hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

ツバキとサザンカ〜切手を見ながら

2022-11-30 05:00:00 | 切手
『切手シリーズ』その89。もう早くも師走、冬になると当然花は減っていく。そんな東京の冬を彩る花の代表選手はツバキ(椿)とサザンカ(山茶花)である。

1961年に発行された花切手シリーズ。毎月1つの花の切手を発行して12ヶ月で完成するもの。1月はスイセン、2月はウメと続く。先程のツバキは3月、サザンカは12月となっている。


ツバキの意匠はほかにも普通切手30円をはじめ、2015年発行の地方自治法施行60年やふるさと切手など意外に多い。

一方でサザンカは花切手を除くと東京のふるさと切手にあるくらいと扱いが異なる。


実は花のない時期はツバキもサザンカもよく似た常緑樹である。細かく言えば葉の先の切れ目(ギザギザ)が大きく切れ込んでいるのがツバキ、小さいのがサザンカ、また比較すると葉はツバキの方がサザンカよりやや大きいが、個体差もあるので単純には言えない。

(ツバキ)
花はというとツバキの花は雄蕊が綺麗に環状に並んでいて黄色い部分がはっきりと見える。

(ツバキ)

最も異なるのはツバキの花は咲き終わると根本からボトッと落ちるのに対してサザンカは花びらがハラハラと散っていくところであろうか。

(サザンカ)

我が家の小さい庭に隣り合わせで植えてあるが、一番困るのが夏チャドクガが大発生することである。これはいずれの木にも言えることで5〜6月の薬剤散布は必至である。

(サザンカ)

チャドクガは始末が悪く、鱗粉に毒があり、これは虫自体が死んだのちも手足などに付くと腫れ上がる。腫れた場合は水で洗い、ステロイド系の軟膏を付ければ対処はできるのだが。



(サザンカ)
花が先に咲き始めるのはサザンカ、11月中旬〜12月上旬にピークとなる。それを追うように咲くのがツバキの花である。花が少なく寂しい季節に咲く貴重な花、サザンカは中国原産、ツバキは日本原産の花である。


更科〜南千住ランチグルメ

2022-11-29 05:00:00 | グルメ
南千住駅を降りてしばらく歩く。JR南千住駅は新しくなっていてかつての操車場に併設した小さな駅という名残はあまりない。日光街道(都道464号)を行く。道幅は片道2車線、ただ建物は一般的に古いものが多い。

昼時になったので店を探していたが、『更科』という江戸三大そばを名乗る店を見つける。やはり、薮、砂場、更科の3大ブランドは他の蕎麦屋とは一段違うだろうと考え、入店

中に入るとかなり庶民的、先客はおじさん1人、がらーんとしている。まあ1時過ぎなのでこんなものか。



メニューをみると丼とのセットが色々と並ぶ。天丼、カツ丼、親子丼、カレー丼、うな玉丼、たぬき丼、すき焼丼、焼肉丼、カルビ丼、天とじ丼、うな丼、きつね丼、海老カツ丼。ほかにもカレーライス、カツカレー、マーボ茄子などもセットにできるようで100円出すだけでざるそば・きつねそば・たぬきそばが付いてくる。しかもセットにならない丼が山菜丼、イカ天丼、きのこ丼と3つある。他にもチャンポン、きしめん、味噌煮込みうどん、けんちん、ピリ辛チャンポンとメニューの種類の多さにびっくり。しかし、あまり腹もすいていないのでたぬきそば(550円)をお願いした。



待つこと5分、たぬきそばが到着。振りネギは別皿にしてある。七味を振ってまずは一口、更科を名乗るだけに細くて白っぽい麺である。喉越しの良いお蕎麦、セットにすれは100円とは思いながらも味はいい。ツユも少し辛めではあるものの、鯖節のような香りがしっかりする出汁を感じるお蕎麦でした。



これだけのメニューがあるだけでもすごい。事務所の側にあればコスパもよく、週2回は行きたくなるようなお蕎麦屋さんでした。ご馳走さまでした。





更科(南千住)
荒川区南千住5ー40ー10
0338015335


宿場町を歩く〜千住宿①

2022-11-28 05:00:00 | 宿場町
『宿場町を歩く』その20。千住宿①。日光道中も日本橋〜千住〜草加〜越谷〜粕壁〜杉戸〜幸手〜栗橋〜古河と9宿目まで歩いたが、実は千住と草加はちゃんと訪問していない。(正確には歩いたことはあるが、ご宿場印ももらっていない。)



