hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

【東42-1】日本橋から南千住駅西口を目指す

2024-10-29 05:00:00 | バス
『パスシリーズ』㉜、今回は日本橋から南千住駅北口まで東42系統に乗ってみた。東42系統と言っても全部で5種類ある。今回乗ったのは【東42-1-1】東京駅八重洲口〜南千住駅西口なのだが、ほかに【東42-2-1】東神田〜南千住駅西口【42-1】東京駅八重洲口〜南千住車庫【東42-2】東神田〜南千住車庫【東42-3】浅草雷門〜南千住車庫と細かく分かれている。

路線開通は1971年3月で『東京駅八重洲口〜南千住』都電廃止後の代替路線。それ以前は都電22系統(南千住〜通3丁目、通3丁目は現在の日本橋3丁目)であった。全線では7.147kmである。
今、中央通りを走る都営バスの路線はこの1路線のみで日中は1時間に1〜2本程度しかない。



「日本橋」バス停はCOREDO日本橋の斜め前、かつては西川ビルの向かい側にある。



始発「東京駅八重洲口」の次のバス停だが、空席は優先席1つのみ。乗ったのは私と東南アジアの人1人の2人のみであった。(1624発)



次は「日本橋三越前」、ここには、お買い物帰りのおばあさんが、列をなしている。若い(?)私が座っている場合じゃないと足の悪いご夫婦のお爺さんに席を譲る。するとおばあさんの方がいたく感謝してくれる。

中央通りは次の「室町3丁目」までで右折、国道6号線にはいり、昭和通りを越える。「本町3丁目」の次は「小伝馬町」、地下鉄日比谷線に乗り換えられる。つい先日はべったら市で賑わっていた。



さらに乗客はどんどん乗ってきて、ようやく「小伝馬町」「馬喰町」で数人降りたが、乗る人の方が多い。ただ、ここで幸い私の前の人が立ち、席を確保。何しろ終点までで先は長い。

「浅草橋」は交差点にバス停があり、JR乗り換えは次の「浅草橋駅前」が便利。通りも広くなるが、車の量も増えてくる。



「浅草橋駅前」ではどっと降りたが、同じくらいの人が乗り込む。並行路線で都営浅草線があるのだが、駅間が遠く、階段が多いのでお年寄りにはバスが人気である。ところで浅草橋駅前の『紐』とのみ書かれた看板は迫力満点。



「蔵前1丁目」「蔵前2丁目」「蔵前駅前」も乗る人が多い。「駒形橋」バス停からは有名なアサヒビールのビルや東京スカイツリーがよく見える。



「東武浅草駅前」では半分ほどの乗客が下車、乗るお客さんもいるが少しは車内が空いた。ここで席を譲ったおばあさんも下車、降りる時も御礼を言われ恐縮する。次は「花川戸」、粋な名前のバス停である。
右手にちらちら隅田川が見える。「浅草7丁目」「今戸」でも多くの人が降りる。道路沿いにはなかなか渋い呑み屋や簡易宿泊所、立ち飲み居酒屋など増えてくる。



次の「東浅草」のバス停では3人ほど降りたのだが、急にやや大きめの声で『東浅草ですよ。降りないんですか?』とそれまで丁寧で優しい語り口の若い運転手氏がやや怒気を含んだように叫んだ。するとジーパンを穿いたおじさんがふらふら席を立ち、大きな荷物を抱えて慌てて降りた。いつも同じバスに乗っているのだろうか、しかも東京でこんなことがあるのかと、少し驚いた。やはりここは下町なのである。

「清川2丁目」に着く頃にはもう10人ほど、「泪橋」でも1人降りる。いわゆる『山谷』のど真ん中であり、『あしたのジョー』の舞台である。



次が終点の「南千住駅西口」、国道6号線と別れを告げ、右折。駅前のロータリーを回り、バスは終点に到着する。このバスは東京駅から永代通りを走り、日本橋交差点を左折、この後は1回しか曲がらずに国道6号線に入り、そのまま道なりに。曲がるのは南千住駅前が3回目。昔の街道沿いを走るバスなのである。



