hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

6月の旅③〜旧北軽井沢駅探訪

2024-06-30 05:00:00 | 旅行
6月の旅③。峰の茶屋から国道146号に入ると道が有料道路より路面が良くなり、快適なドライブとなる。浅間牧場やバルコール村などの横を通り、群馬県に入る。

まもなく北軽井沢という信号を右に曲がり、旧草軽電鉄の北軽井沢駅を目指す。北軽井沢駅は1918年に地蔵川駅として開業、近接の別荘地である法政大学村から駅舎の寄贈を受け、1927年に北軽井沢駅に改称。



この駅舎は善光寺を模した屋根となっていて駅舎正面の欄間は法政大学のHが刻まれている。ただ、1950年の台風で吾妻川の鉄橋が流され、1960年に残された路線も廃止となり北軽井沢駅は廃駅となる。



2005年に駅舎を改修、2006年に国指定の有形文化財に指定。モニュメントとして当時使われていたデキ12型の電気機関車の実物大模型も展示されている。
デキ12型はアメリカジェフリー社製で信越電力が中津川発電所建築にあたり使っていたが、完成後当社に譲渡された。





向かいの施設(北軽井沢ふるさと館)には当時の改札機・出札の切符入や草軽電鉄が中に登場する映画『カルメン故郷に帰る』(日本初のカラー作品)、『山鳩』のポスター、にどあげ(二度上)駅の駅名表示板などマニア垂涎の品々が並んでいる。



特にデキ12型電気機関車が貨車や客車を引いて新軽井沢から二度上峠を登っていた写真を見るとこんな鉄道が今もあれば楽しいだろうなと勝手なことを考えていた。(デキ12型は軽井沢駅前に静態保存されているはずである)施設の前は現在は草軽交通北軽井沢バス停となっていて草津温泉〜軽井沢駅の路線バスが行き来していた。



駅舎の建物の正面には『北軽井沢開発の碑』や開発に尽力した『青山孝吉氏』の胸像と顕彰碑が並んでいた。

今は駅でもない建物が道の真ん中にポツンと建っていて、お寺の格好の屋根も今も綺麗に保たれている。このモニュメントともいうべき建造物は地元民に取り、鉄道がいかに大切だったのかということが垣間見ることがで来たように思えた。それにしても『カブトムシ』と呼ばれた機関車デキ12型が走るところを映画の中だけでなく、この目で見てみたい、また、乗って見たいものである。かなり遅かったらしいが。(以下、次回)

きよ川〜日本橋ランチグルメ

2024-06-29 05:00:00 | グルメ
今日のランチは兜町方面に歩く。帝都自動車の営業所の並びにある『きよ川』というお蕎麦屋さん。いつ行っても周辺のサラリーマンで混み合っている人気店である。

店に入るとカウンターがほぼ一杯で4人席のテーブルを離して作った2人席に案内される。ただ、一番通路よりに加え、その通路をお姉さんたちが行き来するのであまり落ち着かない席ではあるが、昼飯時贅沢は言えない。



人気はランチ、Aランチはシラス丼と蕎麦(冷・温/蕎麦・うどんから選択、1050円)、Bランチはかやくご飯と蕎麦(Aランチと同じ、870円)他に季節メニューとして『冷やしたぬきつね』、『生あおさそば』や通常の蕎麦・丼メニューもある。ただ、かなりの人がランチを選ぶようで私もBランチを注文した。

待つこと5分、ランチ登場。蕎麦、かやくご飯の他に蕎麦の薬味、高菜の油炒め、沢庵がついてくる。

まずは蕎麦から頂く。麺は二八蕎麦、よく締めてあり、コシが強い。タレはやや辛め、天かすと海苔が乗っていていわゆる冷やしたぬき蕎麦である。暑い時には美味い。

かやくご飯は具が油揚げ、山菜、牛蒡などを炊き込んだご飯。量は多めで蕎麦とかやくご飯を食べると炭水化物たっぷりで満腹となる。



添えてある高菜の油炒めと沢庵が単調になりがちな味付けご飯には嬉しい。

気がつくとあっという間に完食、いつもゆっくり噛んで食べようとは思っているのだが、なかなか実行できない。



グルメサイトには京風うどんも美味いと載っており、こちらも食べてみたいものである。ご馳走さまでした。

きよ川
中央区日本橋1ー21ー4
0332718435

ぷらっと東京散歩⑫〜秋葉原駅→小伝馬町駅

2024-06-28 05:00:00 | 日記
『東京の街をぷらっと』⑫、秋葉原駅から岩本町交差点を越えて水天宮通りを歩く。この辺りは意外に古いビルがまだ残されている。そんな古いビルを右に曲がると小さな神社『繁盛於玉稲荷神社』が現れる。

