天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画2023】「わたしの幸せな結婚」@17作目

2023年03月29日 | 映画感想
「わたしの幸せな結婚」

顎木あくみ氏著の同名タイトル小説を高坂りと氏がコミカライズ、それを実写映画化した作品。
自分は小説の方は読んでいないんだけどコミックスは買って読んでる。連載をリアルタイムに追ってはいないので単行本で発刊されている内容だけ把握している状態です。

あらすじ
継母と義理の妹に使用人のごとく扱われていた斎森美世(今田美桜)は、ある名家の当主である久堂清霞(目黒蓮)と結婚することになる。清霞は美貌の持ち主ながら冷酷非道な性格で、何人もの婚約者候補たちが逃げ出していた。美世は清霞に接するうち彼がうわさされるような人物ではないことに気づき、清霞もまた美世がこれまでのしたたかな女性たちとは違うと感じるようになる。(Yahoo!Movieから丸パク)

先ず、本作観るの物凄く悩んだのよね…原作コミックの先の展開まで映画でやっちゃってたら今後コミック読む楽しみなくなりそうだし…とか。
結論から言うと自分が読んでいる内容の先まで本作は描いていたのでちょっとガックリ来た。が、まあこれは仕方ないんだろうなと。それに映画化あるあるだけど原作小説(コミック)とオチや展開が違うケースって結構多いから、今後はコミック読みながら「あーココ映画とは違うんだぁー」って読み比べればいいかなーとか。

で、映画始まって冒頭からダダダダダーッと文字が流れて行って(文章はちゃんとナレーション付いてたけど)とりあえずこの物語の世界観とか設定が説明されるんだけど、コレ…小説もコミックも読んでない人、一発で理解出来るんですかね?自分はコミック読んでるからちゃんと分かってるけど、もし原作全く読まずに本作だけをスクリーンで観ただけだったら多分自分世界観の半分も理解出来なかったんじゃないか?と思ったんだけど。
…と思いながら映画見終わって席を立つときに近くに居たプリプリ女子(多分目黒君ファンかな)が「意味わかんなかったぁー」って言ってて「やっぱりな…」と^^;

主人公の「無能」である事で家族から虐げられて来た娘・斎森美世を今田美桜ちゃん、異能持ちの中でも屈指の名家・久堂家の当主久堂清霞を「Snow Man」の目黒蓮君が演じていますが、最初ポスター画像見た時に「え、久堂清霞のイメージちょっと合わねぇ」って正直思ってたんだけど、映画観てみると案外ハマってた。てか目黒君カッコイイな!
今田美桜ちゃんはほぼほぼイメージ通りだったかな。久堂清霞はもーちょっと大人のイメージだったからもう少し年上の役者さん使ってもいいんじゃ、とは思ったけど。
そしてゆり江さんがめっちゃ若返ってチャキチャキしてた!それから個人的にお気に入りのキャラだった五道が想像以上にバカっぽかった!あ、それから鶴木新を演じた渡邊圭祐君もコミックのイメージにかなり近かったなー彼もカッコイイよねー最近よくアチコチで目にするわ。

ま、どうしてもコミックと比べてしまうので映画として評価し辛いですね。
映画ではコミックの内容を一部時間軸をズラしたりエピソード順が入れ替わったりしていて、長尺の話をググッとコンパクトにしているので展開がめっちゃ早く感じる。冒頭のあのナレーションとこの展開のスピード感で本当に原作を全く知らない人は皆着いて行けるのか謎でしかないんですが、原作と大きく違う部分は映画版の方がより「異能」部分にフィーチャーしていてオクツキから異能者の霊が漏れ出た一件が話の軸になっている。コミックはあくまでも美世のエピソードがメインで描かれているので作品の印象がかなり違うなと。まあ…目黒君ファンを取り込みたいという制作者側の意図は充分感じるし、結構長尺のアクションシーンもあるので目黒君ファンには満足度の高い絵ヅラだろうと思われ。
それからコミックスでも人気のシーンだったりファン胸キュンの台詞等は映画にも上手に移植されていてちゃんと再現されていたなぁーという印象。

コレ、映画最後のスタッフロールの後におまけ映像(と言うかいかにもこの先も話が続くよ、的なシーン)があったんですが…本作ってシリーズ化するんですかね?原作小説がどういう展開で後どれ位続くのか自分も知らないのでコミックの方も今後どうなっていくのか分かってないんですが、この話ってそんな長く続く話だったのか…(謎)
まあ、自分はコミックスのファンなのでもし本作がシリーズ化して第二弾が制作されるならまた劇場に観に行くと思いますよ!
とりあえず…目黒君ファンは彼がスクリーンに写っている姿が見られれば満足なのかもしれないけど、どうせなら小説かコミックス読んでから映画観た方がより楽しめるかと。
コメント
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