hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

はちまき〜神保町ランチグルメ

2019-04-30 05:00:55 | グルメ

神田ではよく天丼を食べる。そして神保町のいもや(閉店)、司町の八ツ手屋など特徴がある店が多く、最近は金子半之助も出店してきた。今日お邪魔したのはすずらん通り沿いにある『はちまき』というお店。入口には昭和6年創業とあるが、店に入ると一斉にいらっしゃいの声。老舗を気取らず、好感が持てる。

ランチは天丼メインで天ぷら定食もある。スタンダードな天丼には海老2尾、キス、イカ、野菜が乗って800円。ほかにイカの代わりに海老が1尾多い海老天丼が1000円、穴子の乗った天丼は1500円というラインナップ。初めての訪問なのでスタンダードな天丼にする。

ほうじ茶とおしぼりがすぐに運ばれているくる。目の前では2人のベテランの職人2人が黙々と天ぷらを揚げ、丼を作っている。また、調味料が充実、七味は薬研堀。漬物は甘酢生姜、ささがきに切られている。


まずは味噌汁、麩とわかめ入り。次に天丼が登場。天丼はカリカリ系ではなく、しっとりしていて結構つゆだくである。野菜はレンコンとピーマン、タレの甘さがよく絡んで美味い。ご飯は普通盛りでおねがいしたのだが、量もかなりある。

次にイカを食べるがこれは大変柔らかくビックリ、海老は流石に車海老ではないが、やはり揚げたてはいい。ふんわりの天丼、揚げ油がいいのか、あまり脂っこくなく、頂いた後味も良かった。ご馳走さまでした。

入口には江戸川乱歩ほかの文士たちが集まっている写真もあり、歴史を感じるが、そこにあぐらをかかない、気軽に入れる店である。

はちまき
千代田区神田神保町1ー19
05055926225

新御茶ノ水駅

2019-04-29 05:00:06 | 日記

『メトロに乗って』その106。今回は東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅を降りて歩く。新御茶ノ水駅は『新』がついているが、開業は1969年12月ともう50年ほどの歴史がある。しかし、それ以前、1954年1月に丸ノ内線御茶ノ水駅が開業しているのである。

また、新御茶ノ水駅は都営地下鉄新宿線小川町駅、丸ノ内線淡路町駅と地下通路で繋がり、連絡駅となっている。しかし、現在では丸ノ内線御茶ノ水駅とは連絡しておらず、同じ御茶ノ水なのにという感じもする。まあ、新御茶ノ水駅と御茶ノ水駅の間には神田川が流れていて、連絡通路もないためでやむを得ないが。

新御茶ノ水駅を綾瀬方面に降りて上がると目の前には聖橋、これを渡ると文京区に入る。さだまさしの檸檬という歌の中でも『・・・食べかけの檸檬聖橋からほうる、快速電車の赤い色がそれとすれ違う』と歌われているように神田川と中央・総武線の線路が下を通っている。


全長79m、うち神田川の上を36mにわたり通るコンクリート製の美しいアーチ橋で1927年に架けられた。前日まで塗り直し等の改修工事が行われていたが、ようやくその優美な姿を拝むことができるようになった。

聖橋の反対側まで行き、右手の階段を降りると湯島聖堂の前に出る。湯島聖堂は1690年5代将軍綱吉により作られた孔子廟で後には幕府直轄の学問所となり、昌平坂学問所の系譜となった。


正面の戸から入ると真っ黒な大成殿と呼ばれる建物、この中に孔子廟がある。入口の天水桶にも徳川の家紋が入っていた。


反対側をみるとニコライ堂の特徴のある緑の屋根がよく見えるが湯島聖堂とニコライ堂の二つの聖を結ぶことから聖橋と名付けられたとのことである。この辺りから見るとその意図がよくわかる。
聖橋を戻り、ニコライ堂を目指す。

このニコライ堂はロシア正教の聖ニコライが作ったことから通称として使われているが、正式には東京復活大聖堂である。作られたのは1891年、その後関東大震災でドーム型の天井が落ちるなど被害を受けたが、再興された。

その後、1962年には国の重要文化財に指定されている。御茶ノ水駅の聖橋から坂を下りていくとこの風景だけは変わらないが、隣にあった大学も駅前も全て高層ビルに建て替えられた。かつて高さでも際立ったその面影はなく、どちらかといえばビルの谷間になりつつあることが、時代の変遷かもしれない。

