hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

運転免許証更新は意外に短時間

2023-07-31 05:00:00 | 日記
運転免許証の書き換えにはいつも苦労させられる。7月生まれのため、常に暑い時にこのイベントは回ってくる。幸いゴールド免許証のため、免許証の更新をやっている場所も多く、時間も最短なのだが、前回の記憶が飛んでしまっているために間違いを起こしやすい。

歳のせいか思い込みも激しくなってきて、前回は最寄りのS警察署で書き換えたのだが、日曜日もやっていると勝手に思い込み、我が家を8時前に出て警察署に到着。0830受付に間に合わせ、玄関に並ぶも誰もいない。よく見ると日曜日はやっていないと書いてある。一応と思い、警察署受付で聞くと交通課の婦人警官から『免許証の書き換えを日曜日にやっているのは運転免許試験場のみです。警察署では今まで日曜日に書き換えをやったことはありません。』と言い切られてしまう。

やむなく車を運転して府中運転免許試験場に行くが、今度は並んでいる人の数に圧倒、しかも列は全く動かない。太陽はジリジリと照り付け、30分待ったが暑さに耐えきれず、諦めて帰宅した。

色々と調べたところ、更新に行くなら平日の神田運転免許更新センターに行くことに変更。着いたのが1140、古ぼけたビルの上にあり、まずは申請書を書き、更新料3000円を支払い、目の検査。

列には2人しか並んでいない。無事終えてから次は写真、これも2人しか並んでいない。撮り終え、違うフロアに移動。すると1200からの研修に間に合う。

研修室は30人ほどの定員だが、半分程度。ベテランの交通安全会の講師が簡単に最近のトピックを話し(自転車のヘルメットなど)、すぐにビデオスタート。全体でちょうど30分が経過したところで終了、もちろん、交通事故のシーンは目に焼きついたが。

するとすぐに免許証交付、ただ、この場合も引換券の番号のみで名前は呼ばない。さらに本籍は特殊な機械を通さないと見えず、また、西暦も併記されていた。随分と変わっている。

全て終わったのが1235、つまりこの建物に入って55分で完結したのである。まずは初めからここで書き換えなかったことを後悔。ただ、5年後は高齢者講習の受講が必要となるのでこんなに簡単には終わらないのだが。
運転免許証更新はかなりスムースに変わっている。昭和50年代に初めて免許証をもらった時は係員が怖く、目の検査ではやり直しと言われ、びびった頃が嘘のようである。

獅子林〜人形町ランチグルメ

2023-07-30 05:00:00 | グルメ
『ハシゴ楼』というビルが金座通りと人形町通りの交差点に7月完成した。いわゆるレストランビルで5フロアあり、各フロアに3〜4店が入居(19店)、和食・イタリアン・中華料理・焼鳥・もんじゃ焼きなどバラエティに富んだ店がある。

今回は3階に出店した『獅子林』という神戸発のチャンポンの店にお邪魔した。まずは注文だが、今風のQRコードを読み取り、LINEで注文。

するとすぐ横のフロア担当が『チャンポン一丁』と叫ぶ。目の前の調理担当が中華鍋に野菜、豚肉、エビ、イカ、スープ、さらにチャンポン麺を投入して炒め始める。中々の連携である。


数分でチャンポンは完成、フロア担当が運んで来てくれる。メニューはチャンポン、パリパリ皿うどん、皿うどん、麻辣チャンポンの4つにサイドメニューの白飯かミニルーローハンを組み合わせたもの。

まずはスープを一口。食べログの口コミには塩辛いとの評があったが、どちらかというと甘め、ミルキーな感じがする。野菜は大ぶりにカットしたキャベツともやしが主体、ニンジンが彩りを添える。

