天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

低血糖なんだってさ

2008年04月17日 | ヘルス&コスメ
さてそんな訳で(昨日の日記参照)ママを病院に連行しました。
「かくかくしかじかで・・・ここまでヒドいボケ症状って在り得るんでしょうか?」


「あ、それは典型的な低血糖の症状ですね」


何でも、低血糖になると段階的に症状が現れて、
まずは全身に汗をかく(足りない糖を作り出そうと糖代謝が始まる為)
それが進むと、脳がエコ運転状態に入って(糖分を使わないように脳が制御される)
いわゆる「ボケ老人」のような症状が出て来るんだそーだ。
反応は鈍く、受け答えは支離滅裂、人によっては暴れる等の奇行も出る。ママはこの段階。
更にそれでも糖が足りなくなると、意識がなくなり→死に到る、という順番らしい。
決していい状態ではないけど、コレは老人性痴呆とは全く関係がない。
だから深夜の低血糖時にしかボケ症状が出ないんですよ、との事。

えええええー。
だって、本当に誰がどー見てもただのボケ老人にしか見えないような奇行っぷりよ?
しかも自分で夜中にインシュリン打とうとまでしてるんですよ?
たとえそれが低血糖の症状だったとしても、危険過ぎませんか?
いつ低血糖になるか判らないんだから、私おちおち寝てられないですよぅ~(涙)

「んー。実際には打ってないでしょ?
 多分ソレね、パフォーマンスだけで放っておいても打たなかったよ思うよ。
 やってる事はボケ老人と全く一緒ね。でもインシュリンを打つという行為は
 糖尿病患者にとって非常に苦痛な訳ですよ。
 ボケた人の奇行というのは色々パターンがあるけど、自分が一番辛いと思う事は
 基本的にしないものなんです。はははっ」

・・・ホンマかいな。
半信半疑なんだが、主治医は涼しい顔で
「とりあえず夜寝る前のインシュリンの量を今夜から減らしましょう」
で、しばらく様子見という事になった。
もし量を減らしても奇行が出るようだったら、直ぐにまた病院に来てくれとの事。
なんでも、以前は電話で主治医に相談して指示を出してもらったり出来たのだが
今は個人情報保護法が厳しくなって、電話では本人確認が出来ないので
指示が出せなくなったんだそうだ。だから病院行くっきゃないらしい。

家に帰ってから弟に電話する(昨日とりあえず弟には相談の電話を入れていたので)
主治医にこう言われたよ、と話をすると
「ホントかよー?でも今度本当にインシュリンを打っちゃうっていう可能性は
 ゼロじゃないんだろ?だったらやっぱり心配じゃんねー」

・・・だよね?だよね?やっぱそう思うよね?
で、色々話し合って、とりあえずママが実家に帰る日(1人になる日)は
必ず弟に連絡して、毎朝起きたらママから弟に生存確認のメールをさせるという事で
対処していこうという事になった。

まあ、インシュリンの投与量を今夜から減らすので、しばらくは大丈夫かな?
という期待はしているものの、コレでまた夜中に低血糖になったら
今度こそ入院させた方がいいんじゃねーか?という話にはなった。
まあ、いくら入院させろと言っても主治医が「入院の必要なし」だと判断したら
入れてもらえないんですけどね(溜息)

そんな訳で、ママは涼しい顔をしてスポーツクラブに出掛けていった。
何だか疲れたわ・・・まあでも老人性痴呆ではなかったと判っただけでもマシか。


コメント
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