
ついにやって来ました。前日に日本vsロシアで勝ち点5を挙げた東京スタジアム。私はアルゼンチンvsフランスの試合を観戦に行く。もう半年以上前に切符の手配をしておいたもの。試合は16時15分からだが、予定の2時間前に到着を目指すべきという注意事項もあり、家を14時に出る。

まだまだ早すぎるなと思いつつ、明大前で京王線特急に乗ろうとすると通勤電車並みに混んでいて、アルゼンチンサポーターらしき大男が大挙して乗車。この車両が調布に着くと今度はフランス人サポーターが10人以上乗って来て車内でラ・マルセイユズを大声で叫び出す。これにはびっくり。

飛田給駅もワールドカップ一色、東京スタジアムまでの道もFc東京戦よりは混んでいるが日本人が多数ということもあり、トラブルもなく球場に到着。ここからが大変、というのも所持品検査、ボディーチェックに時間がかかる。しかも、HPでは良かったはずのソフトドリンクのペットボトルも没収、腹がたつ。

何とか15時に席に到着するが、左隣はフランス人の上品な老夫婦。しばらくスタンドを眺めているとアルゼンチン・フランスのサポーターが旗を振ったり、歌を歌ったり。日本人のサポーターは静かなもの。

ここでやって来た右隣の男二人連れ、私の隣はアルゼンチンのウェア、その隣はフランスのウェア。面白い組み合わせ。時間になり、両国国歌斉唱。やはり、ラ・マルセイユズは盛り上がる。

キックオフ後はアルゼンチンが攻勢、1PGを上げる。しかし、密集の球の獲得が上手いフランスは立て続けに彼らから見て右サイド、左サイドにトライ、難しいゴールも13をつけたヌタマックが何なく決める。さらに1PGを追加して一方的。気がつけば20-3と引き離す。アルゼンチンが残念だったのは前半終了間際。FW戦で有利に進めるが最後の詰めを欠く。

後半はアルゼンチンのFWが頑張る。スクラム、ラインアウト共に攻勢で2トライ1ゴール1PGを返して後半20分には20-18にする。さらに後半28分には1PGを追加して20-21と逆転。隣のアルゼンチンサポーターは大喜び、私ともハイタッチ。

しかし、フランスも頑張る。後半SOに変わったカミーユロペスが後半29分に起死回生のDG。これが真ん中に決まる。アルゼンチンも必死に追いかけ、後半36分、39分にPGを狙うが残念ながら外れ、フランスが接戦を制した。最後のPGの時はアルゼンチンサポーターは見てられないとグラウンドに背を向けるほど、決まらず落胆も大変。とにかく応援ぶりはお国柄を表し、左側のフランス人紳士には握手を最後に求められました。

1戦ながらワールドカップの楽しみを堪能できた試合であった。因みにスタジアムには40404人の観衆、いや凄かったの一言。それでもトラブルなく試合ができたのは関係者と沢山のボランティアの人たち、彼らとハイタッチをしてスタジアムを後にした。

最後にこれから見にいく人へのアドバイス、①ペットボトルはソフトドリンクであっても持ち込み不可、②荷物検査はリュックなど大きなものほど丁寧に見る、③チケットのチェックは大したことなし、④食べ物はすごい列に加えてどんどん売り切れるから上手く隠して持って行くしかない、⑤ビールはハイネッケンだけだが売り子も多く、列も短く調達は容易、他の飲み物も同様。ご参考になれば。