hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

日本シリーズ徹底分析?①〜タイガースファンの戯言

2023-10-25 05:00:00 | 阪神タイガース
いよいよ週末には日本シリーズが始まる。CSファイナルは多少の不安もあったが、やはりセリーグもパリーグもレギュラーシーズンの優勝チームは強かった。今回は日本シリーズに向かう両チームの投手力、打撃力の戦力比較をしてみたい。



CSファイナルだが、阪神は初戦から村上、伊藤将、大竹の10勝投手トリオが予想通り先発。村上は珍しくコントロールに苦しみ、伊藤将も苦しみながらの投球、大竹も5回で100球とレギュラーシーズン通りには行かなかった。

しかし、とにかく我慢我慢を続けといるうちに、肝心なところで点が入り、セットアップ・クローザーの活躍もあり、3連勝で優勝を決めることができた。(2戦目はサヨナラ勝ち)

一方でオリックスも1戦目は山本の思わぬ大量失点があり、ようやく疲れたロッテの中継ぎを打って逆転勝ち。2戦目はオリックスが終盤までリードしていたが、クローザーの平野を休ませたのが裏目で山岡が打たれ、ロッテの逆転勝ち。

しかし、3戦目はロッテは先発不在でブルペンデーのなったのに対し、オリックスは先発東が素晴らしく、5人の投手で完封。

4戦目もオリックスが怪我から復帰したばかりの種市の立ち上がりを捉え2点取り、ロッテの打線を2本のソロHRのみに抑え、3勝1敗で勝利した。

そして日本シリーズだが、1、2戦は大阪ドーム、3〜5戦は甲子園、6、7戦は大阪ドームとなる。やはりフランチャイズでやる場合に指名代打のない阪神が誰をここに持ってきて、何番を打たせるのかが大きなポイント。参考となるのが交流戦だが、オリックスと対戦した時は甲子園だったので指名代打はなかった。

阪神がパリーグと指名代打があった試合を9回戦たのだが、2勝7敗と大きく負け越している。指名代打の打順は6番と7番が4回ずつ(後1回は3番)、その際に使われたのは前川が5試合、糸原が2試合、残りはミエセス、渡辺諒だった。トータル打率が.250だが、勝率を見ると決してうまく行っているとは言えない。

今の調子から考えると左ならば糸原、島田、小幡、右ならば原口、小野寺(ミエセス)あたりが順当だが、ここにキーマンを使うと本来の『代打』がいなくなるのが痛いところ。打順は7番が9番あたりが適切だろう。いずれにせよ、第二戦目を取ったチームが俄然有利になると言われている日本シリーズは気をつけて行きたいところある。(以下、次回)



CSファイナル展望をしてみた〜阪神ファンの戯言

2023-10-17 05:00:00 | 阪神タイガース
阪神タイガースがセリーグのペナントを取ったのが9月14日、もう1ヶ月になる。その後、15試合の消化試合を経てペナントレースが終わったのが、10月4日。そこから2週間、待ちに待った阪神のCS(クライマックスシリーズ)が10月18日から甲子園球場にて始まる。

CSファイナル(旧、2nd)ステージは日本シリーズへの出場権を得るための戦いだが、先に4勝をした方がクライマックスシリーズ優勝球団となる。ファーストステージとの違いは①勝ち抜ける目標が2勝から4勝となること、②1位のチームには1勝のアドバンテージがあることである。また、ファーストステージ同様に①開催は1位のチームの球場、②1試合引分けた場合は3勝3敗となった場合に1位チームが勝ち抜けになること、となっている。



10月15日に広島カープがファーストステージに勝利、阪神タイガースの相手チームが決まった。この評価だが、以前ブログにも書いた通り対DeNAより対広島の方が阪神の相性はいい。レギュラーシーズンで消化試合を除くと対DeNAは13勝9敗(消化試合は3敗)で勝率.590であるが、対広島では13勝7敗1分(消化試合は2勝2敗)で勝率.650となる。