豚肉、海老、イカ、忘れてならない周りが赤いカマボコ、全て揃っている。シャキッとした野菜と海鮮の風味がよく合っていて、しっかり煮込まれたチャンポン麺はコシがある。



流石に神戸の名店、美味いチャンポンであった。次回はやはり太麺皿うどんかな。ご馳走さまでした。もちろんお会計もキャッシュレス、最近のトレンド満載であった。





獅子林
中央区日本橋人形町1ー19ー5エムズクロス3階
0356140601

間々田宿②

2023-07-29 05:00:00 | 宿場町
『宿場町を歩く』その27。間々田宿②。小川家住宅を出てしばらく歩くと少し街中に出てくる。しかし、栗橋宿までと違い、旧道ではなく、新しい道を歩くせいか、古民家タイプの家屋があまりない。

左側に『間々田ひも』と書かれた看板を発見。名前を聞いたことがあるので中に入るとやはり組紐を一本ずつ丁寧に仕上げている。



メインは婦人和服の帯留め、絹糸をいくつも撚り上げていくのだが、鉛の入った糸車を丹念に順番に重ねていく。

簡単にできるデザインで1本2時間程度、複雑なものは数日かかるのが普通とのこと。その集中力を絶やさないことが素晴らしい。せっかくなので美しい青のスマホ用ストラップ(1本1980円)を購入することにした。

表通りに出ると先ほどの野木宿同様本陣跡、脇本陣跡が向かい合わせにある。ただ、こちらは今は空き地となっていた。 

その先を左に入ると間々田八幡神社、参道が長い。石鳥居を潜るとこちらは一旦階段を降りる。右側には大きな池、そばには源頼朝お手植えの松。ただ、事実ならばこんなに小さいことはないだろう。



左側には立派な相撲場。世田谷八幡宮にも相撲場はあるが、屋根付きのこれだけ立派なものは初めてである。

再び階段を登り、本殿に向かうが、左右には七夕飾り。もうすぐ七夕であったことを思い出す。本殿の前には茅の輪、中にはぐるぐると回っている人もいた。

境内には立派な夫婦杉、2本ともまっすぐ伸びている。相撲場があるからだろうか、力石も並べてある。これを持ち上げるにはかなりの力がないと難しいだろう。

こちらの社務所でご朱印と御宿場印をもらう。他にも相撲の絵が描かれたご朱印もあった。取り敢えずこれで野木宿〜間々田宿を歩き終わることとした。




心花(ときめき)〜日本橋ランチグルメ

2023-07-28 05:00:00 | グルメ
福島県のアンテナショップ『ミデッテ』の奥にあるイートインスペースでは福島県内の名店が代わる代わる出店し、美味いものを食べることができる貴重なスペースである。

久しぶりに買い物に訪れた際、覗いたら、伊達市の『心花(ときめき)』が出店、塩ラーメンを食べさせてくれる。喜多方とは違うが、どんな塩ラーメンを食べさせてくれるのか、興味を持って入店。

入口の券売機で食券をかうのだが、たまには贅沢をしてと『チャーシュー麺』(1000円)にしてみた。

食券をカウンターに出し、席に着いて呼ばれるのを待つシステム。同じところで地酒飲み比べをやっているため、必ず番号通りに呼ばれる訳ではない。

ようやく番号を呼ばれ、ラーメンを受け取りに行く。カウンターには胡椒が置かれていてそれをたっぷり掛けた上で席に戻る。

麺の上には大ぶりのチャーシューが5枚、うずら卵、メンマ、ほうれん草、ネギが乗っている。スープをまずは一口。思っていたよりは少し塩強め、ただ、透明な豚骨スープは味わいがある。麺は細めの平打ち麺、もっちりしていてスープがよく絡む。

よく見るとチャーシューは2枚はバラ、2枚は豚トロ、1枚は鶏チャーシューと凝っている。まずは豚トロからいただくが、この脂が温かいスープと相まって旨味を出している。さらに黒胡椒がよく合う。