南千住駅前には芭蕉像、こちらの銅像は立って筆をしたためている。日本橋から25分で浅草駅、45分で終点に到着した。本来ならば日光道中は歩くべきであるが、路線バスで行くのもいいものである。







【大109】大師橋駅〜天空橋駅 都県境を越える路線バス⑨

2024-04-21 05:00:00 | バス
『都県境を越える路線バス』第9弾、今回は神奈川県と東京都の都県境を越えるバスである。バスシリーズ㉛。今回乗車するのは川崎市にある京急大師線大師橋駅発、京急羽田線天空橋駅行きの【大109】系統である。



京急川崎駅から大師線に乗車してとことこ、終点小島新田駅の1つ手前の大師橋駅で下車した。大師橋駅は1944年開業だが、開業時には産業道路駅という名称であり、まさに産業道路の手前に駅があった。



(駅前の踏切)

当時は踏切があり、電車が通るたびに道路が通行できず、渋滞の原因ともなっていた。このため、京急では産業道路駅を地下化、2020年3月に大師橋駅と名称も変更したものである。



地上に出て、改札口を過ぎると産業道路を右に曲がると新たに作られたバスターミナルがある。ここからは【大01】浮島ターミナル、【大02】ENEOS株式会社浮島前、【大109】天空橋の2系統のバスがでている。(いずれも臨港バス)このうち【大109】はキングスカイフロント、多摩川スカイブリッジを経由して多摩川対岸まで都県境を越えるのである。

バスは10分前から停車していて運転士に聞いて乗車する。バス料金は220円である。10分経過後、1435に出発するが、乗客はわたしのみであった。



まずは産業道路を左折、首都高速大師ランプ入口を左に見て2つ目の交差点を右折する。ここからは埋立地特有の真っ直ぐで平坦な道が続く。『殿町1丁目』『殿町2丁目』『殿町3丁目』の順で止まるが、全くの住宅街で1人が2丁目から乗り込んでくる。


次のバス停は『殿町』、この交差点からキングスカイフロントが見え始める。キングスカイフロントは川崎市が推し進める研究機関から新産業を創出するオープンイノベーション拠点で40haもある。名前の由来は『殿町』の殿を英訳したキング、羽田空港に面していることからスカイフロントを繋げた造語である。



『キングスカイフロント東』『キングスカイフロント西』を経由して多摩川スカイブリッジに入る。

多摩川スカイブリッジは2022年3月に開通した川崎市殿町3丁目と東京都大田区羽田空港3丁目を結び、長さが川の幅が220m、全体の橋長は674mである。それほど高く上ることもなく、ゆっくりと東京都に入っていく。



前方には羽田空港、飛行機が駐機している。東京側は環状8号線の末端、少し走り左に曲がると天空橋駅のバスターミナルとなる。



(対岸のキングスカイフロント)

終点に到着、20分程度のバス旅となった。バスを降りると羽田にあった旧三町(羽田鈴木町、羽田穴守町、羽田江戸見町)の石碑がある。元猟師町であった3つの町が穴守稲荷の門前町にかわり、さらに戦後の空港造成、さらに国際空港としての発展などの移り変わりが3枚のパネルに書かれていた。



地下に降りると京急羽田線の駅、少し歩くと東京モノレールの駅もある。このバスを使うといかに川崎と羽田空港が近いかが実感できる。




宿33 永福町行京王バスに乗って

2024-03-18 05:00:00 | バス
『バスシリーズ』㉛、久しぶりに路線バスに乗ってみた。とはいえちゃんと始発から終点まで乗った訳ではなく、途中区間の新宿住友ビル〜西永福のみである。最近のネットニュースを見ていると路線バスの廃止の話題が多く、運転手不足は益々拍車がかかっているらしい。