これをホーム&アウェイでみるとさらに際立つ。阪神タイガースはアウェイ(マツダスタジアム)では4勝5敗と負け越しているが、ホーム(甲子園など)では9勝2敗1分と勝率.818と脅威の数字である。(しかも5月19日以降負けていない)



阪神の先発投手の中で広島に最も相性がいいのは大竹。何しろ6回先発して5勝0敗(さらに消化試合で1勝)、伊藤将が2回先発して2勝0敗、村上が3回先発して2勝1敗、西勇輝が3回先発して1勝1敗となっている。数字だけ見ても大竹が抜群の相性で投球回数も平均7回、完封1と素晴らしい。

一方で広島の先発は床田が3回先発して2勝1敗、他に勝った試合の先発投手は遠藤、アンダーソン、玉村、野村、大瀬良が1勝ずつである。一方で主力投手では九里、森下は4回先発して全敗(広島側からみて)と相性がいいとは言えない。



対広島に限ると阪神タイガースはレギュラーシーズンの打率は.257、防御率は2.81となっている。一方で広島から見た対阪神戦の打率.241、防御率3.49とはかなりのチーム差がある。もちろん、だからと言って簡単に勝てるものでもなく、やってみなくてはわからないが。



私の先発予想は阪神は伊藤将、大竹、村上のいずれかが登板と分かりやすい。しかし、広島はファーストステージで先発した床田、森下はそれぞれ中3日、中2日となるため、大瀬良、九里、アンダーソンあたりだろうか。いずれも阪神に対する防御率が悪いので短く繋いで行くのかも知れない。



いずれにしても阪神が昨年まで不得意にしていた投手の中で森下、森浦、栗林を今シーズンは苦手としていないこともあり、十分期待できるのではないか。もちろん、これはあくまでデータ上の話ではあるが。打線は水物、阪神で期待しているのは1番近本、2番中野の出塁、あとは守り勝つ野球に徹して欲しいところである。


祝、阪神優勝。次はCSだ!〜阪神ファンの戯言

2023-09-24 05:00:00 | 阪神タイガース
阪神が9月14日に11連勝して18年ぶりのセリーグ優勝を決め、オリックスが9月20日にパリーグ3連覇を決めた。これで両リーグとも覇者は決まった。ただ、CS(クライマックスシリーズ)が始まった2004年(セリーグは2007年)以降はそのまま日本シリーズとはいかないのである。

阪神が前回優勝したのが2005年で当時はセリーグにはCSはなかった。阪神がCSを下剋上を目指した敵地の戦いで見事勝利したのは2014年1回のみである。この時は1stステージで広島とあたり、甲子園で阪神の1勝1分で勝利、さらに優勝した巨人と2ndステージでまさかの4連勝(アドバンテージで巨人1勝)で日本シリーズに進んだ。しかし、対戦相手のロッテの猛打にあっけなく1勝もできずに敗れたのである。

今回、CSに向かうにあたり、不安要素もある。というのは①阪神が優勝を決めたのが9月14日であり、残り15試合も残していること、②2ndステージが始まるのは10月18日とまだ1カ月近くあり、選手のコンディションを維持するのが難しいこと、③セリーグ6球団で出場回数は10回と巨人に次ぐ回数であるが、1stステージ突破が3回、2ndステージ突破が1回、勝率は13勝22敗の.371でセリーグ最下位であること、と短期決戦にはあまりいい成績が残せていないことなどが挙げられる。



もちろん、シーズンを通した防御率や勝率、勝利数は抜群にいいのがわかってはいるが、タイガースファンとしてはやはり気になってしまう。

それでは対戦相手がどこになるのか、どこが有利なのかという点だが、現在2位の広島は今シーズンの対戦成績が14勝8敗1分で勝率は.636と悪くない。特に大竹は6勝0敗防御率0.57と抜群の成績、伊藤将も2勝0敗防御率1.17と得意にしている。

