「バンブルビー」
マイケル・ベイ×スピルバーグ制作の人気SFアクションシリーズ「トランスフォーマー」のスピンオフ作品。
タイトルはオートボットチームの中でも「やんちゃ坊主な末っ子気質」が女子のハート鷲掴み!(←ホントか?w)の人気キャラクター「バンブルビー」の名前をそのまんま起用。
そもそもオートボット達がどういう経緯で地球にやってきたのか…バンブルビーがその先遣隊だったんですよー、というエピソードを見せています。
スピンオフ物なので監督はマイケル・ベイではなく若手…いや中堅なのかな?監督・プロデューサーと言うよりもアニメーター(アニメ制作会社CEO)として有名なトラヴィス・ナイト氏が担当。
因みにトラヴィス・ナイト氏はスポーツメーカー「ナイキ」創業者のご子息。セレブオブセレブ、というヤツですね。
あらすじ
1987年、多感な少女チャーリー(ヘイリー・スタインフェルド)は父親の死から立ち直れず、再婚した母親・ステップファザー・弟がすっかり新しい家族を形成する中孤立していた。
夢は古いオープンカーを自力で修理して動かせるようにする事。その為に近所のボート修理工場に通っては古いエンジンの部品を格安で手に入れては修理を繰り返していた。
18歳の誕生日の日、いつも通っているボート修理工場でボロボロの黄色いビートルを見つけると、それをオーナーが誕生日プレゼントとして譲ってくれた。
何とか修理が上手く行ってエンジンが掛かったので自宅のガレージへ持ち込むと、そのビートルが突如「トランスフォーム(変形)」したのだ。
驚くチャーリーだったが、傷付いて声帯も記憶も無くして怯えるロボット様の【地球外生命体】に傷心な自分を重ね合わせたチャーリーはたちまち打ち解けて、黄色くてミツバチのような音を出すこの生命体に「バンブルビー(黄色の蜂、の意)」という名前を付けてあげて自宅で匿う事にしたのだが…
先ず、このシリーズの基本情報として「シリーズ化しているにも関わらず、前作からの設定をまるっと無視して何度でもリブートしまくる」というのがありますw
少なくともトランスフォーマーの前作・最後の騎士王ではオートボットの地球初飛来を中世・英国の「アーサー王と円卓の騎士」時代に由来持って来てましたからね^^;
にも拘わらず本作はそんな設定をペロッと忘れて1987年に初めてバンブルビーが地球にやって来て~」って平気でやらかしちゃう。
そもそもが本シリーズの第一作目では「2003年にオートボットが地球にやって来て」って話だったんだが…ま、そういう鷹揚なトコロが本作の魅力の一つでもあります(ヲイヲイ)
そんな訳で、映画冒頭からいきなり見せ場のオートボット vs ディセプティコンのガチンコバトルシーンから入って「あひょー!(ロボットアニメ大好き世代狂喜乱舞)」なんですが(^^♪
まあ圧倒的劣勢になったオートボットチームはリーダーの「オプティマスプライム」の指示によって片腕だった「B-127」を密かに地球という地味で目立たない星に逃れさせた上で地球に潜伏させ
「後から俺達が地球に行くからそれまでディセプティコンにバレないように地球守っとけや」というミッションを貰うんですが、あっちゅー間にディセプティコンに見つかってボロックソにやられて
ほうほうの体で逃げ延びたものの…声帯切られてメインブレイン部分も相当のダメージ受けて記憶回路が喪失してしまった(B-127→後のバンブルビー)、という設定。
まあ設定はいいや(←え?)
