hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

浜松町駅の小便小僧

2016-07-31 05:00:55 | 日記

『鉄道シリーズ』その147。これが鉄道シリーズに入るのかはよくわからないが、今回は浜松町駅の小便小僧、まあ、プラットホームにいるのだからご勘弁いただきたい。JR浜松町駅の3、4番線ホームの蒲田より先頭車両停車位置辺りに名物の小便小僧の像があることはご存知だろうか。

この像は1952年10月14日鉄道開通80周年に際し、当時の駅長が友人の歯科医小林光に相談したところ、小林から当時診療所に置いていた白い陶磁器製の小便小僧が寄贈された。そして今のブロンズ像も小林が1955年に寄贈したもので、もう61年になる。

この小便小僧は最初は衣装はなく、裸だったが、服を着たのは寒い日に女の子が毛糸の帽子を被せたのが始まりと言われ、その後は浜松町勤務の女性が衣装を作り着せていた。のちにその女性が亡くなり、一時は裸に戻ったが、1986年からまたボランティアグループにより衣装が着せられるようになり、クリスマスにはサンタ、ワールドカップ開催時にはサッカーユニホームと季節ごとに新たな衣装で包まれ、乗客の目を楽しませている。

背の高さが43cmの小便小僧の今日のいでたちは夏らしくアロハに黄色い帽子を被り、ひまわりを持っている。さらに『社会を明るくする運動』というタスキもかけており、肝心な小便小僧がよく見えないが、確かに夏らしい。


像の前には小さな池が作られており、見た時には小便はしていなかったが、頻繁に新幹線や湘南電車(上野東京ライン)などが目の前を通過する中、昔と変わらず佇んでいる姿は可愛らしい。

阪神4連勝の実力〜タイガースファンの戯言

2016-07-30 05:00:44 | 日記


久しぶりに阪神タイガースのことを書いてみたい。24日からの4連勝は本物か?まぐれか?。もう一つは鳥谷の起用法は良かったか?この2つに絞って考えてみた。

最初のテーマ、『4連勝は本物か』だが、誰しも思うのは打線が復活したから勝ったということ。しかし、これは単純には当たっていない。確かに24日以降はすべて2桁安打だが、完封負けした23日の広島黒田の記念すべき1勝の日を除くと放った安打数は22日は9、20日は8、19日は5、18日は6、13日は13、12日は10と日によって多少の差があるが、全く打っていない訳ではない。では何が違うのか、それはタイムリーやホームランの不足である。これは13日のヤクルト戦で1カ月ぶりに4点取ったという貧打の中で先発投手が早い回に3点以上取られるという敗戦パターンが多く、ベンチの手の施しようがないという試合が続いた。

ではここ4試合は打線と先発投手の好循環が来たから安心かというと小生はそれほど楽天的ではない。というのは7月の日程を見るとよく分かる。スタートが阪神タイガースが伝統的に不得意な名古屋ドームの中日戦でまず負け越し。2週と4週は巨人・広島と2回続けてあたり2勝10敗で全カード負け越し。しかし、ヤクルトにはオールスター戦前の2連勝と今回の3連勝。つまり、ヤクルトには強いだけなのかもしれない。このため、高校野球前最後の中日3連戦(甲子園)がまさに試金石になると思う。

次に『鳥谷の起用法』であるが、結論からいうと金本監督にすべて任せればよいのではないかと思う。というのは鳥谷は現在1600試合以上の連続出場に加え、先日まで連続フルイニング出場667を続けていたのだが、この記録は潰えた。しかし、1492試合連続フルイニング出場の世界記録を持っているのが金本監督自身だからである。彼こそがその記録の偉大さ、大変さを一番知っているし、今の鳥谷に何が大切なのかを判断することができるはずである。

実際に鳥谷はスタメン落ちする前は守備も含め精彩なく、表情も冴えなかった。一方、スタメン落ちした3試合とも代打で出場し、すべてヒットを放っている。マスコミはスタメン落ちばかり強調しているが、タイガースファンは何が鳥谷のためになり、ひいてはチームにどうすればよいのかを考えるべきであり、小生は金本監督が下した判断を尊重していきたい。(7月29日12時半脱稿)

秋26系統に乗って

2016-07-29 05:00:52 | 日記

『バスシリーズ』その12。今回は秋葉原駅→葛西駅の秋26に乗車した。実はこのバスは人形町通りを通る唯一のバスなのだが、一方通行のため、秋葉原駅行きに乗車しないと人形町通りを走ることはない。今回はそれを忘れて乗車。

