hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

『都営荒川線電停からの散歩』③〜荒川区役所に行く

2021-11-18 05:00:00 | 区役所
『都営荒川線電停からの散歩』その3。相変わらず、電車は混んでいた。三ノ輪橋の次は荒川一中前、その次の『荒川区役所』の電停で降りて荒川区役所を目指す。



電停の前の道を左に歩き、次の角を右に曲がると先には公園が見えてくる。割に広い公園の向こう側に区役所の7階建の建物が見える。

公園はちょうど昼休み時ということもあり、ベンチでのんびりする人も多い。エントランスは車寄せのように緩い坂となっていて玄関も広い。反対側には立派な噴水も見える。

区役所は昭和43年(1968年)築、もう53年も経つ。前回お邪魔した中央区役所よりさらに1年古い。中に入ると『シュプリンゲン』というオブジェがお出迎え、他にも区内の伝統工芸品などが飾ってある。



エレベーターで最上階に向かうが7階は職員の休息スペース、もちろん中には入れず、外の様子も写真には納められなかった。食堂もないし、昔ながらというか、とにかく古い役所という感じである。



区役所の建物を出て、公園内の道を歩くと都電の踏切に出る。これをわたり、左の方に行く。薔薇が植えられ、美しいスカーレットレッドの花が咲き誇る。



三河島水再生センターのレンガ造りの建物が見えるが、1922年に稼働を開始した日本で最初の近代的下水処理場である。今でも荒川区、台東区ほかの下水処理を行なっている現役の処理場である。



すぐ前には荒川二丁目の電停、ここから再び電車に何とか滑り込んだ。(以下、次回)






中央区役所

2021-08-15 05:00:00 | 区役所
『区役所に行こう』その10。この企画も約1年ぶり。19年1月に文京区からスタート、品川、大田、足立、目黒、墨田、豊島、渋谷、中野と巡ってきてようやく今回は10回目。現在勤務している中央区役所にやってきた。

中央区は北側が旧日本橋区、南側が旧京橋区であり、佃、月島といった江戸時代からあるものから晴海、豊海といった明治以降の埋立地までが中央区に入る。

建物は11階建の広々としたものだが、1947年に合併により誕生した中央区役所は旧京橋区役所を利用、今の庁舎は1969年に作られ、築後50年以上になる。



中に入ると大きなホール状になり、住民サービスは1階で行なっている。地下1〜2階は図書館として利用されている。



食堂は2カ所、1階の奥には『グリル食堂』、さらに11階には『職員食堂』があるが、いずれもコロナによる緊急事態宣言中ということで営業をしておらず、中には入れなかった。



11階には職員の休憩室や組合事務所などがあるが、外が見えない。唯一、階段の踊り場からは階下の風景(高速道路)が見ることができた。



また、1階には沢山の肖像画が掛かっているため、他の区のように歴代区長かと思ったが、名誉区民の方々で芸事の盛んな土地柄もあり、伝統芸能関連の人や元資生堂社長の福原氏などが目についた。

あまり住民の多い区ではないからか、人の出入りが少なく、シーンとしていた。また、アクセスは地下鉄有楽町線新富町駅が至便だが、タウンバスの江戸バスの北回りと南回りの連絡停留所ともなっていて、これに乗ると東京駅八重洲口などはすぐに到着することができる。






中野区役所

2020-07-21 05:00:00 | 区役所


『区役所に行こう』その9。今回は中野区役所に行ってみた。この区役所も中野駅前にあり交通至便、9階建の建物は駅のペデストリアンデッキからも一望できる。


区役所の前には5匹の犬の銅像、うち1匹は母犬でお腹の上に子犬が載っている。案内板にはかつて徳川綱吉によって作られた犬屋敷があったとある。

中に入ると1階エントランスが住民票などの事務を行なう窓口の待合室も兼ねていて人が多くごちゃごちゃとしている。右手には売店もありちょうど刑務作業で作られた物品の即売会が開催中である。

エレベーターで9階まで上がり、観光課でパンフレットをもらう。その隣には区役所と中野サンプラザの一帯開発を行なう事務所もあった。しかし、展望台などはなく、昔ながらの区役所で2階の満点食堂は人気があるが、ほかに見るべきものはない。



これだけではつまらないので中野サンプラザにも足を伸ばす。遠くから見れば目立たないが、作られたのが1973年と50年近くなるため汚れも目立つ。

入口を入るとすぐにホールに向かう大きな階段があるが、この日は使われていなかった。コロナウィルスの関係もあり使われていないのだろう。地上20階、地下3階の建物は上層部はホテル・レストラン・宴会場(10ー20階)、ほかにテニスコートや結婚式場などがあり、下層部は2222席もあるコンサートホールである。



