その3はこちら。
山下智久の祖母は、自分が育て上げた孫を見ても認識することができない。そして、金銭に異様に執着している。
車椅子に祖母を乗せ、病院の売店に連れていく山下。祖母は狂ったようにお菓子を買い物かごに入れ続ける。
「ばあちゃん、そんなに食べられないだろ?」
「耕作(山下のこと)はひとりでがんばってるんだよ!がんばったらいっぱいお菓子を買ってあげるって約束したんだ!耕作はがんばってるんだよ……ばあちゃんは、こんなことしかできないんだよ」
絶句する山下。仲間たちもふたりのやりとりを遠くから見ている。
常にクールで、それまでニコリともしなかった山下は、祖母を抱きしめて泣き崩れる……ここで泣けない奴は人間じゃねえ!
こんな感じで、毎回毎回泣かせの連続。
ん、こんなパターンのドラマ、前にもあったぞ。そう「JIN-仁-」だ。あの精緻な森下佳子脚本は、ワンパターンとのそしりをおそれず、堂々の泣かせドラマを構築していた。あのテーマソングが流れると自動的に涙が流れるほど(マジ)。
さあコード・ブルーはどうだろう。脚本は林宏司。これまで「医龍」や「離婚弁護士」「ハゲタカ」などのヒット作を書いた人だ。このドラマではミスチルの「HANABI」が流れ
♪もう一回もう一回♪
で条件反射的に涙が。簡単な客だよおれはよ。
林宏司は近ごろ話題になった朝ドラ「エール」の降板劇でも有名。実は「コード・ブルー」も途中で降りているんだけどそれはまだ先の話。
シーズン1を見終えて、まだリリー・フランキーは出てこない。早くシーズン2を見なくっちゃ。ちょっと待っててね。
ということで2nd シーズンにつづく。