そこで今回はまず千住宿を訪ねることにした。降り立ったのが東京メトロ日比谷線南千住駅。駅前広場を歩くと『松尾芭蕉像』がある。そう、奥の細道筆立ての場所なのである。



芭蕉像の横から線路に沿って行くと三葉葵の紋の付いたお寺が前に現れる。これが回向院である。

入口横には『吉展地蔵尊』、これは昭和38年に発生した吉展ちゃん誘拐事件の被害者を悼み作られたもので、遺体が発見された円通寺にも同じようにお地蔵様がある。



(橋本左内 墓所)

(頼三樹三郎 墓)

回向院といえば小塚原、江戸時代に刑場があった場所。ここで刑死した訳ではない(橋本左内、頼三樹三郎は小伝馬町の牢獄にて刑死、吉田松陰は切腹)が安政の大獄で亡くなった橋本左内、頼三樹三郎、吉田松陰のほか、毒婦高橋お伝、鼠小僧次郎吉などの墓がある。



もう一つ、杉田玄白・前野良沢が腑分け(解剖)を行い、解体新書を著したのも回向院であり、こちらも石碑が残されている。



寺を出てガードをくぐり、右側にある延命寺は鉄道敷設の際に分断されたもので小塚原刑場跡のため、刑死者の菩提を弔う首切地蔵と呼ばれる地蔵菩薩像がある。


寺を出て左に曲がる。このまま国道4号線までしばらく歩く。通り沿いには『玉うどん(うどん玉)』を売る製麺所や町工場などかなり古い建物も残されている。



国道4号線を渡ると目の前には『素戔嗚神社』、お天王様とも呼ばれている。由緒によると795年役小角(えんのおづの)の弟子である黒珍が『吾は素戔嗚大神・飛鳥大神なり。吾を祀れば疫病を祓い福をまし、永くこの郷土に栄えしめん』と御託宣を授け、祭神の牛頭天王・飛鳥権現の二柱の神が降臨した奇岩を祀ったとある。



境内には1864年に浅間信仰にあやかった浅間神社を祀り、富士塚とした。松尾芭蕉の旅への出発地点として知られている。



ちょうど七五三参りの人も多く、美しく黄色に色づいたイチョウの周りで写真を撮る人をみかけた。(以下、次回)

だるま〜門前仲町グルメ

2022-11-27 05:00:00 | グルメ
テレビ東京系でやっていた『今夜はコの字で』という番組で『だるま』という店が清澄白河だけでなく、門前仲町にもあることを知る。今日は仕事仲間との打ち上げで行ってみた。



場所は門前仲町駅下車5分程度、居酒屋の多い通り沿いに店はある。美人姉妹の店と聞いていたのだが、造りはコの字酒場。他にもテーブル席はあるが、カウンターから埋まって行く。これも美人姉妹効果かも知れない。

とはいえ、我々は2人ということもあり、テーブル席に座る。たくさん貼ってあるメニューを見て仕事仲間が一言。『高いですねえ』、確かに清澄白河のだるまよりはかなり高め。とはいえ取り敢えず瓶ビールをお願いすると、『一番搾り』と『赤星』どちらにしますと聞かれ、すかさず『赤星』をお願いする。



あてはまずは煮込み、ポテサラ、串カツ、マグロぶつと定番をお願いする。カウンターを見るとほぼ埋まっているが、1人で来ている人が多い。ただ、1人できたのに初対面の隣の人と話し込んでいるのはさすが下町。



また、客層はあまり悪くなく、ネクタイをした人もちらほら。マナーもいい。
まずは煮込みが到着、七味を降り頂くが、甘すぎず辛すぎず味がいい。これは次いで出てきたポテサラも同じ。



ビールを飲み終わり、酎ハイにする。宝焼酎の酎ハイらしく、席にあるレモンかライムのシロップも注入ができる。まずはレモンシロップを少々、レモンハイにするがかなり酸っぱい。

串カツとマグロぶつ、やはり串カツにはサワーはピッタリ合う。すぐに空になり、次の一杯に入る。今度はライムサワーにするが、こちらのシロップの方が少し甘い。
マグロぶつには何も入れないサワーが美味い。さすがに名店、魚の仕入れもしっかりとしている。