東京王府〜吉祥寺ランチグルメ

2019-04-28 05:00:17 | グルメ

休みの日は吉祥寺によく行く。時々はランチも行くが、店の入れ替わりが早く、先日も一軒馴染みの中華料理店『小龍』が突然閉店してしまい、いつも同じ店ばかりではと新規開拓をしに行く。

吉祥寺には様々な業態の中華料理店があり、チェーン店ではバーミヤン、古くからあるのはハモニカのみんみん、名店では竹炉山房など多種多様。今回お邪魔したのは昨年11月開店の『東京王府』というオシャレなお店。場所は東京第一ホテルの一本裏あたりである。

ただ、店は最近はやりのガラス張りで中は明るいが、BGMが私にはやや大きすぎる。ランチは3種類、日替わりが麻婆定食(麻婆豆腐、鳥唐揚げ2個、スープ、サラダ、ライス、1000円)、ラーメン+ライス+餃子3個のセット(850円)、他に飲茶セットなど。連れ合いが麻婆豆腐定食、私がラーメン定食(ライスはチャーハン、ラーメンは醤油)にしてみた。


まずは私のラーメン定食が到着、ラーメンは普通の醤油ラーメン、やや味が濃い目かな?チャーハンは少しニンニクも効いていてパンチがある。やはり、ラードで炒めたお店のチャーハンはかなり美味い。

少し遅れて餃子が3個、こちらは皮がもっちりしていて小ぶりな餃子。ニンニクも程よく効いて店自信作というのはうなづける。
連れ合いの麻婆豆腐定食はようやく到着、土鍋がグツグツいっていて見るからに熱そうである。一口お相伴にあずかるが、辛味も熱さもよく、スパイシーで大変美味い。

これならばご飯が進むこと間違いなし。付いてきた鳥の唐揚げも一つもらったが、ジューシーにあがっていた。

メニューの種類はそれほど多くはないが、黒板に書かれているツマミには酔っ払いエビやソフトクラブの揚げ物、よだれ鷄など多彩にあり、夜の再訪問もありかな?紹興酒は10年の甕入りです。

東京王府
武蔵野市吉祥寺本町2ー8ー4
05055967351

あべこべ、とんちんかん、ちんちくりん

2019-04-27 05:00:14 | 日記

『改めて日本語を考える』その18。日本語は実に面白いが、外国人にはわかりにくいだろうと思われる言葉は多い。例えば『あべこべ』、例えば『君、靴が左と右があべこべだよ』と使うが、簡単に言うと(物事の順番や位置、関係が)ひっくり返っている様を言う。

では漢字で書くとどうなるか、諸説あるが『彼辺此辺』、『彼方此方』などとなる。つまり、直訳すると『あちらとこちら』となり、あっちがこっち、こっちがあっちと解するのだろう。『あ』と『こ』を使った同じような言葉が『あれこれ』『あちこち』といくつもあるのが面白い。

2つ目は『とんちんかん』だが、間抜けた答をされた時や見当違いな話をした時に使うのだが、当てる感じが思いつかない。調べると『頓珍漢』となるが、これは当て字らしい。語源を調べると鍛冶屋が鉄などを鍛える時に槌を打つがこれが揃わず、ずれて聞こえる様を言う、つまり擬態語というより音から来ているのである。

3つ目は『ちんちくりん』、意味は背が低いことを嘲ったり、着物の丈が短く可笑しい様を言うが、これを漢字にすると『軽尺』『酷零』と2つに分かれる。前半は単に小さいこと、後半はひどく小さいこと、つまりこれを重ねてひどく小さいことを強調していることのようである。似たような言葉に『つんつるてん』があるが、こちらは本来は禿げ頭だけの意味をもつ言葉で着丈が短く可笑しい様に使うこともある。

音感や語感だけで何となく可笑しく聞こえる言葉だが、調べてみるとその語源もなかなか面白い。

カヤバヤ〜茅場町ランチグルメ

2019-04-26 05:00:13 | グルメ

日本橋で仕事をした後、移動で神谷町まで行く必要が出たため、茅場町まで歩く。ランチの時間がない中、茅場町交差点でおにぎりとサンドイッチの店を発見。メニューが中々面白い。

サンドイッチは『かつお節香るカツサンド』『パンチの効いたタマゴサンド』『ローストビーフと焦がし玉ねぎ、グレービーソース』『ボロニアソーセージととろけるゴーダチーズ、欧風カレーソース』。他にも丼が『鶏の竜田揚げ、黒酢あんかけボール』『自家製辛味噌だれのチーズダッカルビボール』などがあり、興味を持って入店した。