江戸時代にはこの辺りに『桜が池』という不忍池より広い池があった。池の西側に谷田川が流れていたが、水量が多く、下流は度々洪水に見舞われたために柳原堤が作られた。洪水は無くなったが水量が減り、埋め立てられてしまった。



この池の名前が『於玉が池』となったのはお玉という美しい娘が2人の男から言い寄られ、悩んだ挙句に池に身を投げてしまう。霊を慰めるためにこの神社が作られたという。



また、お玉が池近くには1858年に伊東玄朴が開いた西洋式の種痘所が設けられ、その後の日本の医学発展に大きな影響を与えた。



お玉が池近くにはお玉が池児童公園やお玉湯、お玉が池法律事務所など名前が着いた施設が多くある。

水天宮通りを歩くと小伝馬町駅地下鉄入口の所に『十思公園』がある。旧十思小学校の跡地の一部だが、江戸時代には小伝馬町牢屋敷があり、吉田松陰が処刑されたため、その終焉の地の石碑がある。

また、公園の真ん中に遊具かとも見える鐘楼がある。これは『石町時の鐘』と呼ばれ、大元は江戸城内にあったが、1626年に日本橋本石町(今の日本橋本町4丁目)に辻善七という人が鐘楼を建て移した。1710年に火災で鐘楼は燃えたが、鐘は1711年に作り直され、さらに現在地に1930年に移された。





十思公園の向かいには大安楽寺があり、境内に『江戸伝馬町処刑場跡』という石碑がある。

牢屋敷は1875年に市谷監獄へと移されたが、荒れ放題となっていた。これを山科俊海という大僧正が刑死した者の菩提を弔うために勧進し、大倉・安田など財閥の寄付を得て新高野山の山号を称する寺となった。



ちなみに大安楽寺の『大』は大倉、『安』は安田に由来する。

水天宮通りはこのまままっすぐ行くと人形町交差点、水天宮前を経て箱崎町へと続き、隅田川を越えて清澄通りと合流する。

日式台湾食堂WUMEI〜八重洲ランチグルメ

2024-06-27 05:00:00 | グルメ
東京駅八重洲口の飲食街グランスタがリニューアルして地下が黒塀横丁、1階が八重北食堂、2階が北町酒場となり、賑わっている。今日は八重北食堂に来た。以前、dancyu食堂にお邪魔したが、このフロアはいかにも食堂というお店が多い。

レストラン街をウロウロしていると奥に多国籍ゾーンと名付けられた6軒の食堂がある。韓国酒場『コッキオ』、インド料理『バンゲラス』、カジュアルイタリアン『SHTTERS』、和食居酒屋『アテニヨレ』、餃子専門店『芭莉龍』と本日お邪魔した『WUMEI』である。

WUMEIとはたぶん『うめい=うまい』に掛けてあるのだろう。ルーロー飯を中心に台湾料理を出す店でメニューは担々麺や餃子などと組み合わせたセットメニューが推しのようである。『ルーロー飯と担々麺セット』(1080円)をお願いする。目の前には厨房があり、女性のシェフが腕を振るっている。
最近流行りのQRコードをスマホに取り込むタイプ、個人的には違和感はなくなった。

お冷とおしぼりを持って来てくれる。テーブルには調味料が全くないのは中華料理店としては珍しい。麺が茹で上がるとすぐに提供された。  



トレイの上には担々麺、小さなルーロー飯、じゃがいもの揚げ物3つが付いてきた。まずは麺から食べる。できればラー油でも足そうかと思い一口食べると肉味噌が辛いのか、辛味が結構ある。細麺ストレートで喉越しがいいが、調子に乗って飲むと咳込みそうになる。

