しまった。と思いました。いくら大好きな木村拓哉主演作とはいえ、これってタロジロの話じゃないですか。つまりは犬の話。そして犬が苦労したり死んだりするお話。
ダメなんですよわたし。およそ耐えられない。だからあの「南極物語」すら見ていないというのに。そしてわたしは、あの自由な獣である猫にも今ある理由で泣きたくなっている。
でもオトナだから我慢して見続ける。南極観測が、敗戦国日本の誇りをとりもどす象徴になっている。演じているのはキムタクの他に半沢直樹そのまんまの堺雅人、昔は日曜劇場の真裏であぶない刑事だった柴田恭兵、「JIN」のオンエアが終わったばかりの綾瀬はるか、不思議な雰囲気を持つ大学教授に香川照之と豪華なことだ。
そして苦労したであろうロケ画像、いったいどうやったんだ犬の演技……TBS開局60周年記念番組として気合い入りまくり。VFXは曽利文彦だし、演出はエースの福澤克雄、ナレーターは奈良岡朋子でテーマソングは中島みゆき!金かかってんどー。
でもね、でもね、結果的には犬殺しのお話じゃないですか。ちょっとつらい気持ちで見終えたのでした。犬はかんべんしてくれー。(猫もね)
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