夏場はどうしても冷やし中華に代表される冷たい麺に走りがちだが、トロッとしたチャーシューが入る塩ラーメンを涼しいところで食べる贅沢を噛み締めながらいただく。初めは塩辛さが気になったが、汗をかいたせいなのか、大変美味しかった。塩ラーメンを食べた後の冷えた麦茶、これも最高。

前回は塩チャンポンをいただいたが、やはり私はチャーシュー麺の方が好きなようである。ご馳走さまでした。
麺屋心花(ときめき)
伊達市長岡7
09046370830

日本橋ふくしま館(ミデッテ)
中央区日本橋室町4ー3ー16
0362623977


現代の還暦は65歳にすべきではないか〜誕生日に思う

2023-07-27 05:00:00 | 日記
いつも誕生日には特別なブログを書くことにしている。昨年は『1958年10月の時刻表』、2年前は『周りで63歳で亡くなった人のエピソード』等々。今年のテーマは『現代の還暦は60歳ではなく、65歳にすべきではないか』ということである。

私は日本の年齢による区切り方は間違っていると常々思っている。成人の日は20歳で迎えるが、これだけ大学に行く人が増えると大学2年生が3年生で迎える人が殆ど。でも、ここからはお前は成人と言われても中々ピンと来ない。実際に成人式に行っても、全く自覚は湧かず、堂々と酒やタバコ、選挙権がついて来たくらいのものであった。

確かに犯罪を犯すと、三面記事に顔が出ることもなく、大っぴらに酒が飲め、タバコが吸えることは大したことでもない。やはり本当の成人は就職して社会に出たタイミング。勤めるといやが応にもすぐに会社という看板を背負って責任が問われるようになる。土日を除く毎日朝から晩まで働くことの大変さ、給料のもらえる有り難み、ようやくここにきて私は成人したことの自覚した。

還暦も同じこと。以前は定年が60歳という企業が多かったが、今は年金受給年齢が伸びることにより大多数の人は65歳まで働く。このため、65歳の誕生日がターニングポイントとなるのである。

まずは介護保険、それまでは給与の際に天引きされるのだが、年金受給額が年間18万円に満たない場合は納付書で支払うことに変わる。これも区役所から保険証が送られて来た。しかし、この保険証、実際にはいつ使うのか、はっきりしないものが取り敢えず保管しろとやってくるのである。
また、失業手当が高齢者求職給付金に変わり、これは年金を受給していても受け取れる。

さらに老齢年金、これは受取手続きをしないと貰えないのだが、老齢基礎年金の受給資格が得られる。しかし、色々と書いてある書面を見てもかなり難しく、相談に行かないと不安なことだらけである。

65歳を超えるとサラリーマンでは退職をする人が増える。これは役員定年や延長勤務の期限を65歳に設定している企業が多いからなのである。因みに65歳以上の就職率は2019年で19.6%、うち正規雇用は114万人、非正規雇用は389万人と3倍以上となっている。私の周りでもセカンドキャリアの会社の役員定年規定に従い、リタイアする人がかなりいる。ただ、これを自分の話として置き換えた時に、今までのルーティンがほぼなくなった後、何をするべきなのかを考える時間があまりにないというのが現実なのである。

私は銀行に長く勤め、55歳で役職定年なるものを迎えた(今はかなり変わっている)。ここで新しい職を紹介してもらい、全くの異業種である広告代理店に10年以上勤務している。しかし、若い世代のように転職を自ら積極的に考えたためしもなく、ここに来て放り出されようとしているのである。

選択肢は2つ、新たな分野の仕事にチャレンジするのか、リタイヤして好きなことや家庭のことに注力する、この判断が求められていることにようやく気づき始めたのである。


dancyu食堂〜八重洲ランチグルメ

2023-07-26 05:00:00 | 日記
ちょうど東京駅日本橋口あたりで昼時となったため、新装なったグランスタ八重北をぷらっと歩いてみた。すると意外なことに改装前とラインナップはハゲ天、釜たけ亭、石川亭、トンカツ寿々木など店はおしゃれになったが、店自体は変わっていない。その中で発見したのが、『dancyu』食堂である。



