そうか眞島さんが亡くなったのか。松山軒の店主ね。ビートルズ世代ど真ん中だからかマッシュルームカットだった。
松山の中学校(っていうか1校しかなかったけど)に勤務していた7年間、松山軒のラーメンをひたすら食べ続けた。特に「乳味噌(ちちみそ)ラーメン」ってタイトルは秀逸。
出前をとるとスタンプがひとつもらえるルール。12個(だったかな)たまると1回タダになる。
「じゃあマシマさん、おれは安いラーメンでスタンプ貯めて、ほいでタダになるのは冷やし中華(高いっす)でいい?」
「やめろよー」
そうなるよな。
松山には松山軒と四十番という高名なラーメン屋が両立。わたしが人事異動で行く時には
「松山って、どんな町なの?」
「まんじゅうがうまい」
「蕎麦もうまい」
「ラーメンもレベル高い」
要するに人事は食い物で決まったってこと。そして以降、松山軒の濃い味のラーメンをいただくことになる。
で、松山では、松山軒から出前をとる職場と、四十番から出前をとる職場がはっきりと決まっていたの。まあ、たまに変わったりするのが大笑いなんだけど、両方を受け入れるのは旧松山町役場でした。
わたしが松山中(あ、言っちゃった)を出るとき、スタンプは運悪くまだ2個しかたまっていなかった。
「うっわー。これ惜しかったな(笑)」職員室で。
「なに言ってんだ。タダでいい。食え」
ありがとうマシマさん。
松山軒が閉店してからはずいぶん経つ。画像は四十番。ピンぼけですみません。ここの親父さんも先日亡くなった。色々と考える。これだけは言っておく。松山町のラーメンは、レベル高いんだ。
さわぐち篇につづく。
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