hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

さかき〜浅草橋駅ランチグルメ

2022-06-30 05:00:00 | グルメ
浅草橋駅周辺には飲食店、特に中華料理店(含むラーメン屋)と蕎麦屋が多い。蕎麦屋と一口に言っても『更里』『あさだ』のような老舗や『百そば』のような人気店、『満留賀』『多奈加家』『しゃにむに』のような庶民派、駅そばの『越後そば』とバリエーションは豊かである。

お邪魔したのは『さかき』。JR浅草橋駅西口から駅沿いの道を歩き、次の交差点を右、次の道を左に入ったあまり周辺に飲食店のないエリア。水色の暖簾をくぐり店内に入ると11時45分ではあるが、2人のおじさんたちがビールを飲んで盛り上がっている。



カウンターに座り、メニューを見てランチセットのもりそば(1000円)を注文する。セットにはもりそばのほか、小鉢と生姜の炊き込みご飯がついてくる。



カウンターと4人席2つのみの小さなお店、フロアは女性1人。しかし、お客さんがやってくると厨房から店主のいらっしゃいませ、という声が気持ちがいい。やはり蕎麦が人気の店だけあり、皆がもりそばを頼む。

7、8分してまずはお盆に蕎麦猪口、つゆの入った徳利、小松菜と湯葉の炊き合わせ、生姜ご飯が乗ってくる。

程なく蕎麦が到着、切り口が立ったやや細めながら美味そうである。やはりここもワサビは付いておらず、今回は改めて注文もせず。蕎麦は軽くザルに乗せた程度だが香りも良く美味い。蕎麦つゆも味は濃過ぎることもなく、かと言って甘くもないバランスの取れた味。よく寝かせているのか、角がない。



また、小鉢の炊き合わせはほんのり甘さを感じる湯葉にシャキッとした小松菜がいい取り合わせ。生姜ご飯も香りが良い。
確かに蕎麦は120gしかないのでこれだけでは流石に昼飯でもたりないため、生姜ご飯があってちょうど良い。

あっという間に食べ終わり、しみじみと蕎麦湯を頂く。ちゃんとそば湯も調整してあるのか、蕎麦つゆと合わせると良い味が出る。食べ終わり、店を出ようとするともう6人くらいが並んでいた。店の人も感じが良いいいお店である。ご馳走さまでした。


手打ちそば さかき
台東区浅草橋4ー10ー2
0342851192

宿場町を歩く〜越ヶ谷宿②

2022-06-29 05:00:00 | 宿場町
『宿場町を歩く』その6。越ヶ谷宿②、再び旧街道に戻り、街道沿いの建物を見て歩く。すぐのところに田中米穀店、今も現役である。昭和初期の木造二階建の建築物だが、2階の戸袋に貼られている銅板が緑青となり、いい色である。


斜め前の行徳屋も同様の木造二階建、戸袋も先程の建物と同じ造りである。





するとピンクの診療所が現れた。横田診療所としてこちらも現役だが、洋風の木造建築で昭和10年に作られた旧越谷郵便局をそのまま利用している。建物ばかりでなく、庇の金具や照明にもモダンな物が使われていてレトロな映画セットに出てきそうである。



次の道を左に曲がると可愛らしい蔵が見えてくる。『油長内蔵』と言って江戸末期の蔵をここに移築。曳家でここまで持ってくる技術の高さに驚く。週末はまち蔵カフェとして中にも入れるらしい。



先を右に曲がると再び蔵のある家が出てくるがこれが『白鳥家』。周りには黄色やピンク色の百合の仲間が花をつけていて美しい。



次の角は有瀧家の立派な黒塀で囲まれていて中にはタブの木が生えている。さらに中にはマンションと不思議な光景。表札には『タブの木の家』と書かれていた。このタブの木の樹齢は400年とも言われている。


黒塀から50mほど歩くと目の前に大きなけやきの木が見えてきて一段高いところに中町浅間神社が祀られている。欅の木は説明板によると『市の天然記念物に指定され、木の周りが7m、高さが23mある。越谷市では最も高い欅で樹齢600年』らしい。(以下、次回)







はせがわ酒店日本橋店(再訪)〜日本橋ランチグルメ

2022-06-28 05:00:00 | グルメ
『うどんと言えば〇〇うどん』の〇〇に何が入りますか?一般的には『讃岐』、やはり香川県はうどん県を標榜するくらいですから。他には『稲庭』、『武蔵野』。変わったところでは『伊勢』、あのもちもちした食感と独特のタレ、堪りません。しかし、私が食べたくなるのは『博多うどん』。タモリさんではありませんが、細めのコシのない麺、あごだしと薄口醤油の澄んだ優しい出汁、時々急に食べたくなる。