『新宿住友ビル』バス停は京王バスが停車、系統は永福町(宿33)、佼成会聖堂前(宿32)、渋谷駅(宿51、050)、佼成病院(宿35)の5系統がある。私が乗る予定の永福町行きは出たばかりのため、しばらく待つことにした。まずは渋谷駅行、続いて佼成会聖堂前行がやってきた。



永福町行は1時間に6〜7本あるから10分も待てば来るはずなのだが、1628発のバスは4分ほど遅れで到着する。

乗車すると7割程度の乗車率である。路線バスは優先席比率が高いため、若い人は席が空いていても中々座れない。そのため出口近くに溜まってしまう傾向にある。

そのまままっすぐに方南通りを行くが、『十二社池の下』に停車。十二社と書いて『じゅうにそう』と読む。江戸時代は景勝地、今でいうリゾートで人工の池が2つあり、茶屋で楽しんだ。しかし、新宿副都心計画のもと、1968年に埋め立てられ、今はバス停に名を残すのみである。

『西新宿5丁目駅』では都営大江戸線に乗り換えられる。右手には大きなカニのハサミが見えるが、これはカニ道楽の看板。

『本町三丁目』『本町四丁目』は渋谷区、『弥生町三丁目』『南台一丁目』は中野区となる。『東大附属』は東大附属中高等学校がある。

『栄橋』の右手には東京メトロ丸の内線の車庫があり、『広町住宅』までが中野区。『峰』からは杉並区に入る。僅かな距離で新宿区→渋谷区→中野区→杉並区と4区も跨ぐ。



『方南町駅』で東京メトロ丸の内線に乗換られ、また、環状7号線とクロスする。この辺りまで来ると乗客の大半が降りてしまう。



『大宮八幡入口』のバス停では『大宮八幡に行かれる方は2つ先の大宮町で下車が便利です』とのアナウンス。『大宮町』を過ぎると右手に大きな赤い鳥居が現れる。



バスは西永福交差点を左折、井の頭通りを走り、『西永福』バス停に到着。約35分掛かる。



西永福バス停には小田急バスのものも残っているが、新宿西口〜武蔵境(宿44)は3月15日で休止(但し、日曜の朝に1本のみ)する知らせとその後は新宿西口〜吉祥寺中央口に短縮する旨のお知らせがあった。

都バス資料館のサイトによるとこの路線は古く昭和24年に開設された都営119系統(武蔵境南口〜永福町〜新宿西口〜東京駅南口、25.5km)で京王、小田急と共同運行をしていた。今でこそ週1便まで減ったが、当時は1日55本の運行。ただ、1970年に京王、都営が脱落、その後は新宿西口〜武蔵境と路線を短縮、小田急単独で運行していたものである

ただ、先ほどの『住友ビル』バス停にも停車する京王050は2022年に運行を開始した新しい路線だが、渋谷駅〜新宿駅〜新橋駅〜BT東京八重洲という長大路線を1日3往復となっている。一方で長い路線を廃止しつつ、長い路線をスタートさせるという矛盾があるようにも見えるが、そうではない。新路線は渋谷駅〜新宿駅まではコツコツと停まるが、その先は四谷1丁目→新橋駅→BT東京八重洲しか停車しない。(全区間乗車してもおとな210円、4月以降は220円)



こういった工夫を凝らしながらも新たな路線が増えていくことはバスマニアとしては嬉しい話である。


国際興業バス川15系統に乗る〜都県境を越える路線バス

2023-11-07 05:00:00 | バス
『都県境を越える路線バス』第8弾。今回は埼玉県と東京都の境を越えて走るバスである。『バスシリーズ』㉚。私は渋谷駅から湘南新宿ライン、京浜東北線を乗り継いで川口駅で下車。ここから国際興業バス川15系統の川口駅〜谷在家駅循環のバスに乗車する。