この手のロボットSF(何度も言うけどロボットじゃなくて地球外生命体…)にしては本作は珍しくバンブルビーと対峙する相手役が女の子です。
で、先程「映画冒頭からいきなり見せ場のバトルシーン」とか書いちゃいましたが、本作は基本「SFアクション」じゃなくて「バンブルビーとオニャノコの異業種交流ドラマ」が主軸。
バンブルビーと出会って友情を深め合って、お互いが勇気を貰い合って、そして共に成長していく…という文科省推薦映画なのです!(ちょっとウソですw)
という訳で、本筋の「トランスフォーマー」に比べてちゅどーん☆どかーん☆が少なめっちゃー少なめ。割とコミカルなB級路線多め。
物語進行というかスケール感もシリーズ第一作目に回帰したような印象すらありますね。
そもそもがガキの玩具からイメージ膨らませて話が出来上がってるんだから、そんな壮大なスケール持ち出されてもな!位の気持ちも正直ありましたよ^^;
だから本作位の「お子様推奨感」の方が見ていてちょっと安心出来るトコロはあります。
まーそーは言ってもねー…コレは予算問題なのかなーやっぱり。映像が本家のトランスフォーマーに比べてちょーっと見劣りする部分はあります。
クライマックスのバトルシーンがなかなか安っぽい(苦笑)、正直バトルシーンだけを比べたら映画冒頭シーンの方が出来が良かったかなと。
あと、バンブルビーのサイズ感が屋内と屋外でかなり変わる印象があるんですが…屋外での様子を見ていると最低でも4~5mはあるように見受けられるんですが、
そーすっとチャーリーんちってめっっっちゃ天井の高い家って事になるわねぇ。更に家の中でワンコ用ドアから顔が出ちゃうサイズ感って…(滝汗)
それと、多分本作はあくまでも「トランスフォーマーの1作目の前日譚」という設定で作られているように感じるんですが…だからラストでカマロに変形したと思うんですよね。
そもそもビートルとカマロじゃー車長がぜんっぜん違うんだが、だったらバンブルビーは自分で目にしてスキャンした物なら何でも変形可能という事なのかな?(これも矛盾してるよーな)
ま、文句垂れまくるのもおもんないのでこれくらいにして…
時代設定が87年って事で、80年代POPSを中心に「懐かしのPOPSナンバー」を劇中ゴリッゴリに起用しているのは最近の映画の潮流に乗ってる感じ。
(この件に関しては先日劇場版シティーハンターのレビューでも軽く触れました)
まあでもあの時代に青春を過ごしたコア層の大人のほとんどは、バンブルビーが「リック・アストリー」のテープを吐き出したシーンがツボると思うw
そして「ザ・スミス」のファン涙目になるの間違いなし。きっと本作を見たらサウンドアルバムを買いに走りそうな(^^♪
先程もチラリと書きましたが、本作は全体的に第一作目に回帰した作りだなぁという印象…個人的には本作好感触でしたね。
そう…このシリーズって1作目がウケた事でどんどん風呂敷広げていって段々収集つかなくなってたんだよね…ここらでやっぱリブートするべきだったんでしょう!
そんなこんなで本筋の「トランスフォーマー」の方の6作目がどんな展開になるのか非常に興味深いモノがあります。
せっかく本作で「宇宙を軽く舞台にしたB級ホームドラマ(←コレもイマイチよくわからない設定ですがw)」に戻ったんだから、次回またヘタな歴史絵巻とか引っ張り出すんぢゃねーぞ!(滝汗)
マイケル・ベイ×スピルバーグ制作の人気SFアクションシリーズ「トランスフォーマー」のスピンオフ作品。
タイトルはオートボットチームの中でも「やんちゃ坊主な末っ子気質」が女子のハート鷲掴み!(←ホントか?w)の人気キャラクター「バンブルビー」の名前をそのまんま起用。
そもそもオートボット達がどういう経緯で地球にやってきたのか…バンブルビーがその先遣隊だったんですよー、というエピソードを見せています。
スピンオフ物なので監督はマイケル・ベイではなく若手…いや中堅なのかな?監督・プロデューサーと言うよりもアニメーター(アニメ制作会社CEO)として有名なトラヴィス・ナイト氏が担当。
因みにトラヴィス・ナイト氏はスポーツメーカー「ナイキ」創業者のご子息。セレブオブセレブ、というヤツですね。
あらすじ
1987年、多感な少女チャーリー(ヘイリー・スタインフェルド)は父親の死から立ち直れず、再婚した母親・ステップファザー・弟がすっかり新しい家族を形成する中孤立していた。
夢は古いオープンカーを自力で修理して動かせるようにする事。その為に近所のボート修理工場に通っては古いエンジンの部品を格安で手に入れては修理を繰り返していた。
18歳の誕生日の日、いつも通っているボート修理工場でボロボロの黄色いビートルを見つけると、それをオーナーが誕生日プレゼントとして譲ってくれた。
何とか修理が上手く行ってエンジンが掛かったので自宅のガレージへ持ち込むと、そのビートルが突如「トランスフォーム(変形)」したのだ。
驚くチャーリーだったが、傷付いて声帯も記憶も無くして怯えるロボット様の【地球外生命体】に傷心な自分を重ね合わせたチャーリーはたちまち打ち解けて、黄色くてミツバチのような音を出すこの生命体に「バンブルビー(黄色の蜂、の意)」という名前を付けてあげて自宅で匿う事にしたのだが…
先ず、このシリーズの基本情報として「シリーズ化しているにも関わらず、前作からの設定をまるっと無視して何度でもリブートしまくる」というのがありますw
少なくともトランスフォーマーの前作・最後の騎士王ではオートボットの地球初飛来を中世・英国の「アーサー王と円卓の騎士」時代に由来持って来てましたからね^^;
にも拘わらず本作はそんな設定をペロッと忘れて1987年に初めてバンブルビーが地球にやって来て~」って平気でやらかしちゃう。
そもそもが本シリーズの第一作目では「2003年にオートボットが地球にやって来て」って話だったんだが…ま、そういう鷹揚なトコロが本作の魅力の一つでもあります(ヲイヲイ)
そんな訳で、映画冒頭からいきなり見せ場のオートボット vs ディセプティコンのガチンコバトルシーンから入って「あひょー!(ロボットアニメ大好き世代狂喜乱舞)」なんですが(^^♪
まあ圧倒的劣勢になったオートボットチームはリーダーの「オプティマスプライム」の指示によって片腕だった「B-127」を密かに地球という地味で目立たない星に逃れさせた上で地球に潜伏させ
「後から俺達が地球に行くからそれまでディセプティコンにバレないように地球守っとけや」というミッションを貰うんですが、あっちゅー間にディセプティコンに見つかってボロックソにやられて
ほうほうの体で逃げ延びたものの…声帯切られてメインブレイン部分も相当のダメージ受けて記憶回路が喪失してしまった(B-127→後のバンブルビー)、という設定。
まあ設定はいいや(←え?)
