天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

「リアル・スティール」1本目

2012年01月11日 | 映画感想
「リアル・スティール」

お正月映画の取りこぼし分を年が明けてお正月気分が抜けた今頃になって鑑賞。
もう公開終了かな?と思ってたんだけど、劇場内は平日真昼間でもまだパラパラ客がいるんだな。

ヒュー・ジャックマン主演の親子愛ヒューマンドラマ。
予告編を見ただけで内容の8割理解した!と思ってたけど、実際鑑賞してみたら8割じゃなくて10割だったwww
判っちゃいたけどそこはヒュー・ジャックマンの美し過ぎる肉体が拝めるなら・・・という、疾しさMAXで鑑賞した訳で^^;

あらすじ、書く必要ある?
予告編見た、そのまんまだよ。ヒューは元ボクサーで今は「ロボット・ボクシング」のオペレーターをやってる負け犬野郎。
舞台は近未来。いいとこ10数年後位の設定?ボクシングはロボット同士を戦わせるショーに変わっていて、元ボクサーのヒューは
職を失いロボットのオペレーターになっていた。ある日ヒューの元に弁護士がやって来て、元カノが亡くなった事を告げられる。
元カノとの間には子供が1人いて、つーかヒューは元カノに子供が出来た事でビビッて逃げて別れたという経緯。
どこまで行っても逃げるばっかりの負け犬ヒュー。でも元カノのお姉さんがすげー金持ちと結婚していて息子の親権を譲ってほしいと言う。
金の欲しいヒューは義姉の旦那に裏取引を持ちかけ、息子を夏休みの間だけ自分が引き取り、その後は金で親権を譲る約束をする・・・

ヒューパパは性根の腐った、金と自分の事しか考えられない典型的なクズ野郎。
その上考えなしで目先の事しか見えてないから、金儲けのチャンスがあると見るや直ぐに「一山当てる」事ばっかり夢見て負ける。
自分の置かれた立場や状況をまったく把握出来ていない。そこへこしゃまっくれた、でもなかなか冷静でクレバーなガキが登場する、という話。
ガキはガラクタ置き場で古いスパーリング用のロボットを見つけるんだけど、このロボットがたまたま「シャドー(物真似)機能」を
装備していて、人間の体の動きを正確にコピーして学習するという高機能搭載だった事から、元ボクサーのヒューの動きがお役立ち♪という~

まーソツのない親子ヒューマン。
「ロボット・ボクシングで勝つ為の強いロボットを作り上げる」という共同作業を通じて親子のパートナーシップが出来上がって行く過程は
誰が見ていても違和感なく楽しめる仕様。と言うか、これ親子モノじゃなかったとしても大人同士の友情とかでも全然使えるネタだわな。
ガキが拾ったロボット「ATOM」を微妙に擬人化させているのも、クライマックスのファイトシーンが生きる上手い作り。
ガキとATOMが心通わせる(実際はATOMには心なんてないけど)=ガキとヒューが心通わせる、というのをシンクロさせている。

親子モノとして秀作なのか?は正直疑問・・・まあ、当たり外れなく「ソツなく」という言葉がピッタリなんだけど
ロボット・ボクシングのファイトシーンはなかなか手に汗握るエキサイティングな作りで、見てるコチラも興奮してくる!
何のサプライズもなく予定調和な展開なのは~ま、コレも「ヒューマン作品」なんだから仕方ないわねーむしろヒネる必要もないしねー、な感じ。

面白いよ。面白かったけど・・・ヒューが出演してなかったらわざわざ劇場に足を運んでまで見たいとは思わなかった、というトコロですかね^^;
コメント (2)
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