スープは胡麻の香りがしっかり、とろみあるがあるが、さっぱり味。
ルーロー飯は八角がしっかり効いたトロトロの餡がご飯に乗っている。青梗菜とうずらの卵が一つ、久しぶりに食べたが、美味かった。

前回食べたのはコロナ禍で店の休業が多く、恵比寿のバーが出していたルーロー飯、もちろん今はランチはやっていないだろうが、あのマスターが俺はルーロー飯は得意と言っていた事を思い出した。

じゃがいもは小さくカットして軽く油で揚げ、塩と青海苔を掛けたもの。温かくはなかったが、箸休めにはよかった。



本場には行ったことがないが、いずれもなかなか美味い。餃子もなかなか美味そうである。ご馳走さまでした。
WUMEI
東京駅グランスタ八重北食堂内
05055897409


都営地下鉄三田線スタンプラリー①

2024-06-26 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その246。都営地下鉄三田線スタンプラリー①。このスタンプラリーもサクラトラム(都電荒川線)、日暮里舎人ライナー、地下鉄浅草線、大江戸線と回ってきて、残りはいよいよ都営地下鉄三田線と新宿線を残すのみとなった。

都営三田線は起点が目黒駅だが、同じく東京メトロ南北線と東急目黒線が相互乗り入れをしていて駅の管轄は東急となっている。さらに目黒駅〜白金高輪駅までは南北線と三田線が共用しており、東京メトロが第一種鉄道事業者、東京都交通局が第二種鉄道事業者の関係にある。平たく言うと都営三田線は目黒駅も白金高輪駅までの駅や線路も借り物ということになる。




そのため、目黒駅・白金台駅・白金高輪駅には都営三田線のスタンプは設置されていないのである。

三田駅のスタンプには『勝海舟・西郷隆盛会談の碑、慶應義塾旧図書館)が描かれている。また、都営浅草線のスタンプも三田駅とほぼ同じデザインである。



芝公園駅はその名前の通り、芝公園のところにあり、スタンプの図案は当然『東京タワーと増上寺』である。





次の駅である『御成門』、都営浅草線の駅である『大門』の2つは共に増上寺に関わる地名である。



御成門駅から歩くとすぐのところに御成門がある。御成門は増上寺の裏門で徳川家菩提寺である増上寺に将軍家がお参りする際にもっぱら用いられたため、その名前となった。





ただ、スタンプの意匠は『愛宕神社の階段とクルミ』をイメージしたものである。愛宕神社の男坂にあたる階段は別名出世の階段とも呼ばれている。これは1634年将軍家光が芝増上寺にお参りした帰り道、愛宕神社下を通った。愛宕神社には紅白の梅が咲きほこり、これを見て家光は『馬に乗り、あの梅を取って参れ』の命令した。



しかし、急な石段を見て近習の家臣は誰も動かなかった。その中で丸亀藩士曲垣平九郎が馬に乗り、石段を登り、梅の枝を取り、石段を降りることに成功した。家光は『泰平の世にありても馬術の鍛錬を怠らない姿勢を称賛した故事から出世の階段と呼ばれるようになったものである。
(以下、次回)


6月の旅②〜白糸の滝の涼風を楽しむ

2024-06-25 05:00:00 | 旅行
6月の旅②。旧軽井沢を諦めた私どもはやむなく白糸の滝ハイランドウェイという有料道路を走る羽目になる。というのは中軽井沢からそのまま国道146号を走れば通行料はいらないのだが、回り道も面倒なのでそのまま。この有料道路は1962年に開通、バスを運行する草軽交通が保有したものでダートの時から金を取っていた。今は流石に舗装はされているが、路盤はガタガタのところもある。

名前の通り『白糸の滝』を通るのだが、逆に言うと白糸の滝にはこの道路を通らないと行けないシステム。500円は入場料と思って走る。三笠、小瀬温泉など草軽交通の前進である草軽電鉄の駅があった所を結んでいる。

20分ほど走ると白糸の滝に到着。無料駐車場に車を止めて歩く。とはいえ歩いて5分ほどで目的地には着く。



ただ、ここまでわざわざ来る人が少ないのか、駐車場はガラガラである。道を右に曲がると湯川の支流が流れていて涼しくなる。大きな木が倒れていたり、お化けのように大きなシダが群勢していたりと自然たっぷり。



