事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

麒麟がくる 第二十二回 京よりの使者

2020-08-30 | 大河ドラマ

第二十一回「決戦!桶狭間」はこちら

え、再開?NHKのアナウンスって少なかったような。まあ、あれから首相の辞任表明とかいろいろあったからなあ。現首相の治世において、確実に低下したのはNHKの価値。“信用できない語り手”なのがあまりにもあからさまに。

でもNHKには大河がある。簡単な客ですわたし。前回が桶狭間だったのでちょうど区切りはよかった。さあこれからどんな展開に?

うわ、そこへ飛びこんできたのが地元出身の眞島秀和(小泉進次郎そっくりです)のコロナ陽性報道。だいじょうぶなのかなあ。米沢に帰省しないでね眞島、とかリクエストされているんだろうな。

これから出番は減っていくのか。いやいや、光秀の娘を抱きかかえるという設定は、のちの細川ガラシャの登場を予感させる。光秀の次女であるお玉はちゃーんと後の舅になついてるのね。

さて、その細川藤孝の要請にしたがい、剣豪将軍義輝(向井理)に会う光秀。無力であることを嘆く彼に、光秀はある提案を。

越前で飼い殺しのような立場にいる明智光秀が、どのようにして歴史の表舞台に出てくるのかはよくわかっていないらしい。

脚本の池端俊策さんはそのあたりを強く意識したのだろう。家族に豊かな暮らしを提供できず、しかし志だけは高い、よく考えればこのまま埋もれていっても不思議ではない男をどう浮上させるか、うまく考えてあります。

はっきりと無名に近い存在である光秀よりも、無名そのものであるお駒の展開はドラマ的に自由。門脇麦はいつものように師匠の堺正章とケンカし、大和に向かう。なぜかというと、伊呂波太夫(尾野真千子)が大和に行くのでついて行くことにしたから。なぜ伊呂波がそうなったかと言えば、松永久秀(吉田鋼太郎)が伊呂波を口説いたときに

「だれか“みついで”おる男がおるのか?」

おー、これは“みつひで”のことかと思わせて(笑)、大和で地味なお坊さんが登場。のちの足利義昭(滝藤賢一)だ。駒は彼と出会い……なるほど。

第二十三回「義輝、夏の終わりに」につづく

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福田雄一で酷暑をしのぐPART2 「新解釈・日本史」(2014 MBS)

2020-08-30 | テレビ番組

PART1「斉木楠雄のψ難」はこちら

ひょっとしたらこうであったかもしれない(と福田雄一が考えた)日本史のエピソードの数々。すべてムロツヨシが主演しているのでどのような具合かはご想像のとおり。

織田信長は本能寺で切腹したくなくてグズグズしているし、西郷隆盛桂小五郎(木戸寛治と改名したことでひとギャグあり)の会談の場で、坂本龍馬はコーディネーターとしてまったく無能だったとか……

笑ったのは石川五右衛門の処刑前日の回で、釜茹での刑を五右衛門は熱湯コマーシャルと同じレベルでしか考えてなかったあたり。しかも釜に入っているのはお湯ではなくて油らしいと聞いて

「……から揚げ?」

あはははは。まあ、衣をつけたりしたらそれはそれで怖いけどね。

非常に濃いキャラの予備校講師、金谷俊一郎さんの解説がDVDにはついてて「そうであったかもしれない」度を星の数で採点。10回でこのドラマが終わったことをこの人がいちばん残念がってました(笑)。

PART3「聖おにいさん」につづく

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