goo blog サービス終了のお知らせ 

事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

解説者を評定する 2021年春

2021-04-10 | スポーツ

桧山進次郎篇はこちら

コロナ禍における日本プロ野球。観客に制限がかけられているわけなので、プロ野球中継の責任は重い。

んで、解説者たちがどう変貌したかというと、あの皮肉屋の武田一浩がやけに選手をほめるようになっている以外はあまり変わってないかも(笑)

本音が聞けてうれしいです。

阪神巨人戦の解説は今中

「高橋優貴はねえ、スクリューのイメージが強いじゃないですか。でも序盤で炭谷はほとんど投げさせなかったんですよね。で、後半にどんどん投げさせて効果的だったと」

あの試合のMVPは炭谷かな。

広島巨人戦の解説は山内泰幸と谷繁。で、谷繁は広島所属だった山内にかますかます。

「広島のキャッチャーって、やたらにベンチ見るじゃないですか。あれ何の指示をうけてるんですか」

「牽制のタイミングとかですね」

「おれ、ほとんどベンチなんか見なかったなあ」

あはははは。にしても山内泰幸ってこんなに美男だったのか。

甲子園での岡田彰布の解説もすごかった。

「わたしなんかバット1本も折らずに1シーズンすごしたことあります。で、シーズン終盤はバットがどんどん重くなるんです。滑り止めがくっついて」

んもうなんでもありです(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「特捜部Q アサドの祈り」ユッシ・エーズラ・オールスン著 ハヤカワ・ミステリ

2021-04-10 | ミステリ

シリーズ8作目。とにかく量がはんぱない。ポケミスで600ページ近いといえば、ミステリファンはその分厚さを感じ取ってもらえるはず。

これだけ長くなったのは、変わり者だらけの特捜部のなかでひときわ不思議な存在だったアサドの過去が明かされるのに加え、サムライフリークのオタク(トシローと自称)が無差別テロに走るのを阻止できるかのサスペンスで引っ張るからだ。

この、アサドの過去が壮絶。彼がなぜ語学に堪能なのか、なぜ体技にすぐれているのか、納得。そしてなぜ過去を語りたくなかったかも。

前面に出てはこないけれども、背景で大きな存在なのはサダム・フセインだろう。

イスラムへの偏見、あるいは性別への思い込みまで利用してミステリとして上等。にしても長い。けっこう読むのが速いつもりのわたしですら十日もかかってしまいました。

「カールの罪状」につづく

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする