事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

軍師官兵衛 第四十三話「如水誕生」

2014-10-26 | テレビ番組

 

第四十二話「太閤の野望」はこちら

前回の視聴率は、予想をアップするのを忘れてたけど15.6%とほぼ的中(ほんとよ)。地元で撮影されている「信長協奏曲」第1回のご祝儀相場15.8%にわずかに及ばなかった。見ていないので月9の今後はさっぱり読めないのですが。

さて今回は、利休の最期と官兵衛の苦況を重ね合わせ、生への執着を官兵衛が見せるお話。北政所が淀君を利用する展開。ほんとですか。茶々から太閤への手紙って現物あるのかな。わたしは現代人だからきっとピロートークでいろいろあるんだと思ってました。

よく考えると味わい深いお話ですね。本妻が、自分の支持する家来の助命をお妾さんに命ずる。

官兵衛は引退して如水と名乗る。日本史でめんどくさいのは(わたし、高校でも日本史は未履修です)、お偉いさんが次々と名前を変えていくことですよね。家康は幼名が竹千代だったし死んでからは神君だの大権現だの。秀吉はもっとすごくて日吉丸から藤吉郎、羽柴秀吉、そして豊臣と苗字まで色々と変わっている。

その人物のどの時点に注目するかで名前を使い分けることができるので便利だと考える人はいるでしょう。その意味で、如水(水の如し)と名乗ってからの方が官兵衛は切れ味鋭いジジイになるわけで、でも彼の心はすでに軍師ではないから「軍師如水」には絶対にならない。

息子の長政も含めて次第に徳川家康に取り込まれていく。竹千代役を子ども時代の中村勘九郎(のちの名は中村勘三郎)が演じたドラマがむかしあったと思うんだけどさっぱり忘れてる。

哀しいのは、豊臣という家が、結果的に家康によって徹底的に抹殺されたことだ。この家も一夜城になってしまった。石田三成の小憎たらしい所業は、かえって秀吉の「自分の血が残ってほしい」という望みを完全に絶ってしまったことになる。だからこそ「プリンセストヨトミ」なる関西人にとっての夢物語が成立したわけですが。

クランクアップの動画が番組HPにアップされている。濱田岳と高橋一生のふたりが必死で涙をこらえているのが泣かせます。ジャニーズはネットを敵視しているのか、どんなパターンでも所属タレントの画像や動画は出てこない。いつまでこんなことを続けるんでしょう。

本日の視聴率は16%超と読みました。番組スタッフも岡田准一といっしょに剃髪したという気合いに賛同。にしてもすばらしい頭の形よね。「蜩ノ記」の居合いの切れでも痛感したけど、いい男はどこまでも……

第四十四話「落ちゆく巨星」につづく



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