メニューはレジ左側の棚に並んでいて思わず『かつお節香るカツサンド』を注文。しかし、おにぎりを含めて興味津々。2階には17席のイートインスペースがあり、ここで頂く。

プラスチック製の入れ物にはカバの一言『食後の満腹感がすごいんだよ』というステッカーが貼ってある。(カヤバヤ→カバヤというシャレでカバが店のキャラのようである。)


開けてサンドイッチをほうばるが、肉厚のトンカツは確かにかつお節が香り、ソースだが辛子と酢漬けのキャベツの味、かなりさっぱりとしている。

カツのカリッという食感が残っているのがいい。それにしてもかつお節がのるだけで少しお好み焼き風になるのが不思議である。ふた切れ食べればお腹はいっぱい。次来た時はおにぎりと豚汁も試したい。

ちなみにこの店はお茶漬け屋のチェーン、こめらくがやっているとのこと、また、パンは西葛西のBAKER'S PLACEが焼いたパンだそうです。ご馳走さまでした。


カヤバヤ
中央区茅場町1ー4ー4
0368108558

ハナモモ

2019-04-25 05:00:41 | 日記

春になるとソメイヨシノの木がこれだけあちらこちらにあったのかと驚かされるが、ソメイヨシノに混じってモモの木が多いことに気づく。モモの中でも花を観賞するために品種改良されたのがハナモモである。色は濃い赤、ピンク、白と3種類ある。


モモは古事記にもイザナギが黄泉の国か、逃げ帰る際に悪鬼にモモを投げつけて退散させたことも書かれており、かなり古くから栽培されていたことがわかる。

中国では花も実も珍重されていて西遊記には孫悟空が蟠桃園の管理を任されたが、不老長寿のモモを孫悟空が食べてしまうという記述もあるほどである。

また、ハナモモの中でも珍しいのは源平桃、これは同じ枝に赤と白、場合によってはその中間のピンクの花をつけるもので接木でなくとも自然界に存在する。そのメカニズムは赤の色素を作るアントシアニンが遺伝子の影響で一部発色しないため起こるキメラ(同一個体の中に異なる遺伝情報を持った細胞が混在すること)によるものである。


しかし、さらに面白いのは神田川沿にあるハナモモ、かつては白と赤の花を両方つける源平咲きであったが、最近は以前ほどのコントラストはなく、せいぜいピンクの濃淡がある花を咲かせるようになっている。これは遺伝子でどのように説明するのであろうか。

いやらしい話かもしれないが、次の写メにある源平桃を買うと三鷹農協で48600円、これはなかなか手が届かない。


神座飲茶楼〜東京駅ランチメグルメ

2019-04-24 05:00:41 | グルメ

大阪は道頓堀に1号店のある神座(カムクラ)ラーメンが東京駅グランルーフで飲茶風の店を開いていると知り、お邪魔した。神座はコテコテの多い大阪発祥の料理の中ではアッサリというか、旨味のあるスープで有名なラーメン店であり、かつて大阪にいた際には何回かはお邪魔したが、今回東京で伺うのは久しぶり。

グランルーフには味噌カツの矢場とん、伊達の牛タン、築地寿司清、人形町今半と言った各地の有名な店があり、神座飲茶楼もその一軒。11時45分のため、まだ列はない。

メニューをみて、せっかく飲茶なのでと『おいしいラーメンとシュウマイのセット』(980円)にして見る。シュウマイは蒸かしたてのものが小さな聖籠に乗って登場。崎陽軒よりやや味が薄めだが、美味い。ただ、辛子がないのが寂しい。

少ししておいしいラーメン登場、やはり神座は白菜とチャーシューが売りで最初に白菜から食べるがよく味が染みて美味い。

次にスープを飲むと何種類もの具材を煮込んだ複雑な味はするが、ベースは豚と白菜、かなり甘め。しかし、素材の甘さのため、気にはならない。麺は私の好きな細麺のストレート、脂の多いスープは冷えないが、脂っこくないのが不思議である。

卓上のニラの唐辛子漬を途中から加えると味が変わり、さらに美味くなる。京都の天下一品でもお目にかかったが、ニラは凄い。

気がつくと満席で列ができている。ただ、スープが熱くなかなか飲めないのでやむなくゆっくり食べるが、チャーシューもたっぷり入って美味い。最後まで飲むのは控えようとしながらも飲み干してしまうまさが神座であった。ご馳走さまでした。


