事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「夢でもいいから」亀和田武著 光文社

2021-10-12 | 芸能ネタ

倶楽部亀坪」(坪内祐三との共著)「夢でまた逢えたら」などでその交友の広さに驚愕させられた亀和田。学生運動から自販機ポルノ雑誌の編集、テレビ司会者などを経てコラムニストとして現在に至る。きっと、いなければならない場所にきちんといた人なのだと思う。

今回の中心は司会者として活躍していたころ。毎日出ていると、さほど高くない出演料でもまとまってドカンと振り込まれて驚くほどの額になったらしい。ただし、フジテレビでの仕事は楽しかったが、テレビ朝日のスーパーモーニングはきつかったそうだ。なにしろ終わってから連日長ぁい反省会があるそうなので。いま、羽鳥もたいへんなのではないかと同情している。

尾崎豊を取材したときのこと。彼の本音を引き出している。

「高校は青山学院高等部に入学した。これが大きな選択ミスだったんですと、彼は静かな声で語り始めた。」

自衛官の息子が、お坊ちゃん学校に入ってしまったのが間違いだったと。

「あ、尾崎?ダチですよ。マブダチといっていいくらい。六本木のディスコで、よくいっしょにツルんで遊んでましたよ」

こういう蓮舫のようなタイプこそ青学(笑)。

他にも川上麻衣子との友情をからめたA子という女優(どう考えても可愛かずみなのだが)の自殺の話、馳浩が山田邦子にプロレス番組でぶち切れた話の真相、三谷幸喜が番組の打ちあげでカラオケで熱唱した歌など。渋い。


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