最近のネットニュースを見ていると地方ばかりでなく大阪や千葉、京都などでも乗務員不足でバス路線が廃止されていることが取り上げられているが、この話を聞くたびに寂しい気がするのは私だけだろうか。



という話はともかく、この系統は1時間に1〜2本しか運転されておらず、目指すバスを逃すと30分は待ちぼうけさせられることになる。幸い川口駅に到着したのは発車8分前。しかし、ロータリーの中央にあるバス停にペデストリアンデッキから行くのか、地下道から行くのかがわからず、ようやく2番のバス停に到着したのは発車2分前。何とか乗ることができた。



バスは出発すると東に向かって走る。芝川橋で新芝川を渡るとすぐに埼玉新都市交通の川口元郷駅に到着。駅はロータリーになっている。



そこから左に曲がり、国道121号線(北本通り)を走る。対向車線をみると同じ国際興業バスの赤21系統。このバスも赤羽駅〜鳩ヶ谷駅の都県境を越える数少ない路線バスである。



その先を左に曲がる。ここから元郷◯丁目とか元郷中学校などやたら元郷の付くバス停を走る。弥平新田で広い道に出てしばらくまっすぐ走る。毛長川を越えてもまだ東領家(川口市)のままで次の広い道を越えて『加賀』バス停から東京都足立区に入る。



このバス停からアナウンスが『川口駅東口』行きに変わっているのに気づく。一度右に曲がり、『北足立市場』を越え、日暮里舎人ライナーの高架橋が見えてくる。



ここが『舎人公園駅』である。私以外の乗客は全員下車してしまう。尾久橋通りを左折して、日暮里舎人舎人ライナーと並行して走るが、谷在家駅が見えると手前を右に曲がる。谷在家駅のバス停は少し先、ここで降りてもいいが、その先の皿沼不動バス停で下車する。



皿沼を循環してまた川口駅方面にバスは走り去って行った。




東京BRTに乗って東京ビッグサイトに行く

2023-10-16 05:00:00 | バス
『バスシリーズ』㉙、東京BRTに初めて乗ったのは2021年5月、当時はまだ環状2号線が開通しておらず、一般道を走り、晴海BRTまでを結んだ単なるパス路線にすぎなかった。しかし、2022年12月の環状2号線の開通に伴い、虎ノ門築地トンネルも開通、大幅な時間短縮ができた。そして2023年4月にはようやく晴海の先の部分、つまり豊洲市場→有明テニスの森→国際展示場駅→東京テレポート(休日のみ)への延伸が完了した。



新橋駅の乗り場はJR新橋駅から国道15号線を渡り、ゆりかもめの駅の先の地上部にある。わかりにくく、案内板も少ないため待っている人もあまり多くない。(日本テレビの本社ビル前と言った方がわかりやすいかもしれない。)



ここから晴海方面と国際展示場方面、さらにかちどきBRT行きの3系統のバスが出ている。国際展示場行は凡そ20分に1本出ていて今回乗ったのは12時48分発である。小雨が降ってはいるが、屋根も完備。ここから乗車したのは10人。京成パスが委託を受けて運行していて代金は1回220円(小児は110円)である。



定刻にバスは出発、国道15号線を左、さらに次を左に曲がるとゆりかもめの汐留駅前に出る。これを直進すると地下に潜って行く。これにより昭和通りなどの混雑とは関係なくスイスイと走る。



さらに運河を越え、左側にかちどきBRTが現れる。乗車1名、下車2名である。少し時間調整をしたのち、真っ直ぐに走る。運河は幾つもあるが、登るたびに風景が開けて気持ちがいい。



有明客船ターミナル近くを通過、右手に現れた大きなビルが豊洲市場である。平日の昼過ぎということもあり、交通量も少なく、バスは順調に走る。豊洲市場のバス停では1名下車、2名乗車する。



