天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

ナイルレストラン/友人の息子君(フレンチシェフ)プロデュース☆スペシャルディナーの夕べ

2019年03月24日 | グルメ


【ナイルレストラン】
 東京都中央区銀座4-10-7 TEL:03-3541-8246

HRC浅草店→浅草寺の後、もう1人のお友達「M嬢」…あ、M嬢被りだな(苦笑)、とりあえずHRCに同行してくれたのが「M.O嬢」とし、後で合流したのは「M.K嬢」としよう。
この日、夕方から歌舞伎を見る予定だというM.K嬢とせめてランチとお茶くらいご一緒したいとお願いして東銀座で待ち合わせ。
目的地はココ…「ナイルレストラン」

自分は実は全く知らないお店だったんですが、待ち合わせのメッセやり取りしてる段階でM.K嬢が「ナイルレストランは絶対に並んでるから~」と言ってて…
正直「え、ただのカレー屋でしょう?そんなに並ぶもの?」と、ちょっと半信半疑だったんですが…行ってみたら本当に行列が出来てる!!



なんと…創業70年というどえらい老舗ですわ!
なんでも「日本最古のインド料理店」で「日本で初めてインドカレーを提供した店」として超・超・超有名店なんだそーです!東京ってすごいー!
並びながら表にメニュー表が貼ってあったので「どんなメニューがあるのかな?」と言ってメニューを見ようと思ったらM.K嬢が「あ、メニューはないも同然だから(キッパリ)」と言う。
は?どーゆー事?



「ムルギーランチ(インド風鶏ランチ)@1500円」

店に入ると同時にお店のおじちゃんから「お嬢さん方、定番ねー」と高らかに宣言される。
で、「ビールは?飲む?生ね?アナタは?ラッシー?マンゴージュース?ラッシーね?」とパパパッとオーダーを取られて待つ事数分。
テーブルに運ばれてきたのが↑「ムルギーランチ」です。ムルギーとは鶏肉の事らしい。
店内を見渡すと見事に100%全員同じ料理を食べています。どうやら店に入った瞬間にオーダーが勝手に決められるルールのようですw

で、映えもクソもなくテーブルに皿が運ばれてきたら店員さんが勝手に鶏肉から骨を外してくれた上に鶏肉も細かく解体してくれます。
1人で食べに行くと撮影する間もなく解体が始まるので最初の段階の画像がなかなか撮れないらしいのですが(苦笑)、今回3人で行ったので「キレイな状態」の撮影に成功。

これを食す訳ですが、鶏の解体が終わると店のおじちゃんから食べ方のコツを指南されます。

「いっぱいマジェマジェしてね~完璧にマジェてねぇ~かんっぺきにね~」だそうです^^;

M.K嬢によると、最初の何も混ざってない状態でもちゃんと美味しいんだけど、コレを完膚なきまでに混ぜ続けるとある瞬間から劇的に超絶美味しくなるんだそうだ!
混ぜると混ぜないでどれくらい味が変わるのか知りたかったので、先ずはほとんど混ぜずにカレーと鶏肉とキャベツとマッシュポテトとライスをバランスよくスプーンに取って食べてみる。
…おぅ、かなり辛い!スパイシーですがコレでも充分美味しいですよ?で?混ぜるとどーなるんすか???



見た目余りお上品な感じではありませんがとにかくお皿に乗っているモノ全てを「完っっっ璧に」混ぜ合わせる。
すると…おぉ!全てが混ざると独特の甘みと粘り…というのかな?モッチリ感が出て味が全然違うものになった!こりゃー確かに混ぜ混ぜした方がブッチギリで美味い!!
コレがねー、メンズが食べても充分満足出来るボリュームなんですよね。要するにかなり量が多い(滝汗)
でもあんまりにも美味しいからビール片手にガンガンで完食しちゃいましたー♪ご馳走様でした(o^―^o)

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その後夕方までカフェでビール飲んで(!)M.O嬢&M.K嬢とお喋りを楽しんで、歌舞伎を観に行くM.K嬢とはお別れしてM.O嬢と2人で新宿御苑のレンタルキッチンにお邪魔します。
この日のメインはこのレンタルキッチンでM.K嬢のご子息(A君)が全て1人で作るフランス料理フルコースを堪能するのです!!
…って、ムルギーランチ完食してる場合ぢゃなかったよーう(滝汗)

M.K嬢のご子息は学生時代からお料理が上手でセンスも良くて、調理師の学校に進んだ後は都内の有名フレンチレストランで修行を続けています。
今回ちょうどお店を移るタイミングで古くからの馴染みの大人達に声を掛けておもてなしして下さるのだそう…って、母親のM.K嬢は歌舞伎観に行っちゃってるよ^^;
M.K嬢曰く「だって歌舞伎なんて2ヶ月も前にチケット取るのよ!A(←ご子息)が突然言い出すからさーそんなのムリだってばー」だそうで。ご愁傷様ですw

テーブルセッティングからワクドキですよ。メニュー表が凄くスタイリッシュで…聞くところによると学生時代のお友達でデザイナーさんになった方が作って下さったのだとか。
…では、お料理画像行きましょう!