小雨の秋葉原駅のターミナルは昭和通り口そばのヨドバシカメラ向かいあたりにあり、他に駒込駅行が出ている。(ただし、こちらの方はコースが前回乗った東京駅丸の内口〜荒川土手とかなり被る。)

まあ、とにかく前半はよく曲がるバスである。まずは秋葉原駅前を出て左折、さらに右折して昭和通りに出る。


すぐに右に曲がり、神田川沿いを走り、万世橋を左折、そしてようやく最初の須田町のバス停に到着。この辺りで地元のミニバス『かざぐるま』のピンクの車体を追い抜いて、中央通りに入る。

そして神田駅前を左折、富山町を経て岩本町駅に行く。実はこの辺りからはスタート地点のヨドバシカメラがよく見える。(直線距離では200mもないと思われる)

京葉道路すぐまた右折、清洲橋通りを進む。馬喰町、東日本橋駅、久松町、浜町中の橋そのまま道なり。

隅田川は清洲橋を渡り、ここからは清洲橋通りを進み、清澄白河駅を通る。その先の旧葛西橋を右折して葛西橋通りに入り、これからは荒川を越えて、最後は環七を右折して葛西駅にゴールという経路。

つまり、浜町中の橋まではグルグルと曲がりながら神田駅前、岩本町駅、馬喰町駅、東日本橋駅と走るのだが、休日の逆方向はシンプル。
浜町中の橋を曲がり、水天宮交差点を曲がったらあとは人形町通りをひたすらまっすぐ。人形町、堀留町、小伝馬町、岩本町1丁目、そして秋葉原駅。随分時間は違いそうである。

そのため、小生が乗った際にはほとんど渋滞がないにも関わらず、秋葉原を出て清澄白河駅までで30分を要した。時間もないのでやむなく下車、中途半端なバス旅となってしまった。次回は完走、さらに逆方向の完走と目指していきたい。

帆凪〜三軒茶屋グルメ

2016-07-28 05:00:51 | グルメ

三軒茶屋は自宅からはあまり便が良くないが、下北沢、神泉と並び個人的には注目エリアである。居酒屋の『赤鬼』、焼き鳥の『床島』、割烹の『すずしろ』、ちゃんぽんの『来来来』などいい店がかなりあるが、今日はさらなる1軒と『帆凪』にお邪魔する。

店は三軒茶屋駅から茶沢通りを下北沢方向に5分歩き、すき家を曲がって少し行ったあたりである。店はちょうど八百屋さんの向かいにある小洒落た作り。足が痛くなる小生に気を遣って頂き、掘りごたつ席にしていただく。

後輩のHさんとまずは生ビールで乾杯。混んだ半蔵門線に揺られ、急ぎ店まで歩いたこともあり、うすはりガラスのタンブラーに入った冷えたビールが嬉しい。

お通しは『トマトのマリネ、イチヂクの胡麻和え、新じゃがの土佐和え』の3品。最近流行りだが、特にイチヂクが爽やかで美味い。
料理は『刺し盛り』『出し巻き卵』『キビナゴの唐揚げ』『甘鯛の一夜干し』をお願いする。まあ、凝った料理が数多くならび、セレクトに苦労するほど。酒のラインナップはとメニューを見るとまさかの3種類(山和、奥播磨、〆張鶴)と思いきや、これ以外に10種類ほどの季節メニューがあり、ホッとする。

刺身が出てきたところでまずは『風の森』(奈良県)を注文。刺し盛りは『メジマグロ、ハタ、イカ、カンパチ、カレイ』の5種盛り。いずれも新鮮で美味い。また、風の森は雄町のねっとり感が素晴らしい。


次に出し巻き卵、卵が自慢らしくしっかりとした味付けである。驚いたのはキビナゴの唐揚げ、計15匹くらいがやや甘めのタレをくぐらせ、上から細かい鰹節をかけて頂く。味付けも酒のアテを強く意識していて感心する。



次の酒は『山和』(宮城県)に。風の森と違い、辛さ、キレの良さを感じる。出てきたのが、『甘鯛の一夜干し』。これが1350円とは思われぬボリューム。関西ではグジという味の乗った一夜干しをじっくりと頂く。


追加には『メジマグロのなめろう』『ホッキ貝の酒盗和え』『うなぎの有馬煮』をチョイス。酒は『超王禄』(島根県)、星は一つだが、キレが良く、夏にはいい酒である。メジマグロのなめろうは珍しいが、白ネギと辛い刻みわさびと食べるのだが、青ぜの魚のなめろうに比べてかなりアッサリ。

どちらかというとホッキ貝の酒盗和えや有馬煮のほうが主張が強く、酒が進む。酒は『黒澤うすにごり』(長野県)、『臥竜梅』(静岡県)とねっとりした旨味の強い酒をチョイス。最後は萩の鶴と同じ萩野酒造の日輪田のヒマワリラベルは夏らしく、フレッシュ感が強く、さっぱり終了。帰る頃にはもう満杯。小さな店なので予約は必須である。

〆の焼きおにぎりまで大変美味しゅうございました。また、三軒茶屋に1軒行きたい店が増えた充実した飲み会であった。

和み酒 帆凪(はんなぎ)
世田谷区太子堂2ー29ー3
0334113402

58回目の誕生日を迎えるにあたり

2016-07-27 05:00:44 | 日記

しし座生まれの小生もついに本日58歳になってしまう。誕生日もこれだけ年を重ねるとめでたいというより、リアルに『冥土の旅の一里塚だなあ』と感じるようになった。それと同時に統計的に自分はあと何年くらい生きられるのだろう、とぼんやり考えてしまう。そこで今日は改めて平均寿命について調べてみた。

平成26年発表の日本人平均余命は男性が80.50歳、女性は86.83歳。(厚生労働省統計)これは前年比でそれぞれ0.29歳、0.22歳伸びている。そこで逆算すると80−58=22だから余命は22年間と考えがちだが、これは間違い。役所が発表しているのは平均余命であり、今年生まれた人があと平均して何年くらい生きるのかを表しているなのである。

ではあと何年くらい生きられるのかを見てみる。同じ表にある60歳男性の平均余命は23.36年、55歳男性の平均余命は27.68年とあるが、この真ん中あたりが正しそうである。逆算すると現在60歳男性は83.36歳が寿命の平均、55歳男性は82.68歳ということになるからである。

では『平均余命』が何を表しているのだろう。その答えは先ほどの現在60歳男性が数的に半分以上亡くなるのは23.36年後であるというもの。つまり、実際にその先の命が平均より長くなる可能性も50パーセントあることになる。さらに表をよく見ると80歳男性の平均余命は8.79年、90歳男性は4.35年となっており、これをマラソンに例えるとゴールしたと思ってもその先がまだある可能性も結構あることになる。(ただ、さすがに90歳を超える平均余命の統計はない。)

驚くのが寿命が伸びていることで平成2年では男性が90歳まで生存する確率は11.6%だったのに、現在は24.2%となっていることだ。(参考までにだが、昭和22年は0.9%、昭和40年は2.3%)
ただし、厚生労働省がもう一つ発表しているデータに『健康寿命』(平成25年)がある。これは日常生活に制限なく生きられる平均年齢を表したものであり、これによると日本人男性は71.19歳、女性は74.21歳と書かれている。そして、先ほどの平均寿命との差を『日常生活に制限のある期間』と呼んでおり、男性が9.01年、女性は12.40年にも及ぶ。また、日常生活動作が自立している期間は男性が78.72歳、女性は83.37歳である。まあ、これだから老人医療が社会問題化するのであるが。

つまり、健康に生きられるのが71.19歳、1人でまあ日常生活できるのが78.72歳ということになるが、これは自分の周り、つまり親などを見ていると何となく統計の正確性に納得できるような気がした。

ここで小生に当てはめると、健康で生きられる期間は平均ではあと13年、つまりあとオリンピック3回。さらに、何とか日常生活が送れるのがあと20年(つまりあとオリンピック5回)しかなく、改めて考えるとかなり短い気がする。もちろん、平均の話ではあるが。
まあ、これからの1年を過ごすにあたり、こうした統計の数字も認識した上で、毎日を無駄なく過ごしていくよう見直してみたい。もちろん、統計の話ではあるが。

SLキューロク館

2016-07-26 05:00:03 | 日記

『鉄道シリーズ』その146。真岡鐵道の本社は真岡駅内にある。


しかし、その形状は蒸気機関車そのもので4階建、最上階には展望テラスもそなえる。また、4階には国鉄真岡線のミニコーナーもある。


その隣にあるのが御目当ての『SLキューロク館』である。この建物も真岡駅同様に蒸気機関車をデフォルメした形状だが、違うのは内部にスハフ44(客車)と49671(9600型)蒸気機関車が格納されていることである。キューロクとは9600型蒸気機関車の愛称で大正時代(1920年)に作られ、今年で96年目、あと4年で100歳となる。




