hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

クレマチスとツバメ

2016-04-30 05:00:37 | 日記

もう直ぐ皐月、春になると花が次々と咲き始め我が家の庭もハナミズキに続いて連休頃にはクレマチスが咲き始める。以前鉢植えをアジサイのそばに植えたものが根を張り、毎年咲いてくれる。


1週間前から蕾が大きくなってきていたが、ついに2日前に最初の1輪、そして今日は2輪、さらに蕾もあと2つとこれから益々楽しめそうである。

しかし、春を感じさせるのは花ばかりではない。先日ブログに書いたウグイスはその声で気がついたが、今はさらにうまく囀っている。

さらに今日は近くのスーパーの駐車場にあるツバメの巣にまた“あるじ”が戻ってきたのを発見した。巣は2つあるが、うち1つに偶然ツバメがやってきたのを発見、しかし、カメラを構えるとあっと言う間に外へ。それならばと少し待つと1羽が巣に戻ってきた。

さらにしばらくするとあと2羽も戻ってくる。あれ、2羽でツガイなのではと思ったが、3羽がぐるぐる飛んでまた行ってしまう。そのうち1羽だけが巣でしばらく休んでいる。


いったい彼らの関係は何?など考えても分かるわけがないのだが。また、しばらくするとヒナのかわいい顔が見れるのでは。

阪神ファンの戯言~開幕1カ月

2016-04-29 05:52:45 | 日記

プロ野球が開幕したのが3月25日、それから約1カ月経過した阪神タイガース。偶然にも昨日の巨人戦のボロ負けでちょうど5割とトータルでは良くもなし、悪くもなしといった感じだが、ファンとしては金本新監督の超改革は言葉だけではないのとがひしひしと伝わって来る。

悪い点から考えると(1)中継ぎが安定しない、(2)まだ、クローザーに不安感がある、(3)キャッチャーが安定しない。この3点は当初からの予想通りである。投手関係ははっきり香田コーチと矢野コーチに任せる分業を取ってはいるが、先発は岩田を除いてはそれほど裏切られた感はない。

特に勝ち星以上にいいのが岩貞、何しろ菅野に次いで防御率2位、しかも0点台は素晴らしい。中継ぎの福原、鶴、使われているが榎田、歳内と調子が悪い方が多い。また、若手ででてきたのが守屋くらいなのはやや残念なところ。

クローザーは呉昇桓の穴は中々大きいが、マテオとドリスの評価はまだ早い気がする。ただし、2人とも日により調子に波があるのは気になるところである。

捕手は打つのも守るのも梅野、岡崎、小宮山とどれも一長一短。原口を上げたがこれに全て任せるのも酷だし、中々悩みが多い。

打者に関してはやはりベテランの西岡、福留が調子が良かっただけに故障は痛いが、鳥谷がやっと調子を戻し、高山がペースを掴んでいるのが嬉しい。少し横田、ヘイグは研究されてきたのか、凡打が増えたが、ヘイグの代わりに今成、西岡の代わりに北条。さらに板山、陽川、捕手の原口など一軍経験のない若手を登用するのはファンとしては大変好ましい。昨年は新顔は精々、江越くらいしかおらず、同じメンバーでやっていたのとはまるで違う。

また、監督がハッパをかけると8回・9回に点を取り、勝たなくても接戦に持ち込むことができるようになったことが、ファンの気持ちを捉えている。頑張ってあと一歩の敗戦と手が出せず諦めた敗戦が違うことをよく知っている監督の考え方が伝わる試合が多くなってきている。

まだまだ、うまくいっているとは言いがたく、懸案も片付いていないが、何でこの選手か1軍という前年の実績ばかりに頼る起用、なぜ2軍に落とさないのかといったファンが理解に苦しむ投手の先発起用より、2軍でよければ若手を使ってみるという姿勢は競争も増して、活力が出てくる。出遅れた上本や俊介、ヘイグあたりがまた出てきて争うようになればと良いのではと勝手に祈っている。
まあ、一言で言うとファンの気持ちをわかった起用でガンガン戦って行くことを切望したい。

