天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」@豊田市美術館

2011年06月19日 | ライブ・イベント・映画



 豊田市美術館
  愛知県豊田市小坂本町8丁目5番地1
   Tel:0565-34-6610


6月11日~8月28日まで、愛知県・豊田市美術館で「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」
という企画展が開催中。
どうやら豊田市に来る前は渋谷のBunkamuraミュージアムでやっていたらしい。
東京で見逃した方、まだしばらく豊田市美術館で開催してますので足を向けてみてはいかが?^^

・・・って、エラソーに書いたけど、私豊田市美術館に行ったの初めて!
そして多分もう二度と行く事もないと思う(ヲイ
いやだってさー、豊田って遠いよー。しかもすんげード田舎!本当になーんもないのな^^;
駅前に小さい「松坂屋」がポツンとあって(コレ潰れるのも時間の問題なんじゃね?苦笑)
それから先は駅前の目抜き通り沿いに延々パチ屋が立ち並んでるんだぜ?
駅前の風景で大体その街の治安とか民度が想像付いてしまう。

ま、それ言っちゃったら私の住んでる街もソートー治安も民度も低そうなんですがねw

数年前に東京にフェルメール展を見に行った時は、会館1時間半~2時間前位に美術館に到着したんだけど
その段階で既に余裕で100人以上は並んでて(!)
日本でのフェルメール人気には本当に驚かされた記憶がございましてね、それで今回も用心して
一応開館の45分前位に到着したんですよ。

・・・私の前に1人しか並んでないし(滝汗)

いや、実はこれにはカラクリがあって^^;
豊田市美術館、入口が2ヶ所あるんですよ。で、↑の画像はメインの入り口なんですが
私が並んだのは「裏口」だったらしい。それが判ったのは開館してからの事なんですけどね。

ただ、メイン入口も裏口も同じ時間に開館するんですよ。
確かにフェルメール展の展覧会場はメイン入口からすぐの場所なんだけど、メイン入口には開館前に
かなり人が並ぶみたいなんですね。
裏口だったら開館までに10人位しか並ばない。で、同じ時間に開館したら裏口の人達はほぼ並ばずに
サクサク歩いてメイン入口の行列がダラダラ動いている横からちゃっかり会場に入る列に横入り出来ちゃうという訳。
(特に裏口からの入場者の会場入口というのは設定されてないから、途中から列に入っちゃって下さい状態だった)
だから並ぶならメインじゃなくて裏口の方に並んだ方が絶対に早く会場に入れます♪

まー、コレは過去にフェルメール展に行った事のある人ならお約束事なんですが・・・

とりあえずまず会場に入ったら一目散にダダーッとフェルメールの絵を見に行く。
朝一は空いてるから入口付近でダラダラ展覧会の挨拶文を読んでる時間があったらお目当ての絵を見に行くべし☆
で、まったりたっぷりフェルメールを鑑賞したら、改めて入口まで戻って最初から見直して行く。

ところで、
当然だけど今回も私はまずフェルメールを見に行って、それから入口に戻って改めて鑑賞スタートさせたんだけど
絵をずーっと見ている段階から「・・・」と思ってて(←何よコレ)、再びフェルメールの所まで来たのでもう1回見て、
そしてぜーんぶ絵を見終わったので、同行してたH嬢にメールして(バラバラで見てたのでH嬢はまだかなり後の方だった)
私は会場内の長椅子に腰かけてずーっと会場内の様子を見ていたんですけどね・・・



客が少なっ!(滝汗)



マジかコレ^^;
言っちゃアレだけど、平日昼間に名古屋市美術館に見に行った「ゴッホ展」の方がココより3倍は客入ってたぞ。
朝イチこそ客が並んでたけど、開館1時間もしたら入口なんて行列ゼロで閑散としたもんだしさ(東京じゃ有り得ないだろう)
会場内も客がスッカスカなのよ。誰も見てない絵とかアチコチにある状態。考えられないでしょう!