事務所から一番近い博多うどんのお店は銘酒を売っている『はせがわ酒店』の中にあるうどん屋さん。店の名前は特に無く、はせがわ酒店と食べログにもあります。ただ、コロナ禍の中、休業が続き(うどん屋さんのみ)、『まんぼう』が終わって再開、やっと行くことができた。

うどん単品もあるが、昼は断然セットがお得。ただ、曜日でメニューは決まっていて金曜日はAセットは『肉うどん+かしわ飯or三角稲荷』、Bセットは『丸天・ごぼ天うどん+かしわ飯or三角稲荷』となっていてAが700円、Bが800円である。私はごぼ天うどんが食べたかったのでB、かしわ飯をチョイス
私のようなおじさんが早くから席を埋め、11時40分でほぼ満席。ただ、提供時間が短いため、すぐに回転するが。

席に座って5、6分。お盆に乗ったうどんとかしわ飯が到着。意外に丸天が大きいというのが第一印象。一味を振っていただきます。



博多うどんは全体的にほんのり甘い、丸天も甘いし、牛蒡も甘さを感じる。うどんは柔らかく優しく、こころが和む味である。ちょっと添えてあるワカメやかまぼこも嬉しかった。



かしわとは鶏肉のことでようは牛蒡と鶏肉の炊き込みご飯。こちらも甘め、関西以西の人なら誰でも大好きな味。

久しぶりということもあり、美味さに感動、やはりうどんは博多うどんでした。私の中では。博多の牧のうどんやかろのうどんが懐かしい。ご馳走さまでした。



はせがわ酒店日本橋店
中央区日本橋本町2ー1ー1
0362623111

宿場町を歩く〜越ヶ谷宿①

2022-06-27 05:00:00 | 宿場町
『宿場町を歩く』その5。越ヶ谷宿①、今回は江戸を出て日光道中3番目の宿場越ヶ谷宿を歩く。東武日光線で30分、越谷駅に到着、ここからスタートする。前回の粕壁宿も春日部駅と駅名と宿場名の表記が異なっているが、越ヶ谷も駅名は越谷とケがない。

越ヶ谷の名前の由来は『越=腰の谷』、「こし」は山地や丘陵の麓付近という意味でこれに低地である谷を加え、『大宮台地の麓にある低地』という意味である。ケのある無しは1954年の町村合併で越谷町が成立した際に合併前の越ヶ谷町と区別するため、ケを取った。つまり、駅名の北越谷・南越谷・新越谷などは1954年以降、越ヶ谷小学校は1954年以前ということになる。また、町の中心部には『越谷市越ヶ谷』という地名が残る。

越谷駅を降りて、観光案内所がまだ開いていないため、街歩きをスタートする。駅前通りを少し行くと旧日光街道、さらにその先には県道47号線が並行して走る。旧日光街道を右折して歩くと人形を商う店が数店、あとは銀行や小規模な町工場など特徴はない。



先程の県道と交差する中央分離帯に『表程里』がひっそりと立っている。それによると『雷門五里二十粁、浦和三里半十四粁・・』などと書いてある。



さらに旧街道を戻ると右手に『不動尊道しるべ』を発見、寛保元年(1741年)造立とある。石塔の上には不動明王像、下が道標で「是よ里大さかミ道」と彫ってあるらしいが、こちらが越ヶ谷宿の起点を示している。

きた道を戻り、駅前通りの交差点の先には植木人形店、お隣は金春人形店と並んでいる。植木人形店の看板には羽子板・破魔矢・ひな人形・よろい・かぶと・鯉のぼり・日本人形・西洋人形と品揃えはかなり幅広い。

ほぼ向かいには『水田家』、昭和初期の木造二階建てであり、元は漆喰の材料となる布糊の問屋、その後文具屋であった。



角を左に曲がると『新町八幡神社』の鳥居が見えてくるが、手前は歓楽街でスナックが並んでいる。夜、幾つネオンが点くかはわからないが狭い路地、そして神社というのは中々のロケーションである。

旧街道まで出て左に曲がる。次の道を左に曲がると神山材木店。今も現役だが、こちらもかなり古い建物である。(以下、次回)



食堂ユの木〜月島グルメ

2022-06-26 05:00:00 | グルメ
月島と言えばもんじゃ焼きしか思い出さないのは寂しすぎる。有名店なら煮込みの名店『岸田屋』もあるが、他にもいい店がある。いつもの仲間が3人揃って『食堂ユの木』という居酒屋へ。