壁際にはびっしりとスギゴケが生えていてその中にカタツムリを発見。

もう少し登ると滝が見えてくる。那智の滝や華厳の滝のように太い流れが一本というより周囲に滝のカーテンをかけたように約70mの幅で岩の間から水が染み出して糸のように流れている。白糸の滝のネーミングのうまさに感心。



説明板によると浅間山に降り注いだ雨水が滝に流れ落ちるまで6年もかかるとのこと。水温は11.8℃と地熱の影響もあり、やや高めである。



再度、車に乗り、峰の茶屋まで走る。ここまでが有料道路、四差路を右に曲がり、国道146号を走る。このあたりから見る浅間山が美しい。

そう言えば亡くなった父親が浅間山の見える別荘が欲しいと買ったのだが、少し経つと周辺の樹が繁り、浅間山が見えなくなって残念がったことをなぜか思い出した。(以下、次回)


味泉〜月島グルメ

2024-06-24 05:00:00 | グルメ
月島というとすぐに『もんじゃ焼き』と連想しがちだが、居酒屋にも名店が多い。有名どころでは東京三大煮込みでも名を馳せる『岸田屋』さんはもんじゃストリートの中にある。

今回お邪魔した『味泉』さんももんじゃストリートから3分ほど歩いたところにある。この辺りにはまだ行ったことのない面白そうな店がたくさんあるが、どうも帰り道が遠い関係から中々お邪魔できない。

店は入口のオブジェが特徴的でパブがバーのようだが、店内に入ると日本酒の銘柄を書いた短冊が壁を覆い尽くす。よく見ると『十四代』『新政』『飛露喜』『王録』など銘酒と言われる銘柄はカバーしている。

今日は前の職場で苦労を共にしたAくんと久しぶりの飲み会。カウンター中央に陣取り、まずは短冊をチェックする。

まずは生ビールで乾杯、ビールの美味い季節である。突き出しはアジの南蛮漬、さっぱり。スタートには酸っぱい物が胃を刺激していい。

刺身盛り合わせが登場。刺身はカツオ、マグロ中トロ、ハタ、キンメ、〆さば、平貝と並んでいる。いずれも新鮮、特に口の中でトロッと溶ける中トロは堪らない。酒はまず飛露喜(福島県)、果実味のある爽やかな中にしっかりとしたコクのある味は刺身によく合う。

続いて穴子の天ぷら、このお店は穴子が名物で食べ方が天ぷら、塩焼き、煮付けとあるが、Aくんのご要望で天ぷらにする。カリッと揚げたての穴子をすだちと塩で頂く。

酒は豐盃(青森県)を合わせる。しっかりとしたやや酸味のある口当たりが油をすっきり、いい具合である。

ポテサラもこの店の名物。煮卵を潰しながら頂く。味はしっかりとついていて、ボリュームもある。



酒は瑠璃色の海(山形県)、透明感のある青いボトルだが、マイルドなやや甘みのある飲み口。流石に純米大吟醸の品の高さを感じる酒、久しぶりに飲んだが、やはり旨い。

名物ついでにコロッケを注文、しかし、ジャガイモ続きに気づいたのだが、何も調味料のいらない味はやはり食べたくなる。
最後に仙禽(栃木県)を頂く。やや酸味の立つ独特な風味、ややワインにも近いような味わいである。

どうしても食べたかったのが『おから』、卯の花ともいうが根菜が刻んで入っている。もちろん刺身も酒に合うが、おからで日本酒というのはいい塩梅である。本来ならば2人だからあと二合はいけるのだが、週末の疲れもあり、今日はお開き。よく言えば大人の飲み会、しかし、どう見ても酒が弱くなった年寄りの寄り合いのようになってしまった。

なにしろつまみも酒も種類はいくらでもある。次回は体調を整えてと暖簾をくぐった。ご馳走さまでした。
肴や味泉
中央区月島1ー18ー10
0335348483


常盤軒〜品川駅ランチグルメ

2024-06-23 05:00:00 | グルメ
品川駅を昼過ぎに通ることがあり、久しぶりに1番線ホーム(山手線)にある『常盤軒』に立喰そばを食べに行く。

昔は確か山手線と京浜東北線が左右に走る何ともせわしないホームだったが、今は東京方面行きの山手線(内回り)のみ、片側しか使っていない。駅の階段下をうまく使って店がある。中にはおじさんとおばさんの2人が忙しく働いている。外の券売機で『かき揚げそば』(500円)の食券を購入、おじさんに渡す。