次にお願いしたのはおでんと揚げしゅうまい。おでんは中々いい出汁、思わず芋焼酎のロックにする。もともとおでんは大好きだが、揚げ物続きのためかあっさりしていてとにかく美味い。ただ、次に出た揚げしゅうまいは市販品を単に揚げたような(単なる私の感想)気がしてあまり美味いとは思えなかったが。

この辺りからかなり満腹感が出てきたが、あっさりとした壁を繁々眺めても酒の肴がメニューには種類があまりない。比較する訳ではないが(いい意味か悪い意味かはわからないが)清澄白河のだるまの方が遥かに使い勝手がよい。さらに糠漬けは終了していたため、やむなくニラ玉で勝負。

ところが、ニラ玉はかなり正解、ニラたっぷりの卵焼き、あっさりしつつも存在感は大。とにかく出てくる料理は美味いが飲み物も含めてレパートリーが狭い。揚げ物が食べたい時はいいが刺身・焼き物・煮物はレパートリーに期待できない。

一方、店の中に『従業員をナンパしないこと』とあるが、さすがに美人揃いの店、可能性はありそうである。サービスもいいし、美人姉妹を目当てのお客さんはもちろん完全にオッさんメインでした。ご馳走さまでした。

だるま
江東区門前仲町2ー7ー3
0336434489


セブンティーンアイスを知ってますか?

2022-11-26 05:00:00 | 日記
秋も深まり、朝夕は寒さを感じるようになった。しかし、そんな冬でも地下鉄や地下通路などにあるアイスクリームの自販機『セブンティーンアイス』にはお世話になっている。暑い時期はもちろん、わたしは冬になってもよく利用している。(最初の写メは東京メトロ門前仲町駅)


(京葉線舞浜駅)

実はグリコが1985年以来発売しているのだが、グリコのサイトによるとこの名前は『17種類の味』という意味と『17歳の女子高生向けアイス』という意味がある。後者は発売当時アイスを買って食べ歩きすることが女子高生のトレンドであった。そこで商品企画者が女子高生をターゲットにしてこの名前にしたとのことである。

(エクスピアリ内売店)

では『セブンティーンアイスは何種類あるか?』知っていますか?これは愚問と思われるかな。もちろん、17種類に決まっているだろうと思われるかも知れないが、現在26種類ある。



(都営浅草線人形町駅)

また、この26種類は3つに分類され、コーンタイプがアイスワッフルコーン・ショコラ、バニラ、生キャラメルリボン、濃い抹茶、ガトーショコラマカデミアンナッツ入り、ラムレーズン、クッキー&クリーム、濃厚いちご、レーズンバタークランチ、ホワイト&マカデミア、カスタードプリン、生チョコティラミス、木苺のチーズケーキの13種類。
白い独特のバーが付いているタイプがチョコチップ、チョコミント、ソーダフロート、GABA、カラフルチョコ、ピンクグレープフルーツ、SUNAO、みかんジェラート、グレープシャーベットの9種類。
モナカがチョコチップ、小豆、ほかにビニールにシャーベットを詰めたマスカット、サイダーの計4種類がラインナップである。


(東武鉄道北千住駅)

ではそれぞれの自販機にどの17種類が入っているのだろうか。実は自販機毎にまるで異なる。私が個人的に好きなのがチョコチップのモナカタイプ、これが全ての自販機に入っていないことに気づいたからである。



(東京メトロ小伝馬町駅)

JR東北線古河駅や東武日光線栃木駅にはちゃんとチョコチップ(モナカ)はあるが、地下鉄青山一丁目駅にはない。



そのため、駅で自販機を見つけるたびに自販機の写メを撮ってみたものである。



(JR東北線古河駅)
因みに一番人気(2021年)はクッキー&クリームとのこと。何処に自販機があるかも専用サイトで探すことができるのである。また、世界的に見てもアイスクリームの自販機は珍しく、外国人のファンも多いとのことであった。
ところで幾つの自販機の写メを撮ってみたが、結構売っているアイスの種類が違う。もし、近くにこの自販機があったらどんなアイスを売っているか、皆さんにもゆっくり見てもらいたい。


