Poco- Crazy Love
Vol.40「夢見る失楽園」はこちら。
70代の無職男性。趣味で参加している団体が、新型コロナウイルスの影響で長い間、活動を休止しています。会費を払いたくありません。
NPOの童謡コーラスサークルで、仲間と楽しく活動していました。ところが、新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた頃から、やむを得ず活動は休止となっています。
活動していない期間のうち、1か月分の月謝は無料になりました。それ以外の分についても、今後、何らかの形で埋め合わせをするとのことです。しかし、今後については、継続的に正規の金額の月謝を納入するようにとサークル側から言われました。納得できません。
月謝は会の運営のために必要なのだ、というのがサークル側の主張です。「意に沿わなければ、退会してください」とまで言われました。
なんの活動もしていないのに、無給の指導員を我々高齢者がサポートしなければいけないんでしょうか?アドバイスをお願いします。(S男)
……コロナの世の中で、コーラスという楽しみが制限されることが仕方のないことだとはご理解いただけているようです。飛沫が主な感染源だと考えれば当然ですよね。そのため、サークルの運営側はさぞや苦労しているはずです。1か月分の月謝が無料になり、なんらかの形で埋め合わせはするというのは最大の譲歩に思えます。
しかしあなたはそれを許せない。
あなた、ひょっとして道をマスクをしないで歩いている人に腹を立てていませんか。
“接待を伴う飲食業”で感染する人たちに激高していませんか。
外国人の入国を阻止したいと考えていませんか。
他県のクルマを汚らわしいと思っていませんか。
自粛警察に理解を示したりしていませんか。
現状を考えれば、わたしたちはみんな不安や不満をかかえて生きています。どこかでそれを吐き出さなくてはがまんできないのもわからないではありません。
しかし、無給で運営しているスタッフが退会をうながすような回答をするくらい、あなたは舌鋒鋭く口撃したようだ。
高齢者は若いものに守られるべき、という大前提があなたにはあるようですが、高齢者として、穏やかに若いものを支えてあげていただけないでしょうか。
本日の1曲はポコの「クレイジー・ラブ」そうかこのバンドにはジム・メッシーナやランディ・マイズナーやティモシー・B・シュミットもいたのかあ。それってロギンス&メッシーナとイーグルスの合体ってこと?
Vol.42「そばにいるだけで」につづく。