野球の切手

2016-04-28 05:00:39 | 日記

『切手シリーズ』その57。今回は野球の切手についてである。日本の国技は相撲だが、負けないくらい古くから人気のあるスポーツが野球である。日本での野球のルーツは1871年に開成学校(現在の東京大学)でアメリカ人ホーレスウィストが行ったとの記録がある。その後、1915年には第1回中等学校野球大会が開催され、さらに1924年には本格的なプロ野球球団が開設されるなど戦前から盛んであった。

初めて切手に野球が登場するのは1948年10月に発行された第3回国民体育大会切手4種のうちの1枚。(他は短距離走、走り高跳び、自転車)

しかし、東京オリンピックでは野球が競技として採用されなかったため、次は1968年8月に発行された第50回高等学校野球選手権大会記念まで20年間は発行されなかった。

国民体育大会では第33回大会(1978.10)に軟式野球がデザインとして使われている。

次は1979年7月に発行された第50回都市対抗野球大会記念で50円の切手が1種発行された。


プロ野球はようやく1984年10月にプロ野球50年記念が3種類。投手、打者と正力松太郎像がデザインされている。

さらに1999年10月にはプロ野球セ・パ誕生50周年として12種類のシール式切手が発行されたが、図案はそれぞれの球団マスコットが使われた。つまり、ジャビットもトラッキーも切手として発行されているのである。

他にもフレームデザイン切手で『阪神タイガース優勝』『大谷翔平投手』『Doragons 80th ANIVERSARY』なども発行されているが、これは小生の中ではどうも記念切手のカテゴリーに入れにくいので割愛した。

Fライナー

2016-04-27 05:00:18 | 日記

『鉄道シリーズ』その135。3月26日から運行が始まったFライナーはご存知だろうか。東武東上線・西武池袋線から東京メトロ副都心線経由で東急東横線、横浜高速線に乗り入れる直通急行の略称で3月の改正で東武東上線から地下鉄に乗り入れる電車が優等列車(急行)に変更されたため、愛称が付けられた。毎時2本が東武東上線森林公園駅、毎時2本が西武池袋線小手指・飯能駅から出発(横浜高速鉄道の元町・中華街発は15分ごとに4本)となっている。

5社では例えば自由が丘~飯能68分、自由が丘~川越55分乗り換え無しといった売り込みで共通パンフを作成してGWに向けた観光客取り込みを図っている。

因みに他の直通運転の路線を比較するとJR中央線の東京~大月で所要時間110分、運賃1490円、距離が87.8km。私鉄では中央林間~久喜が東急田園都市線、半蔵門線、東武スカイツリー線などの直通運転で所要時間124分、運賃1152円、距離が94.8km。これに対してFライナー(元町・中華街~森林公園)で所要時間109分、運賃1341円、距離が88.8kmである。

ただ、この中でFライナーは横浜中華街や自由が丘といったショッピングやグルメ、森林公園や飯能といったハイキング、川越のような歴史散歩ができる場所を繋いでおり、うまく宣伝すればますます乗降客が望めそうである。マニアとしてはできれば専用車両を作って欲しいところである。

粋酔 上野店~上野グルメ

2016-04-26 05:00:03 | グルメ

日本酒飲み放題という店が増えている。以前にこのブログで紹介した『やまちゃん』(以前は四谷三丁目→新宿御苑前)や『日がさ雨がさ』(四谷三丁目)、立ち飲みの『KURAND』(池袋ほか)など人気があるが、今日は『粋酔 上野店』にお邪魔する。

場所は東京メトロ銀座線稲荷町駅から3分、下谷神社入口の信号の先あたりにある。店を開けると日本酒の一升瓶が冷蔵庫に並んでいるモダンな店作り。土曜日の6時半に到着するも雨だからか半分くらいの入りである。