浅草橋大勝軒〜浅草橋ランチグルメ

2022-11-25 05:00:00 | グルメ
『大勝軒』という中華料理店やラーメン屋は多いが流れが幾つかあるみたいである。浅草で創業した来来軒と共に人形町に本店があった大勝軒は明治創業。1905年に渡辺半之助が起源となる屋台を始め、1913年に人形町大勝軒を開店した。

これが暖簾分けをして1970年代には17店舗になったが、人形町本店が1986年に閉店(喫茶店に転業)した。この流れを汲む大勝軒は浅草橋大勝軒のみとのことである。
早速、浅草橋大勝軒に行く事にした。浅草橋駅を降りて目の前の江戸通り(国道6号線)を蔵前方面に歩き、須賀橋交差点を左に曲がると看板が見えてくる。
(なお、東池袋大勝軒、永福町大勝軒とは流れが異なる)



それほど間口が広いわけでもない、いわゆる町中華のお店。中に入るとアクリル板が設置され、椅子もちゃんと離してあり、感染対策は万全。メニューを見ると結構種類があり、チャーハンだけでもカニ、五目、玉子、高菜と4種類、ラーメンもラーメン、ワンタンメン、チャーシュー麺、メンマラーメンなど15種類。

どうもしいたけそばがおすすめのようである。グルメサイトに載っていたチャーハンが美味そうなため、高菜チャーハン(700円)と餃子(5ヶ450円)をお願いする。

私が店に入った時は先客が2組だったが、どんどん常連さんが増え始め、すぐにほぼ満席になる。早く頼んだからか、すぐ作り始めたようで高菜チャーハンは5分程度で到着。
見た目からしっとり系というのがわかる。

たっぷりと高菜、本当に高菜のみしか入っていないが、しっとり、しっかりと味のついたチャーハンで中々食べ応えあり、敢えて色々と具がないというのも美味いものである。



食べるのが早すぎるのか、餃子は中々出てこないが、お腹もそれなりに膨れたこともあり、チャーハンに付いてきた茶碗に入ったラーメンスープを飲みながらのんびりと餃子を待つ。

それにしても麺類やチャーハンは早いスピードでどんどん出来上がる。しかし、私の餃子も到着。もっちりした皮に包まれたタイプ。個人的には皮は薄い方が好きなのだが、この皮は美味い。わずかに甘みもあり、適当に焦げた部分が香ばしく、またたっぷり野菜の入った餡のおかげで実にジューシー。ニンニク・ニラも入っているが、あっさりとしている。

皮のカリッとした食感、しかし、もちっと旨みを感じてあまりタレをつけずとも美味しくいただける。ビールがあるならさらにたまらない逸品であった。

チャーハン、餃子で十分満腹、大変美味かった。フロアの女性は1人だがテキパキと捌き、厨房の2人の料理人も挨拶を忘れない接客も気持ちの良い店であった。ご馳走さまでした。

浅草橋大勝軒
台東区浅草橋2ー28ー10
0338511952


宿場町を歩く〜古河宿②

2022-11-24 05:00:00 | 宿場町
『宿場町を歩く』その19。古河宿②、レストランSun Roseでランチをした後、自転車に乗り、古河公方公園(古河総合公園)をめざす。

表通りから少し中にはいると鮒の甘露煮の専門店『ぬた屋』のところに出る。ぬた屋は江戸時代創業の佃煮専門店で特に鮒の甘露煮は新潟県小千谷から古河にお嫁に来たおつまさんが小千谷の冬の食べ物として作ったが、この店に出入りしていた野村安次郎が見よう見まねで再現したと言われている。



ぬた屋を左に曲がると鷹見泉石記念館、古河歴史博物館などあるが、いずれも休館日のため、なかにはいることは叶わなかった。



ただ、鷹見千石記念館は中の様子を見ると、古風な本館や蔵が並んでいるのが見えた。ガイドマップにある裏道を走るが途中はのんびりした道路、コキアが赤くならんで咲いていた。

国道に出ると左に曲がる。坂東太郎というローカルレストランが目印。少し走ると細い道が出てくるのでこれを右折、その先が二又になり、思い切って右の道を行くが、舗装がとぎれてでこぼこ道に。それでも古河総合公園の入口には出る。自転車のまま中に入っていく。かなり広い公園だが、途中で自転車乗入れ禁止に気付き、やむなく事務所のところまで押して駐輪場にいれた。