他に村上2勝、西勇・青柳・才木各1勝などとなっている。3位のDeNAはシーズンの対戦成績が13勝11敗と5球団の中で最も悪い。投手別には青柳が5勝1敗、ほかには伊藤将が2勝、才木、大竹、西純矢が各1勝などとなっている。この比較に加え、最近のDeNA戦で牧にHRを浴びる回数も多いことから広島の方が有難いように思う。ただ、一昨年のような横浜の今永や広島の森下も特に苦手意識はないのでいずれがでてきても大丈夫とは思うが。

もちろん、今4位の巨人には対戦成績で18勝5敗1分と最もよい対戦成績ではあるが、先発投手の活躍が乏しく、1stステージまで行き着くのも中々厳しいのではないか。

とにかく短期決戦は投手力、守備力の良いチーム有利と言われている。ローテーションが確立している阪神にはかなりのアドバンテージはあるとは思うが、油断することなく、準備を行なってもらいたく、また、残りの消化試合で怪我をしないように期待したい。




リーグ優勝目前、更なる高みを目指せ〜阪神ファンのたわごと

2023-09-13 05:00:00 | 阪神タイガース
前回タイガースブログを書いたのが8月29日、対横浜戦に敗れて一旦マジックナンバーが消えた(その前のマジックは21)日であった。もともと、阪神は9月になると勢いが削がれ、他のチームが連勝することにより、順位を落とすことが従来は多かったため、前のブログにも書いたが、まだまだ心配なことが多くあった。



しかし、この予想をいい意味で裏切られ、ブログをアップした9月1日から9月10日まで阪神は負けておらず、8連勝。一方で2位の広島は阪神に喫した3連敗を含めて3勝6敗。このため、その間にマジックは16減って5になった。直接対決・甲子園最後の3連戦に村上・大竹・伊藤将が意地でも負けないというピッチングをしてくれたことは大きい。

今回の8連勝が凄いのが先発投手の投球イニング数。9月2日の青柳こそ5.2で降板してはいるが、8試合で平均7.2回と驚異の数字となっている。しかも全て先発投手に勝ち星がついているのである。

ここまで来ればさすがの悲観主義者の私でも優勝は確信できる。広島の成績(場合によってはDeNAも)にもよるが、一気に14日には決めて、その後のCSに備えたいところである。



もし、『アレ(優勝)したら』ということに話題は移りつつあるが、そうなった時の阪神タイガースのMVPは誰になるのであろうか。チーム全体を見れば『岡田監督』となるのだろうが、選手となると難しい。投手部門は10勝の投手(村上、大竹、伊藤将)となるし、クローザーは湯浅離脱の跡をよく埋めた岩崎となる。



野手部門は近本、中野の1.2番、決定打が多く、4番を任された大山あたりが候補だろう。この中なら1人を決めるのは至難の技であろう。

とはいえまだ優勝したわけではない。早く『アレ』を見せてもらいたいと望んでいる。(9月11日脱稿)



9月の声を聞くと心配になる私〜阪神ファンの戯言

2023-09-01 05:00:00 | 阪神タイガース
27日の対巨人戦は惜しいところで巨人に競り負け、伊藤将投手には白星が付かなかった。毎年阪神タイガースは夏の全国高校野球のため甲子園球場を明け渡し、暑い時期にロードに出る。移動が寝台車だった時代には『死のロード』などと呼ばれた時代もあった。しかし、現代はドーム球場も増え、移動時間も短縮、さらに2カードは大阪ドームと条件は必ずしも悪くはない。

ここ数年の『死のロード』の成績を見ると2022年は12勝14敗(勝率.461)、2019年は11勝10敗1分(同.523)、2018年は12勝12敗(同.500)だから今年の18勝5敗(同.782)がいかに優れているかがわかる。1985年以降で最も勝率が良かったのは1992年の10勝6敗(同.625)なのである。



