小さくカットして軽く油で揚げ、塩と青海苔を掛けたもの。温かくはなかったが、箸休めにはよかった。



本場には行ったことがないが、いずれもなかなか美味い。餃子もなかなか美味そうである。ご馳走さまでした。
WUMEI
東京駅グランスタ八重北食堂内
05055897409


味泉〜月島グルメ

2024-06-24 05:00:00 | グルメ
月島というとすぐに『もんじゃ焼き』と連想しがちだが、居酒屋にも名店が多い。有名どころでは東京三大煮込みでも名を馳せる『岸田屋』さんはもんじゃストリートの中にある。

今回お邪魔した『味泉』さんももんじゃストリートから3分ほど歩いたところにある。この辺りにはまだ行ったことのない面白そうな店がたくさんあるが、どうも帰り道が遠い関係から中々お邪魔できない。

店は入口のオブジェが特徴的でパブがバーのようだが、店内に入ると日本酒の銘柄を書いた短冊が壁を覆い尽くす。よく見ると『十四代』『新政』『飛露喜』『王録』など銘酒と言われる銘柄はカバーしている。

今日は前の職場で苦労を共にしたAくんと久しぶりの飲み会。カウンター中央に陣取り、まずは短冊をチェックする。

まずは生ビールで乾杯、ビールの美味い季節である。突き出しはアジの南蛮漬、さっぱり。スタートには酸っぱい物が胃を刺激していい。

刺身盛り合わせが登場。刺身はカツオ、マグロ中トロ、ハタ、キンメ、〆さば、平貝と並んでいる。いずれも新鮮、特に口の中でトロッと溶ける中トロは堪らない。酒はまず飛露喜(福島県)、果実味のある爽やかな中にしっかりとしたコクのある味は刺身によく合う。

続いて穴子の天ぷら、このお店は穴子が名物で食べ方が天ぷら、塩焼き、煮付けとあるが、Aくんのご要望で天ぷらにする。カリッと揚げたての穴子をすだちと塩で頂く。

酒は豐盃(青森県)を合わせる。しっかりとしたやや酸味のある口当たりが油をすっきり、いい具合である。

ポテサラもこの店の名物。煮卵を潰しながら頂く。味はしっかりとついていて、ボリュームもある。



酒は瑠璃色の海(山形県)、透明感のある青いボトルだが、マイルドなやや甘みのある飲み口。流石に純米大吟醸の品の高さを感じる酒、久しぶりに飲んだが、やはり旨い。

名物ついでにコロッケを注文、しかし、ジャガイモ続きに気づいたのだが、何も調味料のいらない味はやはり食べたくなる。
最後に仙禽(栃木県)を頂く。やや酸味の立つ独特な風味、ややワインにも近いような味わいである。

どうしても食べたかったのが『おから』、卯の花ともいうが根菜が刻んで入っている。もちろん刺身も酒に合うが、おからで日本酒というのはいい塩梅である。本来ならば2人だからあと二合はいけるのだが、週末の疲れもあり、今日はお開き。よく言えば大人の飲み会、しかし、どう見ても酒が弱くなった年寄りの寄り合いのようになってしまった。

なにしろつまみも酒も種類はいくらでもある。次回は体調を整えてと暖簾をくぐった。ご馳走さまでした。
肴や味泉
中央区月島1ー18ー10
0335348483


常盤軒〜品川駅ランチグルメ

2024-06-23 05:00:00 | グルメ
品川駅を昼過ぎに通ることがあり、久しぶりに1番線ホーム(山手線)にある『常盤軒』に立喰そばを食べに行く。

昔は確か山手線と京浜東北線が左右に走る何ともせわしないホームだったが、今は東京方面行きの山手線(内回り)のみ、片側しか使っていない。駅の階段下をうまく使って店がある。中にはおじさんとおばさんの2人が忙しく働いている。外の券売機で『かき揚げそば』(500円)の食券を購入、おじさんに渡す。



すぐに茹でそばを温めて、丼に入れ、ツユを注ぎ、かき揚げとネギを上に乗せて手渡しでくれる。JR系の蕎麦屋はモニターの数字を見て何も言わずにトレイに乗ったそばを受け取るが、ここはおじさんが『お待たせしました』と言ってくれる。こんな小さな触れ合いが嬉しい。



この店の蕎麦はツユはかなり色が黒っぽく、味は辛め、醤油が強いタイプ。熱々なのは昔のまま。麺は典型的な茹でそば、これがかえって私が好きな理由ではあるが。ただ、冷やしで食べる場合は生そばの方がうまい。

かき揚げは丼を覆う大きさ、薄くツユに乗せておくとすぐ柔らかくなる。中には干しエビとゲソが僅かに入り、後はネギだけのシンプルなもの。



とにかく懐かしい味がする。もちろん席などなく、壁際のカウンターでホームを眺めながら麺をすする。これぞ駅そばの醍醐味である。



ただ、いつもかき揚げそばばかり食べるのでたまにはカレーにも挑戦してみたい。因みに店にいた時の一番人気は品川丼(かき揚げを使った天丼)、来店客は高齢の1人で入るおじさん(おじいさん)ばかりだった。ご馳走さまでした。