しかもこの蒸気機関車は動態保存で1日に3回、前方に停車している車掌車と連結するイベントを行っており、300円払えばその車掌車にも乗車できるのである。



他にもD51146が静態保存されている他にもかつて真岡線を走っていたキハ20、ディーゼル機関車DE10。さらに木造有蓋貨物車ワ12、木造無蓋貨物車ト1、緩急車ワフ11などもある。



特にト1はよく見ると一畑電鉄(島根県)の文字があり、また、ワ12には蒲原鉄道(新潟県)と所属が書かれている。


12時になると9600型蒸気機関車のイベントが開始、するとランプが点灯、汽笛が鳴らされ、20mほど前の車掌車に向かいゆっくり動く。さらに連結をするが、その連結器の音がいい。そして車掌車に子供達ともう1人のおっさんと乗車。建物まで2往復してくれるが、そのわずかな距離でも子供はもちろん、おっさん達も大満足。


入場料は無料でマニアならかならず楽しめるスポットである。注文するとスハフ44の中ではお茶や軽食も出来るとのこと。かつて北海道で急行ニセコとして使われていた車両でお茶を飲むのも悪くない。

夏の三鷹農業公園

2016-07-25 05:00:59 | 日記

三鷹農業公園には農協の販売店があるので良くお邪魔するが、夏休みとなり、賑やかになってきた。盆踊りの飾り付けに大人たちは大わらわ。

売店用のテントを張ったり、提灯を吊るしたり、さらに真ん中に台を作ったりと素人には中々難しそうである。



販売センターに売られている花もすっかり盛夏のものに変わり、行灯仕立ての朝顔や大きな花のダリア。


最近増加しているのがハイビスカスで色々な種類のものが出てきている。やはり、温暖化なのか、東京にも似合う気がする。


外に出ると夏野菜が畑に実っている。売り物とちがい、曲がったキュウリも多いが、まだ黄色い花も咲いている。


となりはナス、ナスの花は美しい紫色だが、なぜか下を向いて咲く。しかし、ナスの花と親の意見は無駄がないというほど花がつくと必ず実がなるようだ。


そして、トマト。まだ、小さい花も咲いているが、熟れた実の赤さが鮮やかである。夏も盛り、暑いけど好きな季節である。

利庵〜白金台ランチグルメ

2016-07-24 05:00:29 | グルメ

地下鉄白金台駅は初めて降りるがとにかく駅の造りからゆったりとしている。今日はランチに駅から5分くらい歩いて外苑西通りを曲がったあたりの『利庵』という歴史溢れる蕎麦屋にお邪魔した。

風情がある店作りからかなり期待できそうと写真を撮っていたらタクシーが停まり、70代と思われるおばあさんに先を越された。時間は2時少し前。店の中はガラガラと思ったら4つある4人掛けの席は満席、真ん中の大きなテーブルも若い女性が2人で出汁巻を肴に飲んでいる。小生は重い椅子を引いて先程のおばあさんの隣に陣取る。


小生は昼飯のため、メニューをみて『かきあられ』(1350円)をお願いすると、店の人に冷たい方ですかと聞かれ、うなづく。厨房をみると狭いところに男女計6人が忙しく働いている。また、周りを見渡すとそばを食べている方が少数派、殆どが飲んでいる。また、隣のおばあさんはと見ると、店の人に注文を聞かれている。

この方はかなり常連なのか、店の人に何がいいのかを聞くので、彼女は塩をした白瓜、おひたしなどを勧める。するとおばあさんは『まずは白瓜、そして万願寺(とうがらしのおひたし)、天ぷらは稚鮎、刺身は鯵が美味しい?』さらに『土瓶蒸し、いや鱧の鍋にして』と注文。すかさず、店の人が『だったら土瓶蒸しに鱧を入れましょう。白瓜は一人前は多いから半分にしてあげます。だけど注文が多くない。』おばあさんは『大丈夫、蕎麦食べないから。まずは小さいビールお願いね。』言っておくが、時間は午後2時前、おばあさんには連れはいない、1人である。いや、これにはびっくり。