なぜ強いのか、岡田監督は①先発投手が試合を作れない試合が少ない(8月は先発投手が5回保たなかったのが2試合)、②無得点で負けた試合が少ない(8月は2試合)、③特に弱い相手がいない(全球団に勝越し、最も負けている広島であっても10勝7敗、勝率.588)、④救援投手、クローザーの不調が少ないなどの点を挙げている。

ただ、気になるデータもある。8月16日に阪神にマジック29が点灯してからの2位広島の成績である。阪神は6勝3敗で着実にマジックを減らしてはいるが、1日に2減ったことがない。広島の同じ時期の成績が6勝2敗1分、ほぼ阪神と同じなのである。

長く阪神ファンを続けてているとどうしても気になってしまうのが前回同じ岡田監督で優勝をあと一歩で逃した2008年。9月の阪神成績は11勝11敗と勝率は.500とこの時期としてはまずまず、しかし、追いかけてきた巨人が17勝6敗、特に直接対決は阪神が0勝4敗と大きく負け越し、V逸となってしまった。

元々、阪神は9月に成績が落ちる傾向にあるのも事実である。昨年は8勝12敗、21年は10勝9敗、20年は13勝12敗とせいぜい五分の成績が多い。

さらに今後の日程も来週までは週5回(木曜日が休み)だが、9月12日からが7連戦、20日からが8連戦、特に最後は甲子園→神宮→名古屋→甲子園と旅行日なしの移動が待っている。とにかく、早めに勝負がつくように勝利を積み重ねるのが肝要である。

気になる過去データばかりを列挙したが、ポイントとなるのが8日からの甲子園での2位広島戦、これを勝越すことが大切。さらに15、16日の広島での広島戦を悪くとも1勝1敗になどと勝手に考えている。まあ、あまり気にすることなく『アレ』に向かって行って貰いたい。
(補追)という駄文を書いたのは28日、29日の対横浜戦でまさかの逆転負け、しかも広島は巨人戦で粘り、まさかの逆転勝ち、マジックは一旦消えてしまった。もちろん、これを気にすることはないのだが、どのチームも優勝から遠ざかっていれば、9月の時点での『焦り』や『あがる気持ち』はやむを得ない。今から思うと29日の阪神8回裏が1点であれば岩崎投手は救援の失敗がなかったのかも、などと考えてしまう。これに阪神球団独特の負の記憶、これに打ち勝って是非とも『アレ』に向かって欲しいものである。(8月30日)

祝・マジック29点灯〜阪神ファンの戯言

2023-08-17 05:00:00 | 阪神タイガース
阪神タイガースの快進撃は続いている。ついに106試合を終えたところでマジック29が点灯した。

8月15日はチャンスを何回も潰す嫌な負け方だっただけに8月16日の勝利は大きく感じた。
最近は広島・巨人・ヤクルトに3タテを浴びせ、怒涛の10連勝。カードで負け越したのが7月15〜17日の中日戦まで遡る。オールスター明けからは17勝4敗1分、8月は15日と2日に中日に負けた2敗(12勝)と正直驚くほどの成績である。

阪神の連勝記録は14、ただこれは1リーグ時代の1937年と1946年である。前回10連勝したのは2007年、現在と同じ岡田監督の時である。ただ、この時とは随分違う。この年は巨人が強く、これに中日が続くペナントレース。井川がアメリカに移籍、福原・安藤が出遅れたため、先発投手不足(規定投球回をクリアした選手なし)の1年。8月末〜9月上旬で10連勝して一旦は首位になるが、その後8連敗して3位で終わっている。

ただ、岡田監督が常に気にしているのは翌年2008年である。この年は開幕5連勝でスタート、6月のチーム打率が.307と信じられない好打率で4月で勝率.731とゲーム差を開いた。7月9日には2位中日に13.0ゲームの差をつけた。しかし、8月に開催された北京五輪に主力が抜け、巨人が9月に12連勝を記録、9月21日には追いつかれた。最後は10月に巨人に破れ、さらに10月10日に横浜に破れ、巨人が中日に勝ったため、巨人の優勝となった。