常盤軒
品川駅構内1番線ホーム
0334422998

マルショーラーメン〜秋葉原ランチグルメ

2024-06-20 05:00:00 | グルメ
ヨドバシカメラ秋葉原のレストランフロアは充実している。今までも『東京トンテキ』にはお邪魔したことがあるが、他にもボリューミーな店が目白押し。26店舗のうち焼肉・ステーキの店が5、トンカツ、すた丼、牛タン、うなぎなど精力の付きそうな店が多い。



その中でラーメン屋さんが1軒入っていたのでお邪魔した。店の名前が『マルショーラーメン』、こちらの1店舗のみで長細い店内には若い男性がフロアに3人、厨房に2人いて威勢よく仕切っている。

まずは入口の券売機で食券を買う方式だが、なかなか決められない。初めてなので量もわからず、取り敢えず『ネギ中華そば』(1000円)にした。



1人客が多いのでカウンターが多いが、私は奥の4人席(よく見ると2人ずつの座席がくっつけてある)に案内された。席に着くと『ごはん付けます?』と聞かれ、『軽目で』とお願いした。

周りを見ると若い男性ばかりで女性は0、オッさんも少ない。また、意外に待っている人が多い。テーブルを見ると味変用のニンニク、酢、胡椒、ラー油、さらにご飯に足すのか高菜もある。

8分程度でラーメン到着。並々とスープが注がれ、下にチャーシューが8、9枚沈み、白髪ネギがたっぷり、胡椒が振ってある。それを物ともせずさらに胡椒を掛けて頂く。まずスープと飲むがこれが熱い。塩気が効いたトンコツの清湯で半透明、サラッとしている。スープのみで頂くと少し塩がききすぎかなと思う。

次に麺、ストレート系の中細麺で博多風。ツルっと喉越しもよく、ネギとスープとで頂くと塩気もそれほど気にならず、胡椒が心地よい。

チャーシューは薄切りがたっぷり、脂があまりなくさっぱり、これだけ乗っているのなら私はチャーシュー麺はいらない。
チャーシューをライスに乗せて食べるがなかなかうまい。ラードが乗っているからか、スープが冷めることもなく、最後まで楽しめる。最後は少しラー油を加えて味変も楽しんだ。
11時50分頃の入店だったが、お客さんはどんどん増えて人気が高い店であった。ご馳走さまでした。

マルショーラーメン
ヨドバシカメラマルチメディアAkiba8階
0362852760

中華名菜 孫〜日本橋ランチグルメ

2024-06-18 05:00:00 | グルメ
いつまでも梅雨にならず、その前に夏がやって来たような日差し、まだ湿度はそれほど高くないが、特に昼時は太陽光線が厳しく肌を突き刺す。その中で昼飯を食べに行こうとするとどうしても『冷やしたぬき』や『冷やし中華』『ざる蕎麦』などに足が向いてしまう。

しかし、水分をたっぷり摂ろうと麦茶を飲んだりしていると胃液が薄くなって食欲が出ない。これではパワーも落ちると今日は意を決して『麻婆豆腐』を食べることにした。色々と店はあるが、私の好みは甘さ控えめの本格派である『孫』、孫成順氏のお店がCOREDO室町3階にある。2階の陳健一氏の『四川飯店』が有名だが、私は『孫』の方が好みである。



ランチメニューにも『大辛担々麺』『豚肉と高菜の唐辛子炒飯』などパンチの効いた品もあるが、本日は『麻婆豆腐』(1540円)一択である。少し高いが、スープ、小鉢2つ、デザートも付いている。



まずはお茶とスープ、小鉢2つが運ばれてくる。スープは具が大根の細切りだが、出汁は金華ハム、これが美味い。



小鉢は厚揚げの煮物、豚肉とじゃがいもの甘辛煮が登場した。ただ、これらは麻婆豆腐を食べる箸休めに取っておく。

さほど待たされことなく、麻婆豆腐とライスが到着、揃ったところでまずはメインを一口。甘みを抑えた麻婆豆腐は熱々、唐辛子というより山椒の弾ける中国風で言う『麻』が強い。

舌が痺れるように感じる。肉も挽肉ではなく叩いた肉で存在感がある。ライスとの相性は抜群、食欲が増進するのがよく分かる。

箸休めの厚揚げは和風かと思ったが、八角が効いている。熱々の麻婆豆腐を食べ進めるが、幾らでも食べられそう。ただ、徐々に辛味が効いてくる。じゃがいもの甘辛煮も少し中華風、甘く煮てあるのがいい。麻婆豆腐が冷たくなる前に完食、いや美味かった。

ゆっくりと冷たいジャスミン茶を飲み、デザートの豆花を頂くが、これにかかっている茶色のソースがフルーティーだが、何の味かわからない。とにかく美味かった。

麻婆豆腐は甘みを抑えてある分、どんどん食べられるし、飽きることがない。いつもこの店に来ると幸せな気分になる。ご馳走さまでした。

中華名菜 孫
COREDO室町3階