すぐに飲み放題プレミアムコースをお願いする。というのは乾杯の生ビールも含まれるためで特選酒のメニューも頼めて2時間半で3400円。これが得なのか、損なのか。呑めれば得だろうと飲み始める。最初は生ビールで乾杯。

つまみは『鯵のなめろう』『鯖の燻製』『クリームチーズの酒盗のせ』をオーダー。

付き出しは『煮こごり』、食べながらビールを飲む。まずは『金華鯖の燻製生ハム風』『鯵のなめろう』が到着。

鯖の燻製は生に近く、程よい燻蒸で旨い。これは日本酒とまずは『三好菊』(徳島県)の飲み比べから。いずれも黒猫をイメージした独創的なラベル。



同じ純米吟醸だが、米により味が全く違う。まずは山田錦、サラッと辛口。次に吟のさと、これはフレッシュバインとも評せられる特有の香りがある。最後は日本晴、古酒なのか黄色く、ひね臭があり、曲者である。ただ、なめろうなどとは日本晴もよく合う。

次に『十九』(長野県)『たかちよ』(新潟県)の薄にごり飲み比べ。爽やかな十九と旨口のたかちよ、小生はたかちよの方が好きだ。さらに『盾野川』(山形県)清流を注文、大吟醸は旨い。


ここで追加のあてはさっぱりと『汲み上げ豆腐』『ポテトサラダ』『お新香』を頼む。特に塩で食べる豆腐と荒く潰したジャガイモが効いたポテサラは定番ながら旨い。

この辺りから酒はあまり覚えていないが、サミットを意識して『作』(三重県)、地震を気にして『ちえびじん』(大分県)などをお願いした。つまみは『豚の西京漬』『えいひれ』を頼む。


どれも旨い。今日は銀行を卒業するAくんのお祝いで昔の苦労話も盛り上がり、さらにまだまだ呑んだが、記憶は定かではない。まあ、元も取ったし、家にはちゃんと到着したし、めでたしである。

純米酒専門 粋酔上野店
台東区東上野3ー35ー9
0368030718

浦安市郷土博物館

2016-04-25 05:00:37 | 日記

浦安郷土博物館に散歩のゴールとして足を運んでみた。しかし、郷土博物館などというと周囲で出土した仏像や瓦、土器の破片などが大切に展示されているていどと高を括っていたが、この博物館はかなり違う。
エントランスを入ると受付があり、パンフレットを渡してくれる。(入場無料)そして、階段を降りて外の展示から見るように指示されるが、これにしたがって外に出る扉を開けて驚いた。



昔の浦安の街が再現されているのである。まず、左には川が流れていてベカ舟が係留されている。その前には焼玉エンジンが飾られていて、月に一度は動かしているようだ。すぐ前には左から『船宿江戸川』と書かれた船宿。



隣はタバコ屋だが、実際に猫実5丁目にあった本澤さんの住宅を移築したもの。ウインドを見て、懐かしくて涙が出る人もいそうである。船宿の並びには漁師の家(旧吉田家)と海苔製造の小屋がある。



さらに行くと豆腐屋、魚屋、寿司屋、風呂屋。一番奥が天ぷら屋。天ぷら屋は新たに作られたものだが、かつてあった『天鉄』という店がモデルで青べか物語では主人公がよく行ったみせとして登場する。


天ぷら屋の中には入ることもでき、山本周五郎と浦安の繋がりがパネルにされて残されているが、一つずつ読むと中々興味深い。

館内に入ると、埋め立ての歴史や昔の繁栄ぶりなどもよく分かるが、小生が驚いたのは東京湾では絶滅したとされていた『青ギス』が水槽で元気に泳いでいる姿を見ることができたこと。確かに青といえば青い。


さらに浦安周辺にいる魚介の水槽や当時の漁具、エンジンなど見どころ満載である。特に施設の維持管理に地元ボランティアもやいの会が協力されていると聞き、その地元愛に感動することができた。