「フェルメールが来てるのにこの客の入り・・・恐るべし!田舎クオリティ(ヲイ)」
と思わず声をあげてしまったが、いやでもマジで有り得ない位に客が少ないんだよー。
まあ鑑賞するコッチにしてみりゃー人・人・人でちぃーっとも絵に近付けないような展覧会よりも100倍いいけどね。
何しろどの絵も楽々鑑賞。フェルメールだって直ぐ目の前まで余裕で行けて、いつまで見てても無問題♪
それにしても日曜日の美術館、しかもフェルメールが来ていてこの客の入りって、本当に有り得ないレベルでしたわ。

もしかしたらコレから客が増えるかもしれないから何ともいえないけど・・・
今の段階だったら土日でも開館前に行くんじゃなくて、逆に開館1時間~2時間後位に行けば並ばず余裕の入場が出来ますヨ!


肝心の展覧会に関してですが、
ここ数年、突然の「フェルメール・ブーム」で国内の企画展ってオランダ・フランドル派の絵画展が本当に増えましたよね。
元々私は昔からフェルメールが好きだったからこのブームで次々とフェルメールが来日してくれるのは有難い事なんですが、
ぶっちゃけ・・・今年正月にも本チャンのオランダに乗り込んでって現地でイヤという程フランドル派の絵を見尽くして来て
それでもって帰国してもコレでしょう?まー正直飽きるよねw

個人的にはもちろんフェルメールが一番の目玉だけど、フランドル派だったらヤン・ステーンとか好きなんだけど、
ステーンの絵は小品が2点しか来てなくて正直期待外れでがっかりした。
レンブラントは今度名古屋市美術館でレンブラント展が開催されるから、コチラには小品が申し訳程度に来てるだけだった。
あと、もう少しヴァニタス画が見れるかな?と期待してたんだけど、コレも解説が読みたくなる程の寓意を持った絵は
来ていなくてちょっぴり残念な感じ。
全体的にフェルメールの「地理学者」1点に頼った構成で、後は添えモノ的な小品が多くて見劣りするのは否めない。
もっとも、この展覧会に来る人はフェルメールにしか興味のない人も多いだろうし、やれステーンだヤン・ブリューゲルだの
言っても「えー誰それ(興味ねーし)」みたいな人も多いだろうから・・・まあ、こんなもんでいいのか?^^;

まー小さな自慢だけどさー、
私、正月にアムステルダム国立美術館とデン・ハーグのマウリッツハイス王立美術館に行ってフェルメールバンバン見て来たし
本作品「地理学者」と対を成していると言われる「天文学者」もパリ・ルーヴル美術館でバッチリ見て来たし、
それに来月行くウィーンにもフェルメールの絵が1点あるからね!もちろん見に行くつもりよんっ☆
もうね、日本に来るの待ってられないからコッチからフェルメールの絵を探し求めて旅立つ事にしたのっ!^^;

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展覧会を見ると11時過ぎ。
H嬢と「ランチどうしようかー」と言いながら館内を歩いていると、美術館内にレストランが併設されていて
そのレストランで「フェルメール展特別ランチ」というランチセットメニューを格安で提供しているのを発見☆
とりあえず順番待ちの所に名前を書いて・・・私の前に15~20組くらい待ちがあるんですが(滝汗)

ただボーッと待ってるのも芸がないな、ってんで「もし順番抜かされちゃったら、それはその時で諦めようゼ」と言って
とりあえず豊田市美術館の常設展を見て回って、ミュージアムショップ等も覗いて小1時間遊んだ。
で、ダメ元でレストランに戻ってきたら、ちょうど次が私達の順番というタイミング!おお~素晴らしい~♪






 【レストラン七州】 ※豊田市美術館内・2F
「フェルメール展特別ランチ・Aランチ@950円」
   カレイのヴァプール グリーンアスパラソース オランダマッシュポテト、だそーです☆

ちなみにビールはセットに含まれません(当たり前)
そして食後に飲み物が付きます(画像なし)
バケットとスープはランチセットに含まれています。
これで950円ならかなりお値打ちだと思うんだけどー!まあ味はね、そこそこ・・・って感じだけどねw
でも美術館のランチでこのお値段でこのクオリティなら全然オッケーだと思うな♪

ちなみにもう1つ、Bランチというのもあって
そちらは「牛ロースのオランダ風エシャロットソース@1400円」、そしてAランチよりもスープの量が多くて
Aランチには付かなかったデザートが付いて来ます。コチラもかなりお値打ちだと思いますね。
H嬢はBランチを食べてましたよ。お肉も柔らかいしソースとよく絡んで美味しいそうですヨ☆
コメント (5)
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