因縁なのはこの時も巨人は原辰徳監督、1996年の長嶋監督時代の『メークドラマ』に対して『メークレジェンド』と言われたのである。(グライシンガーが17勝、クルーンが41セーブの活躍、打撃はラミレス、小笠原と補強した選手が大活躍した)
当時とはまるでシュチュエーションは異なるが、詰めが弱いのが阪神タイガース。

最近であれば2021年のシーズン、4月のロケットスタートで貯金16、交流戦も2位と好調を維持して、前半戦は首位。これでいけると思ったが、最後にヤクルトに追い上げられ、ゲーム差なしながら2位に甘んじたのである。

ただ、今の岡田采配は厳しい。8月15日に広島に1点差まで追いかけられた西純矢は再調整で二軍、無死2、3塁で三球三振に終わり、内野ゴロすら打てなかった佐藤はスタメンを外された。単なる結果主義ではないが、内容が悪いと安穏としていられない厳しさがある限り、タイガースの『アレ』は現実のものとなるだろう、いや絶対になって欲しい。





8月の快進撃は素晴らしい〜阪神ファンの戯言

2023-08-10 05:00:00 | 阪神タイガース
阪神タイガースの快進撃が続いている。セリーグ首位で2位の広島に3.5ゲーム差。オールスター後は11勝3敗1分(勝率.785)、8月は6勝1敗である。(8月8日終了現在)

8月8日の巨人戦はその象徴のような試合であった。1回表に相手投手菅野がコントロールに苦しむ中2番中野、3番森下が連続ヒットで1、2塁。ここですかさず4番大山がタイムリーで先制。

2回は木浪2塁打の後中野がタイムリーで2点目、3回はノイジーの2塁打、梅野死球の後、西タイムリー、近本3塁打で5対0となる。



しかし、巨人も必死に食い下がる。菅野を3回で諦め、継投に走る。4、5回今村、6、7回船迫と阪神の反撃を止め、4回長野2ラン、6回岡本の2ランで1点差に迫られる。8回表に森下2ランで阪神がつきっぱなすが、その裏、岩貞の不調を突いて2点取られる。しかしその後は中継・抑えが何とか1点差を守り、阪神が逃げ切った。



この試合で最も良かったのは一度も相手チームに追い付かれなかったこと、逆の立場に立つとやはり焦るのである。さらに8回のケラー、9回の岩崎も落ち着いた投球ができたため勝利に繋がった。

阪神の選手でも故障者がいない訳ではない。クローザーの湯浅はWBCの影響か今シーズンは難しそうだし、石井や大竹のようにコロナで出れない選手もいる。しかし、この穴を埋めるビーズリー、桐敷、島本といった投手が出てくるのである。

もちろん打線は水物、いつ打てなくなるかはわからないが、やはり守り勝つ野球を続ければ『あれ』は近づいてくる。9日の試合で100試合目、①全ての球団に勝ち越し、②不得意だった横浜スタジアムでも3連勝、③アウェイでの勝率も54%と数字が揃っている今シーズンこそチャンスであることは間違いない。

昔は死のロードなどと言われたが、今年の8月は絶好調、ピークアウトすることなく進撃を続けてもらいたい。
(脱稿、8月9日PM5)


対DeNA戦は内弁慶シリーズ?〜タイガースファンの戯言

2023-07-14 05:00:00 | 阪神タイガース
阪神タイガースも6月の低迷からようやく抜けはじめた感じがある。交流戦終盤のSB戦からDeNA3連戦まで今年初めて5連敗を喫した。しかし、その後は4勝5敗1分とほぼ五分、7月9日ヤクルト戦からは久しぶりの3連勝となった。