気になるのは浦安駅から徒歩では結構遠いことだが、すぐ前には浦安のコミニュティバス『さんぼバス』の停留所があり、20分ごとに走っているのでこれを利用する手もある。

ハナミズキ満開の庭

2016-04-24 05:00:55 | 日記

いよいよ我が家の猫の額くらいの庭も花が咲き乱れ、一番綺麗な季節がやって来た。まずはハナミズキ。かれこれ10年くらいになるが、一旦夏の旅行で不在時に水不足から枯れてしまったが、枯れた先の部分を切ったところも復活。その後少しずつ花の数が増えてきたが、周りの3mクラスのハナミズキに負けないほどの数の花をつけ、高さは1m50cmくらいしかない盆栽ハナミズキだが、たくさんの花が満開。

最初の写真は4月9日、まだまだ、蕾も固く、少し咲き始めたところ。


次が4月16日、花が開き始めて濃い赤の花を見ることができるが、まだ、花が小さい。


そしてこれが今、ピンクの花が木いっぱいに咲いている。この木は葉が出るのが遅いのでソメイヨシノ同様に花で溢れている。


次はスズラン、義父の家からもらってきてプランターに移しただけだが、毎年よく咲く。花を切って部屋にいけるといい香りがする。



最後が葉牡丹。4月9日はまだまだ葉が巻いていたが、ずんずん伸びて菜の花のようになる。もうおしまいだが、中々きれいである。


他にもクリスマスローズは白い花を長くたのしませてくれ、クレマチスは放って置いたのに蕾が6つ、紫陽花にも蕾が付いて、これからの楽しみである。

日当たりの悪い猫の額でも結構楽しむことができる。春爛漫。

本所吾妻橋駅

2016-04-23 05:00:10 | 日記

『メトロに乗って』その35。今回は都営地下鉄浅草線本所吾妻橋駅から歩く。本所吾妻橋駅は浅草駅と押上駅のほぼ中間、しかも浅草駅から700m、押上駅から800mと近い距離にある。そのため、出口から前を見るとビルの遥か上にスカイツリーの先が見える。

押上方向に浅草通りを歩くと大横川親水公園の北の端に到着、さらにその上にかけられているのが業平橋である。


大横川は江戸時代に埋め立てられた土地の上に掘られた運河で、親水公園には無料で楽しめる釣り堀もある。業平橋はこの地にあった南蔵院内にあった業平天神社があったため、この名前がついたと言われる。

業平とは伊勢物語で有名な在原業平のことだが、現在は南蔵院は葛飾区に移り、業平天神社は今はない。


左折して東京スカイツリー前駅方向に歩くと北十間川にかかる東武橋。

北十間川は隅田川と旧中川を繋ぐもので十間川というとおり川幅も広い。右手には巨大なスカイツリー、さらにすみだ水族館も見える。


今度は川に沿って浅草方向に歩くと交差点先に『内田工業 汽鑵と煙突』という看板の古い工房らしきものを発見。今も営業しているのだろうか。さらにとなりは『竹春竹材』という竹を売る店。中々渋い店が並ぶ。

隅田川方向に歩くとアサヒビールの本社群が見えてきて、有名なう〇〇ビルの姿も大きい。その先は吾妻橋、橋上から見るとアサヒビールやスカイツリーが一望できる地点もあり、外国人が盛んにシャッターを切っていた。


隣の橋は東武線の架橋、浅草乗り入れのため、これを作るのに苦労したのがよくわかる。

本所吾妻橋駅は都営浅草線の駅では乗降客数が高輪台駅に次いで下から二番目で駅自体は閑散としている。スカイツリーと浅草寺に挟まれたエアポケットなのかも知れない。

芳味亭~人形町ランチグルメ

2016-04-22 05:00:46 | グルメ

少し人形町の老舗をランチで攻めよう(高いから)とまず1軒目は『芳味亭』にお邪魔する。昭和8年創業の老舗洋食店で外観はまさに和風、2階建ての懐かしくもある建物である。中に入るとすぐに三和土があり、左側に4人のボックス席が2つ、後は中に和室のようで靴を脱いで入る。