入口に店の人が立っていてメニューを見た後注文を決めて席に座るシステム。この日は日替わりが『銀だらのユウリンチーソース』、他に定食は『アジフライ定食』『生姜焼き定食』『シウマイ定食』など。



値段も1280円〜1480円だが、私のお願いしたシウマイ定食は1280円と最も安い。

昼時ということもあるが、ほぼ満員。サラリーマンもいるし、旅行客、特にインバウンドの人も結構いる。それにしても日本贔屓の外国人はなぜ箸を使うのがうまいのか。

そんなことに気を取られているうちにシウマイ定食は到着。隣のおじさんのアジフライよりは遅かったが。

メインのお皿にはシウマイが5つ、お店の人は『前の3つは野菜シウマイ、後ろの2つは肉シウマイです。辛子をつけてご賞味ください。』と説明してくれた。もちろんキャベツの千切りも添えてある。



味噌汁はワカメ入り、他に小鉢にはひじきの煮付け。小さな茶色の容器に入っているのはおかかの佃煮。なかなか芸が細かい。

まずは野菜シウマイから。半分に割り、辛子を少々、野菜の旨みと肉の旨みがうまくあっている。シウマイはご飯と相性がいい。肉シウマイは肉がたっぷり、少し大きく、詰まった感じ。牛肉の脂がじわっと溶けてかなり美味い。



ひじきは平均点だが、美味かったのはおかかの佃煮。ご飯が幾らでも食べられてしまいそう。さらに添えてある白菜の漬物はやや酸っぱめ、味が変わる。



単純な定食ではあるが、食べる方の楽しみをそそる工夫を感じることができた。まだまだ、1店目。これからの展開も楽しみである。ご馳走さまでした。
dancyu食堂
東京駅構内グランスタ八重洲北1階
0368100525


久我山歳時記㉗〜大暑を迎えて

2023-07-25 05:00:00 | 日記
『久我山歳時記』㉗、前回は夏至になり、投稿したのだが、いつのまにか大暑(今年は7月23日)を過ぎていた。梅雨明けも終わり、『梅雨明け10日』の格言どおり、毎日35℃近い晴れの日が続いている。

とはいえ、あまり左足の調子が良くない上にこの暑さで中々散歩に行く勇気がない。こういう時は庭の植物を書いてみる。まずはモミジアオイ、普段の年は8月上旬にしか花がつかないが、今年は成長するのが早く、もう高い方は2m近くある。初めて花を付けたのが7月19日だから10日以上早い。



(咲いた翌日)

モミジアオイは宿根草で大きめの鉢に植え、秋になると地上部を切って翌年に備える。すると5月くらいに緑の若芽が出てきて、梅雨の間に育つ。花は真紅、かなり大きな5弁の花が咲く。1日花で翌日には萎んでしまうが、蕾がたくさん付いていて次々と咲く。



名前の由来は葉がモミジのような切れ込みがあり、花はアオイ科のため、これを組み合わせた。ハイビスカスによく似ているため、沼ハイビスカスの一名もある。

(ご近所のモミジアオイ、3年前)


(モミジアオイの発芽)

背が高く、花も大きいためよく目立つのだが、元々は通勤路に咲いていた花から種がこぼれ落ちたのを私が拾ってきて、翌春に種を蒔いて育てたもの。




花ではないが、鮮やかなオレンジ色の実をたくさん付けているのはタマサンゴ。ナス科の低木である。これも我が家のそばのお宅の塀の外に自生、種が溢れて舗装道路の割れ目から芽を出したものを拾ってきて、庭に植えたもの。

(ご近所のタマサンゴ)