その中で特徴的なのは対DeNAの戦歴。甲子園で阪神が開幕3連勝、しかし、4月14、16日は横浜スタジアムでDeNAが連勝(15日は雨天中止)。

5月12〜14日は甲子園で阪神3連勝、6月23〜25日は横浜スタジアムでDeNAが3連勝。今回は7月11日は倉敷で阪神が勝ち、12日は甲子園でサヨナラ勝ち。

つまり、対戦成績は阪神の8勝5敗なのだが、阪神は甲子園(倉敷)で8連勝、DeNAは横浜スタジアムで5連勝、つまり、それぞれのフランチャイズでは負けなしという構図になっている。

実はDeNAは横浜スタジアムではとにかく強い。対中日は横浜スタジアムで6勝1分、対ヤクルトも同様に5勝2敗1分、こちらも7月4日に敗れるまでは4勝1分であった。全体でも横浜スタジアムでは22勝5敗2分、アウェーでは9勝23敗と大きな差が出ている。(除く交流戦)

阪神に話を戻すとペナントレースでは阪神は5球団に負け越しはなく、全てのチームから7〜8勝を上げている。

優勝(アレ)を目指すためには苦手チームを作らないのはもちろんだが、得意チームも作れればさらに強固なものになる。

最後にもう一つ、気になったのは12日の試合で7回表に投手交代にあたり、佐藤輝明に変えて投手の馬場を入れ、島本に変えて糸原を入れた作戦。その糸原が8回裏にヒットを放ち、森下の同点2ランに繋がったのだが。ここで佐藤輝明が交代するのは寂しいことである。
(7月12日脱稿)




ここが正念場、頑張れタイガース〜阪神ファンの戯言

2023-06-27 05:00:00 | 阪神タイガース
こういう時こそ『がんばれタイガース』。交流戦の最後の2戦を極めて嫌な負け方をした阪神タイガース、ペナントレースに戻ってもずれた歯車は戻って来なかったというのが横浜三連敗の真相だろう。

ソフトバンク戦の嫌な負け方だが、まず17日は6回まで大竹がナイスピッチ、4安打1失点で4対1のリード。しかし、及川が伏兵SB野村に2ランを打たれ1点差、さらに最終回抑えの岩崎が3点取られて万事休すとなった。18日も阪神先発の才木が5回を2安打失点0でリリーフに託すが、加治屋、及川、浜地、Kケラーがいずれも失点して9対0の完封負けで終わる。つまり先発投手は役割を果たしたが、中継ぎが打たれて試合を壊してしまったのである。

4日間の休みがあって23日からリーグ戦が開始したのだが、タイガースはまだ勝利のない横浜スタジアムでのベイスターズ3連戦。しかも相手は交流戦優勝でノリノリ、いやな予感がした。

阪神はビーズリー、伊藤、才木が先発投手。これに対し、横浜は今永、東、バウワー。つまり、阪神は“裏”先発3人に対してDeNAは前週に勝っている3人(東は6月15日先発するも2回降雨ノーゲーム)と気合が違う。才木は前回登板では好投していたが、今回はコントロールが悪く、フォークを見極められ、かなり苦労していた。

岡田監督はこの3連戦は横浜スタジアムで13連敗していることも見越し、かなり不利と思いながら戦った一つの作戦かも知れない。確かにこの3連戦は完敗、遂に大胆なメンバー変更や打順変更を行なったが功を奏さず、1回もリードすることなく負けた。一方で色々な選手を使い、試すことはできたのではないか。

佐藤の二軍落ちは予想できたが、がっかりしたのは代わりに出てきたのが糸原とは。6月25日は3の0、これではトレード前の顔見せと言われても致し方ない。

特に気になったのが5回表、大山のラッキーなポテンヒットで1点差に追いついた後の打席。2死1、3塁で力なくショートゴロに終わった打席ではベテランとしての工夫が全く感じられなかった。



また、大きく差がついたのはそれぞれの1、2番。阪神は近本、中野の連動が殆どなかったのに対してDeNAの関根、桑原がランナーに出て散々掻き回したのが得点につながっている。