ここまで結構な距離、歩いて園内を歩く。まずは古民家が移築されているところへ。あまり案内板はないが、無事到着、手前が旧飛田家住宅。

18世紀前半の曲がり屋で茨城県金砂郷村(現在は町)を移築、中に馬屋があるのが特徴である。



その隣が旧中山家住宅。江戸時代中期と思われる直家(じきや)という建て方の住宅で茨城県岩井市にあったものを移築している。典型的な大型農家とのこと。二つとも田舎に行けばどこにでもあったような建物である。



その横には『古河公方館跡』という石碑、この辺りにあった。歴史は古く足利持氏の子、足利成氏は1449年に元服、関東管領上杉氏と抗争を続け、1455年に古河に移り住み、古河公方と称した。古河城の別館のあったこの場所は1627年に廃止されるまで鴻巣御所と呼ばれていたのである。ただ、今は建物もなく、堀跡と土塁が残るのみである。



公園内で近くにあるのが『芋ころがし坂』、由来はわからないがこの辺りにはかつてサツマイモの畑があったとのこと。面白い名前である。


帰り道には香取神社の横を通り、再び坂長へ、自転車を返して駅まで戻る。古河にせっかく来たのに博物館や記念館が休館日で入れなかったのは残念、ただ、今までで休業続きだった古民家カフェでランチが食べられたので良しとするか。





鉄板焼 仁(再訪)〜人形町ランチグルメ

2022-11-23 05:00:00 | グルメ

人形町に勤め始めて足掛け10年、随分色々なお店にランチに行っているが、来たばかりの頃、前のオフィスに近い店には足繁く通った。特に雨の降る日はついつい足が向いてしまったのが鉄板焼の『仁』。

場所は人形町駅と水天宮前駅の中間点、日本橋小学校の並びにある。日替わりランチは通常は肉2種(豚・鶏などの焼物、ハンバーグ)と魚(鮭のフライなど)をワンプレートにしたオカズなのだが、金曜日は同じ価格(サラダ、スープ、ライス)付きでステーキに変わる(1000円)。ライス、スープはおかわりも可能だから大食漢も大丈夫。

他に焼きそば、シーフード+ステーキなどいくつもコースはあるが、私は常に日替わりである。
店に入ると威勢よく『いらっしいませ、ご来店有難うございます』と挨拶が気持ちいい。フロアに1人、厨房に2人、マスターはいつもステーキを焼いている。

席に着くと冷やしたサラダにサウザンアイランドを掛け、さらに優しい日本人好きのコンソメスープが出てくる。私はこのスープがお気に入りで必ず2杯飲んでしまう。

サラダとスープを平らげた頃にはメインが登場。今日はステーキ、肉の他にグラッセにしたニンジン、炒めたモヤシ。ライスは気取ってお皿にということなく、少し大きめのお茶碗。ナイフフォークを使わず食べられて有難い。

まずはステーキを一口、ニンニクの効いた甘めの醤油ソースはご飯にピッタリ。小さめのステーキとは思うが、一口食べるとご飯が進む。通常メニューもそうだが、ご飯に合うのを計算し尽くされた料理である。



あっという間に食べ終わってしまうが、満腹感は十分。食べ終わった頃合いをみてデザートのオレンジシャーベットが登場。特に夏は有難い存在である。

私はさっと食べて、店が混み始める前に帰ることにしている。9年前に一緒にきた会社の人は皆卒業してしまい、今はこの店に来るのは私だけになってしまったことをしみじみ感じた。ご馳走さまでした。
お勘定をする際にマダムが色々と値上がりしたので100円上げてしまいました、と言われたが、1000円ならばリーズナブルなランチである。



鉄板焼 仁
中央区日本橋人形町1ー1ー15
0356440855

東京メトロ全駅ラリー〜日比谷線④

2022-11-22 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その177。東京メトロ全駅スタンプラリー日比谷線④。残すは霞ヶ関駅〜茅場町の区間である。虎ノ門ヒルズの次は霞ヶ関駅。スタンプは千代田線駅事務室と丸の内線桜田通改札付近の2カ所。