再び運河を越えると『次は有明テニスの森』とアナウンス、右手にゆりかもめの同名の駅も現れる。



次の橋を越え、幾つかの大きな空き地を越えると右手にりんかい線の国際展示場駅の姿が見えてくる。ゆりかもめを利用して東京ビッグサイト駅に行くよりも早い気がする。



国際展示場駅にバスが到着したのは13時5分、所要時間は17分である。バス停は国際展示場駅の向かいあたりで東京ビッグサイトに近い方にある。



新橋駅からゆりかもめで東京ビッグサイト駅まで行くと22分、つまり単に乗っている時間のみ測ると東京BRTの方が早く着くのである。それもそのはず、ゆりかもめは大回りして行くため新橋〜東京ビッグサイトは11.3kmあるのに対し、東京BRTは新橋〜国際展示場は5.35kmしかないからである。
もちろん、運行頻度や駅から目的地への距離など単純に比較はできないが、アクセスの選択肢の一つとして考えるのもありではないか。

ちなみに国際展示場→新橋も乗ってみたが、このバスは途中で乗車する人は多い。特に市場前からは10人以上が乗車、ついに席に座れず立つ人もいた。また、最後のところは汐留駅で外堀通りを右に曲がり、さらに左に曲がることでUターンが必要とならないため、時間の節約ができて帰りは定時の15分で新橋まで戻ることができた。


話によるとコミケのような人が溢れる日には人気のある交通手段のようである。




シャトル7に乗って

2023-09-15 05:00:00 | バス
『都県境を越える路線バス』〜千葉・東京part3。バスシリーズ㉘となる。千葉県と東京都の境を越える路線バスを今まで2件紹介してきた。うち1路線は京成タウンバス新小52(市川駅〜小岩駅〜新小岩駅)、もう1路線が京成バス瑞75(江戸川スポーツセンター〜今井〜南行徳駅〜新浦安駅)である。

しかし、今回ご紹介するのは京成バス・シャトル7(環七シャトル)という急行バスでJR小岩・亀有・新小岩駅〜一之江駅〜葛西駅〜葛西臨海公園駅〜TDL〜ディズニーシーという路線。日中は1時間に3〜4本運行されている路線バスである。



乗車したのは葛西駅、通常の路線バス同様ロータリーの10番乗り口に列ができる。スタートは小岩駅などであり、葛西駅は途中のバス停のため、多少遅れたりはするが、始発のようにずっーと止まっているわけでもなく、前の方に並ばないと座れない。

13時49分発のバスは定時4分前に到着、4人目に並んでいた私は座ることができた。というのもTDL線とはいえ葛西駅で降りる人も多い。さらに葛西駅で並ぶ人にも観光客は殆どおらず、外国人は全くいない。

葛西駅を定時に出発、少し立っている人もいる程度の混み具合。名前の通り、環七通りを南下する。途中にバス停はあるが、このバスは『総合リクレーション公園』まではノンストップである。

(角野英子文学館)

バスの中には大型モニターがあり、江戸川区のニュースが流れていて、魔女の宅急便で有名な角野英子さんの文学館が11月に総合リクレーション公園内のなぎさ公園にできることを放送していた。

バスはさらに南へ、京葉線の高架を越えて突き当たりを右に曲がる。海岸はすぐそばで通り沿いに植えてある椰子の木が印象的。南に来たことを実感する。



少し走ると大きな観覧車が近づいてきて不意にロータリーを右に曲がっていく。ここが京葉線の駅もある『葛西臨海公園』バス停である。ここでかなりの人が下車する。

バスは定時まで待ち、元来た道を戻る。京葉線の高架を越え、湾岸道路との交差点を右に曲がる。

急にあたりが開け、舞浜大橋をひた走るが、この橋が都県境。橋を降りると左に周り、再び京葉線を越えて左に。するとTDLのバスターミナルはすぐ。



14時10分に無事到着。乗っていた時間は20分程度、バスは一旦止まり、終着のディズニーシーに向かったが、残った乗客は1人のみ。さらにここまでの乗客にも1組3名の外国人を除くと殆どいなかった。



