なんかもうひたすら冒険小説が読みたくなって図書館から借りる。ヒギンズは鉄板でしょ。
イギリスに留学中の(義理の)息子が殺されて川に浮かぶ。その背景に大規模な麻薬密輸がからんでいると知ったアメリカ人女性は、元SASの隊員の協力をえて復讐を開始する……おー、ヒギンスです。
実は犯人はさほど意外な存在ではないし、アクティブそのものである母親には陰影がない。だからコクという意味では物足りない作品。しかしとにかくページをめくるのがやめられなくなるという意味でも普通にヒギンズ。冒険欠乏症をみごとに癒していただきました。
いやしかし、わたし本日までジャック・ヒギンスだとばかり思っていました。うわー30年間の誤解。ひー。