第22回「越前の出会い」はこちら。
昨夜はこの大河を見終えて、気を失うように、っていうか本気で気を失って寝てしまいました。
朝5時からアメリカシロヒトリの防除。8時半から農水省の補助金がらみの花の植栽。そして畑の草刈り、午後はお寺の役員会。続いて、ああ6時のBSオンエアには間に合わないなあと思いながらも玉ねぎの収穫。
久しぶりに総合のオンエアを見る。視聴率がアップしているのはみんな玉ねぎの収穫をやってるから?(笑)おかげで妻といっしょに見る。見終わって呆然。
「すごいわねえ」
「うん。すごいな」
まひろ(吉高由里子)をめぐる三人の男たち。藤原道長(柄本佑)、藤原宣孝(佐々木蔵之介)、周明(松下洸平)。それぞれの関係が変容していく。
周明には日本人だった出自を隠す動機があったし、道長と宣孝にいたっては
道長「わたしには妻が二人おりますが、心は違う女を求めております」
宣孝「わしには3人の妻と4人の子がおる。されど、お前と会うと違う世界が垣間見える。都に戻って来い。わしの妻になれ」
う、うらやま……じゃなくて、お前ら現代だとワイドショーで一刀両断だぞ。にしても、この回のために佐々木蔵之介はこれまで、気のいい遠い親戚を軽く演じてきたわけだ。さすがだ。
この怒濤の展開がラスト10分に。おそるべし大石静。タイトルの叙情性もうまい。越前と京都は近いことがつくづく。
そしてわたしの「道長の正妻になれないから妻になんないんじゃなかったんだっけ?」に妻は
「(紫式部も)オトナになったのよ」そうなの?もう一ひねりあるような気がする。あーまだ眠い。
本日の画像は「アフタースクール」
大泉洋と佐々木蔵之介と堺雅人の共演。こんなぜいたくなキャスティングの映画があって、しかも公務員にだってつらいことがあると(あ、ネタバレ)
第24回「忘れえぬ人」につづく。