Culture Club - The War Song (HD)
第39回「栄一と戦争」はこちら。
年末。大河ドラマは終末を迎える。赤穂浪士は討ち入りを果たし、竜馬は暗殺され、本能寺では信長が舞うのである。季節感とはこれだ。
これまで描かれてこなかった時代の「青天を衝け」では、たくさんの登場人物がフェイドアウトしていく。
渋沢喜一(高良健吾)は栄一との子ども時代の回想とともに。もっとも幸福な退場かもしれませんね。
嫡男の篤二(泉澤祐希)は廃嫡(死語)され、その長男の敬三が後継ぎとされ、栄一は頭を下げる。この選択は結果として正しかったわけだ。
伊藤博文はご存じのような形となり、そして徳川慶喜は……
「いつ死のうかと思っていた」
というのは本音でしょう。英邁な彼が徳川三百年を終焉させた重みを感じていなかったはずはないし、その重みに耐えた彼の長寿は確かに気が遠くなる。徳川の将軍のなかで最も長く生きたという皮肉。草彅剛の老けメイクと演技はすばらしかった。
渋沢栄一はアメリカで
「NO WAR」
と主張する。それが彼の本気だったかはうかがい知れないけれども、日本人がそう主張しなければならない時代だったのは確かだ。移民としての日本人を守らなければならない時代。大森美香さんが何を言いたいか、はっきりしていました。来週は最終回。
本日の1曲は戦争反対をここまではっきり歌い上げたのか、とびっくりなカルチャークラブの「THE WAR SONG」最後まで聴いてね。
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