神座飲茶楼
東京駅グランルーフ東
0362560377

自販機に変身した車両を訪ねて

2019-04-23 05:00:11 | 日記

『鉄道シリーズ』その229。地下鉄車両が自販機となって第2の人生を歩むというニュースをメトロチャンネル(地下鉄車両内の動画広告)で知り、見に行くことにした。

場所は東京メトロ銀座線溜池山王駅の赤坂インターシティに向かう通路。自販機の真ん中には確かに電車の行先表示板が使われていて、『溜池山王』と表示されている。さらに下の方には車両製造番号や形式表示板、右上には東京メトロのマークが備えてある。

さらに近寄るとお金を入れなくても『お金のかけこみ投入はおやめください。』『足元にご注意ください、出口は下側です』などと車掌のアナウンスが流れる仕組みである。

車両は1984年に誕生し、2017年3月に引退した銀座線01系の車両。不思議に違和感なく缶コーヒーを販売している。こんな自販機が増えると楽しくなるのは鉄道マニア所以かな。

贅沢を言うと行先表示板が時々回転して色々な駅を表示すればさらに面白くなる。車両が第2の人生を歩む方法の一つとしての提案は益々増えていけばよい。

なお、このバーコードから東京メトロのサイトにつながり、物語を見ることができます。(期限切れや写メ不調の場合はご容赦ください。)

カレーハウス11イマサ〜新宿ランチグルメ

2019-04-22 05:00:35 | グルメ

カレーの店にも色々あるが子供の頃から大衆的なカレーハウスを経営しているのは新宿西口モールにある『カレーハウス11イマサ』であろう。今から半世紀前からやっているのではないか。私が社会人になって初めて働いたのが新宿南口、その頃には間違いなくあった。

いまではココイチやC&Cなど大きなチェーンがあるが、当時はなかったのでこの店と出たところにある新和そばという立食いそばにはかなりお世話になった。

2カ所の入口には券売機があって購入後入口に立つ、するとカウンターの中のおばさんが席を指差してくれる。片付いていないところに向かうと少し待って欲しいと必ず言われる。

今日はチキンカツカレー(530円)、すると1分でカレーが登場。このカレーはルーには何も入っておらず、カツにルーをかけながら食べる。皿は凹凸がほとんどなく、合わせてスプーンも平べったい。これは平らな皿にかけられたルーを掬うにはつごうがよいのだ。


ルー自体はスパイシーというほどではなく、あまり辛くもない。しかし、テーブルにあるガラムマサラをかけるとスパイシーに、さらにラー油のような辛味オイルをかけると途端に辛くなる。この二つを駆使すれば好みのカレーになる。

また、添える福神漬とキュウリの漬物は食べ放題。らっきょは別に買うシステム。チキンカツはパリパリに上がっていてソースをたっぷりとかけ、辛味オイルを加えたルーで食べるのが私流。

ライスも程よい分量でやや和風のルーをそのまま食べるのも悪くない。昼前から20席程度あるカウンターは満員、外に列ができるのもよくある。食べたらすぐ帰る、これが礼儀。もっとカツが食べたい人にはビッグチキンカツカレーもあるが、還暦過ぎには無理。変わらぬ味でご馳走さまでした。

カレーハウス11イマサ
新宿南口地下街1号京王モール
03334083011

花海棠

2019-04-21 05:00:01 | 日記

桜が咲く頃にはバラ科の木は次々と花をつける。ハナモモ、ヒメリンゴ、モモなどだが、私が好きなのはハナカイドウ(花海棠)、桜ほどは背が高くならないが、ピンクの可愛らしい花をたくさんつける。中国が原産で『カイドウ』は海棠という中国名をそのまま読んだものである。

ハナカイドウはリンゴ族、つまりリンゴの仲間であり、近い種類にはヤエカイドウ、シダレカイドウ、ウケザキカイドウなどがある。木によっては最初は濃いピンクの花をつけるが、花の色が薄くなり、最後は白くなるものもあるらしい。また、たまには小さなリンゴのような果実を付けることもあるとのこと。

近所でこの木を何度もみているうちに私も庭に欲しくなってきた。そこで三鷹の農業公園で探していたら1.5mほどの高さで花が満開に近いものを3500円で売っている。ネットで見ると1.7mのもので1万5000円、1.9mのもので2万3000円、少なくとも立派な幹でこの価格はないと衝動買い。まあ、これも出会いであろう。

これから丁寧に育てていかないと。狭い庭がパッと華やかになったのである。