しかし、あまり知られていない地下の部分だが、地下1階にはプールやボーリング場、ネットカフェが現在も営業中。一旦20階まで登ったが残念ながら外を見ることは出来なかった。







渋谷区役所

2020-01-17 05:00:00 | 区役所


『区役所に行こう』第8弾は渋谷区役所。渋谷駅で降りて公園通りの坂を7〜8分歩くと矢印が出てこれを曲がると正面に見える。


この場所にあった旧庁舎は2015年に解体されたのだが、隣にあった渋谷公会堂は1964年の東京オリンピックの重量挙げの会場となり、開会式翌日に日本人初のメダリスト・一ノ関史郎が銅メダル、さらに10月12日に三宅義信が金メダリストとなった晴れ舞台である。


現在の庁舎は2019年1月に竣工した地上15階地下2階の建物である。入ると受付から垢抜けていて1階にはコンビニや一般でも入れる飲食店が入り、他の区役所には必ずある名誉区民の肖像画などはなかった。


また、エスカレーターで上がった2階は主に福祉関係の窓口で戸籍関連などは3階という間取りになっている。




15階はスペース428と名付けられた多目的スペースとなっていて、窓際にいくつか椅子が置かれている以外はこれだけ広いビルに何も置かれていないフロアとなっている。




現在、渋谷駅周辺はビルの建築ラッシュとなっていて区役所のビルはどちらかと言うと低い部類に入るようである。フロアサインなども新しく、1階には自らのスマートフォンで自撮りができるミニスタジオなどもある。今は婚姻届を出したらここで記念写真を撮るのかなあと感心した。




区役所を出て左に曲がると公会堂の建物があり、その先にはNHK放送センター、国立代々木競技場などがある。








豊島区役所

2019-11-02 05:00:07 | 区役所

『区役所に行こう』第7弾は豊島区役所。私が高校生の頃に豊島公会堂で文化祭の演劇を行おうと行った頃には池袋駅東口とサンシャイン60の間あたりの雑然としたところに古い庁舎があったが、老朽化のため、2015年に南池袋の現在の場所に移転した。

現庁舎は東京メトロ有楽町線東池袋駅直結の便利な場所に位置し、民間のマンションとコラボした珍しい建築となっていて『としまエコミューゼタウン』の1、3ー9階が区役所である。

地下鉄の通路から行くと最新のオフィスビルのような入口からエスカレーターで上がっていく。1階は受付等があり9階まで吹抜けとなっていて下からの眺めも素晴らしい。

西口から外に出て、外観を見ると単なるビルではなく、外壁が緑化されていて日陰でビルの姿などを写生する人が多数いる。


エレベーターで10階まで上がると空中庭園となっていて水も流れ、区民の憩いの場所となっている。眼下には首都高速5号線が走り、またここから眺めると豊島岡墓地をはじめ霊園をたくさん見ることができる。


色々な樹が植えられていて、ここからの階段を降りると偶数階の「グリーンテラス」経由でフロア内に入ることができる。

11階より上は居住用マンションであり、駅、区役所直結という利便性は中々都内にも少ない利便性が見込まれている。

旧区役所後も近々に姿を現わすとのことでこちらも楽しみである。

墨田区役所

2019-09-01 05:00:16 | 区役所

『区役所に行こう』第6弾、今回は墨田区役所にお邪魔した。ところでそもそもの話になるが、区の名前が『隅田』でなく『墨田』なのだろうか。実は1947年の向島区と本所区の合併の際に隅田川堤を墨堤と言ったため、この『墨』と隅田川の『田』から作った名前である。

なぜ『隅田』区にならなかったかは『隅』が当用漢字になく、また、荒川の支流である隅田川はまだ正式名称でなかったからといわれている。しかし、墨田区の小学生は自宅の住所を書くのも大変だろう。


墨田区役所は吾妻橋を渡った所にある高層ビルの一つである。この辺りのビル群をリバーピア吾妻橋といい、金色のアサヒビール吾妻橋ビル、金の炎がついたアサヒビールホール、住宅のリバーピア吾妻橋ライフタワーなどから構成される。


区役所のビルの2階には観光案内所があり、カフェも併設されていて色々なパンフを頂くことができる。1階はエスカレーターを降りた所にあり、高い吹き抜けとなっていて、区役所の建物としてはゆったりしている。