すぐに茹でそばを温めて、丼に入れ、ツユを注ぎ、かき揚げとネギを上に乗せて手渡しでくれる。JR系の蕎麦屋はモニターの数字を見て何も言わずにトレイに乗ったそばを受け取るが、ここはおじさんが『お待たせしました』と言ってくれる。こんな小さな触れ合いが嬉しい。



この店の蕎麦はツユはかなり色が黒っぽく、味は辛め、醤油が強いタイプ。熱々なのは昔のまま。麺は典型的な茹でそば、これがかえって私が好きな理由ではあるが。ただ、冷やしで食べる場合は生そばの方がうまい。

かき揚げは丼を覆う大きさ、薄くツユに乗せておくとすぐ柔らかくなる。中には干しエビとゲソが僅かに入り、後はネギだけのシンプルなもの。



とにかく懐かしい味がする。もちろん席などなく、壁際のカウンターでホームを眺めながら麺をすする。これぞ駅そばの醍醐味である。



ただ、いつもかき揚げそばばかり食べるのでたまにはカレーにも挑戦してみたい。因みに店にいた時の一番人気は品川丼(かき揚げを使った天丼)、来店客は高齢の1人で入るおじさん(おじいさん)ばかりだった。ご馳走さまでした。

常盤軒
品川駅構内1番線ホーム
0334422998

『久我山歳時記』㊷〜夏至の日に梅雨入り

2024-06-22 05:00:00 | 日記
『久我山歳時記』㊷、6月21日はもう『夏至』である。北半球では1日の昼の時間が最も長くなる。(南半球では昼の時間が最も短くなる)通常の年は梅雨の真っ只中、雨が降ることが多いが、ようやく今日から雨模様、関東も梅雨入りとか。

では夏至はどのくらい昼の時間が長いだろうか。今年の夏至は6月21日なのでこれを調べると日の出が0425、日の入りが1900、つまり昼の時間は14時間35分となる。同じように冬至(12月21日)を見てみると日の出が0647、日の入りが1632、昼の時間は9時間49分であり、5時間近く違うのである。

夏至は6月21日〜7月6日の事を言うが、さらに細かい七十二侯では『乃東枯(なつかれくさかるる)〜6月25日』、『菖蒲華(あやめさく)〜6月30日』、『半夏生(はんげしょうず)〜7月6日』と細かく分けている。『なつかれくさ』とはウツボグサ』のことで冬至に芽を出し、紫色な花をつけ、夏至に枯れるとされている。

ただ、高原に行けば8月中旬までは美しい花を見ることができるのであるが。『半夏生』は有名だが、夏至から半夏生の間に田植えを済ませるといいとされていて無事田植えが終われば田の神様に感謝する行事を行うからである。

また、半夏生という植物があり、この頃には緑の葉が一部を残して白くなるのである。

久我山はもう夏、5月に最初に小さな実をつけ始めた葡萄も育ち始め、緑色の実が大きくなり、葡萄の房らしくなりつつある。ブルーベリーも温室物は出回っているが、路地ものも実が大きくなり始めている。

夏の花ではゴーヤが黄色い花をつけ、木槿が可愛らしいピンクの花をつけ始めている。



また、この時期に一斉に咲くのがアガパンサス、最近は庭に植える人も増えてきたが、ギボウシに似たユリ科の花で薄紫色の花を付ける。

原産は南アフリカのようだが、不思議なことに一カ所で開花を見つけると他のところに植えてあるアガパンサスも勢いよく咲いている。

我が家の庭では一昨年に買ったキキョウが今年も花を咲かせていて美しい。紫色のものは写メに撮ったが、その後、ピンクの花も咲き始めている。



玄関横のプランターに植えた日々草も今年は元気でピンクと紫の花をたくさん付けている。ただ、ポーチュラカは日照不足のせいか、なかなか花が続かない。家の近くではリュウキュウアサガオが早くも白い花を付けていた。



