邦画篇はこちら。
つづいて洋画篇。トップテンは以下のとおり。
1位「ジュラシック・ワールド」 東宝東和 95億円
2位「ベイマックス」 ディズニー 91.8億円
3位「シンデレラ」 ディズニー 57.3億円
4位「ミニオンズ」 東宝東和 52.1億円
5位「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」 パラマウント 51.1億円
6位「インサイド・ヘッド」 ディズニー 40.3億円
7位「ワイルド・スピード SKY MISSION」 東宝東和 34.2億円
8位「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」 ディズニー 32億円
9位「ターミネーター:新起動 ジェニシス」 パラマウント 27.3億円
10位「テッド2」 東宝東和 25億円
……2015年最大の特徴は洋画の復調だ。もはや若者は字幕で映画を観たりはしないのか、とまで落ちこんだ洋画のシェアも、ようやく45%まで回復している。
おととしのアナ雪のようなバカヒットが出なかったかわりに、コンスタントに10億を超す作品が登場したのは、だれよりもシネコン経営者たちが喜んだ。ひとつの作品が多くのスクリーンを占拠するより、多様な客が多様な時間帯にひきもきらずに来てくれた方がそりゃあいいに決まってる。
会社別では、東宝東和(ユニバーサル作品を委託されている)とディズニー、そしてパラマウントだけ。SONYとFOXにとっては残念な年。なにしろSONYは、本国でも「スペクター」が封切られるまで1億ドル超えの作品が一本もなかったのだから絶不調である。
1位と2位は、それぞれある程度破綻した作品。だからこそ100億近く稼ぐことができたのだろうと思う。問題は2016年で、とてつもなく出来もよかったSTAR WARSの新作が、はたしてどれくらいの数字を見せるかに注目でしょうか。うわ。もう100億超えてんのか。
世界興行成績篇につづく。