環七シャトル(シャトル7)は元々メトロセブン構想に端を発している。環七通りを活用した『環七高速鉄道』促進協議会が葛西臨海公園〜亀有〜赤羽、さらに環八を使ったエイトライナー、赤羽〜荻窪〜田園調布〜羽田空港の整備を呼びかけ、推進している。ただ、採算など問題もあり、今後の検討課題の一つといった状況にある。


私はバス停から舞浜駅に向かった。








【森91】大森操車場〜新代田駅の東急バスに乗る

2023-06-08 05:00:00 | バス
今回のバス旅は【森91】系統・大森操車場〜新代田駅に乗ることにした。この路線は11kmとそれなりに長い路線。昭和50年台はは138系統と言って大森操車場〜長原〜新代田駅〜高円寺陸橋〜新宿駅西口という19kmも走る路線で東急バスと都バスの相互乗入区間だった。



しかし、都バスは新代田駅〜高円寺陸橋〜新宿駅西口、東急バスは新代田駅〜長原〜大森操車場となり現在に至る。因みに都バスの路線は【宿91】と番号は同じである。
スタートは大森操車場。



大森駅北口から大森貝塚公園方向に300mを歩くと停留所がある。ここで1402発新代田駅行を待つ。バスは定刻に到着、5人ほどがバスに乗り込む。



次の角を右に曲がると大森駅山王口のバス停、駅前のバス停は通らないため要注意。バスはジャーマン通りを行く。3つ先の馬込銀座のバス停に停まるとその先を右折。



東馬込2丁目から環七通りを行く。バスのため、短い区間をこまめに停まりながらいく。1416馬込駅(都営地下鉄浅草線)に停車、ここから高円寺駅まで15kmの標識。

1419夫婦坂に到着、この坂は行ったことがない。この辺りでは乗車率は70%くらい。
1422長原、東急池上線への乗り換えのため多数下車する。この先の立体交差まで距離がないので運転手は慎重にバスを操る。
1424洗足駅入口、東急目黒線に連絡している。この先は平町、日丘橋と停留所があり、目黒通りもオーバークロスする。


柿の木坂2丁目、野沢交番と停まるが、ここでようやく北沢タウンホール(下北沢、小田急バス)行の名前が停留所に現れ、単独路線ではなくなる。

1437野沢龍雲寺に停車、ここからは世田谷区民会館行き(小田急バス)も平行して走る。

上馬、国道246号線と交差。ここは立体には行かず側道を走る。

1443駒留停留所で運転手交代、弦巻通りとの交差でこのバスは弦巻営業所のバスのため、ここからは自転車で戻るようだ。

若林交番を越えると東急世田谷線との平面交差、若林駅が見える。

1450若林陸橋北口、宮前橋を過ぎるともう終点。1454新代田駅に無事到着。渋滞も殆どなく、スムースな運行であった。かかった時間は52分。因みに電車だと1404→1444だから少し早い程度、意外に便利である。



バスは新代田駅の前を越え、操車場に入る。そこには【宿91】新宿駅西口行きも待機していた。



既に大森操車場行きのバス停は長蛇の列、すぐに東急バスは折り返して行った。次回は【宿91】、【王78】と乗り継いで環七半周を完乗したいものである。

普通の人から見れば混雑の中、バスに乗ることの何が楽しいだろうと思うかも知れないが、路線バスも中々いいものである。




昭和43年10月号時刻表(復刻版)を眺めて②

2022-10-23 05:00:00 | バス
『鉄道シリーズ』その171。この企画の3回前同様、先日購入した復刻版の時刻表昭和43年10月号に関する第2弾。今回は鉄道ではなく、国鉄バスに触れてみる。国鉄バスは日本国有鉄道自動車局が運営していた旅客並びに貨物輸送のことを指す。目的は①鉄道予定線の先行、②鉄道線の代行、③鉄道線の培養、④鉄道線の短絡である。但し、昭和62年4月に行われた国鉄分割民営化により、新設された各新会社に引き継がれた。