梅雨といえば紫陽花、他にもヤマボウシやヤマブキなどの花も見ることができる。



関東地方もようやく梅雨入りもした。このまま一気に夏になって行くと植物は生き生きするが、肝心の人間の方が参ってしまいそうであるが。

6月21日の月はストロベリームーンというらしいのだが、私には普通の月のように見えました。

このようにはなりません。





6月の1泊旅行①〜まずは軽井沢に片づけに行く

2024-06-21 05:00:00 | 旅行
私の人生の中で6月に旅行に行く機会は殆どなかった。しかし、遺産相続関連で別荘にある書籍の整理にどうしてもないかざるを得なくなり、6月14日AM6に家を出発、車を運転していくことにした。長距離の運転も昨年8月の夏旅行以来しておらず、やや心配ではあるが、高速道路も100km/h以下とゆっくり走って行くことにした。

金曜日の環八は意外とスイスイと進む。何しろ信号待ちを1回以上したのは谷原交差点が最初、さらになぜか道路工事もあまりない。関越自動車道は使いにくいと私の頭には刷り込まれているが、この日は事情が異なる。高坂SA、横川SAに寄って一休み、基本的にゆっくり走ったが、碓氷軽井沢ICに到着したのは0940である。ランチは久しぶりに峠の釜めしを横川SAにて購入しておく。今も『峠の釜飯』はあるが、『横川〜軽井沢の鉄路』はすでになく、今では正月の駅弁大会や高速道路のSAで買う物になっている。



別荘のことをとやかく書く気もしないのだが、我ながらよく溜め込んだ時刻表と鉄道雑誌の数々。ダンボールを5箱用意したが、ダンボールが足りなくなり、一部は諦めた。(それでも時刻表100冊)もちろん持って帰れる訳もなく、引き取ってくれる業者に郵便局から直送した。
驚いたのは無くなる訳ないと思っていた千ヶ滝郵便局も2年前に閉鎖され(郵便局的には御代田の郵便局と合併した形となっている)ていて、目印もなく、さらに中軽井沢郵便局まで行く羽目に。まあ、あれだけ流行っていた西武百貨店軽井沢店が廃墟になるのだから、致し方ないか。

時刻表と奮闘したので11時半近くなったため、買って来た峠の釜めしを食べる。釜めしには益子焼の焼き物を使い、たっぷりの味のついたご飯がぎっちり。具材は鶏肉、牛蒡、椎茸、うずら卵、筍、栗、生姜と色とりどり、忘れてはいけないのが杏である。私はこの弁当をかれこれ半世紀に渡って食べているが、シウマイ弁当(横浜駅)にも峠の釜めしにも杏が入っていることが理解し難い。ただ、わが相方のように楽しみにしている人がいることは申し添えたい。釜飯1個で腹が痛くなるほど満腹となる。

峠の釜めしで楽しみなのは『香の物』、別のプラスチックケースにヤマゴボウ、ナス、きゅうり、小梅、ワサビ漬けなどが詰めてある。色々な駅弁を食べたがこれほど充実した香の物の付いた弁当にはお目にかかったことがない。

(現駅舎)

(旧駅舎)
中軽井沢郵便局に行く途中で中軽井沢駅を見たのだが、駅舎が驚くほど立派になっていた。かつては金沢行白山号や夜行急行の越前・福井行などの優等列車、上野行の特急そよかぜの始発駅と君臨していたころは小さな駅舎だったのに、今はほぼ各駅停車しか止まらない駅の方が立派となっていて理不尽さを感じてしまう。

中軽井沢郵便局で5箱のダンボールを送って今回の旅行の目的は達した。滅多に来ないから旧軽井沢にも寄りたいと相方に言われ、何回通ったかもわからないほど走った道を走る。しかし、旧軽井沢ロータリーが近づくとなぜか駐車場は満車ばかり、と言うのは町営駐車場は現在建て直し中。もしこの夏に行かれる方がいたら気をつけた方がいい。町営駐車場に止められないことで旧軽井沢を諦めて私の車は草津温泉方面に向かわざるを得なくなった。(以下、次回)

なお、最初の写メは今も発行されている鉄道ファンの創刊号と2号です。