極端な話、打つ方も守る方も今が阪神は今がどん底、これを一回見せた後どうするんだと若手主体のチームに監督が喝を入れたのではないかと考えたい。



明日からは甲子園に戻り、一つずつ丁寧な野球を取り戻してもらいたい。まだ、貯金は11残ってる。全く焦る必要はない、中継ぎ投手が疲れ始めるこの時期、誰を使うのかが重要。

もちろん、横浜スタジアムでの試合で最初の2球を見逃して2ストライクになり、難しい3球目を空振りすると言った消極的なバッティングは頂けないが。


オールスター阪神独占でいいのだろうか〜阪神ファンの戯言

2023-06-14 05:00:00 | 阪神タイガース
プロ野球のセパ交流戦も残すところ2カード、我が阪神タイガースは現在5勝6敗1分。ようやく甲子園に戻ってはきたが、残りのカードはオリックス、ソフトバンクと難敵揃いである。

今までの戦歴を見るとロッテには佐々木朗希に才木が投げ勝った試合など好調だったが、西武・楽天・日本ハムはいずれも初戦を落とし、負け越しとなった。確かに大阪から仙台、仙台から札幌と移動日なしの9連戦は選手も疲れるし、さらに6月は先発投手が疲れ始める時期だが、この点は他球団も同じであまり言い訳にはならない。昨年はラスト6試合を全勝で行ったのだが、今年はどうなるのであろう。



ところで今年のオールスター戦の中間投票結果が6月12日に発表された。7月19日にナゴヤ球場、20日にマツダスタジアムで行われるのだが、特にセリーグは偏った結果になりつつある。

今までに23百万票が投票されているが、12日の中間投票の状況を見て驚いた。投手(先発、中継ぎ、抑え)の3部門を含めて11のポジションのうち9までが阪神の選手(村上、岩崎、湯浅、大山、中野、佐藤輝明、木浪、近本、ノイジー)。

阪神でないのは捕手(巨人・大城223百票、阪神・梅野220百票)だが、これも僅差。外野の3つは(阪神・近本526百票、広島・秋山412百票、阪神・ノイジー310百票、阪神・森下222百票)と阪神2、広島1となりそうである。

一方、パリーグは12のポジションに対し、昨年優勝のオリックス6(山崎颯、平野、森、頓宮、杉本、宗)、ソフトバンク2(近藤、柳田)、西武2(外崎、源田)、ロッテ1(佐々木朗)、日ハム1(松本剛)とまあばらけていて楽天以外からは選出されている。

翻って実績から行けばセの三塁手は佐藤輝明より宮崎(DB)だろうし、抑え投手は湯浅よりR.マルティネス(D)であろう。
阪神ファンが熱心に投票するのは分かるが、贔屓の引き倒しにならないようにして欲しい。オールスター期間はせっかくリセットができる期間であり、レギュラーで出ていない選手にまで投票するのことには私は疑問を持つ。まあ、昨年も6人(岩崎、スアレス、梅野、マルテ、中野、佐藤輝明、近本)とファン投票で選ばれてはいるのだが。

一方で、まだ実力が発揮できていないのかも知れないが開催地球団である中日からは選ばれていない。さらにファン投票2位の選手すら1人もいないのはあまりに寂しい気もする。中日ファンも是非積極的に投票したらいいのでは。
今年と同様に2003年は先発投手以外全て阪神の選手が選ばれたこともある。さらにヤクルトの川崎投手が辞退したので2位の井川が選ばれ、9つのポジションが阪神の選手で埋め尽くされたこともあった。(ただ、その際も中継ぎは中日・岩瀬選手、抑えはヤクルト・高津選手が選ばれている。もちろんこの年は阪神が星野監督で優勝した。)夢の祭典もオール阪神では面白くないと思うのは私だけだろうか。(脱稿・6月13日1800)