この手のロボットSF(何度も言うけどロボットじゃなくて地球外生命体…)にしては本作は珍しくバンブルビーと対峙する相手役が女の子です。
で、先程「映画冒頭からいきなり見せ場のバトルシーン」とか書いちゃいましたが、本作は基本「SFアクション」じゃなくて「バンブルビーとオニャノコの異業種交流ドラマ」が主軸。
バンブルビーと出会って友情を深め合って、お互いが勇気を貰い合って、そして共に成長していく…という文科省推薦映画なのです!(ちょっとウソですw)
という訳で、本筋の「トランスフォーマー」に比べてちゅどーん☆どかーん☆が少なめっちゃー少なめ。割とコミカルなB級路線多め。
物語進行というかスケール感もシリーズ第一作目に回帰したような印象すらありますね。
そもそもがガキの玩具からイメージ膨らませて話が出来上がってるんだから、そんな壮大なスケール持ち出されてもな!位の気持ちも正直ありましたよ^^;
だから本作位の「お子様推奨感」の方が見ていてちょっと安心出来るトコロはあります。
まーそーは言ってもねー…コレは予算問題なのかなーやっぱり。映像が本家のトランスフォーマーに比べてちょーっと見劣りする部分はあります。
クライマックスのバトルシーンがなかなか安っぽい(苦笑)、正直バトルシーンだけを比べたら映画冒頭シーンの方が出来が良かったかなと。
あと、バンブルビーのサイズ感が屋内と屋外でかなり変わる印象があるんですが…屋外での様子を見ていると最低でも4~5mはあるように見受けられるんですが、
そーすっとチャーリーんちってめっっっちゃ天井の高い家って事になるわねぇ。更に家の中でワンコ用ドアから顔が出ちゃうサイズ感って…(滝汗)
それと、多分本作はあくまでも「トランスフォーマーの1作目の前日譚」という設定で作られているように感じるんですが…だからラストでカマロに変形したと思うんですよね。
そもそもビートルとカマロじゃー車長がぜんっぜん違うんだが、だったらバンブルビーは自分で目にしてスキャンした物なら何でも変形可能という事なのかな?(これも矛盾してるよーな)
ま、文句垂れまくるのもおもんないのでこれくらいにして…
時代設定が87年って事で、80年代POPSを中心に「懐かしのPOPSナンバー」を劇中ゴリッゴリに起用しているのは最近の映画の潮流に乗ってる感じ。
(この件に関しては先日劇場版シティーハンターのレビューでも軽く触れました)
まあでもあの時代に青春を過ごしたコア層の大人のほとんどは、バンブルビーが「リック・アストリー」のテープを吐き出したシーンがツボると思うw
そして「ザ・スミス」のファン涙目になるの間違いなし。きっと本作を見たらサウンドアルバムを買いに走りそうな(^^♪
先程もチラリと書きましたが、本作は全体的に第一作目に回帰した作りだなぁという印象…個人的には本作好感触でしたね。
そう…このシリーズって1作目がウケた事でどんどん風呂敷広げていって段々収集つかなくなってたんだよね…ここらでやっぱリブートするべきだったんでしょう!
そんなこんなで本筋の「トランスフォーマー」の方の6作目がどんな展開になるのか非常に興味深いモノがあります。
せっかく本作で「宇宙を軽く舞台にしたB級ホームドラマ(←コレもイマイチよくわからない設定ですがw)」に戻ったんだから、次回またヘタな歴史絵巻とか引っ張り出すんぢゃねーぞ!(滝汗)