PART1はこちら。
渡哲也については言いたいことがもっといっぱいいっぱいある。
日活時代のことはリアルタイムで知ることはなかったので、彼をスクリーンで初めて見たのはなんと「続・人間革命」でした。
いやわたしは創価学会とは関係ない人間だけど、映画なら何でも見るぞと高校時代に学会員から招待券を買って観たの。
監督した舛田利雄という人が昔からの関係から出てくれと彼に。日活がらみでね。
ヤクザ役で出た彼は、それはもうすげーかっこよかった。病み上がりだったんだけど。
ほぼ同時期に彼は東映で狂犬な役をやり、日テレで「大都会」を火曜9時から。メインライターは倉本聰。渋いドラマだった。神田正輝がうまければもっと楽しめたのだけれど。代表作は第8話「俺の愛したちあきなおみ」
それがPARTⅡに至って路線変更。乾いたアクションに移行。松田優作が参加したのは、傷害事件で干されていた彼の苦境を救う目的もあったらしい。実はPART1にも彼は出演していて、ラストショットは驚異的なものだった。
石原プロと日テレが微妙な関係になったのか、テレビ朝日で「西部警察」。酒田でもロケしています。ロケ隊が泊まった湯野浜の旅館には、まだそのときの写真パネルが飾ってあるのかなあ。
そしてふたたび倉本聰と組んだ「浮浪雲」などで名を上げた。こちらは視聴率はとれなかったけれども。
おそらくは、日活がスタートだったので小林旭、高橋英樹や浅丘ルリ子、そして吉永小百合などにマスコミはコメントを求めるだろう。
彼ら彼女らがどうコメントするのか、わたしも知りたい。私淑していた舘ひろしや神田正輝のは想像がつくけれども、特に小林旭は彼のことをどう考えていたんだろう。