やや日陰に植えたからか、中々大きくならず、もちろん実は付かなかったが、ついに昨年白い小さな花が咲き、緑色の実をつけた。しかし、残念ながら熟さなかった。
今年は4月に白い小さな花がたくさん付き、緑色の実がなった。これが、熟するごとに黄色、オレンジと色を変えて、現在はオレンジ色の実をたわわに実らせている。

アサガオもわざわざ蒔いた訳ではなく、飛んできた種が花を付け、毎日楽しませてくれた。せっかくなので種を取り、封筒の中に入れたものを10粒だけ植木鉢に植えたらほぼ全部が発芽、やむなく3つの鉢に植え替えて成長を見ているところ。
(昨年の花)


花はまだ咲いていないのでわからないが、種を取った花は白地に青色が混ざったものか、赤紫色のものがいずれかである。どんな花が咲くのかを楽しみにしているところ。

ご近所のアサガオを開花しているが、やや日陰ということもあり、じっくりと待っている段階である。今、庭を楽しませてくれている植物だが、1つも買ってきたものが無いという共通点がある。




だし茶漬け えん〜新橋ランチグルメ

2023-07-24 05:00:00 | グルメ
チェーン店だからといって侮れない。例えばカツ丼は『かつや』のどんつゆの味は堪らないし、『吉野家』の牛丼のたれに勝てる牛丼は少ない。今日お邪魔した『だし茶漬けえん』もそんなお店の一つである。



都心のモールで見つけることの多い店だが、感心するのはそのラインナップ。『マグロヅケ』『天然ヒラメの香味和え』『鯛の刺身』あたりは普通だし、『小海老、小柱、磯天』はよく天ぷら屋さんの締めに出てくる。

しかし、メニューを見てどうしても食べたくなったのは『奄美大島鶏飯風』と『山形ダシと湯葉ちりめん』である。珍しい郷土料理を工夫してメニュー化しているのを見て、驚く。

結果、『奄美大島鶏飯風』(850円)を選択、しばし待つ。周りを見ているとやはりオーソドックスな鯛茶漬けや鮭の親子茶漬けなどが人気がある。

到着したダシ茶漬けは鶏飯同様に茹でた鶏肉を割いたもの、錦糸卵、椎茸の甘煮、青菜の塩漬け、胡瓜の漬物が乗っている。

本当の鶏飯は鶏肉、錦糸卵、椎茸のほかにパパイヤ漬物(または沢庵)、柑橘類の皮の細かく刻んたもの、海苔、胡麻、刻み青ネギなどが入っているが、具材は似てはいる。

しかし、最も違うのは掛ける出汁。本物は丸鶏を煮込んだコクのあるスープに対してこの店は濃いめに取った鰹出汁。しかし、かなりあっさりはしているが、これがよく合うのである。



他におかずは豆腐の胡麻ソース、きんぴら、お漬物なども付いてきた。

味は確かに全く違うかもしれないが、相性という意味では問題ない。梅雨時の食欲が落ちる時期に本物より野菜を増やしてよく健康に配慮した鶏飯風を美味しく頂いた。

季節メニューで『鰯の胡麻醤油とワカメ』があったが、これは冷たい出汁でもいけるらしい。酷暑の折に試してみたいメニューである。ご馳走さまでした。

だし茶漬けえん ウイング新橋店
ウイング新橋B1
0355373296




間々田宿①

2023-07-23 05:00:00 | 宿場町
『宿場町を行く』その26。間々田宿①。はじめに訪れたのは乙女神社。4号線沿いに入口を示す案内板、曲がるとすぐに石鳥居。

そのまままっすぐに細い参道が続き、再び石鳥居。しかし、境内は広いが藪のようになっていて何故かブランコやジャングルジムなどの遊具が並ぶ。



その奥に小さめの拝殿、秋の子供達の相撲大会が有名らしい。歴史はあり、拝殿は鎌倉時代創建とのこと。



再び4号線に戻ると右手に立派な屋敷が見えてくる。小山市立車屋美術館、受付で話を聞くと美術館は企画展のみオープン。しかし、隣接する『小川家住宅』は100円支払えば中を見ることができるとのこと。

