邦画興行収入篇はこちら。
つづいては洋画興行収入篇。
1 アナと雪の女王2 127.9 WDS
2 アラジン 121.6 WDS
3 トイ・ストーリー4 100.9 WDS
4 ライオン・キング 66.7 WDS
5 ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 65.7 WB
6 アベンジャーズ/エンドゲーム 61.3 WDS
7 ジョーカー 50.6 WB
8 シュガー・ラッシュ:オンライン 38.6 WDS
9 スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム 30.6 SPE
9 ワイルド・スピード/スーパーコンボ 30.6 東宝東和
……お分かりだろうか。トップ4まですべてディズニー。10本中6本がディズニー。おまけにアナ雪2はまだ稼いでいるし、STAR WARSは今年のカウントだ。どれだけ稼いだのかって話。
しかし不思議に思わないですか。どうして2019年にディズニーはこれだけのラインナップを用意したか。まともな経営者なら、何本かは翌年まわしにしたはずだ。この正月だってアナ雪とSWはかぶっているし。
評論家の大高宏雄(キネ旬の彼の連載は最高だ)さんが卓見を。むちゃくちゃに豪華な作品を集中的に公開したのは、ネット配信事業がいま勝負どころだからだと。Netflixやアマゾンプライムにディズニープラスが勝つために、なりふりかまっていられなかったという予測。
だから実は2019年は映画人口が1億9千万人まで復活しためでたい年ではあったけれども、ピークはあの年だったよなあ、という事態も十分に考えられるわけ。
シネマコンプレックスは、田舎でスタートした。大型ショッピングセンターに併設されるのがおなじみの形。しかし現在は都市型シネコンが隆盛。動画配信がもっと普及したとき、郊外型シネコンが果たして生き残れるのか、という話でもある。にしても、名門パラマウントの作品が一本もないとは……
次回は北米興行収入篇。
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