Amuse-bouche:自家製ツナとブラックオリーブのクロケット 花椒風味のトマトフォンデュ
薄い衣で繊細にフライしたクロケット(コロッケ)の下にはフレッシュトマトで作ったフォンデュソース。
トマトのフレッシュ感をそのまま残しつつ味がギュギューッと凝縮されていて爽やかな酸味がクロケットの甘さと絡んでより味が引き立ちます。



Entree:ホタテとタケノコのムース グリンピースのピュレ
グリンピースのピュレもさることながら、ムースの下に敷いた新玉ねぎで作ったというソースが絶品♪
この新玉ねぎのソースがムースとグリンピースのピュレを上手く繋いでくれて三位一体で味の相乗効果が出る。
ムースの上に乗せた…軽く焼き目を入れたタケノコがいい香りで食欲を益々そそります。

 

Poisson:桜鯛のポワレ ハマグリとアオサのナージュ
「ナージュ」はフランス語で「泳ぐ」的な意味合いで素材を泳がせているような…簡単に言えばスープ仕立て、位の感じか?
皮目をパリッと焼き、身はふっくらと仕上げています。ハマグリの出汁が良く出ててコレ本当に美味しいわー!添えらえた柚子の香りが季節を感じさせて益々◎
画像、料理のアップと皿全体の「引きの絵」の2枚UPしましたが…ちょうどこの頃楽しいお食事をしながら話題は「料理の撮影ってめっちゃ難しい!」という話に。
すっごく美味しいお料理なのにどう撮っても全然美味しそうに撮れない…どうすりゃーいいんだぁーーー!みたいな話でひとしきり盛り上がりましたw



Viande:青森県産バルバリー種 鴨胸肉のポワレ モモ肉のラグーソース

鴨キター!そしてラグー大好きー!!
バルバリー種は鴨独特のクセがなくて皮下脂肪も少なめのとても食べやすい品種なんだそーです。
コレを絶妙な火入れで提供。ていうか…1人分の鴨の量が結構ボリューミー!こんなに食べさせてもらっていいのかしら?^^
ラグーも鴨のモモ肉で作ったそうで、ラグーだけで食べても美味しいのに絶品火入れの鴨と一緒に食べると更に美味しさ倍増~♪鴨が柔らかくて甘~い♪
もうね、ワインが進む進む!(この日はワインも飲み放題でした。もう意地汚く飲み散らかしまくってねーw)



おっと…会場内の様子なんぞも↑
この日はこのレンタルキッチンに入るギリギリの人数…20人のゲストがフルコースを堪能。
お仕事で以前勤めていたトコロの常連さんや高校時代の恩師、趣味絡みから我々のような親伝いで仲良くさせてもらってるBBAまで。
お給仕はA君と一緒にA君のフィアンセちゃん(美人)もフルサポート。



でもお料理はA君1人で20人前作ってます↑
凄いわー。コレは本当に大変だったろうと思います。これだけやってこの高クオリティを維持するって相当な事だと思うわ…



Dessert:イチゴのコンポートと青紫蘇のグラニテ
イチゴのコンポートはまあ味の想像がつくとして…青紫蘇のグラニテって初めて食べたわ!コレ爽やかで美味しいなぁ~!!
コンポートの甘みと凄く良く合ってる。

ちなみにこの後コーヒーと小菓子も提供されたんですが…↑上の画像見ればお分かりのトーリ、食後のデザートが出てもまだワイン飲んでるっつーね(苦笑)
で、すっかり酔っぱらってコーヒーと小菓子の画像撮るの失念したという(痛恨)



最後に本日の主役!お1人でお料理頑張ったA君と今夜のお給仕のサポートだけでなく今後のA君の人生のサポートもしてくれるフィアンセ嬢が挨拶に立って散会。
美味しいお料理の数々、ご馳走様でした!お仕事ハードだろうけど是非ともまたこういう会を企画して欲しいです!!

んー。ムルギーランチの呪縛は何処へやら…結局余りの美味しさにフルコースペロリと完食でした。本当に本当にご馳走様でしたー(^^♪
コメント (4)
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