小生は1人のため、入口に近いボックスに座る。名物はビーフシチューと洋食弁当。色々食べてみたいので洋食弁当(並、1550円)をお願いする。するとお冷とおしぼり、割り箸が運ばれてくる。中に入ると左側が座敷、右側かキッチンでコックさんは4人。


5分ほどで洋食弁当は到着。中身は小さめのハンバーグが2つ、海老フライとクリームコロッケ、コールドポークが各1コ。野菜はトマト、キュウリ、ポテトサラダがついてくる。もう一つの弁当箱には白米。まずはハンバーグからいくが、柔らかくドミソースが旨い。安物の洋食店と違いケチャップで誤魔化した甘口ではないが、旨味が溢れている。

海老フライも衣が薄く、揚げたて。クリームコロッケもカニの香り満載の濃厚なホワイトソースと周りのカリッとした衣の食感とバランスがいい。トマトも苦手な方だが、これは旨い。一つ難を言うとドミソースが多く、クリームコロッケにも掛かってしまっていること。まあ、小さめの弁当箱に満載してあるからやむを得ないかなあ。

写真をみると2350円の上はビーフシチュー、クリームコロッケまたはカツレツ、ロールキャベツなどが入っている。是非、ビーフシチューを食べたいので次回はこれかな。

どれをとっても丁寧な仕事がなされ、いっぺんでファンになりそうだ。

芳味亭
中央区日本橋人形町2ー9ー4
0336665687

捕物帳ゆかりの街

2016-04-21 05:00:45 | 日記

『神田をぶらり』その11。神田名物も色々あるが、江戸時代のミステリーである〇〇捕物帳に出てくる主人公か住んでいた場所はなぜか神田に集中している。そのゆかりの地を歩いてみることにした。

まずは人形佐七捕物帳(横溝正史作)の佐七が住んでいたのは神田お玉ヶ池そば、現在の千代田区岩本町という設定である。

実はお玉ヶ池は江戸時代には不忍池と同程度の池があり、景勝地として知られていた。また、池の名前は池の近隣に茶屋があり、看板娘のお玉がいたが、2人に恋をして悩んだお玉が池に身を投げ、池のそばに葬られたと江戸名所図会には記されている。

江戸後期には駿河台を切り崩した土で埋め立てられたので今はその名残も殆どない。ただ、お玉ヶ池があったあたりの岩本町2ー5ー13には繁栄お玉稲荷が残されている。ただ、本家のお玉稲荷は明治4年に葛飾区新小岩に遷座されているようであるが。

次いで、言わずと知れた『銭形平次捕物控』、野村胡堂作であるが、テレビでは大川橋蔵が長くその役をやったため、そのイメージが強い。平次親分は神田明神下に住んでいた岡っ引きで子分の八五郎と投げ銭を駆使して難事件を解決する筋だが、あくまで小説の登場人物である。

しかし、平次親分と八五郎の碑は神田明神の境内にあり、さらに顔出し看板すら置いてあり、名物となっている。


ちなみに大川橋蔵主演のテレビドラマは1966年から18年間、合計888回も放送されている。
最後は『半七捕物帳』である。これは岡本綺堂作であるが、半七親分も岡っ引き(正式には御用聞き)であり、安政の日本橋生まれで神田三河町に住んでいた設定。

神田三河町は今は神田司町と内神田となっているが、話の中に出てくるのが『御宿稲荷』(みしゅくいなり・現在は千代田区内神田1ー6ー8)である。周囲には印刷所や小さなビルが立ち並ぶ。

神田三河町は三河から来た武士が多く住んだのが町の由来らしいが、江戸後期には半七が十手を持って闊歩していたかと想像するのも楽しい。もちろん、彼は架空の人物ではあるが。