1階にはレストランもあり、一般の人も券売機で食券を買えば利用できる。バリューセット、ヘルシーセット位は想像できるが、ライスフード(丼)やイベントセットなど一体何がでてくるのだろうか。

エスカレーターで上に登ろうとするが、行けるのは14階まで、その上は議会で事務局の許可がいるらしい。また、14階で降りたが、外が見渡せる窓もなく、シースルーエレベーターから見るしか景色は楽しめない。練馬区役所のように最上階はレストランにすべきだろう。せっかくの高層ビルが全く生かされていないのは残念。

2階には休息スペースもあり、獅子のオブジェが睨みを利かせている。ボクシングのオリンピック会場に両国国技館が使われることになったので大きな垂れ幕があり、またあしたのジョーのポスターも作られていた。


さらに外に出ると勝安房(海舟)の銅像がある。海舟は本所亀沢町生まれで生誕180年を記念して銅像が墨田区に寄贈されたもの、凛々しい顔立ちである。
立地もよく、立派なビルの中にはあるが、今一つ勿体ない区役所である。

目黒区役所

2019-07-20 05:00:48 | 区役所

『区役所に行こう』第5弾、今回は目黒区役所にお邪魔する。この企画も3月以来、今までに文京区、品川区、大田区、足立区て訪れたが、区役所は地理的に区の中心あることが多い。しかし、目黒区の場合は地図の右上から左下に鉄道が3路線通り、北から東急田園都市線、東急東横線、東急目黒線となっているが、路線同士の繋がりがやや不便であるため、中目黒駅近くにあるのかも知れない。

余談だが、目黒区には山手線の駅がない。目黒駅は品川区だし、恵比寿駅は渋谷区だからである。まあ、品川駅も港区だから区の名前と駅名はあまりリンクしていないのだが。

中目黒駅を降りると高層ビルが林立していてすぐ目の前には中目黒GT、しかし、ここには目黒区観光まちづくり協会が入所しているだけである。


ここから徒歩5分。中目黒銀座を歩き、郵便局を左に曲がると徐々に区役所の建物が見えてくる。本館と新館に分かれているが、本館は6階建でやはり1階には戸籍や年金などを扱う区民生活部が入っている。


同じフロアには売店、その奥には食堂があり、もう2時を過ぎているが混雑、メニューは定食、カレー、うどん、パスタ、丼と至って普通だが、大食いにも嬉しいメガカレー(680円)の皿の大きさが印象的であった。

本館の6階には空中庭園があって『目黒十五庭』と名付けられている。ドアを開けると芝生が目に飛び込み、なぜか信楽焼の狸が転がっている。外を見ても周りのビルの方が高く、眺望がいいとは言えないが、のんびりとお弁当でも食べるには最適である。


この庁舎は1966年に村野藤吾による設計で作られた旧千代田生命本社であり、これを大規模改修して2003年から区役所として利用されている。

このため、中央部には池を配し、建物が水に浮かぶように見えるなどなかなか凝った建築物となっている。大田区役所が桃源社、目黒区役所が千代田生命と時期は違うがバブルがもたらしたものであった。


足立区役所

2019-03-28 05:00:51 | 区役所

『区役所に行こう』その4。今回は足立区役所に行くことにした。前回の大田区役所は蒲田駅前という交通至便な場所にあったが、今回の足立区役所は北千住駅からバスに乗って行く。

訪れた日が雨ということもあったが、国道4号線の渋滞は激しく、バス停に到着するまでに15分も要する。また、バスの中には区役所前のローターまで入る系統もあるが、私が乗車した足立清掃工場行の都営バスは国道の反対側に着いてそこからやおら歩道橋を登る憂き目に会う。

区役所は全部で3棟に分かれていて歩道橋から北館の2階に直結、降りることなく構内に入ることができる。まずは中央館を経由して最も高い14階建の南館へ。エレベーターには足立区のゆるキャラ『ビュー坊』が描かれている。


14階で降りると目の前にはメヒコという展望レストランの入口に到着。このレストランはカニピラフが名物らしく、是非次回は周りを見ながら味わいたいものである。


反対側には窓があって、ここから外を眺めると高い建物もなく、遠くまで見通せる。
エレベーターで4階まで降りて今度は観光交流協会を訪ねる。窓口に置いてあるのは千住と竹の塚を中心とした観光案内図、区内の製造業のパンフ、区内のグルメマップなど。協会のサイトもあるが、一部のやや狭いエリアに限定されているようであった。ちなみに春の足立区は舎人公園の千本桜が一番の売りである。