そんなやり取りを聞いているうち、小生の蕎麦が到着。丼に蕎麦、さらに小柱などの天ぷらが細かく乗っている。また、つけだれと刻みネギは別盛りである。たれをかけ、ネギをふり混ぜて一口。小柱とネギの天ぷらは揚げたて、パリパリ。一方、蕎麦は冷たく締められ、細くて黒っぽい蕎麦。この相性が抜群ですごくうまい。思わずがっつくが、いかんせん全体に量は少ない。

一方、隣のおばあさんは白瓜を食べながらビールをちびり、羨ましいしかない。そうか、この店はまず飲んで、締めで蕎麦をたぐる店なんだ。右隣のシロガネーゼ風の女性2人は次に出てきたかき揚げにとりかかっている。次回は絶対呑んでやると誓ったランチになった。ただし、予約は聞かないので注意したい。


利庵
港区白金台5ー15ー2
0334441741

白金台付近の坂道(2)

2016-07-23 05:00:08 | 日記

『江戸の坂・東京の坂』その75。前回の白金台付近の坂道の続き。三光坂を下りきるとT字路となっている。これを右に曲がると寺が続いている。


右側は台地になっており、切れ目から墓地が覗く。麻布や白金は江戸時代は寂れた場所で寺も多くあったようだ。


その先を右に折れると国道1号線にぶつかるが、この辺りから清正公前交差点まで左に緩く上り坂となる。これが『名光坂』、表示板はないが、この辺りは蛍の名所で名光と読んだからという説と同様に地名が『東那光』で那光坂が名光坂になったという説がある。


清正公前交差点を左に曲がる坂道が『天神坂』。これは昔坂の南側に菅原道眞の祠があったことから付いた名前である。曲がると小さな稲荷神社があり、古壽老稲荷神社。先ほど訪れた桑原坂にあったのが古地老稲荷神社、この2つ、何か関係があるような気がした。


坂を下り、折角なので清正公に御参りする。『清正公』とは加藤清正が死後、神と奉る信仰で、おもに加藤清正が庇護した日蓮宗の寺院で中心に行われた。しかし、廃仏棄釈の際に加藤神社でも信仰された。通称清正公と呼ばれているのは日蓮宗の最勝山覚林寺である。



この地にはかつて肥後藩の中屋敷があり、その後に建てられたものである。安政年間に再建された門も立派でこの場所だけ周りと違う。また、清正公堂も慶応年間に建てられた質実剛健な権現造のもので区の指定有形文化財に指定有形文化財されている。

それにつけてもお隣のチャンポン屋さん、美味いのだろうか?

鼎泰豊日本橋店〜日本橋ランチグルメ

2016-07-22 05:00:04 | グルメ

夏は暑く、さっぱりと酸っぱいものが食べたくなる。今日は日本橋高島屋の地下にある鼎泰豊(ディンタイフォン)にお邪魔して、サンラータンメンを食べることにした。この店は世界10大料理店とも言われる台湾に本店を持つチャイナレストランだが、この店なら気楽に入ることができる。

11時30分というのに半分以上の席が埋まっている。この店は小籠包が有名だが、サンラータンメンに4つ小籠包がついたセットメニューをオーダー。すると生姜の千切りとレンゲの乗った小皿が登場する。


7分程度待つとセイロを幾つか持った女性がサーブしてくれる。小籠包は小ぶりで皮の薄いタイプ。レンゲに載せ、上の部分をかじり、酢醤油を加えた生姜の千切りを載せて食べる。驚くほど熱くはないが、スープが美味い。

一つは黒酢で頂くが、これもいい。写真を見ると分かるが、そこに引いた荒く編んだ布のため、小籠包の底がくっついて、割れてスープが溢れる悲しい事件は起きることはない。なるほど。
小鉢についてきた油揚げともやしとネギの炒めものも箸休めにいい。お茶もポットで出てきて、ジャスミン茶の良い香り。


小籠包を食べ終わる頃にサンラータンメンが登場。小ぶりだが深い丼にたっぷりのスープ、さらに白髪葱が乗っている。少しコショウをかけて頂くが、トロミの付いたスープが熱い。

麺はスープの絡む細縮れ麺、具には椎茸、筍、豚肉、卵が乗り、酢がよく効いている。さっぱりと食べやすいが、誤算だったのは食べると暑くなる。かといってスープは美味いので完食するが、汗が止まらなくなる。周りもお得だからか、サンラータンメンを注文する人が多い。

気がつくと周りもほぼ満席、平日だが、人気は上々。それもこれだけで税込1555円なら分かる気がする。ごちそうさま。

鼎泰豊 日本橋店
日本橋高島屋地下2階
0332114111