場所は地下鉄有楽町線月島駅から清澄通りをまっすぐ歩き、細い路地を曲がったところにあるのだが、曲がるところに『オリジン弁当』があるのでこれを目印にするといい。

四角に囲んだ中に徳利に『ユの木』と書かれたマークのついた暖簾が下がっている。店は新しく、白木のカウンターが清潔感あり。



まずはビール(小瓶)を頂く。1人が遅れるとの連絡もあり、お通しから出してもらう。中身は右下から時計回りでトウモロコシの冷やし茶碗蒸し、ホッキ貝と白瓜の酢の物、雲丹とカリフラワーの飯蒸し、鱧と大きな椎茸のお吸い物、水茄子とイカの梅肉和え、青魚の青唐辛子醤油漬けとなる。いずれも美味いが季節を感じた水茄子、鱧に軍配を上げたい。ただ、青唐辛子が効く青魚は頼んだお酒のアテに取っておいた。

日本酒は『会津中将』(福島県)からスタート。ポテサラ、イワシの梅煮と出てくるが、サラッと喉越しの良い酒としっかりしたつまみがよく合う。



あっという間に1合が空になり、続いて若い杜氏さんの頑張る『奥羽自慢』(山形県)からは2合にする。辛口の呑み心地の良い酒、青唐辛子入りオムレツとは相性もいい。



ここで冒険をして『生だことパクチー、胡麻塩』を食べてみる。私は日頃からパクチーだけはダメと言っている。しかし、ねっとりした生ダコに塩と胡麻と刻んだパクチーを合わせただけのつまみだが、なぜか美味い。もちろん、パクチーが入っているのは分かるのだが、なぜか美味いのである。

残しておいた青魚の醤油漬けなどもつまみながら日本酒は順調に減ってしまう。次は瀉樂(福島県)を満を持して注文、やはりこの酒は万能である。頼んで置いた『シウマイ』が蒸けただところで登場。

肉肉しく、味もしっかりした熱々のシウマイをほう張り、また冷酒を飲む。極楽である。



さらに『鴨の治部煮』『鶏の半羽パリパリ揚げ』が登場。鶏の唐揚げは骨まで食べることが出来るほどパリパリ、最後に鍋島(佐賀県)をゆっくり呑み終了。(私のみ締めは腹一杯で中止)お茶を頂き、終了。

店の雰囲気も楽しく、出てくるつまみの旨さに感服致しました。ご馳走さま。



食堂ユの木
中央区月島3ー14ー2
0362405095

『皐月』『水無月』について考える

2022-06-25 05:00:00 | 日記
カレンダーを巡ると『5月』『6月』だけでなく、『皐月』『水無月』という表記も乗っている。しかし、『皐』の字が見慣れなかったり、『水無月』がなぜ梅雨の最中で水の多い6月についていたり、疑問を持つことが多いのは私だけだろうか。

(五月晴れ)
旧暦と新暦では、実質旧暦の方が約1ヶ月遅い。5月を表す皐月は新暦では5月下旬〜7月上旬を表すことになる。そのため、よく『皐月晴れ』『五月晴れ』というのは今では『梅雨前の5月の連休明けの爽やかな晴れ間』を指すようになったが、本来は『梅雨の間に珍しく晴れ間がある日』の意味であった。
『五月』と『皐月』、これはどちらもさつきと読むが、正しくは『皐月』と書く。

『皐』の字はあまり見ることがない字であるが、白と夲という字の合わさった会意文字で『白光をはなつ』『白い』という意味があり、一字でも『さつき』と読む。

6月は『水無月』、これも不思議な字である。旧暦の6月は新暦の6月下旬〜8月上旬となるが、この時期は日本は梅雨で『水が無い』とは合点が行かない。
これは幾つかの説があるが、『無』は無いという意味ではなく、『の』を表し、『水の月』となる。もちろん、田んぼに水を引く、梅雨で雨が降り水が豊になる、という説もある。

もう一つ不思議なのは『水無月』という和菓子のことである。ういろうの上に小豆の煮たものを乗せ、三角に切ったお菓子を6月30日に食べるのだろうか。これは一年の折り返しにあたる日に『夏越祓(なごしのはらい)』という神事を行うのだが、上に乗せられている小豆は悪魔祓い、三角は暑気払いのための氷を表しているのである。

今年は暑気払いに是非水無月を買い求めてみる事にしたい。

TURURU〜丸の内ランチグルメ

2022-06-24 05:00:00 | グルメ
珍しく丸の内仲通りでランチの店を探す。外は雨が降り、地下食堂が混雑必至の中、国際ビル地下1階でお蕎麦屋さんを発見。夜は居酒屋なのだろうか、『TURURU』という店名なのだが。

