事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

ブラック・レインがわからないPART3

2016-02-19 | 洋画

PART2はこちら

ニューヨーク。大型バイクに乗った長髪の男。彼はとっぽいお兄ちゃんとバイクの一騎打ちを。当然、金を賭けている。歩行者すれすれのチキンレース。勝負は長髪の勝ち。

「お前は狂ってる!」

とお兄ちゃんは捨てゼリフ。お決まりですね。長髪のその男は刑事であり、このレースで彼が常識外れの人間であることが提示される。ついでに、金に汚いことも。演ずるはマイケル・ダグラス。「氷の微笑」と同じニックという役名はなんとかならなかったのか。

この頃のダグラスは向かうところ敵なしで、製作者としてはもちろん、俳優としても「ウォール街」でオスカーをとるなど順風満帆。ブラック・レインの脚本も、だから彼がゲットすることになったようだ。

自宅にもどるニック。殺伐とした部屋である。留守電が入っていて

「授業料が三ヶ月もたまってるわ」

別れた妻からのメッセージ。養育費も彼は滞りがち。未納家庭ですか!学校事務職員としては許しませんよ(笑)

弁護士からも

「今日はネクタイをしてこいよ」

どうやら審問が待っている様子。つまりこの刑事は公私ともにトラブルだらけなのであり、そのために体よく日本に追いやられる展開となる。

警察前でニックを待っていたのは後輩のチャーリー(アンディ・ガルシア)。上等のコートを自慢している。そしてこのコートも伏線となる。

「あんたみたいな有能な刑事を審問にかけるなんてどうかしてる」

チャーリーはニックを尊敬し、友情を感じている。ニックにとって、彼の存在は一種の救いだ。以下次号

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