近年、TV東京を中心に『路線バスの旅』のような番組が増えてきた。その中でよく話題になるのが、バスの長距離路線の廃止、特に県境を挟む場合には縮小されたり、廃止されたりしている。

しかし、まだ当時(昭和43年10月)にはとても考えられないような長距離、しかも県境を越える路線は国鉄バスがその役割を担っていた。
今の時刻表にもバス路線は掲載されているが、この時代は『ー』は民間バス、『=』は国鉄バスと区別されていた。

まずは省営バスとして昭和5年に岡崎・多治見間に登場した岡多線から。その後、岡崎〜新豊田が国鉄岡多線として開業、1988年に愛知環状鉄道に移管され、新豊田〜高蔵寺を延長開業している。このため、その後徐々に廃止され、2021年には完全に瀬戸市からJR東海バスはなくなっている。昭和43年当時はまだ岡多線も開業しておらず、岡崎〜瀬戸追分、多治見〜瀬戸追分〜高蔵寺などのルートの営業が行われていた。

調べると名古屋〜明知(国鉄明知線終着駅)や浜松〜岡崎、名古屋〜多治見など長い路線が多数確認できる。



他にも中国地方では岩益線(広島〜岩国〜益田)防長線(防府〜東萩、防府〜秋芳洞〜厚狭)。

四国地方では北四国急行線(高知〜川之江〜松山)松山・高知急行線(松山〜高知)、関東地方では水郡東西線(水戸〜宇都宮)、南筑波線(土浦〜古河)、北海道地方では日勝線(様似〜帯広、様似〜広尾)空知線(札幌〜美唄)など長大路線、県境跨ぎの路線が数多くあった。



ただ、全てが廃止された訳ではない。今もあるのは東北地方の平庭高原線(盛岡〜久慈駅)当時は4時間28分・680円だったが、現在は2時間42分・2920円と変わってはいるが。他にも盛岡〜岩泉(現在は龍泉洞)、白棚線(白河〜棚倉)などはかろうじて残されているが。



鉄道も過疎化などで大幅に廃止されてしまったが、国鉄バスも国鉄民営化後、大幅に縮小されてしまったのである。




(木11甲)新木場駅〜若洲キャンプ場に乗って

2022-04-10 05:00:00 | バス
『バスシリーズ』その26。都営バス『木11甲若洲キャンプ場行』に乗ることにした。まずは東京メトロ有楽町線新木場駅まで行く。新木場駅は木場にあった貯木場を移した埋立地にあり、元は木材加工業者と夢の島敷かない場所だったが、駅周辺にはかなりビルも建設され来ている。



昼少し前に到着したので構内にある東京メトロ直営の『メトロ庵』で立食いそばを頂く。以前も錦糸町駅で入ったことがあるが、オーソドクスなタイプ。430円のかき揚げそばを選びカウンターに出すとすぐに作ってくれ、かき揚げは最後に載せる。



席はいくつかあり、七味を振って頂くが、やや甘めのツユ、パリパリのかき揚げ、温めた茹でそばは期待通り。わずか3分で食べ終わる。



駅前はバスターミナルが整備され、デジタルビジョンで乗り場案内がある。本日乗車する『木11甲 若洲キャンプ場』は1番。平日の11時以降は1時間に1本の間隔で運転される。

12時7分発を待つお客さんは7人ほど、この系統は東陽町始発又は新木場始発で若洲キャンプ場に向かうが、同じ系統番号でも途中から東陽町・木場方面に循環するのもあるので注意が必要である。