2階に降りるととにかくフロアが広く、ゆったりというか、空きスペースが多い。また、足立区の名誉区民は5人、有名人は鯨岡兵輔さんくらいだが、この中に区長経験者は1名しかいないのは珍しい。文京区などは歴代の区長の肖像画を並べているようなものだからだ。

外に出るとやはり雨が降り続いていて、目の前にはバス停がいくつもある。バスの行き先は北千住駅、亀有駅、八潮駅、六町駅、竹の塚駅、王子駅、浅草駅、鹿浜、梅島駅、綾瀬駅と各方面に渡っている。そうでなければ区民からの不満が出るからであろうか。

大田区役所

2019-03-11 05:00:00 | 区役所

『区役所に行こう』その3。今回は大田区役所に行く。大田区は旧大森区と旧蒲田区が統合してできたもので大森の『大』と蒲田の『田』をつなげたネーミングである。このため、太田ではなく大田と覚えておくと良い。

この地に区役所が移転したのは平成10年。それまでの区役所は現在は大田文化の森として図書館等になっているが、大森駅から徒歩16分、池上駅から徒歩23分とともかく不便なところにあった。ところが現在の区役所は蒲田駅のすぐ横、140mほど歩いた所に移転した。これはかなりいわくつきのビルだからである。

もう古い話となるかもしれないが住専問題の渦中にあった桃源社という企業がJRの土地の払い下げを受けてオフィスビルを建設したものの、バブル崩壊により倒産。幽霊ビルとなった蒲田駅前のオフィスビルを数年かけて一部改装、すったもんだした上で区役所にしたものである。

地上11階建で最上部はドーム型となっていて現在は区議会の議場として使われている。ただ、今まで伺った区役所と違い展望室や屋上庭園となっていないため、見学はできなかったが。

正面には大小いくつかの黒いオブジェがあり、何となく親子のように見えるが、本当は何をあらわしているのだろう。オブジェも吹き抜けの1階も大理石のフロアにしても桃源社作のビルだからかもしれない。


また、中に入ると天井から大きな金色の鈴と小さめの銀色の鈴がぶら下がっているが、これは『希望の鈴』。地元の北嶋絞製作所が最先端技術で作ったもののようである。

大田区には観光課もあってきちんと区の普通の地図やイベント、散歩地図、坂道など私のようなものにはありがたい刊行物が沢山ある。同じ6階には空港まちづくり推進課や多文化共生推進課など特色のある部署もある。

このビル取得において議会はかなり紛糾したようであるが、蒲田駅からわずか1分の地に区役所を立地させたことは大英断ではないかと思う。駅前の区役所もない訳ではないが、多分一番便利な区役所だからである。


品川区役所

2019-02-08 05:00:00 | 区役所

『区役所に行こう』その2。今回は品川区役所に足を運んでみた。ご存知の通り、品川駅は品川区ではなく、港区にある。それでは品川区役所は何処にと探してみると大井町駅から徒歩6分くらいのところにある。なるほど、品川区の地図を見るとほぼ区の中央部にあることがわかる。

JR大井町駅の品川寄りに降りてからは東急大井町線の線路沿いを行くが、途中からは再開発中ということもあり、店がなくなる。その先に5叉路が出てくるがこれを右に曲がると品川区役所の前に出る。


建物は4棟に分かれていて、入ると3階が正面玄関にあたる。他の区役所の高層化とは真逆で1番高い左側の建物が本館で地上8階建て、ただし、斜面に建設したため、3階が1階にあたるので5階建てにしかみえない。まあ、そんな建物だから最上階に登ってもあまり高い感じがしない。


最上階は空中庭園になっている。訪れた日は風が強かったが幼稚園くらいの子供が盛んに遊んでいた。東側にはJRの電車区と大井町駅が見渡せる。駅近くには四季劇場やスポーツ施設もあるが、上から見ると駅前とは思えないその規模に驚く。

再び3階に降りて玄関周辺を歩くが、文京区役所同様に名誉区民の肖像がずらり。歴代区長が並んでいるが、服部良一氏が品川区名誉区民であることを知る。


区役所を後に大井町駅に向かうと右手に品川区観光案内所を発見、入口になぜかサンリオのキャラクターであるポムポムプリン、いつの間にか品川区観光大使に就任していたのである。最近は23区も観光マップを取り揃えていて散歩コースも入ったしっかりしたものを頂いた。

とにかく、キャラクター、観光マップ、歴代区長の肖像とまるで横並び、どの区役所に行っても見ることができそうである。