もちろん、100円を支払い中に入るが、管理しているおじさんが、少し待てばボランティアガイドが到着するとのこと。なんとその話を聞いた次の瞬間にガイドさん登場、70歳位のおじさんが懇切丁寧に説明してくれる。



全てを書くと長すぎるので短くするが、この建物は地元肥料問屋を手広く行なっていた小川家の母屋で鉄道開通までは思川近くにあり、水運を利用して商売していた。しかし、鉄道が通るとすぐに請願して間々田駅の土地建物を提供、駅を作り、陸運に変えた。



母屋は明治以前に宮大工が建てたものを川沿いから移築。釘を一本も使わず、屋久杉や北山杉、秋田杉と言った銘木を使い、細かい細工も驚くほど。2階に上がると真ん中の部分が突然の洋室。以前、皇室の方が宿泊したこともある。

客間から見える見事な庭は置かれた赤石は佐渡、大きな灯籠も自然石と外からはわからないように贅を尽くしていたのがわかる代物。全て説明が終わり(内部は撮影不可)、その周りを見終わるまでに1時間経過していた。

隣の美術館は米蔵、隣の倉庫は肥料蔵を改造したもので母屋も含めて小山市に寄贈された。とにかく、中に入って話を聞くとびっくりする。



入口の大きなモチノキも300年の樹齢とのことであった。(以下、次回)


浹(再訪)〜人形町ランチグルメ

2023-07-22 05:00:00 | グルメ
今年も暑くなってきた。特に夏の初めは汗の掻き方がわかっていないのか、どうも顔ばかり汗を掻く。そんな具合だからどうしても『冷やし〇〇』というメニューに目がいってしまう。



『浹(あまね)』は京鴨そばの専門店、普段はもちろん鴨南蛮を頂くのだが、暑い中やってきたこともあり、ついつい『冷やし鴨南蛮』に目を止めてしまった。



周りを見ても皆これを頼んでいる。私もついつい『冷やし鴨南蛮』(1200円)に『かやくご飯・一口』(200円)をお願いした。

待つこと7分、大きな鉢に入った冷やし鴨南蛮が到着。真ん中にそば、周りには油炒めした九条ネギ、大根おろし、カイワレ、鴨肉。鴨肉の上にはジュレがかかっている。



小さめの猪口は蕎麦湯を飲むためあるとのこと。まずは鴨肉にワサビをつけてジュレと共に一口、冷たいからかもしれないが、普段の鴨南蛮に比べて弾力が強い。油で炒めた九条ネギと合わせるとボリュームが増す気がする。



一方で大根おろしをツユに溶かし、蕎麦を啜るとまさにおろしそば、海苔もかかり、さっぱりとしていて幾らでも食べられそうである。



この店のもう一つのお楽しみは一口サイズのかやくご飯。ニンジンやごぼう、こんにゃくが炊き込まれ、わずかに加えた油が美味さの秘訣。添えてある柴漬もいい仕事をしている。



蕎麦を食べ終えるといいタイミングで蕎麦湯が到着。残りの蕎麦つゆを全て鉢に入れ、少しずつ白濁したとろとろの蕎麦湯を注いでいく。元々関西風のまったりしたツユのため、蕎麦湯はそれほど多くは注がない。まるでポタージュのようになった蕎麦ツユの蕎麦湯割りをまったりと頂きました。



なるほどさっぱりしていて暑い夏にはもってこいだが、鴨南蛮(温)の蕎麦を食べた後の山椒の香りのする出汁を啜ることも捨てがたい。冷やし体験をした次回は再び温かい鴨南蛮をいただくことにしたい。ご馳走さまでした。
浹(あまね)
中央区日本橋小舟町4ー10
05058728065