バス停で待っていると1分前には到着。乗客を乗せるとすぐに出発する。ターミナルを出て左に曲がり、しばらくは真っ直ぐ木材加工業者の間を走る。



東千石橋を越えて広い道を右に曲がり、東京ヘリポートに到着。前のヘリポートにはヘリコプターが多数待機している。



若洲橋を超えると若洲スプリングスゴルフ場。ここで4人下車、私以外の乗客が1人となる。

休日はこの道をまっすぐキャンプ場に向かうのだが、平日は右折。トラック整備工場などの中をぐるっと左回りに回る。

この辺りから風力発電の風車が見え始め、さっきの広い道路を右折すると東京ゲートブリッジが見え始める。



橋に向かう道はまっすぐだが、バスは左の側道を周り、終点若洲キャンプ場前に到着。15分のバス旅は終了した。

吉60(成増町〜吉祥寺駅)に乗って

2021-07-18 05:00:00 | バス
『バスシリーズ』その24。たぶん吉祥寺駅から北方向に向かう路線バスの中で一番長距離を走るのが、西武バスの吉60系統、吉祥寺駅〜成増町(13.6km)だろう。他の行き先も都民農園セコニック(9.95km)、新座栄(10.75km)、保谷駅南口(7.7km)などがあるが、中央線〜西武新宿線〜西武池袋線〜地下鉄有楽町線(東武東上線成増駅には少し歩く)を結ぶのは珍しい。



今回は成増町まで行き、そこから吉祥寺駅を目指す。『成増町』とは聞き慣れないかも知れないが、国道254号沿いかつ地下鉄有楽町線地下鉄成増駅の1番出口前にある。

この日は生憎の雨、それでも1445発のバスは定刻に到着、8人が乗車する。うち2人連れのおばさんが運転士に『このバス、うしぼうを通ります?』と聞くが、彼は最初首を捻り、気が付いたようで『ごぼうと読むんですよ。牛房なら通ります。』と話していた。



バスは定刻1445出発、国道254号を行くが、成増坂を降りたあたりで左折。ここから2つ目のバス停が『牛房』であった。すぐについて驚いたおばさん2人は降りる。



その次は『白子向山』、このバス停は和光市白子、つまり一時的に埼玉県となる。そのまま向山通りを走り、土支田交番で笹目通りに入る。道が広いこともあり、スピードが出る。



『光が丘南入口』を通過後、谷原交差点手前を右折、『三軒寺』からは沢山の人が乗ってくる。右側には関越高速道路の入口が見える。関越道を降りてよく通過するバス停である。



1510『石神井公園駅北口』に到着。おおかたの人は降りてしまうが、乗ってくる人も多い。

バスは西に向かい、『富士街道』バス停で従業員交代を行う。出発したのは1520、ここから石神井公園の横を走り、上石神井通りに入る。



かなり道が細いが、何とかバスの離合もする。『早稲田高等学院』のバス停で新青梅街道を越える。



1526に上石神井駅に到着。駅前の道路が大変狭いため、降車場所と乗車場所が異なる。まず踏切手前で人が降り、踏切を渡って右に曲がったあたりに乗車のバス停、ここからも乗る人は多い。雨の日だが、ここまでは意外にスムーズに通過。しかし、商店街に入り、右折するカーブは大変狭く、左折するのは名人技である。


青梅街道までまっすぐ走り、右折。『青梅街道営業所』に停車する。
青梅街道と分かれて吉祥寺通りを左折。この辺りは年中混雑しているが、その原因は間違いなく路線バス。大泉学園、保谷駅、石神井公園駅、などがこの道路を利用するため、バス渋滞が激しい。

四軒寺の交差点を左に曲がり、サンロード前を通過。もう吉祥寺のテリトリー、西友を右に曲がり、1545『吉祥寺駅』に到着。乗車はジャスト1時間であった。

バス停の数が46、料金は220円、暇な時の時間潰しには最高である。