縄のれんをくぐると広めの店の中はガラガラ。メニューは辛口カレーつけ麺(900円)、肉汁つけ麺(900円)、盛りそば(800円)の3種類。あまり腹も減っていなかったのと、肉汁つけ麺は冷たいツユと聞き、肉の脂身がロウソクを食べるような感触を思い出して盛りそばにする。

すぐに蕎麦猪口にツユが入ったものと、刻みネギ、ワサビ、さらにこんもり盛られた蕎麦が到着。隣のテーブルのおじさんはかなり待っているようだが。

盛りそばは蕎麦の締め具合は良い。ただ、ツユは少し香る程度。一箸目は喉越しよく頂く。冷たくて美味い。量も多めで十分である。

ただ、少しして先程のおじさんのところに肉汁つけ麺が到着、盛りそばと違い海苔もかかり、汁もラー油か赤い色をしている。ただ、100円しか違わないのにかなりこちらの方がお得かもしれない。



途中から揚げ玉をツユに投入、蕎麦を頂くが味変してこちらも美味い。もう一つのメニューである激辛カレーつけ麺を食べる人はおらず、状況を確認することは出来なかった。



そば湯が出てこなかったのも残念である。まあ、お姉さんのワンオペではやむを得ないだろうか。もし次来ることがあれば、やはり激辛カレーつけ麺を食べることにしよう。ご馳走さまでした。
TURURU
千代田区丸の内3ー1ー1国際ビルB1
0332871536

やっぱりごぼう天が好き

2022-06-23 17:37:00 | 日記
天ぷらと言えば普通は『海老』か『穴子』と東京で過ごしていた頃は確信していた。この常識が変わったのは博多に転勤で行ったことが原因。ごぼう天の入ったうどん、ごぼ天うどんの美味さがクセになり、今ではついついごぼう天と言ってしまうようになってしまった。

『カモと苦手』〜阪神ファンの戯言

2022-06-23 05:00:00 | 阪神タイガース
『阪神ファンの戯言』。今年の交流戦は勝率2位、12勝6敗で終わった。中身を見ても阪神が3連敗したチームはなく、オリックス・日本ハムには3連勝と素晴らしい成績である。ただ、これはまぐれでは無い。昨年も11勝7敗の勝率2位、阪神に取ってはもはや交流戦はそれほど鬼門ではない。

そして前週から通常のリーグ戦になった。最初のカードであるDeNAに2勝1敗、まあいいスタートを切れたのではないか。打線も近本、佐藤、大山の『ドラ1クリンナップ』の調子が落ちていないし、投手陣もまずまずである。22日現在31勝37敗1分で勝率.456まで戻し、借金もあと6つまできた。

それでは今年の阪神が今ひとつ乗り切れない原因は何なのだろうか。これは対戦成績を昨年と比較するとすぐにわかる。昨年、阪神が対セリーグの球団に負け越したチームはない。ただ、対広島だけは12勝12敗1分、つまり五分なのである。

一方、今年はどうか。対広島は0勝8敗1分、つまり9回も対戦して一度も勝っていない。さらに分析をしてみると面白い。昨年は12勝12敗1分、うち秋山が10回先発して5勝4敗1分(秋山の勝ち負けではなく先発した試合の勝ち負け)と五分、ただ西勇が7回先発して2勝5敗、伊藤将が4回先発して3勝1敗と西勇だけが大きく負け越していた。

今年をみるとやはり西勇が3回先発して全敗、秋山も同じく3回先発して全敗、あとは伊藤将・ガンケル・藤浪が先発、藤浪の時のみが引き分けている。

今年の秋山は対広島のみならず全般的に調子が悪いのだが、西勇は全体の成績は悪くないにも関わらずあまり得意でない広島戦の先発が多くなっている。順番があるのは分かるが、一方で対阪神3勝の床田に当てて破れるケースが多すぎる気がする。

他のチームの対戦も首位ヤクルトには4勝8敗と大きく負け越しているが、対中日が3勝5敗、対DeNAが5勝5敗、対巨人には7勝5敗ときになるほどではない。もう少し、対広島対策を先発投手、それも順番も含めて考えていかないと更なる上位を狙うのは難しいと思われる。

もちろん、敵なしのように思われるヤクルトも中日には3勝6敗と負け越しているし、その中日もDeNAには1勝7敗と負け越している。とにかくペナントレースを勝ち抜くには『お得意様を作り、カモにはならない』に限ることを思い出してもらいたい。(6月22日8時脱稿)