日比谷線からは断然丸の内線が近いので東京地裁へ行く際によく使う桜田通口改札に向かう。ポスターは改札内ですぐ見つかった。

スタンプの意匠は赤煉瓦の『法務省旧本館』明治28年築、重文に指定されている。



日比谷駅は路線の名前にもなっているが、行政上の地名にはなったことのない地名。改札口を出ると前後どちらから出ても真ん中にある事務室横に発見。

デザインは『日比谷公園と東京ミッドタウン日比谷』である。



銀座駅にはすぐに到着、この駅の構造は難しく、丸の内線と銀座線をつなぐように日比谷線ホームがある。離れているため、丸の内線の駅名は開業当時は西銀座駅と言ったほど。しかも日比谷線のホームの上にも通路があり、この通路上に事務室がある。

スタンプは『銀座4丁目交差点』、和光や三越銀座店のある有名な交差点である。



東銀座駅は都営浅草線にもある。同様に人形町駅も2線とも通っているが経路が異なる区間である。古い駅のため、都営浅草線は反対側のホームに行くのも難しいが、日比谷線は島式ホームのため、楽である。ポスター掲示場所も4番出口とあり、ここまで行くと間違いなく見つかった。

意匠はなぜか歌舞伎座ではなく、『築地川中央公園』という地味なもの。

次は築地駅、以前通過した際に押印したのだが、3b出口とはっきり示してあり、すぐ見つけた。



いよいよあと2つ、八丁堀駅は前(八丁堀)と後ろ(京葉線乗換)となっていて『八丁堀交差点方面改札口外』と明示されていてすぐに発見することができた。


デザインは『堀部安兵衛の碑と亀島橋』、地味なものを使っている。



最後は茅場町駅、8番出口までゆるゆる歩くと事務所近くにポスター発見。

意匠は『東京証券取引所』、なるほど象徴的な建物である。

ここで日比谷線も完成、最後に全駅のスタンプのついた到達証も獲得した。ただ、まだ2路線、随分と回ったようだが、144駅中44駅、つまりあと100駅もある。先は長い。

ロダン〜八丁堀ランチグルメ

2022-11-21 05:00:00 | グルメ
食べログというグルメサイトで都営地下鉄浅草線宝町駅近くのカレー屋さんを検索するとそのレベルの高さに驚かされる。『もうやんカレー』『クックダン』『エベレストダイニングバー』『3丁目のカレー屋さん』いずれも美味そうである。その中で先頭に出てくるのが本日お邪魔した『ロダン』である。

周囲にも特徴的な店が多く、鮟鱇料理『篠げん』、チャンポンの美味い『長崎菜館』、味噌ラーメンの『ど・みそ』、焼き肉の『貴闘炎』などが並んでいる。店は古い洋館造りの日本家屋。古さがいい。

店に入ると11時45分だが、概ね一杯。カウンターの端になんとか席を確保する。メニューはスペシャルビーフカレー、オムレツカレー、チーズ挽肉カレー、ディープオニオンカレーなど美味そうなカレーは目白押しだが、この中で1000円以内で食べられるのはカツカレー(980円)である。

私の前にも後にもかなりのお客さんが入ってきたが、90%はカツカレーを注文するようだ。カウンターの前には粉状にしたスパイスの大きな瓶が並んでいる。どれがどの味かは分からないが中々の壮観である。

注文してから7、8分でカレー到着、皿の半分にはご飯を平たく皿に押しつぶし、半分にはカレールーを掛け、ライスの部分にはカツが乗っている。欧州カレー風の香り高いルーは辛味は強くはない。ルーにカツをまぶし、ライスと共に頂く。

鼻に抜ける美味さ、実に食べやすい。カツも脂の少ないものであっさり、しかしサクサクとしていて実にカレーに良く合う。今まではカツカレーにはロースカツという認識であったが、これもありでした。

付け合わせの玉ねぎやニンジン、パプリカなどの酢漬けは口をさっぱりさせてくれ、付け合わせには持ってこいの味であった。

それにしてもこのルーは複雑に色々なもの、肉や野菜、沢山のスパイスが溶け込んでいる。ただ、せっかく色々なルーが食べられるのであれば、2つのルーを掛けるのもいいかなあと考えた。大変美味いカレー、ご馳走様でした。
因みに2階があるので1階が満席でも入れることがあります。

ロダン
中央区八丁堀3ー8ー4
05055901695