第五回「窮地」はこちら。
うちの読者には歴史好きが多いんだろうか。城マニアにつづいて別の読者からもレスが。
今の真田丸のおもしろいところは、もはや戦国の後始末の部分を描いているのに、直載にそれを描かないところで、徐々に盛り上げて……
うんうん、まったくだ。
ひょうげた草刈正雄もなかなかよいですが、丹波哲郎の昌幸に今のところ軍配ですね~。学生ではありましたが、「真田太平記」にはもうもう夢中でしたから!長澤まさみももちろんかわいくてよいですが、やはり往年の遥くららがよかったです(笑)お江の「わかりまいた!」には「おっ!」と思ったし、なんかかわいらしかったんですね!上田の方言なんでしょうか?
しまった、「真田太平記」ファンだった(笑)。そりゃまあ、遥くららに童貞切ってもらえる展開にはわたしも……あわわわ。
前回の視聴率は予想よりもあがって19.0%。でもこれ、19時26分の茨城南部地震の影響もあるだろうから(おかげで19時半開始の「ダーウィンが来た!」も高視聴率)割り引いて考えないと。
さて今回は「迷走」。まさしく、誰につくかで真田家の帰趨が決する……と誰もが思う回。
北条氏政(高嶋政伸。汁かけ飯の食べ方に計画性がないだけで北条家消滅の汚名を着せられた人ね。そのシーンが最初にちゃんとありました)につくか、ストレートに織田になびいて明智に反撃するか……
わたしが真田昌幸なら、どうしたって後者にする。だってそれがいちばん楽でしょう?平成の人間ならみんなそうするはずだ。その計画が破れても誰も文句言えないし。
でも昌幸はそうしないんだなあ。彼の名が今でも名将として残っているのだから正解だとするか、長男の尽力によるものだったと判断するか、そのあたりはこの一年で語られるんでしょう。今回の名ゼリフは信繁の発したもの。
「兄よりも、才があると思っていた」
このセリフは重い。この重い言葉が、姉を守れなかった自分を慰めてほしくて、初恋の相手(黒木華)に向けて出たあたりが若くていい。ドラマとして弾んでいる。今回の視聴率は、堅調に18%台と読みました。みなさんわかりまいたか?
第七回「奪回」につづく。